山行・講習後記 2009    お知らせ
 2010年以降はブログに移行しました。
12月26日(土)〜27日(日) 八ヶ岳・広河原沢クリスマスルンゼと左俣

クリスマスルンゼ

中央アルプス
今年最後の週末は八ヶ岳・広河原沢に行きました。初日はクリスマスルンゼ。昨年に比べて今年のほうがやや氷は発達しているようです。
真ん中のライン2本ほど登りました。
翌日は左俣へ。左俣は手ごろな滝がいくつもでてくる初級者向けのアルパインルートです。
谷自体も明るく開放感があり、登るにつれて御嶽山、中央アルプスなどが見られます。順調なペースで登りつめ、最後の大滝を登って同ルートを下降、下山しました。
1年間、山にも皆さんにもお世話になりました。良いお年を!
12月21日(月)〜23日(水) 甲斐駒ケ岳・黄蓮谷左俣

八ヶ岳遠望
七丈小屋からアタック形式で黄蓮谷左俣を登ってきました。
しばらく黄蓮谷には人が入ってなかったため、ラッセルを余儀なくされましたが、天候に恵まれ素晴らしいアルパインルートを堪能できました。
またしても七丈小屋の田部さんにはいろいろお世話になりました。この場を借りて再度お礼申し上げます。
それにしても甲斐駒は山が大きく体力のいる山ですねえ。
12月19日(土)〜20日(日) アルパイン教室「雪山登山」 北八ヶ岳天狗岳
この冬一番の寒気 アルパイン教室の冬期シリーズ「雪山登山」の第1回目を、北八ヶ岳の天狗岳周辺で行いました。今回は今年一番の寒気に見舞われ非常に寒く、風も強かったです。初日は黒百合ヒュッテまで入山し、読図や雪上歩行の練習を行いました。翌日は天狗岳を目指しましたが、寒さと風で途中までとしました。下山は高見石経由としましたが、膝下ほどのラッセルを余儀なくされました。
快適な雪山入門ではありませんでしたが、雪山で自分の身を守ることの大切さを体感できたのではないでしょうか。まだまだいろいろなことを学ばねばなりませんが、何事も経験です。頑張りましょう。
12月16日(水)、17日(木) 海金剛・スーパーレイン

核心のひとつ先人クラック

「目指せ海金剛シリーズ」としてクラックの講習を数回行ってきましたが、いよいよ本番です。
16日は曇りがちながらまずまずの天気。平日ということもあって他にパーティーはなし。
スーパーレインは5.8から5.10前半のグレードが連続する好ルートです。
クラックの基礎技術を習得し、普段からクライミングをやっていないとけっこう苦労します。
参加された方々はクライミング歴はまちまちですが、このところクライミングを集中してやってこられています。
核心部では苦労されていましたが、クラック練習の成果をいかしてなんとかクリア。終了点に到りました。
17日も参加者が変わってのスーパーレインです。この日は天気はよかったものの風は冷たかったです。
やはり奮闘的なクライミングでこなして終了点まで達しました。
参加されたお一人がおっしゃるには、「難関が次から次へとお化け屋敷のようにでてきた」そうです。
なるほど何となくわかりますが、皆さんよく頑張りました。お疲れ様でした!
12月12日(土)〜13日(日) 春日渓谷アイスクライミング講習

アイススクリュー実験
アイスクライミング入門講習会で、今シーズン初アイスでした。12月に入っていもなかなか冷え込まないので、アイスができてるか心配でしたが、八ヶ岳は登れると聞き、春日渓谷に入ってみることに。春日温泉からの林道は通行止めのため、蓼科スカイラインから回りました。
期待した氷のできは如何に・・・・・残念ながらイマイチ!
初日は春日ルンゼF1、二日目はアソシエーツルンゼなどを登りました。これからの冷え込みを期待したいところです。

12月10日(木) 【アルパイン教室】 机上講習「雪山登山の準備、雪上歩行、生活技術(基礎)」
アルパイン教室2009後期の第一回目です。前段では今年の夏のヨーロッパアルプス登山ガイドの報告会も行いました。
机上講習は雪山入る前の装備などの準備と、基礎的な技術を資料とモニターを使って説明。今月の北八ヶ岳での講習で実践を行います。
12月5日(土)〜6日(日) 湯河原幕岩クライミングと忘年会 

桃源郷

正面壁
ジャンケン大会

押入れに眠っていたクライミンググッズ
を持ち寄ってのガレージセール
ひと足早く、今年一年の締めくくりで忘年会をしました。昨年に引続いての2回目の開催です。お客様が集まってくれるかドキドキでしたが、定員一杯、満員御礼14名の方にご参加いただき嬉しい限りです。遠くは新潟から5時間かけてご参加いただきました。
土曜日は人気エリアの桃源郷とアリババの岩場へ。予報で11時頃から雨だったせいかクライマーが少なく、天気も14時までもってくれて予想以上にたくさん登ってもらえました。日曜日は、夜間の大雨がうそのような青空。さすがクライマー、忘年会の二日酔いもお疲れもなく、夕方までしっかり登りました。
忘年会は湯河原のロッジで、以前湯河原に住んでいた土地勘で買出しもスイスイ。お酒、手作りお菓子、超美味しいスイーツ等々たくさん差し入れもただきました。メインイベントのジャンケン大会(景品はアメリカで仕入れてきたクライミンググッズなど)と、ガレージセールでは熱く燃え盛り上がりました。、デナリ、助っ人クライマーのN氏、忘年会の準備を手伝っていただいたお客様Aさん、ご協力ありがとうございました。是非、来年もご参加ください。
12月1日(火)〜2日(水) 城ヶ崎クラッククライミング講習

ファミリーエリア


マザー・クラック ケーヴで一休み

フナムシロック
目指せ海金剛・スーパーレインの最終講習です。予定では1日だけでしたが2日も追加しました。1日はファミリーエリアへ。卒業検定というわけではありませんが、ファザー・クラックとブラザークラックのクラック部分は登りたいです。
2日はフナムシロックへ。やさしいグレードのルートをクラック登りに納得がいくまで登りこみました。クラックがカーブしてたり、フレアしてたりと課題につきません。「クラック限定、クラック以外のホールド・スタンスは使わない」と自主目標をたててがんばっていました。しめにトライしたフラッシュ・ダンス(5.9★★★)は、効きにくいクラックで力を残して上部を思いっきったムーヴで登りたい面白いルートです。
11月28日(土)〜29日(日) 城ヶ崎クラッククライミング講習

フナムシロック




あかねの浜 カーム・フライデー(5.10b★★★)



土曜日はフナムシロックに行きました。ものすごく暖かく、日なたでは登る時は半袖でちょうど良いくらいでした。台風の影響か波が高く、お隣のパーティは高波に足を濡らすハプニングも。5.8〜5.9 のルートでハンドジャム・フットジャムの基本練習、「効き」を確認。
宿泊は富戸の民宿。講習前に駐車させてもらいにいくと、朝ごはんの干物を焼いたいいにおい・・・夕食を期待できる。夕焼けの空の下、一日の成果をワイのワイの話しながら坂道を登りお宿へ、お風呂もgood、そして晩ご飯。伊豆での食事イメージを裏切らない豪華な海の幸。船盛り、金目の煮つけ、カマスの塩焼き、カニ、汁物にもお魚の魚尽くし。食・酒・会話が進みました。

