052:セリカ2000GTR (’86.07 ST162 4AT DM 98.05-02.09 4;04)
トヨタは新しいコンセプトの商品を上手に他社より早く出すことにより、競争にもまれることなく販売していたと思います。これまでのハッチバック(HB)型は後端がほぼ前端と同じ高さでしたが、このセリカは前端に比べて後端を高くした前傾姿勢をとった最初のHB車ではなかったかと思います。その後のすべてのHB車はライバル社を含めこのようなスタイルになってしまいました。慣れとは恐ろしいもので、古いHB車を今見ると前より後ろが下がって見えてしまうのは自分だけでしょうか? この車は動力性能などは並ですが、デジタルメーターは秀逸と思い買ったものです。車体は「流面形」とキャッチコピーされてカタログに載せられていましたが、自分はデジタルメーターこそが「流面形」と呼ぶににふさわしいのではないかと思っています。ただ、このようなスタイルのデジタルメーターはその後使われていないようですので、一般には好評では無かったか欠点があったのかもしれません。メーターはしっかり保管していますが、車体は当時のトヨタ車らしくボロボロに腐ってしまい廃棄しかありませんでした。

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