プレイステーションレビュー

※コメント、点数は管理者の独断と偏見よって書かれています。また 点数やコメントは定期的に変更される可能性があります。 (と言いますか、文才に自信がないのでよくコメントを修正しています。)

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ゲーム名 : バイオハザード
メーカー : カプコン
ジャンル : サバイバルホラー
10点満点中 : 10点 (★★★★★★★★★★)

〜コメント〜

今までに無い試みを持った、色々なジャンルのゲームが飛び交う次世代機開拓時に出た奇跡の作品。当時噂 を聞きつけ買ってみれば、余りの怖さにゾンビに噛みつかれてしまう夢まで見てしまい、一時ゲームを封印 してしまうぐらいのインパクトがありました。

ゲームの内容は、主人公は特殊部隊の隊員のタフガイで武器の取り扱いに長けた「クリス」とアイテムを多 く持て、ある程度の簡単な鍵のかかったものをキーピックで開けてしまう「ジル」のどちらかを選び、ゾン ビなどの化け物がうろめく洋館から脱出するのが目的となっているアクションアドベンチャーゲーム。ちな みにクリスは難易度が高めで、逆にジルは易しめです。
洋館などに出てくるクリーチャーとの戦闘は、このゲームを極めた人はともかく、普通に遊ぶ場合まず避け られません。クリーチャーに攻撃する方法はナイフや銃を使うのですが、銃には弾数制限があり、計画的に 使わないとすぐに弾切れ。ナイフの攻撃力は期待できないし、よくダメージを受けてしまいます。銃の弾が なので弾が切れるとあっという間にゲームオーバーに。
自分は遊び始めた時はどこに弾があるのかわからず、ゾンビ相手にすぐ弾切れになってゲームオーバーにな りまくってました。でも弾数は絶妙なバランスだと思います。あと弾数が数発しかない状況でどう切り抜け るか、そのスリルがたまらないんですよね。
また、洋館には数々のトラップが仕掛けれれていて、時にトラップの解除のミスでゲームオーバーとなって しまったりします。これにも苦戦してました。ヒントが、何を、どこを示しているのかわからなかったり、 トラップの解除の方法がわからなかったりで立ち止まりしまくりでした。でもそんなにいやらしい謎解きで はなく、考えれば解決方法が解る難易度だったので助かりました。今思うと絶妙なバランスでしたね。
(ちなみに何故こんな仕掛けが館中にあるのかはSS版の初回特典だった小説に書かれています。館の設計者が わざとそうしたのです。というよりそうするように仕向けられていたのです。なんで館にこんな罠があるん だとよく言う人がいますが、これで納得するべし。言い出したらきりが無い。そう言うゲームだ。)

兎にも角にもこのゲームは怖い!音楽、トラップ、クリーチャーなど演出全てが怖いぐらいでビクビクしっ ぱなし。絶妙なタイミングであっと驚く効果音が流れたりしますし、突然クリーチャーが出てきたりと心臓 に悪いのなんの。出だしに書いた通り、ゲームをやり始めた数日は自分が洋館に迷い込んでゾンビに襲われ る悪夢にうなされる日々が続いたぐらいです。(笑)

PSを所持しているなら(SS版も出ていますが)絶対遊んでみる価値のあるゲームです。超おすすめ。
ただし、怖いのが極度に嫌いな方は要注意。明るい場所で家族や友人知人、恋人などと一緒にプレイしない と怖さの余りトラウマになってしまう恐れが有りますから。

※2004年現在では流石に映像面で見劣りしてしまいます。ですがゲーム史に多大な影響を与えた偉大な作 品として、あえてこの点数のままにさせて頂きます。


ゲーム名 : バイオハザード2
メーカー : カプコン
ジャンル : サバイバルホラー
10点満点中 : 7点 (★★★★★★★☆☆☆)

〜コメント〜

いきなりですが今作は駄目だ!

