072:フェアレディZ300ZX 2S (’90.02 CZ32 4AT 03.05-06.10 3;05)
赤いZ32は好きな車ですが、縁がないのか今は残っていません。この車はネットオークションで競争無しの安価な落札でしたが、当然安価な訳がありでエンジンのカム音が大きく油圧表示がゼロを示すなど、走るのが怖いような車でした。車検が切れていたので役場から借りた「仮ナンバー」で移動していた走行中、突然エンジン回転停止となりあわてずに路肩に停止、予想していたことが起きてしまいました。火花発生用の「パワートランジスタ」(パワトラ)が熱でギブアップしたのです。そのまま2時間ほどボンネットを少し開けて(大きく開けていると恥ずかしいので)パワトラが冷えるのを待ちます。冷えたら何事も無かったようにエンジンが掛かり走行可能です。多分こんな事を何回も繰り返すとパワトラは回復しなくなると思います?。Z32の弱点の一つであり後期型のパワトラには改良が加えられたようです。自分で改良型に変更することは可能ですが、新品を買うとこの車の購入価格ほどしますので手が出せません。仕方がないのでこのままのパワトラを現在よりも涼しそうな場所へ移動することを考えて実施しました。すき間の少ないエンジンルームですから制約はありますが、とりあえず移動した場所は簡易温度計で実測10度ほど下がりました。この施策は他のZ32へも実施し、その後パワトラによるエンストは起きていません。(都合3台のZ32で各1回ずつ計3回パワトラギブアップを経験しました。) この車は代わりになる別のZ32を入手したため売却しました。ターボ付きのZ32は貴重だったのですが・・・。
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