063:シルビア Ks (’89.01 S13 4AT DM SR 01.03-02.07 1;04)
この自分の「百名車」ベスト3のうちの一台がこの車です。しかし、「S13型シルビア」であればどれでもペストな訳では無く、この車が良かったのです。ク゜レードは最上でサンルーフ付き、外装色が気に入っており内部も汚れやヘタリも少なく、整備もしっかりとされた中古車としては良い状態だったのです。なんと云っても好きだったのは「フロントウィンドーディスプレイ」です。自分はこの車で初体験です。運転中フロントガラスの中右にデジタルでスピードが表示されるのが楽しくて仕方がありませんでした。ただ右側の表示は目線と少し離れるのが難点でした。(クラウンの同機構ではフロントガラスの中央下に表示される)ニッサンの車がそのデザインを画期的に改善して良くなったのがこの「S13シルビア」だったと思います。当時ニッサンは販売が低迷し売れるはずのスカイラインさえ悲惨な成績になっていたのですが、このシルビアで底から上昇し始めたと思います。今思うと、このシルビアが出なかったらニッサンは無くなっていたのではないかとさえ思っています。そして幸いだったのは車の品質は落とさずにすべてに革新出来たことではなかったかと思っています。S13シルビアはバランスの良い車です。後継車はスポーツ系に振りすぎたのではないでしょうか。ピークはこの型のシルビアになってしまったようです。残念ながらこの車は自損事故で亡くしてしまいました。同様な車をその後探して買ってみましたが、これほどの玉には会えていません。

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