…いえ、他のゲームに比べれば凄く良いゲームなんですよ。ですが前作バイオの続編と考えると自分にって2 は許しがたい出来内容だったのです。
ではいったい何が許しがたいのかと言いますと、それはユーザーに妥協し難易度を落としてしまった事です。 前作バイオハザードは難しくとも何度か挑戦すれば血路が見え先に進めるようになる、スルメのようなやり 込み甲斐のある神憑りの難易度でした。しかし2は違いました。初プレイだというのにサクサク進み、ラスト 近くでは弾が余りに余る。つまり、簡単、ぬるい、低難易度な訳なのです。
「何故それがいけないんだ」そういう人もいるでしょう。前作の難易度に投げたし、やる気がなくなった人、 ゲーム初心者の人にとってみてはちょっとした難しさで怖さも兼ね備えた面白いゲームとなっているのでしょ う。
ですがそのような簡単な難易度では前作のような極限に追い込まれた恐怖感なんて得られるはずがありませ ん。現に前作をやりこんだ人には物足りないとよく聞きます。ゲームとしての面白さよりも、難易度を落と して売上を選んでしまった。そんなカプコンに幻滅しました。

SS版バイオハザードの初回特典の小説の後書きにはこんな事が書いてました。「バイオは苦いビールでとっ つきは悪いが飲んだ後の爽快感はいい。」しかし思った以上に売上が見込めると判断した会社は名称はその ままで味を大衆に受けやすい味にして販売してしまった。多くの人は飲みごたえがあって好評ですが、前の 味でファンになった人には苦味のない平坦な味に物足りなさを感じ、結果一部とは言え不評が挙がりました。 でも会社は前の味の支持者の意見とは向き合わず、利益確保に走ったのです。
経営としては正しいでしょう。現に間口は広がった事により前のより売れている。しかしほんとにそれでよ かったのか。今はよくても徐々に味に飽きられ見捨てられるのではないのか。それを判らないのだろうか、 カプコンは。

難易度以外にもまだ言いたい事があります。
ホラーにとって重要な演出も、前作の"いい意味"でのB級テイストから、王道といえば聞こえが良いですが、 ありきたりなアクション洋画になってしまった。
レオンとエイダ恋愛感情などストーリーが目立ちすぎてホラーとして上手く噛み合っていない。
仕掛けや施設もそう。前作の洋館は裏設定と洋館というイメージから説得力はありましたが、2の近代的な建 物にあの間取り、仕掛けはあまりに不自然。
クリーチャーにしても、ゾンビは多すぎる数が恨めとなり=ザコ的、障害物という記号に成り下がりその恐 ろしさを殺してしまっている。Gなど肩の大目玉に始まり、腹から口と牙が飛び出、最後は巨大な肉塊エイリ アンに変貌を遂げる離れ業。そのぶっ飛んだ外見は既にファンタジー界の生き物と言っても過言ではありま せん。

やることなすこと全てが大振り過ぎで、もはやホラーとは呼べない代物と化してしまいます。

ゲームの完成度も高く、裏表のシナリオにオマケ多数とボリューム満点で一ゲームとしては素晴らしい作品 ですが…。あえてもう一度言います。バイオハザードの続編としては失格です。ああ、前作が偉大すぎただ けなのか今作が狙いすぎただけなのか。


ゲーム名 : バイオハザード3 ラストエスケープ
メーカー : カプコン
ジャンル : サバイバルホラー
10点満点中 : 8点 (★★★★★★★★☆☆)

〜コメント〜

バイオ3はバイオ2前後の時間帯のラクーンシティーが舞台。
スターズ生還者の一人ジルが主人公で、ラクーンシティからの脱出が目的です。そして今作のウリは、 要所に出て来てはジルを執拗に襲い追いかけてくる追跡者の存在でしょう。暫くの間ドア越しにプレ イヤーを追い掛け回すのでかなりおっかなビックリ。ステージ全体が初代よりの密閉感がある為、よ り恐怖感を引き立ててくれています。
また追跡者以外にも新種のクリーチャーが多数登場。他初代で登場したハンターの量産型や改良型 が出てくるなどファンのツボを押さえてくれている点がさりげに嬉しかったりしますね。

システム面では材料の調合により各武器の弾薬が作れる新システムが導入。これは個人的に結構楽 しくて好きかな。

ちなみに、これまでのシリーズとは異なり途中別のキャラを動かす事もありますが基本はジル一本です。 なんだそれだとボリュームは少ないのか、とお思いでしょうがご安心あれ。さすがに2程とまでは行 きませんが、本編も一通り遊ぶには充分の内容です。オマケも充実していますよ。


ゲーム名 : ファイナルファンタジー7
メーカー : スクウェア
ジャンル : RPG
10点満点中 : 7点 (★★★★★★★☆☆☆)