日曜日は天気予報では夕方から雨とのこと。朝起きてカーテンを開けると、沖合には大島が雲の合間には朝焼けも眺められる、日中は雨が落ちてこないことを祈りながらあかねの浜へ。5.7から5.10bまで各々、楽しめるグレードのクライミングを夕方まで楽しめました。あかねの浜の三つ星ルート、カーム・フライデー(5.10b)にもチャレンジ。出だしの凹角〜スラブ〜右トラバースが難しかった!お疲れさまでした。
11月26日(木) 天王岩クライミング講習

蜃気楼(5.10b/c★)の核心ハング越え

弁太郎音頭(5.10b/c★★★)の核心
アンダーからガバをとる
珍しく全員男性の講習となりました。クラックジョイ、蝉しぐれ、涅槃の風、弁太郎音頭、ノーリーなどのルートを登りました。どれもワンポイント核心がある面白い、闘魂をくすぐるルートです。静かな男の戦い(自分との)でした。
11月24日(火)〜25日(水) JAGU研修
JAGU のガイド研修を湯河原幕岩で行いました。
今回は岩場でのショートロープの研修を行い、人が落ちたらどのくらい衝撃がかかるか、またどのくらいの衝撃まで耐えられるかなど計測器を使って検証しました。また確保支点が取れない場合の有効な確保方法などの意見を交わしました。
11月23日(月・祝) つづら岩リードクライミング講習

ルートの確認

2パーティの間に入ってレクチャー

バックアップの確認
連休最終日はつづい岩でリードクライミング講習でした。支点の取り方、アンカーの作り方、フォローの確保を確認して、2パーティにわかれて登りました。どの支点を使うとロープが流れやすいか、クリップするときのカラビナのゲートの向きは適切か、懸垂下降時のバックアップの方法は正しいか…などなど、日頃気になっていたことを尋ねてもらいながらの講習で充実した内容になりました。
11月22日(日) 越沢バットレス

紅葉が綺麗でした
連休二日目は越沢バットレスです。昨日とは打って変わってどんよりした曇り空。天気予報では夕方まで雨は降らないようなので行くことに。雨が降らない予報もあたりましたが、12〜1月上旬並みの気温という予報もあたって寒い一日でした。せっかく奥多摩まで来ていただいたので、登れてよかったです。お疲れさまでした。
11月21日(土) 二子山中央稜

中央稜
3連休の初日は二子山へ行ってきました。10月下旬の予定が雨で延期になっていたので、お天気に恵まれて良かったです。中央稜のシーズンもそろそろ終盤、我々の他にも2パーティほど取りついていました。先に行かせていただいたパーティの方ありがとうございました。


11月16日(月)〜20日(金) 屋久島慰安旅行

モッチョム岳

平内海中温泉

篠原ガイド


棚橋リード(登攀者は杉坂ガイド)


山頂(杉坂ガイドと棚橋)

モッチョム岳から臨む
11月中旬、ガイド仲間3人で屋久島に行ってきました。屋久島の岩山モッチョム岳のクライミングが目的です。
今回の屋久島ツアーは5日間。仕事の合間を縫って月曜日出発、金曜日帰りとしました。パートナーは同じJAGUの篠原さんと杉坂さん。月曜日と金曜日は移動に時間がかかるので実質の登攀可能日は3日間。雨が多い屋久島で何とかクライミングを満喫したいとの思いで3人は東京を後にしました。
実のところ僕は屋久島は3回目、先の2回はテレビ撮影の仕事で宮之浦岳に登ったり、宮之浦川の遡行などをおこないました。といっても10年くらい前の話。プライベートでは始めてで、久しぶりの屋久島にワクワクするのでした。
11月16日屋久島に着いたらまずは雨。とりあえずレンタカーを借りて宿に行き、民宿に入る。近くに温泉があるというので温泉に行きビール。慰安旅行はやっぱりゆるくないといけません。そこのところをちゃんと理解しているガイド3人です。

翌17日も雨。停滞+観光として本屋で資料を集めたり、平内海中温泉に行ったりして過ごす。

18日、天気がよくなったので早速モッチョム岳のクライミングルート・屋久島フリーウェイを登りに行く。モッチョム岳には何本かのクライミングルートがあるが、もっとも快適ですっきりしているという。全12ピッチ最高グレード5.10d。なかなか面白そうだ。
アプローチの踏み跡の急登を1時間ほど登って岩場の取付きへ。思いのほか壁が濡れていそうなのでしばらく様子をみるが、とりあえず出発する。
3人なので4ピッチずつ交代で登る。やはり昨日までの雨のためかところどころ濡れた部分があってけっこう悪い。それでも苦労しながら篠原さんが4ピッチを切り抜け次は僕の番だ。中間4ピッチを受け持つ。
あろうことか、この4ピッチが激ワル! ほとんど濡れた壁の登攀となってしまった。しかも部分的には古いRCCボルト! マジすか!?。 濡れたクラック、濡れたスラブを泣きながらリードしてなんとか杉ちゃんにバトンタッチ。もう勘弁してくださいって感じ。
上部4ピッチを杉ちゃんがこなして実質の登攀は終了。100mほどヤブをこいで山頂に飛び出た。やれやれ登攀に8時間ほどかかってしまった。下山は登山道を降り車に帰り着いた。

19日、数ピッチの千尋の滝の側壁のスラブルートを登るべく出かける。しかしながら取り付きまでの一枚岩のトラバースが悪い。へたしたら川にドボンだ。壁の上部も濡れている。登攀を諦め、観光&温泉&宴会となる。

20日、くもり/雨 帰京
ゆるくしかし時にピリリとした屋久島慰安旅行でした。

番外PHOT 下宿部屋ですかっ?!
11月15日(日) 読図講習〜奥多摩〜

現在地を特定しながら



周囲の地形を確認

高度計は重要アイテム
4日ぶりの秋晴れ、10月中旬頃の気温ということで、山歩きには最適の気持ちのいい一日でした。ハイカーで賑わう駅で集合して、本日のルートを確認後、出発。リーダーは講習生の方に順番に務めていただき、地形が変わるところや目標物で現在地を確認しながら歩きました。何度も立ち止まって確認をしたので、徐々に地図読みにも慣れて現在地の特定も早くできるようになりました。講習の最後は地図上で目標物を決め、コンパスを合わせて下山。みんな無事に目標物の下で会えました。頭も体も心地よく疲れた、充実の一日でした。楽しかったです、ありがとうございました。(記:Emi)
11月14日(土) 日本山岳会主催 バックカントリー講習会「ロープワーク」

ロープの結び方

負傷者の梱包

負傷者の搬送

バックカントリー滑走時に仲間が負傷したら・・・救助機関まで搬送するために必要となる負傷者の梱包の仕方、自己確保の仕方の講習を行いました。1月には実践で雪崩に遭遇した時のセルフレスキューの講習を栂池で行います。[写真提供:スタッフNさん]
11月13日(金) クライミングジム・ノーズ クライミング講習
水曜日からの断続的な雨で今日の天王岩クライミング講習は中止に、相模原にあるクライミングジム・ノーズで講習を行いました。お客様はおひとりだったので、のんびりムードながら、5.7のルートからグレードを上げていき最後は5.11bのルートにもチャレンジしました。私たちも楽しませていただいちゃいました、ありがとうございました。
11月11日(水) 「読図」机上講習
1年に1回行っている「読図講習」も3回目をむかえました。2回目の受講のお客様もいらっしゃり嬉しい限りです。私は3回目の受講でしたが、一年経つとすっかり忘れている部分が多く「・・・あぁ、そうだった。」と聞いているうちにあっという間に講習が終わってしまい、講習風景の写真をとるのをすっかり忘れてしまいました。今回の“目から鱗”はプレート式コンパスには、1:25000用(1km=4cm)、1:50000用(1km=2cm)それぞれ地図上で1kmを図りやすいように目盛りが打ってあること。そんなことも知らなかったの!!笑われてしまいますね。実践講習では落ちこぼれないように頑張ります。(記:Emi)

