056:クラウン3.0 ロイヤルサルーン (’87.09 4AT GS137 00.01-03.05)
当時の最上級クラウン・ロイヤルサルーンですが、古くて長距離を走ったクラウンはいかにも年老いたおじいさんの感じです。「048:ソアラ」と全く同じで、薄汚れており、シートもヘナヘナです。走行や操作機能には問題はありませんが、いかにも長期間使用し続けた跡が付いていてがっかりです。当然と云えば当然なのですが高級車にはあこがれに答えてくれる優雅さみたいなものが新車の時はありますが、これを今やすべて失ったと思われる状態です。ライバルだった「セドグロ」の上級車ではこのような印象はあまりなかったと思います。その理由はやはり車室内の色使いとシートの違いのように思います。このクラウンの内装は茶色が基調ですが、明るい部分は汚れが目立ちます。灰色基調では汚れがあっても目立ちにくいのです。セドグロのシートは古くなってもあまり柔らかくならずスレも目立たない素材や造りのような気がします。シート単体の重さも違うように思います。ただ、さすがはクラウンと思われる洗練された姿や快適さ、装備や燃費の良さなどはライバルを圧倒しており、新車のクラウンはやはりあこがれの車ではあります。デジタルメーターは秀逸ですしオートドライブやナビシステムも良かったです。

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