〜コメント〜

次世代機にプラットフォームを移した初のファイナルファンタジーとして注目浴びた本作。その一番の見所 はやはりグラフィック。全体が3D表示で衝撃を受けましたし、特に戦闘では各キャラの必殺技や召還獣がド 派手で特に印象的でした。またゲーム途中に投入される美しいムービーは当時圧巻でした。
グラフィックのインパクトに負けじと他の部分も従来のFF同様完成度が高く、今作特有のシステムで魔法の 発動体「マテリアル」を武器に着ける事で色んな特技をつかえることができる、など追加されシリーズのマ ンネリ差を打破しています。
音楽もシリーズ同様好感触でSFCでは出せなかった迫力ある音に興奮。中ボス戦の「更に戦うものたち」が 特にお気に入り。

表面的なインパクトに目を奪われがちですが、ワンポイントとして何気に作りこまれたミニゲームが多いの もポイントですね。しかもミニゲームにユーモアが散りばめられていて、例えば視聴率を取るシーンでミス しまくって映像ディレクターに「あいつに爆弾でも送ってやれ!」と言われパイナップル爆弾を贈ってこら れたのには爆笑しました。他クラウドが神羅兵に変装している時一緒にいた兵たちが勝利のポーズを一度決 めてみたいと言ってるシーンも面白い。スクウェアはこういった気の利く面白いサブイベントが多くていい ですね。

流石FF、流石スクウェア、次世代の名に相応しい完成度で誉めたい所なのですが、個人的に非常に気になる 不満点があります。キャラクターと世界観、装備品についてです。
まずキャラクターですが、野村氏の手がけたキャラクターにはアニメ寄りなイメージが強く、従来のFFとは 異なる違和感を感じさせられるものがあり、個人的には苦手。
次に世界観。FF6から近代的で機械的な世界観になりましたがFF7はさらに拍車がかかっています。なにも西 洋風なのだけがファンタジーではないのですが、さすがにこれはFFに求めるファンタジーなイメージではな いと思います。そしてその機械的で暗い雰囲気の中で繰り広げられる暗めでマニア臭いストーリーがまた不 快。ヒロインは死んでしまうし、主人公のクラウドは自分がセフィロスのコピーだったことを知って(結局 記憶が曖昧になっていただけだったんでしたっけ?)おかしくなってしまうなど、どよ〜んとしています。
当時ヒットしていたエヴァンゲリオンの影響かどうかは知りませんが、スクウェアに限らず、この時期出て いたゲームの世界観やストーリー、キャラ設定って、精神面を強調したやたら暗い感じのが増えていません でした?こういったのは個人的に凄く嫌でした。まぁ、FF7は一応最後はハッピーエンドになるので良かった んですけど。

最後に装備についてですが、武器以外の装備がなくなってしまったのは凄く残念でした。RPGは装備品の買い 替えが楽しいのになぁ。もったいない。


ゲーム名 : ファイナルファンタジー8
メーカー : スクウェア
ジャンル : RPG
10点満点中 : 6点 (★★★★★★☆☆☆☆)

〜コメント〜

FF史上最も批判が立った作品。
自分も批判的な立場です。何故そんなに批判があったのか、その理由はバランス(特に戦闘)が むちゃくちゃでストーリーが幼稚で思わず首をかしげたくなるようなお話でしたから。

一番の問題の戦闘ですが、8はレベルが上がろうとも、ステータスはほとんど上がりません。敵はレベルに 応じて強くなっていきます。それではどうやって敵に対抗するのか?それは「ジャンクション」と 「ガーディアンフォース」(GF)を使う事です。
「ガーディアンフォース」とは召還獣の事です。GFは主人公たちと同じくレベルが上がり、特技を覚えそれ を活用して冒険を有利に進めていく事が出来ます。 今作の召還獣は非常に大きなウエイトを占めていて、序盤ではGFの力を借りないと戦闘に勝てません。

ジャンクションとは「ガーディアンフォース」をキャラクターに装備(?)させると 魔法をステータスに付けステータスを上げる事ができる事で、例えば力に「ファイア」をつけると 力があがります。個数が上がると攻撃力も上がり、上位魔法になるとさらに攻撃力が上がります。ステータ スと魔法には相性があり、「ケアル」は体力やHPにつけたほうがいいといことです。
魔法は覚えるのではなく、道具に近い立場となってます。魔法は戦闘中に敵から「ドロー」と言う魔法を奪 うコマンドで魔法を得たり、ダンジョンで拾えたりお店でも買えます。そして「ガーディアンフォース」の 能力を使って作り出すことも出来ます。