11月10日(火) 有笠山クライミング
今日はお休みだったので、有笠山へ行ってきました。かぶったルートでジムっぽくて面白かったです。紅葉も綺麗でした。(デジカメを持って行ったのに、メモリーカードが入っていなくて。。。残念)

11月9日(月) 太刀岡山左岩稜

クラックとフェースのルート

最終ピッチ5.8のフェース
この秋2度目の太刀岡山・左岩稜に行ってきました。
平日ということもあって左岩稜にとりついたのは我々のみ。
下部メインエリアで軽くアップした後、取付きへ。
下部3ピッチはクラックの経験がないと手強く感じますが、その後のナイフリッジは高度感と相まって快適です。
この日は10月並みの暖かさで、クライミングには最適な気候でした。

11月7日(土)〜8日(日) 甲府幕岩と兜岩クライミング講習

甲府幕岩・HIVE5.10a



甲府幕岩・バルタン5.9

兜岩・
今週末は爽やかな秋晴れで、クライミングは半袖でちょうど良い暖かさでした。土曜日は甲府幕岩、日曜日は兜岩へ行きました。甲府幕岩は大盛況、平日にしか行ったことがなかったのでビックリ。5.9 〜5.10cのフェースとクラックルートを登りました。HIVEは22〜23m位と長く、ホールドも大きく爽快なルートです。是非登っていただきたい一本です。
翌日の兜岩は、打って変わって静かな岩場でした。やさしいルートが多い大手門エリアは、岩の高さは15mほどでしょうか、長いルートは少ないですがスラブ、フェース、ハング、クラックと多様なクライミングを楽しめます。帰りがけに見た夕映えの富士山が綺麗でした。
11月5日(木) 三ツ峠マルチピッチ

亀ルート
個人ガイドで三ツ峠のマルチピッチへ。平日ということもあって他にはクライマーはゼロ。
中央カンテ、亀ルート、草溝ルートなど3本登りました。
少し肌寒かったけれど雪をかぶった富士山をバックに、気持ちの良いクライミングをすることができました。
11月3日(火)妙義・星穴岳

射抜き穴への懸垂

むすび穴
日帰りで久しぶりに星穴岳に行きました。稜線より射抜き穴、むすび穴に降り立つのは、に登山というより冒険に近いかもしれません。
中之岳神社から西岳〜星穴岳と縦走し、空中懸垂で射抜き穴へ。その昔武将が弓を射って開けたという直径2mほどの穴に降り立つ。さらに45mの懸垂をしてしばらく登り返すとむすび穴(直径10m、おむすびを投げて開けたと言われる)に。
山の稜線がすっぽりくりぬかれているというのも面白いですね。
この日は今年一番の冷え込みでしたが、風もなく、日なたは暖かくて秋の妙義山を堪能することができました。
11月2日(月) 城ヶ崎クラッククライミング講習


フィンガーを決めたいファザー・クラック

ファザー・ブラザークラックの上部は
クラックで力を使った後にはしょっぱい


湯川での講習の予定でしたが、長野方面は天気が良くないので城ヶ崎に変更しました。重たげな灰色の雲の下、城ヶ崎に向かう車中では、伊豆は雨が降っていないか?岩が濡れていないか?ドキドキでしたが、時おり薄日もさしてまずまずのコンディション、ありがたい!「目指せ海金剛」の3回目の講習でもありましたが、今までの湯川、小川山とはまたちがったタイプのクラックに「足は痛くないけど、ハンド・フィンガージャムが決まらない!」と奮闘しました。
10月31日(土)〜11月1日(日) 佐久の岩場と小川山クライミング講習

佐久の岩場

小川山・おむすび山スラブ
土曜日は佐久の岩場に行きました。フェースルートとクラックのルートにも触ってみました。
日曜日は小川山に移動。午後は天気が崩れるという予報でしたが、夕方まで晴天・ポカポカの陽気でラッキーでした。今シーズン最後の小川山でのクライミングを楽しみました。キャンプ場も来月上旬にはクローズになるようです。
10月30日(金) 甲府幕岩下見
久しぶりに甲府幕岩に行ってきました。他に誰もいなくて静か、カサカサと落ち葉が落ちる音、時折鹿の鳴き声が響きわたるなんとも平和な雰囲気。岩も乾いていてなんとも贅沢。11月に講習をやるので、5.10くらいのルートをザクザク登ってきました。

10月29日(木) 日和田山クライミング講習

南面



松ノ木ハング

女岩


6月以来の日和田山での講習です。ポカポカ陽気で気持ちが良かったです。我々を含めて5パーティと平日でも盛況でしたが、人気ルートは譲り合って、いい感じに回りました。
今日はお客様2名、宿題だった「松ノ木ハング」を片づけられたり、久しぶりのクライミングに奮闘されたりと少数精鋭で盛り上がり楽しかったです。ありがとうございました。
10月27日(火)〜28日(水) 小川山・岩根山荘アイスキャンディ作製
JUAGUのガイドで、今年初めて岩根山荘にアイスキュンディーをつくりました。高さ13m程あるかなり立派なものです。氷がつくのが楽しみです。

料金など詳細については岩根山荘へ直接お問合せ下さい。
10月24日(土) 太刀岡山・左岩稜
近年、開拓+整備された太刀岡山のマルチ、左岩稜はクラックとナイフリッジというユニークなルート。最初の3ピッチのクラックをこなすとあとは快適なリッジクライミングが楽しめます。
1ピッチめのクラック5.9がちと手強いが、短いので気合で(?)こなしましょう。秋の1日を遊ぶにはお奨めのルートです。
10月22日(木) 赤岳鉱泉アイスキャンディー作製
晩秋の恒例、八ヶ岳・赤岳鉱泉のアイスキャンディーの足場組みに行ってきました。この日はガイドなどお手伝いが20人ほど。今期のキャンディーもなかなかのもんですよ。
写真:日本プロガイド協会 笹倉ガイド
10月21日(水) 二子山TV撮影
JAGUの代表鈴木昇己さんと息子の友希くん親子の撮影の仕事で二子山に行ってきました。僕の仕事は撮影スタッフの安全管理です。
BS日テレの「キズナのチカラ」という番組で、スポーツなどを通しての人と人との結びつきを描くのだそう。この「フリークライミング」編は11月20日にオンエアするそうです。
10月17日(土)〜18日(日) 【アルパイン教室】三ツ峠・実践マルチピッチと初級レスキュー講習


アルパイン教室の最終回、三ツ峠で初級レスキューとマルチピッチのリード講習を行いました。
土曜日はロープの仮固定から懸垂下降中の停止・仮固定、介助懸垂、カウンターラッペル、引き上げなどを行いました。一度ではなかなか覚えられませんので、機会あるごとに繰り返すことが大切ですね。
日曜日は講習生どうしでパーティーを組んでのマルチピッチクライミング。アンカーの作成からプロテクションの取り方、ロープ操作など簡単なルートで行いました。リードクライミングの難しさと面白さを実感できたのではないでしょうか。
これからどしどし経験をつんでクライマーとして独り立ちしていってもらいたいものです。
10月14日(水) 小川山クラック講習

