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食生活を見直すきっかけとなったこと。


食生活を見直すきっかけとなったこと…。

それは、父の死でした。

ワタシの父は、膀胱ガンでした…。
治療によって、一度は消えたものの2年後再発…
肝臓に転移、そして2004年の4月に他界しました。

65歳でした。


ワタシは心から、最近のガンに対する治療や抗がん剤の効果に期待し、信じていました。
父も、病気と闘い、辛い治療も積極的に受けていました。
しかし父の場合、ガンの進行の程度が重く、治療でガンが消えることも進行が止まることもありませんでした。

食事が思うように取れなくなった父はげっそり痩せて、急速に状態が悪化していったように見えました。

口から食事が取れなくなってからは、父の体から、どんどん元気がなくなり、同時に、ガンに立ち向かう力もなくなっていったように思います。
もちろんそれは、ガンという厄介な病気によるものが一番の原因です。
でもワタシはそのとき、食べること、口から栄養をとることの大切さを、改めて感じたのです。


抗がん剤で助かった命は、たくさんあります。
そのほかの薬も、病気の治療には欠かせません。
医学の進歩で、今まで治らなかった病気も治るようになってきています。
ガンでなく他の病気の場合でも、薬での治療を否定しているわけではありません。

でも、「体が基本」であることを忘れちゃいけないな、とつくづく思いました。
そして、その体をつくる「食べること」を適当にあしらっていてはいけない…と。


父が「体の基本」をつくる「食べること」の大切さを、身をもって教えてくれたんだなと思っています。



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