失敗山日記 U−3 |
10月に凍傷寸前? in 黒倉山 (岩手山系,97年10月12日) |
by 山へ行っちゃあいけない男(登山不適格者?) |
ジャンプ ( その2 ) |
その1 |
岩手山の頂上ではなく、火口原を目指しての登山です。火口原の紅葉を期待してのものです。 黒倉山頂に着いても、初雪が弱まる気配はありません。視界も悪くなりました。せめて火口原が見える所まで進みたいのですが、すぐ先から足場の悪いやせ尾根になっています。初めての岩手山でもあり、ここで戻ったほうがよさそうです。 尾根の道が雪で消える前に戻ることにしました。広い尾根なので、道を失わないように、少し気を引き締めて戻ります。幸い尾根からの降り口もすぐに見つかりました。 そんな時、往きにぬかるみで派手に転び、泥だらけになっていたレインウェアが目につきました。そこで暇つぶしにと、笹の葉の雪をつかんでは雨具にこすりつけ、泥を落としつつ歩きつづけました。 リフト乗り場まで10分程度の、見晴らしのいい吹きっさらしの所に来たときには、雪が弱くなっていました。そこでビデオカメラを取り出し、初雪に埋もれていく何とも美しい景色を写し始めました。 |
*連載の読み物のように、1日1ページずつ読んでいただくのが私の希望です。 |
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