愛情物語5.8


カサブランカ10a

カシオペア軌道10b
「目指せ海金剛」シリーズのクラック講習2回目です。今回の講習は小川山の妹岩周辺で行いました。愛情物語5.8、龍の子太郎5.9、カサブランカ10a、カシオペア軌道10bなど、クラックに慣れていないとけっこう厳しいですね。
みなさんクラックの痛みと格闘しながらのクライミングとなりました。少しづつですが上達していますよ。がんばりましょう。
10月13日(火) 谷川岳・幽ノ沢V字右ルート
幽ノ沢の平日山行です。今回は天候に恵まれ秋の谷川岳をしっかり堪能できました。
幽ノ沢は谷川の初級バリエーションといわれていますが、沢あり、岩あり、ヤブありと総合力が必要なルートでもあります。
谷が広いので、明るい雰囲気での岩登り(山登り)を楽しむことができます。
10月15日(木)  【アルパイン教室】 机上講習「ロープレスキュー」

介助懸垂

引き上げ

引き上げ


前期のアルパイン教室も今日が最終回。岩場でのセルフレスキューということで、パートナーが負傷して登れなくなった場合のレスキュー方法をやりました。講習の積み重ねの成果?か自宅での練習の成果?か、セットの手順も慣れて頼もしい限りでした。
10月11日(日) 榛名黒岩クライミング講習
3連休の前半は谷川岳幽ノ沢の予定でした。小雨が降っていたので谷川岳の駐車場で天候の回復を待ったところ、雨は止んだのですが風が強く、山の上では低体温の恐れがあったので中止にしました。
榛名黒岩に移動してクライミング、谷川から流れてきたパーティーで賑わいました。
9月26日(土)〜27日(日) 北岳バットレス第四尾根
バットレスの四尾根はほぼ毎年登っています。何度登っても爽快感を味わえるいいルートですね。日曜日は予報と違って朝霧雨でしたが、しばらくして止んだので少し遅れてスタートしました。
我々の他Oガイドのパーティーが取付いていました。登るにつれて高度感が増して爽快そのもの。岩の状態もよく秋のクライミングを堪能することができました。これぞアルパインクライミングですね。
9月24日(木) 天王岩

クラックジョイ5.9



涅槃の風5.10b



下部の岩場


地元、天王岩で講習です。連休明けということもあってか岩場は我々のみでした。クラックジョイ5.9や涅槃の風5.10b、ノーリー10bcなどを登りました。
9月21日(月・祝)〜23日(水・祝) 北穂高岳・ドーム中央稜
後半は穂高の滝谷に行きました。入山日上高地から沢渡までが大渋滞! 暗くなってから涸沢小屋に入りました。
翌日は明け方星も見えたのですが、稜線に上がる頃からガス〜霧雨に・・。取付きまで行きましたが登れる状態ではなく、残念ながらあきらめて下山。涸沢小屋に戻りました。
今回も涸沢小屋には大変お世話になりました。ありがとうございました。
9月19日(土)〜20日(日) 北岳バットレス中央稜
シルバーウィークの前半はバットレス中央稜に登りました。中央稜だけ登る計画で北岳の山頂から下降、懸垂をして取付きへ。中央稜5ピッチを順調にこなして山頂に立ちました。
実はこの山行、3年前から毎年計画していたのですが、雨などで中止が続いていたのです。今回やっと宿題が片付きました。
9月15日(火) 湯川クラッククライミング講習

まずはテーピングのやり方から

ハンドジャムの効き目を試す
クラックの幅にあわせて手を固めましょう



講習のしめは人気ルート 「コークスクリュー5.9
★★」ここをすっきり登れるようになりたいですね


この冬西伊豆のクラックのマルチルート、海金剛・スーパーレインを目指す講習生の方と湯川でクラック講習会を行いました。
クラッククライミングはジャミングなど独特なテクニックが必要なので難しいというイメージがありますが、繰り返し練習すれば必ず上達します。
初めてのクラックに???と戸惑いの雰囲気でしたが、何度か登るうちに次第にコツをつかんで、何となくジャミングのやり方がわかったようです。
本番までにあと3回の講習を行います。がんばってかつ楽しんでクラックをやりましょう。
9月14日(月) 小川山クライミング講習

登っているのは小川山ストリート、ロープがかかっているのが小川山物語★★★。どちらも5.9、登っても登っても終了点が遠く感じる登りがいがあるルートです。60mロープが必要です。



 おばさん岩「私がおばさんになっても5.10b」
 …登っているのは若き乙女です。

おばさん岩の裏(北面)にも「日本100岩場」には未記載のルートがあります。ルート図はROCK&SNOW023(2004年春号)に掲載されています。
父岩とおばさん岩、兄岩でトップロープによる講習を行いました。今年夏からクライミングを始めたというMさんも小川山ストーリー、ストリートを1撃。登る前は「すっごく緊張する」といっていましたが、登り終えると満足の笑顔です。
おばさん岩ではすこしテクニカルな要素が必要となる「子供をなめんなよ10ab」などを登りました。最後に兄岩に下って「タジヤンW」10aで「閉め」としました。
[写真提供:お客様Nさん]
9月12日(土)〜13日(日) 小川山クライミング講習とマルチピッチ

南稜神奈川ルート5.8は充実のピッチが連続します。フレークの次はグルーブをどう登るか?

(南稜神奈川ルート)核心のひとつチムニー。体の幅ジャストサイズで動きにくく手こずります。お気に入りのシャツで登るのはやめたほうがいいかも。

(南稜神奈川ルート)山頂への最終ピッチ


12日(土)は小川山に向う途中から雨となり、岩場での講習をあきらめ、岩根山荘のジム・オンサイトでクライミングをしました。我々の他3パーティーほどいましたがうまく壁を使い分けて講習することができました。
翌13日は素晴らしく晴れ渡り、屋根岩3峰・南稜神奈川ルート、2峰・セレクションの2本を登ることができました。神奈川ルートはフェースから奮闘的なチムニーまでといろいろ楽しめます。セレクションはスラブやクラックといういわゆる花崗岩ぽいクライミング。クラックの基本技術を覚えてから登ると快適です。
やっぱり花崗岩のマルチは楽しいですね。こんなルートがあと小川山に10本くらいあったらいいのに![写真提供:お客様 I さん]
9月8日(火) 天王岩クライミング講習
久しぶりに地元の天王岩に行きました。岩場は空いていて我々のほか1パーティーのみ。クラックジョイ、涅槃の風、ノーリーなど10ノーマルまでのグレードを登りました。
この日はまだ暑かったですが、これから奥多摩周辺のクライミングには良いシーズンになりますね。


9月6日(日)〜7日(月) 錫杖岳 見張り塔からずっと/注文の多い料理店

錫杖岳山頂
錫杖の岩場はアプローチが近い上に、質の高いクライミングができる人気エリアです。今回は「見張り塔からずっと」と「注文の多い料理店」を登りました。
「見張り塔〜」は北沢から岩場をつないで錫杖岳の山頂にでるユニークなルート。核心は洞穴からのクラックとフェースです。天候にも恵まれ山頂からの展望を堪能した後南牧沢を下降しました。
「注文〜」は実質6ピッチと短いながら傾斜のある今日的なクライミングが楽しめます。アンカー以外はほとんどナチュラルプロテクションというのもいいですね。クラック、フェース、ハングなどいろいろな要素がつまっています。
ところで、「見張り塔〜」はボブディランのAll Along The Watch Towerという曲名、「注文〜」は宮沢賢治の童話から取られていますが、彼らが自分の作品が岩のルート名になっていることを知ったらどんな顔をするのでしょうね。
9月3日(木)  【アルパイン教室】 机上講習「確保理論」
久々の座学です。