では今まで言った事の何が問題なのが、ジャンクションやドローはステータスを自分で変えられる面白さが ありますが、本来の目的で使うはずの魔法の存在意味を薄めてしまっています。 レベル制度はレベルが上がれば敵も強くなり、レベルが上がれば上がるほど不利になるというRPGにおける 経験値を溜めて強くなる楽しみを無視したなんとも困ったシステムになってしまいました。レベルを上げて もほとんど意味無いことを知らずに遊んでいると後半とても苦労します。ええ、苦労しま す!
GFは召還時間がどれも長いので非常に戦闘がだるくなります。特に序盤はGFが主戦力なので戦闘が嫌になっ てきますよ。スキップ機能ぐらいつけてほしかったです。

批判の原因はこれだけではありません。キャラクターが美形揃いでどうも狙っているな、といった印象が強 く、さらに主人公は暗くて後ろ向きというどうもぱっとしない性格で馴染みずらく感情移入し辛い。 登場キャラは年齢に相応しくない言動をするキャラが多く容姿とのギャップに違和感を覚えました。
始めは学園モノなのに急に世界を救うといった一変するストーリーもどうかと思います。それに今回のストー リーはどうも不可解な印象が強く、実はみんな孤児で孤児園で一緒だったのにそのことを忘れてしまってい て(GFを使用すると記憶があやふやになるといった設定があるけど説得力が薄い。)、そして孤児園のママ先 生が当面の敵になる魔女。唐突すぎます。唖然とします。なんとも幼稚っぽいストーリーです。遊んでいる 人を突き放して進んでいくストーリーです。制作側の自己主張が強すぎてユーザーのニーズとはかけ離れて しまっています。

マイナスばかりが目立つ8ですが、もう一人の主人公「ラグナ」の視点の話は面白いのが救いかなぁ。こっち メインだと面白かったかもしれないのに。
そうそう、終盤でなんとFF5の敵ながらユニークで憎めないライバルキャラのギルガメッシュが出てきたのに ビックリしました。これは良い意味で意表を突かれました。

ゲームを遊ぶ上での基礎部分や音楽などは良いので腐ってもFF。しかしこれがFFと言う名でなければ300万も 売れないだろうし、雑誌などでも評価は下がっていたでしょう。日本で1、2を争うゲームであるFFとしては 許しがたいシリーズ中最低の出来だと思います。
FFは4からプレイヤーはあくまで主人公たちの動向は見守る他人に過ぎない傾向でしたが次世代機になってか ら更にその傾向が強まり、まるでゲームではなく、アニメ、映画を見ているような気がして腑に落ちません。 プレイヤーも冒険に参加させてくれるFFを出して欲しいものです。


ゲーム名 : ファイナルファンタジー9
メーカー : スクウェア
ジャンル : RPG
10点満点中 : 7点 (★★★★★★★☆☆☆)

〜コメント〜

今回は「原点復帰」としてシリーズ久々にクリスタルが復活する……はずなのですが、まず言っておきますがFF3〜FF5までのイメー ジを持ったままでやってみると期待を裏切られるかもしれません。なにせ終盤まで殆どクリスタルのクの文字も出てきませんから。
個人的にFF3〜5までの黄金期をリアルタイムで過ごしたファミッ子でしたので、このクリスタルの扱いには幾分裏切られた心境です ね。

キャラクターは個性が強いFF6に近いタイプなのですが、主人公ジタンは個性の「アク」が強すぎて感情移入し辛く、終始FF6の ティナやロックのような「メンバーの一人」としてしか見れませんでした。

他、ポリゴンの粗さとロードの長さ等、幾つか不満点は有りますが、でもまあ、FF7・8の様に中高生の背伸びしたカッコよさ、精 神面をちちくりあうドロドロしさはなく、ストーリーは明るく前向きな冒険活劇ですし、武防具の装備も復活、召還獣も魔法も FF6以前のタイプに戻る等など、「SFCまでのFFらしさと」して確かに原点復帰は果たしています。

フィールド画面から戦闘、音楽、おまけ要素に至るまでシリーズ特有の味があり、良く言えば王道、悪く言えば代わり映えのない 古典システムがノスタルジーを思い起こさせてくれます。FF7・8のノリにはついて行けなかった人は遊んでみても損はないかも。


ゲーム名 : みつめてナイト
メーカー : コナミ
ジャンル : 恋愛シミュレーション
10点満点中 : 7点 (★★★★★★★☆☆☆)

