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本との出会い1…大森一慧さん。


大森一慧さんの食事は、簡単に説明すると玄米を基本とした、菜食主義。
別名「マクロビオテック」と呼ばれることもあるかと思います。

それを、季節や体質・体調に合わせた陰陽バランスで食べるという考え方です。

本を読んだだけで、習ったわけではないしので偉そうなことは全然言えないんですけど…。
でも、この本に出会ったことで、食べ物に関するワタシの考え方、少しは変わってきたように思います。


基本は東洋医学からきているもので、本を読んだだけではよく理解できない部分もあります。
陰陽バランス…というところは、正直、深くてあまりよくわからないし判断できません…

頭の中に、すっと入ってきたのは「自然のルールにそった食べ方」という考え方。

自然のものを丸ごといただく…
旬のもの、その土地でとれた物をいただく…
人工的に作られた、化学調味料・添加物を避ける…

などなど………。


「自然のルールにそった食べ方」が、もともと人間に備わった「自然治癒力」を高めて、健康でいられる、病気になっても治癒できる…という考え方は、とても納得できました。

日本は今、長寿国だけど、もう少し先に行くと平均寿命は下がるんじゃないかな…BR> と思っていました。

日本が長寿になった理由は、医学の進歩で病気が治せるようになったことと、国が清潔で豊かになったため、食べるのに困らなかったり、みんなが医療を受けられるようになったため…ということもあると思います。

でも逆に、豊かになったがゆえに、飽食となり、生活習慣病などの病気も増えてるし低年齢化しています。
情緒不安定や精神病の原因が、食生活にあると指摘している専門家もいます。
薬やサプリメントに頼りすぎて、体調を崩してる人もたくさんいます。
死に至る病気でなくても、もともとの自然治癒力がうまく働かなくて、重症化したり長引いたりすることもあります。


なんか、おかしい…


「食べること」は「おいしさを楽しめること」も大事だけど、まずは「健康的」でなくっちゃ…ということは、父からの遺言です!(勝手な解釈だけど)


すっかり、大森一慧さんの本に共感して、早速はじめてみたのが、【玄米食】でした。(←影響受けやすいのです…)

大森サンの
「玄米は、まけば芽が出ますが、精米してしまった白米には、まいても芽が出る生命力はありません」
という言葉に、とっても感動。

それまで、食べものに求めることと言ったら、味や栄養素…(加えて安全性や低コスト…)ということだけでした。
食べものの生命力をいただくって、考えたことなかったなぁーと。

生きたゴハン→玄米食♪と張り切って、玄米を買って炊いてみました。
もちろん100%玄米ゴハン。

しかし…。


家族の反応が、悪いのです…

ダンナは、
「オレ、玄米苦手なんだよなぁー」
と、いつも茶碗2杯食べてたゴハンなのに、1杯しか食べません…

息子・保育園生なんて、
「えー!ちゃいろいゴハン、やだぁーーー!!」
なんてハッキリ言うんです…(涙)

ワタシは玄米、味が悪いとは思いませんでしたが。
プチプチとした食感で噛み応えもあるし、味わいもあるし。
何より、本当に一粒一粒に元気が詰まってる感じがしたのです。

でも、家族はわかってくれない………


あ、そうか!
ワタシは本で読んで玄米のよさを納得してるけど、家族はこのこと知らないんだ!!

と、ひらめいて、本でかじった玄米のよさを説明する日々がしばらく続きました…
「説明したら、きっとわかってくれるもんねぇー!」
息子には
「白いゴハンは死んでるんだよー!」
なんて話したりして…(わかりやすく説明するため、母も必死!)


でもやっぱり、毎日、玄米が盛られたお茶碗を見て、落胆する(大袈裟か…)ダンナと息子。
そんな姿に「体のこと、考えてるのに!」とちょっぴり腹が立つワタシ…。

そんなある日、テレビを見てたら(バラエティー番組でした…)、
「おいしいものを食べたときの脳の中は恋愛したときと同じなんだってね。不味いものを食べたときは失恋したときと同じなんだって。」
と話してるのを見ました…。

バラエティーの中の一言なのに、妙に心に響いてしまいました…


ワタシは、
「材料を玄米にしてもおいしく食べられなければ、白米のおいしさになれてるワタシたちにとっては毒になるかもしれん…」
と大袈裟なことを考えていました。

「玄米、体にいいんだから食えっ!!」
だけじゃダメだったんだと…。
食事は「おいしく楽しく食べること」が最大の条件だという基本を思い出させてくれた言葉でした。
心は体の一部。
「おいしいー♪」と思って食べなければ、素材を変えただけでは、健康的な食事はできないんだなぁーと思い直しました。


それで、もともとものすごく考え方がスキで、よく読んで参考にしていた魚柄サンの本を読み直してみることになったのです…。



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大森一慧さん著の本



からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て

身近な野菜や調味料を活用して病気を予防し、症状をおだやかにおさえる方法について書かれています。もちろん、基本の食事の仕方のことも。




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