私は「確保理論」を聞くのが3回目ですが、毎回しっかり確保しなくてはという気持ちになります。マルチやアルパインでは、この支点は大丈夫かしら?衝撃をかけないようにしなくてはと慎重になります。机上講習中は簡単な計算をします。久々の算数に講師に「答えは?」と当てられないかと緊張します。
(記:Emi)

8月29日(土)〜30日(日) 【アルパイン教室】 実践講習「三ツ峠・マルチピッチ」

机上講習でもロープワークは繰り返し練習したので、落ち着いて行動できました。

支点の作り方では角度が重要です。これも机上講習でやりましたね。

いよいよリードで登る練習です。初めての挑戦なので上からも確保しています。


アルパイン教室の実践講習の3回目。今回はマルチピッチクライミングの実践です。日曜日の天気が怪しかったので、土曜日に亀ルート、中央カンテルートの2本を登りました。
翌日は霧雨模様でしたが、岩は乾いており一般ルート周辺でリード講習を行いました。
リードの場合ラインの読み、プロテクションのとり方、アンカーの作成などいろいろ考えて登る必要があります。講習生からは「フォローと全然違う」「緊張した〜」などの感想が聞かれました。
でもこうやって一人前のクライマーになってゆくのですね。
8月25日(火)〜26日(水) 小川山クライミング&キャンプ

「ソラマメ5.9+」背の小さい人には出だし核心。スラブをじわじわと登ります。

上の姉岩エリアはグレードが甘めに感じる中で、「大きな松の木の下で5.10a」の出だしはテクニカルです。

ギミー・モア―★5.10a


お盆を過ぎて少し落ち着いた廻り目平周辺。今回はキャンプをしながらのクライミングです。
25日はそらまめスラブで講習。スラブからフェース、ハングと多彩なルートを登りました。
26日は姉岩で講習。比較的最近開拓されたエリアです。少し岩が脆いところもありますが、手ごろなルートが揃っておりフェースルート主体の講習をおこないました。

平日のキャンプは静かで快適でした。夕食は昨年に引き続きキムチ鍋。次回までにはレパートリーを広げます。山以外の話題でも大盛り上がり、大笑いさせていただきました。
8月21日(金)〜23日(日) 剱岳北方稜線
久しぶりの夏の剱岳。初日は雨の中を剱沢小屋へ。今年新しくなった剱沢小屋は以前より小さくなりましたが、変わらぬ暖かいもてなしは嬉しい限りです。
翌日暗いうちに出発して剱岳の登頂し、北方稜線へ。別山尾根の混雑と打って変わって静かな岩稜縦走です。長次郎の頭〜池の谷乗越〜小窓をへて池の平小屋に到りました。
ウラ剱と言われますが、ここからの剱方面もまた味わいがあります。何より人臭くなく落ち着いた剱山塊を味わえます。翌日はハシゴ谷乗越を越えて黒四ダムに下山。いやはや体力勝負の山行でした。
7月16日(木) 【アルパイン教室】 机上講習下降技術と仮固定」
今回は、予想外のトラブルにみまわれて撤退を余儀なくされた場合に、安全に下りる技術ということで、懸垂下降中のトラブルとセカンドを確保中のトラブルの2本立てで講習を進めました。みなさんご自宅で復習しているのか、前回のロープワークでやったことは押さえているので、新しい技術に頭をひねりながらもついてきてくれました。岩場での実践が楽しみです。
7月15日(水) 小川山・マッターホルントレーニング

マッターホルンに登るためのトレーニングで、登山靴を履いてクライミングをしました。フリークライミングの格好に重厚そうな登山靴と、ちょっと変な集団です。渓流釣りの方が、珍しそうに木陰に座って見学してました。
マッターホルンは2〜3級程度の岩場が連続します。この日に登った岩壁よりは易しいです。
登山靴だとクライミングシューズに比べるとスタンスに立ったり、乗り込んだりするのが格段に難しくなります。登山靴のかかとを下げるのがポイントです。岩に慣れるために、何度も繰り返して登っていただきました。マッターホルン登頂できますように!
7月13日(月)〜14日(火) 小川山クライミング講習

ブラックシープ5.9+★★



ホリデー5.9+★★

レギュラー5.10c★★
1日目:クライミング入門者と初めての小川山の方がいらしたので、まずはいちばん易しいスラブ壁のガマスラブ下部で練習。やっぱり小川山に来たらスラブをやらなければ。下部は歩くようにガンガン登って、皆さん難なくクリア。一段上のガマスラブも、ハート&ソウル5.10a/bとガマルート5.9に苦戦しながらもクリア。スラブ状岩壁にも人影はなく思う存分登れました。東京は夏日でそうとう蒸し暑かったようですが、小川山は風が強くて長袖を着るようでした。
2日目:朝から爽やかな快晴。せっかくなので週末は混みあう、人気どころを登ることにしました。まずはリバーサイドへ。アウト・オブ・バランスをきれいに登って好調な滑り出し。昨年のビギナー講習から参加いただいているお客様がきれいに登ったのはほんとに嬉しかったです。講習料より交通費の方がかかってしまうのではないかと思われる遠方から、時間をつくっては講習に参加していただいた成果がですね。
ブラックシープを登って、マラ岩へ移動。ホリデー、川上小唄、レギュラーと★付きのおすすめルートが登れました。
やっぱり平日はいいですね。まだまだ登っていただきいた面白いルートがたくさんあるので、8月と9月の『夏の小川山は平日に登ろう!』に是非いらして下さい。
岩根山荘さんには、夏休みだったのに宿泊させていただきました。いつもどおり食事も美味しくてありがとうございました。
6月27日(土)〜28日(日)、29日(月) 佐久の岩場と小川山クライミング講習

佐久の岩場

ソラマメスラブ 下部スラブ



ソラマメスラブ ソラマメハング
佐久の岩場は標高は高くありませんが、この時期樹林で覆われているため、以外に涼しくかつすいていまいした。垂壁のフェースが中心に5本ほど登りました。
翌日の小川山は「ソラマメスラブ」に行きましたが、人気エリアのせいか次から次へとクライマーが来てにぎわいました。ここでは5.8〜10cのルートを7本ほど登りました。
梅雨時期の小川山は天気が微妙ですが、晴れれば涼しく、快適で気持ちのよい気候でのクライミングが楽しめますね。
29日はプライベート講習。母岩、兄岩下部に行き、パンピー10c、ピクニクラ10b、タジヤンW10aなどを登りました。今日は他のクライマーには会いませんでした。さながら祭りの後といった感じです。
平日にクライミングができるということは実は贅沢なことなのかもしれませんね。
6月23日(火)〜25日(木) 立山山岳研修

写真中央の器械で滑落した時にロープにかかる荷重を測定、滑落者を止めたときにロープにかかる負荷=ガイドにかかる負荷を調べます

ショートロープでクライアント役2名が滑落、
止める訓練


滑落者の引き上げ
僕の所属するJAGUと関西の日プロガイド協会合同の研修会が立山・室堂周辺で行われ参加しました。参加ガイドは11人。ガイド技術でもっとも大切なひとつ「ショートロープ」の研修です。
雪上でクライアントが滑落した場合、どのくらいの負荷がかかるか、どのくらいまで持ちこたえられるかなど実践に即した研修を行いました。参加ガイドの意識も高く、夜の親睦も含めて実りのある研修となりました。
つくづく山行中の安全管理の難しさ、またガイドという仕事の責務の重さを実感する3日間でした。
これからも研鑽を積んでよりよりガイディングを目指してゆかなければならないと思いました。
6月20日(土)〜21日(日) 前穂・北尾根
予報では曇りでしたが、涸沢小屋に上がると雨になってしましました。トホホ。この天気では山にあがることは無理で、諦めて下山しました。
涸沢小屋ではまたまたお世話になりました。いつもよくしていただき感謝です。



