015:スカイライン2000GT−EX (’84.04 HR30 4AT 93.03-94.05 1;02)
これまで乗った車の中で一番速いと感じた車です。エンジンは「L20ターボ」ローレルなどと同じでしたが、味付けが良かったのです。アクセルを半分ぐらいまで踏むとすかさずオートマチックトランスミッションが一段ギヤを下げてタイヤに大きなトルクを伝えるように仕組まれていたのです。排ガス53年規制から数年してL型エンジンも完成の時期に来ており、スカイラインということもあってオートマでありながら他の車より前に出られる仕様になっていたものと思われます。いわゆる「ドッカンダーボ」というやつで、アクセルを踏むとどこまでも上昇して行く感じはその後のターボ車には無い心地よいものでした。ただ、この頃の車体はやはり錆びやすく8年も経っていたので錆びだらけのうえ、塗装の傷みがひどくてみすぼらしい状態でした。この車はたった1ヶ月間だけの運転で終わった自分が乗った車で一番短い使用期間でした。自分が最も好きな「フロントマスク」がこの車です。

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