〜コメント〜

ときメモの中世版。ときメモを楽しめたなら問題ないです。そこそこお勧め。

ただこのゲーム、主人公がまったく自己主張しません。クロノトリガー並みに無口な主人公です。いくらな んでもこれはさすがにどうかと。話すといえば選択肢ぐらいで、しかもその選択肢はとても傭兵とは思えな い頼りなさ。特に一番気になった選択肢が女の子から「なんで戦うの?」と聞かれ、一番良い回答が 「誰かの為に戦いたかった」と言うのには参りました。これは裏を返せば「誰でも良い」ってこと になってしまいます。せめて「この国が気にいったのでこの国のために戦って行こうと思った。」ぐらいの 台詞を選択肢に入れてほしかったですね。そうでもしないと主人公は信念や理想、大義を持たない、気の向 くままに戦争に参加して人殺しをしている一介の取るに足らない傭兵無勢ではないですか。まぁこの方が傭 兵っぽいと言えばそうですが、やはり主人公には勇者や英雄といった感のイメージがある方が良いでしょう。 無口なら無口でもうちょっと硬派な設定にしてほしかったかな。

また女の子は女の子で戦時中とは思えないほどあっけらかんとしているのは違和感ありまくりだし。まぁ、 暗い雰囲気より明るい方がいいんですけど、もう少し戦中といった反応があっても良かったのでは?
こう言う細かい所って結構重要だと思うんですけどねぇ。


ゲーム名 : メタルギアソリッド
メーカー : コナミ
ジャンル : ステルスミッション
10点満点中 : 7点 (★★★★★★★☆☆☆)

〜コメント〜

コナミの人気ゲーム「メタルギア」シリーズの続編物。
今作では核保有施設をハイテク特殊部隊フォックスハウンドに乗っ取られ、特殊工作員の主人公スネークが単身で乗り込み フォックスハウンドを阻止する、といった内容です。

自分は今作で初めてメタルギアシリーズを遊びましたが、まずスパイアクション洋画的なストーリーに合間合間の演出が 上手いなぁと感心しました。また他のアクションゲームとは違い、弾をバンバン撃って敵を倒しまくるゲームではなく、 出来るだけ敵に見つからないようにして進んで行かなければならないと言う設定が新鮮でしたし、手持ちの武器や道具の使い 道が多種多様で非常に面白い。

そんな訳でこれといった不満点はありません。…が、ゲーム中、敵の言動や大佐からの指示にちょっとしたお遊び的な要素があり、 それがゲームの雰囲気を壊しているとの批判を聴きます。確かに突然冷や水を浴びせられた感はしますが許容範囲かな。
(ちなみに私、サイコマンティスの超能力「ブラックアウト」を喰らった時、本気でテレビかゲームが故障したのかと勘違いし コナミのサポートに電話してしまいました。しかも電話担当者、「それ来た!」てな感じでニヤニヤ(そんな声だったぞ) 受け答えしていたのが印象的でした。(笑))

重厚なストーリーに飲まれず、ゲームシステム面でも良く作りこまれた佳作です。個人的にPSでオススメソフトの一本。

(※好意的なレビューに対し点数がやや低い理由を下記に述べていますが、かなり独りよがりな内 容です。ファンの方はスルーしてください。どうしても気になる方はドラッグ。)
…が自分はどうも最後まであることを引きずったまま素直にゲームを遊ぶ事ができませんでした。その訳は 限定版を買ってしまったこと。
元々限定版のうたい文句に弱くはないのですが、それでもつい釣られてたまに買ってしまうときがあります。 そして買った後、「何故こんな必要のないものに高い金を出して買ってしまったんだろう」と後悔するばか り。メタルギアソリッドの限定版も例外でなく、昔のメタルギアシリーズのサントラは別に遊んだ事が無い ので思い入れはないし、Tシャツ、設定資料、などなど、どれも自分には不必要な物ばかりで「9800円払っ て損した!」と心の底から思いましたね。通常版を買っていればこんな不快な思いをしないで純粋に楽しく 遊べたはずなのに。
限定版を買うときは、はたしてほんとうに自分に必要かどうかよく考えてから買いましょう。
ちなみにメタルギアソリッドの限定版のおかげで限定版と言う言葉に惑わされなくなりました。 まぁ、高くついた授業料だと思えばいいかな。

なんか本筋から脱線しまくってしまってすみませんでした。


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