6月18日(木)〜19日(金) 三ツ峠マルチピッチ講習
この夏撮影でマッターホルンを登る予定のTVクルーのための岩登り講習を三ツ峠で行いました。
平日とあってさすが岩場はガラガラ。天気も予想に反して崩れなかったので2日間存分に登ることが出来ました。
今回のテーマは登山靴でのクライミング。フラットソールではテキトーでもOKですが、登山靴ではきっちり置かなければ登れません。
クライミングというより「岩登り」という言い方がしっくりきますね。登山の基本という気がしました。


6月16日(火) 日和田山クライミング講習
梅雨前線の動きで天気予報は度々かわり、当り外れに一喜一憂する季節に本格突入しました。2週連続中止になっていた聖人岩、今日はなんとかできそうと出かけましたが、越生周辺ダケ霧雨。。。峠を越えて日和田へ転戦、岩の上部は渇いていて登れました。平日でも人気の岩場もさすがに貸し切り状態で、お客様はそれぞれ夏のヨーロッパアルプスに向けてのトレーニング、松ノ木ハング攻略、とマイペースで登っていただけました。
濡れてる&湿ってる岩のコンディションのなか、工夫しながら一手一手登る後ろ姿に、「継続は力なり」を感じて、講習後にジムに行ってボルダーやりました。がんばろ!
6月13日(土)〜14日(日) 【アルパイン教室】 小川山クライミング講習

スラブ状岩壁

スラブ状岩壁

小川山物語と小川山ストリート


今シーズン初小川山での講習です。アルパイン教室の第2回目(クライミング技術を高めよう)でもあります。
廻り目平周辺は週末をクライミングで楽しむクライマーでにぎわっていました。初日はガマスラブ周辺、2日目は父岩、おばさん岩で講習を行いました。
初めての花崗岩、初めてのスラブで最初は勝手が分からなかった講習生もしばらくするとコツをつかんで積極的に登っていました。
それにしても明るく、自由な小川山の雰囲気はまさにフリークライミングの聖地と言えますね。まだの方は一度味わってみてください。
6月11日(木) 【アルパイン教室】 机上講習「ロープワーク」

仮固定

正しく覚えるまで何度でも…
今期の机上講習の第2回目、ロープワークです。第1回目の復習の後、仮固定、フリクションヒッチなどを繰り返して練習しました。
前回ロープを触ったのも初めてといった参加者も次第にロープワークに慣れてきたようです。ロープワークはやらないと忘れてしまうので、定期的に復習すると効果的です。
また実際の岩場でやってみることが必要ですね。2時間の講習はあっという間に時間が過ぎました。
6月7日(日) 錫杖岳・前衛フェース 左方カンテ
梅雨入り前の好天を期待して錫杖の左方カンテを登ってきました。岩場は我々の他1パーティーのみで、自分達のペースで登ることができました。
左方カンテは錫杖の岩場の中ではまず登ってほしい1本。浮石も少なくすっきりしたルートで、適度な難しさと高度感溢れるクライミングを満喫できます。
時おりガスに巻かれて最高の展望とはいきませんでしたが、岩は乾いており快適なクライミングでした。
秋は岩場が混みますがこの時期はすいていてねらい目です。
6月4日(木) 日和田山クライミング講習

確保の仕方から

男岩の易しいルート

松ノ木ハング


初めてクライミングをする方が2名、久しぶりという方が2名いらしたので、確保の仕方、登るだけではなくクライムダウンと午前中はじっくりと基本に取り組みました。日和田は○回目の方々は、他パーティが少なく人気ルートの松ノ木ハングがあいていたので、「今日のプロジェクトは松ノ木攻略」。助っ人クライマーU氏の助言のもと一手一手のばして、頼もしい限りでした。初めてクライミングの方も夕方には松ノ木ハングにチャレンジするまでに・・・充実の一日でした。みなさんさぞかし、翌日は筋肉痛になったことと思います。お疲れさまでした、私たちも楽しかったです。
6月3日(水) 谷川岳中央稜

テールリッジから中央稜

中央稜登攀
この時期の一ノ倉の諸ルートは雪渓が利用できるのでアプローチがラクです。平日の1日を利用して中央稜を登攀しました。
テールリッジからまっすぐに続く中央稜は南稜に比べて傾斜がありますが、ホールド、スタンスは豊富で一ノ倉の入門としてはお奨めです。
この日南稜、中央カンテには他パーティーがいましたが、中央稜は我々だけでスムーズに登攀しお昼すぎには一ノ倉出会いに下山しました。
初夏の一日、クラシックルートを堪能しました。

5月23日(土)〜24日(日) 【アルパイン教室】 三ツ峠クライミング講習(基礎編)

地蔵ルートV

ロープ登高
自立したクライマーになるための連続講習の第1回です。三ツ峠でトップロープでのショートルートと簡単なマルチピッチのクライミングを行いました。
今回は他に集団での講習会が行われており屏風岩は大盛況でした。2日目は天候が悪く岩場での講習が行えないので人工壁でのロープワークを行いました。
クライミングのシステムを理解してロープワークに習熟すれば安全かつスピーディーに登ることができます。繰り返し練習して基礎を徹底的に身につけてください。
5月21日(木) 【アルパイン教室】 机上講習クライミングシステムとロープの結び方(基礎)」
いよいよアルパイン教室の起動です。昨年までのアドバンスコースをベースに、「机上の空論」で終わらないように、実践と関連付けていきたいと思います。一回目はマルチピッチクライミングのシステムと基本のロープの結び方です。8の字、ダブルフィッシャーマン、クローブヒッチ、ムンターヒッチ、ボウラインノット・・・ロープと頭をひねりながら奮闘していただきました。
《お客様感想》漠然としかわかってなかった結び方が、これはあの時使った、これが確保の時か、ととても有益な講習でした。
5月20日(水) 奥多摩・越沢バットレス

右ルート(右の滑り台)

第二スラブルートを登るパーティ
今年になって初めての越沢バットレスです。お天気に恵まれました。この日、都心は30度近くまで気温があがりましたが、岩場は日陰で気持ちがよかったです。
お客様は昨年のビギナー講習生。これで、昨年のビギナー生のほとんどの方は、越沢バットレスを登られました。
やはり、ゲレンデでのクライミングをある程度やったら、マルチピッチで高度感あるクライミングをやりたいですね。東京近郊ではマルチができるとても良い岩場だと思います。
5月8日(金)〜11日(月) 槍ヶ岳・硫黄尾根

硫黄尾根上部

硫黄尾根ジャンダルム



北鎌尾根をバックに
北アルプスの硫黄尾根に行ってきました。昨年も行ったのですが悪天候で敗退、2回目のリベンジです。
今回は天候に恵まれ順調にトレースすることができました。下部はヤブ。上部は雪稜と岩稜。何はともあれ体力勝負の尾根です。しかし岩は脆く細心の注意が必要ですし、ルートファインディング能力も求められます。またエスケープルートも限られるため天候などを充分見極めた上で行動しなければなりません。いやはやなかなか大変なルートでした。
5月3日(日)〜5日(火) 剱岳・小窓尾根

