Desert Eagle Mark XIX
Israel Military Magnum Hand Gun - Desert Eagle XIX

 Desert Eagleはイスラエル軍が1979年に制式化した軍用の大型拳銃である。当時としては画期的な大破壊力の.357マグナム弾を採用し、防弾ベストを貫く威力を持っていた為、ハンドガン界に革命を巻き起こす事になった歴史的な一品である。
 初期型は問題点が多かったものの、改良型の.DE/50AE型は絶大な支持を集め、その後、世界中の治安機関や軍、特殊部隊等で使われることになる。下図はDE/50AE型の発展モデルであるXIX型にハンティング用大型スコープとフラッシュライトを取り付けたヘビーカスタム版。
 映画「ダーティーハリー」で人気の絶頂にあったクリント・イーストウッドが使用した事もあり、DEの知名度は軍関係者だけでなく広く一般にも伝わる事になった。その為、今日では広くアニメやゲーム、映画などで使用されている。
 最も、現実的には既にDEは引退を迎えていると言える。DEにほど近い破壊力を持ちながら、より効果的に防弾ベストを打ち抜く新型のハンドガンが数多く開発された為、現実の軍隊や特殊部隊ではDEはほとんど使われていない。(イギリス特殊部隊SASコマンド等はDEの信頼性の為か、未だに使い続けているが)また威力の点ではS&W・M500にお株を奪われた為、その地位は低下しつつあるのが現状だ。しかしDEには熱狂的なファンが数多く居ることもあり。今後はプレミア化してガン市場に流れるであろう事とが予測されている。ともあれDEは銃器界の歴史に残る一品である事は間違いないだろう。