ニードルの下降



マッチ箱の岩稜

上部雪稜

剱山頂
今年のGW後半は小窓尾根です。天候にも恵まれGWの剱のバリエーションルートを楽しむことが出来ました。
今年は雪が少なめで下部はヤブが出ていましたが、上部では快適な雪稜歩きになりました。
登山者が少なめでほとんど人と会うこともなく(もちろん順番待ちもなく)、我々のペースで行動することができました。
今回は雪の状態もよく、また参加者の実力も高かったので、尾根に取り付いて2日目には剱岳を越え、早月小屋まで下ることができました。
1泊した早月小屋ではまたまたお世話になってしまいました(感謝です)。しかしやはり剱は谷が深く山がでかい。素晴らしい山塊ですね。
フリークライミングを始めよう! 短期集中ビギナー講習
3月26日(木) ストーンマジック
今年で2回目の開催となるビギナー講習、おかげさまで定員とした5名のお客様にご参加いただきました。うれしい限りです。
1回目は装備の装着方法、ギアの使い方、ビレイの仕方、クライミングの基本動作などの講習を行いました。皆さんの真剣な眼差しが印象的でした。
4月2日(木) 日和田山
第2回目は日和田山の岩場でショートルートの講習です。
簡単なルートでのクライミング、クライムダウンを行い、岩に乗る感覚を体感してもらいました。午後は少しずつ難しいルートにチャレンジ。クライミングの面白さと難しさを感じたのではないでしょうか。なかなか一筋縄ではいかないですね。そこが面白くもあるのですが、、。
4月9日(木) 広沢寺 
クライミングビギナー講習の3回目、今回はフットワーク、足の使い方を中心に練習しました。
また、懸垂下降、ミニマルチピッチ体験と盛り沢山の内容となりました。
初めてだとマルチの高度感にビビリますが、やっぱりマルチは面白いですよねえ。
4月16日(木) 日和田山
4回目は2回目と同じ日和田山です。4回目ともなると少しクライミングに慣れてきて、前に登ったルートなどはより楽に登れるようになりますね。また前回よりも難しいルートにもチャレンジ。グレードが上がるとクライミングのムーブということも考えないとならなくなります。参加者の皆さんも「ああだ、こうだ」言いながら登っていました。
4月23日 湯河原幕岩
3月末から5回にわたってクライミングのビギナー対象にした講習会が終了しました。今年は天候に恵まれすべて中止・変更もなく行うことができました。
始めは「おそるおそる」といった感じでクライミングをおこなっていた方が最後には5.10a〜10bのルートに果敢にトライしていたのが印象的です。
これからもコンスタントに続けていけば、よりクライミングの面白さ、深さをを感じられることでしょう。頑張ってください。僕もがんばらなきゃ。

〈〈お客様感想〉〉
全くの初心者にとって、同じ指導者に続けてみてもらえるというのは、よい企画だったと思いました。参加できてよかったです。
4月11日(土)〜12日(日)富士山雪上講習と登頂
春の富士山は暖かい上に雪が多く、雪上講習や登頂には一番いい季節だと思います。
初日は5合目付近の斜面でにて雪上講習会。歩行、滑落停止、ロープワークなどみっちりとやりました。
2日目は五合目の佐藤小屋から山頂を目指します。朝4時に朝食を出してくれる佐藤小屋には感謝です。
天候にも恵まれ、というか初夏のような陽気のなか富士山登頂を果たしました。かなり日焼けしましたが、、。



4月4日(土)〜5日(日) 八ヶ岳・天狗尾根

カニのハサミ
草付き〜岩場のトラバース 久しぶりに八ヶ岳の東面・天狗尾根に行った。土曜日は夕方から雪となりましたが、夜にはやみ、翌日は暖かく素晴らしい快晴となった。
初日は天狗尾根上の樹林帯にテントを張り、2日目にカニのはさみ、大天狗、小天狗などの岩稜をとおり赤岳に登頂。行者小屋を経て美濃戸口に下山しました。
人の多い八ヶ岳にあって、静かな登山が楽しめる天狗尾根は、雪山テント山行の初級バリエーションとしてお奨めのルートです。
3月22日(日) 天王岩クライミング講習

看板ルート「クラックジョイ 5.9★★★」

弁太郎(鬼太郎?)音頭5.10BC★★★も
おすすめ(他パーティ)
天気が危ぶまれましたが、蓋を開けてみると意外や意外。天気は1日もってくれました。岩場はそれほど混んでもおらず我々のペースでのんびりとクライミングを楽しむことができました。
3月20日(金)〜21日(土) 八ヶ岳・小同心クラック

小同心クラック1P目

核心部を抜けて
今期最後の(予定)八ヶ岳。今回は小同心クラックです。初日は鉱泉キャンディーでのアイス講習。バーチカル・アイスにトライしました。
小同心は我々を含めて3パーティーほど取り付きました。朝は冷え込んでいましたが、日中は暖かく春らしい快適なクライミングを堪能できました。
3月16日(月) 谷川岳・一の沢左方ルンゼ〜一・二の沢中間稜

左方ルンゼ上部雪壁
一・ニの沢中間稜
天候に恵まれ谷川岳のアイスルート、左方ルンゼから中間稜を経由して谷川岳に抜けました。
左方ルンゼは技術的にはそれほど難しくありませんが、陽が当たると雪崩の危険があるので、何よりもスピードが必要です。
中間稜は両側が切れ落ちた雪稜のナイフリッジが続き、気が抜けません。東尾根に出てやっと一息つけました。
山頂から西黒尾根を下降して指導センターに下山。15時間行動でした。ふう。
3月15日(日) 越生・聖人岩クライミング講習

石灰岩のクライミング

風の子カンテ5.10a
久しぶりの聖人岩・石灰岩クライミングです。昨日かなり雨が降ったのですが、さすがに前傾壁のせいかほとんど濡れていませんでした。
この日は数パーティーがいてけっこうな賑わいでした。
3月9日(月)〜12日(木) 日本山岳ガイド協会ガイド資格更新研修会 乗鞍岳・山岳スキー

負傷者の搬送

負傷者の搬送
3年に1回のガイド資格更新の研修会です。今回は山岳スキーでの研修会でした。
普段あまり接点のないバックカントリー系のガイドの方との合同での研修会で、雪の見方、安全管理の方法など大変参考になりました。
3月7日(土)〜8日(日) 八ヶ岳 硫黄岳〜赤岳縦走

歩行練習

雪壁のトラバース

赤岳山頂
土曜日は赤岳鉱泉のアイスキャンディーを使ってのアイゼンやアックスの練習を繰り返しておこないました。
日曜日は予報では下り坂でしたが、予想に反して天気は良く北アルプスから南アルプス、富士山まで見渡すことができました。
3月2日(月) 八ヶ岳・石尊稜

核心部のスラブ
月曜日は石尊稜を登りました。僕自身久しぶりの石尊稜です。
核心はやはり下部岩壁1P目のスラブ状の岩。ここをバランスクライミングでこなし、雪稜に出ます。急な雪稜をたどり上部の岩稜帯を越えて主稜線に出ます。
壁、雪稜、岩稜とコンパクトにまとまったなかなか面白いルートです。赤岳主稜と同グレードとされていますが、主稜よりは難しいです。
この日は我々のみで、貸し切りクライミングを満喫しました。

2月28日(土)〜3月1日(日) 八ヶ岳・中山尾根
鉱泉キャンディー 鉱泉キャンディー

中山尾根の雪稜 稜線に抜けて
土曜日はアイスキャンディーでのアイス講習。日曜日は朝イチで中山尾根に取り付きました。
時折雪混じりの天気でしたが、順調に行動し、核心のかぶり気味の凹角も問題なくクリアしていいペースで稜線に抜けました。
中山尾根は八ヶ岳の西面のバリエーションの中では、登り答えのあるお奨めのルートですね。
なおこの週末は赤岳鉱泉でアイスコンペが行われており、大盛況でした。
2月24日(火) アドバンスコース 机上講習「雪崩<対策とセルフレスキュー>」
雪崩に遭わないためには、雪崩事故の対策、危険地帯の通過方法、セルフレスキュー捜索と負傷者の梱包方法などを行いました。
週末の関温泉BC講習会にも参加したお客さまに手伝ってもらって負傷者の梱包の実践もやりました。
2008年のアドバンスコースの最終会でした。


2月21日(土)〜22日(日) 関温泉バックカントリー講習会 

埋没者の捜索訓練

埋没者の捜索訓練
負傷者の搬送訓練
今年で3回目となる、バックカントリースキーヤー、スノーボーダーを対象にした雪上講習会を妙高の関温泉スキー場で行いました。
今回の参加者は17名。加えて講師、スタッフ、お手伝いなど総勢30名ほど。バックカントリーで必要と思われるロープワーク、ピットチェック、雪崩対策、セルフレスキューなどをおこないました。
2日間ではめいっぱいの内容で、消化不良になっていなければいいのですが、、。 それにしても参加者の真剣な眼差しには、こちらもしっかりやらなければという気持ちにさせられます。
1回目、2回目に参加された方々がお手伝いとして参加され、再開できたのも嬉しかったです。
2月14日(土)〜16日(月)西上州アイスクライミング 

神津牧場

相沢の滝
14日(土)は異様に暖かく、雨の予報ということもあってストーンマジックでのクライミング講習に変更しました。
15日(日)の2月とは思えない暖かさ。神津牧場でのアイス講習は薄いもののなんとか登れるという状態でした。
我々のほかには2パーティーで8人ほど。トップロープを交換してバーチカルアイスを楽しみました。

16日(月)は相沢の氷柱。アプローチが1時間半と、やや遠めですが、50mの氷は良く凍っていました。
他のパーティーもおらずラインをかえて2ルートほど登りました。
2月11日(水・祝) 霧積温泉アイス講習
今年はアイスには厳しい年になりました。霧積温泉の裏の氷瀑も昨年と比べると氷が貧弱で昨年登れた氷柱も登ったら壊しそう。。
比較的よさそうのところを選んで登り、最後にミニマルチの講習を行いました。
2月7日(土)〜9日(月) 八ヶ岳・赤岳主稜とジョウゴ沢 

赤岳主稜

大同心と小同心(行者小屋から)

ジョウゴ沢

ジョウゴ沢


再び八ヶ岳。赤岳主稜の登攀日は朝から雪模様。予報では回復に向うはずなので暗いうちに出発。取り付き付近はガスっていて視界がなくルートも分かりずらかったのですが、稜線に抜ける頃から天候回復。
でも風は強かったです。それにしても寒かったです。さっさと小屋まで戻ると石尊稜で事故があったとのこと。小屋の人たちと現場に迎い、怪我人を搬送。登山道近くまで降ろしたところでヘリコプターにピックアップしてもらいました。
9日はジョウゴ沢に行きました。昨日とは打って変わっての好天。また平日ということもあってほぼ我々の貸し切り状態でした。
講習ではアイスが初めてという方もいらっしゃいましたが、ナイアガラ、乙女の滝などを何度も登るうちに動きがとても良くなってゆきました。何よりも場数が大切ですね。
腕もパンプして十二分にアイスを堪能しました。
けっこうお腹いっぱいです。
2月4日〜5日(水)〜(木) 白馬スキー合宿
ガイド仲間数人と白馬でスキー研修&親睦会。昨年に続き2回目の合宿ですが、今回は人数も増えて8名の参加。
初日は栂池の裏ヒヨのあたりの斜面を攻め、2日目は八方の砂時計に行きました。なかなかの雪質で存分に楽しみました。でももっと練習して上手くならなければ。。
層雲峡アイスクライミング 1月30日(金)〜2月2日(月)

七賢峰の滝



銀河の滝

雲井の滝

層雲峡氷瀑祭り
ニセコでの研修の後、層雲峡に移動してアイス。七賢峰の滝、銀河の滝、雲井の滝などを登りました。
今年は暖冬で先日札幌でも雨が降ったそうですが、さすが層雲峡。氷はバッチリです。雲井の滝などは登り応え充分。
さらにアイスの後は温泉で暖まる、というとっても贅沢な山行でした。本州ほど混まず、アプローチが近いのも嬉しいですね。
1月26日(月)〜28日(水) 北海道雪崩研修会 
ガイド協会の検定員研修会で北海道ニセコに行きました。毎年この時期に研修会をおこなっていますが、今回は山岳スキー部門との合同での研修です。
検定員としての検定の問題点などを協議し、実技を通して検証するのです。
とはいえ場所はニセコ。雪がよければ、フィールドに出たくなるっちゅうーの。というわけでそれなりに滑りでも楽しんでしまった研修となりました。
1月24日(土)〜25日(日) 八ヶ岳・中山尾根 

中山尾根と雪煙
久しぶりに赤岳鉱泉ベースでアイスキャンディーと中山尾根。鉱泉には数多くのガイドさんが来ていました。
2日目の中山尾根天気は良かったのですが、とにかく寒い!指先の感覚がなくなりそうで、こまめに感覚を戻しながらの登攀になりました。これぞ冬山!?
先行パーティーが2パーティーほどいましたが、途中で先に行かせてもらって1番で稜線に抜けました。
1月21日(水) 三ツ峠・四十八沢滝アイスクライミング
四十八滝沢は千段の滝とも呼ばれています。その名の通り初滝・三段ノ滝・大滝・七福ノ滝等々が連なります。
数日前に偵察に行った時よりも氷が緩んでいました。(4月のような陽気や雨の日をはさんだのが原因)
沢を登りつめてルンゼ(かなり急登)を登りつめれば三ツ峠山頂にも抜けられますが(体力勝負)、今回はアイスの面白い部分のみにして下山途中にある氷瀑をもう一本登って終了しました。
東京から近いし日帰りであれだけの規模の氷瀑をどんどん登れるのは嬉しいですね。もうちょっと冷え込むともっといいです。
1月17日(土)〜18日(日) 甲斐駒ケ岳・篠沢七丈瀑
久しぶりに篠沢七丈瀑に行ってきました。
初日は七丈小屋まで。小屋では暖かいもてなしをしてくださり感激です。
黒戸尾根の長い登りも報われます。
七丈瀑は我々のみ。今年の氷結状態は良いみたいで何本かラインが取れそうでした。
我々は真ん中からやや右のライン(3ピッチ)を登り、懸垂で下降しました。
アプローチが長く大変ですが、日本のアイスクライミングの草分け的ルートは来てみる価値ありです。
1月7日(水) 八ヶ岳・南沢大滝
日帰りで八ヶ岳・南沢でアイス講習を行いました。
小滝で足慣らしをして大滝をトップロープで登りました。
年末年始に多数の人が登ったせいか、氷はぼこぼこ状態。
それでも、今日は我々の貸切りで充実した1日でした。
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