わたしも街道をゆく/1992年/近畿へ
わたしも街道をゆく 1992年 近畿へ


1992年7月12日 東京から宇治山田へ 本日の走行距離389Km

いってきまあす

 今日から2週間の休暇に入った。仕事もダンナ(当時(^^;)もリスのりすこもほっぽりだして、出発。
 ツーリング、やっぱり出発は夜明け前、明けてゆく空と一緒に走るのが最高……なのにだらだらしてて、やっと6時半に目を覚ます。ぐずぐず支度して、いってきます!を言ったときにははや8時。いかんなあ。

 東名用賀料金所までは首都高で。本当はどうしても首都高は好きになれないのだ。狭い道幅、分岐点やコーナーばかり。あんまり渋滞していなかったからよかったけど、時々80キロくらいで走ってしまうことがあったりする。だってこわいんだもん
 東名高速、この時期の下り線なんて混んでいる訳もなく順調。

最初のご飯はマクドナルド

 日差しがなんだか暑くなってきた。気がつくと左手は海、由良の浜。生の桜エビ食べたい。西に進むにつれて薄曇りの空が青空に変わっていく。豊川で高速から下りる頃には暑い夏の日差しになっていた。夏だ夏だっ!

 そろそろお昼を食べときたいけど、暑くて食欲なんてない。でもともかくなんか食べようと目に入ったのはマクドナルド(なんでここまできてマクド?)。さすが実験的な東海地方のマクドナルド、グラタンやピザまであるのだ、地方限定ってやつ。そんなもの暑くて食べる気はしなかったけどさ。キーキーピーピーうるさいお子様達に顔をしかめながら適当に食べ、伊良湖岬へ向かう。
 渥美半島の先、伊良湖崎まではR259で。暑いうえに単調で飽きてきた。県道走った方がよかったな〜。

雨の伊勢路へ

 伊良湖岬からフェリーに乗る。鳥羽まで行くこの伊勢湾フェリー、一度乗ったことはあるのに、所用時間を忘れてしまった(普通は乗る前に調べるよな)。でもいつ着くのかわからないっていうのもけっこう面白いものではある。ぼんやり座って1時間、鳥羽に着いた。

伊勢志摩スカイライン  いやだなあ、鳥羽上空はどんより雨雲がお出迎えだ。降り出す前に伊勢の宿に着けますようにと祈りつつ伊勢志摩スカイラインへ。料金の割には(720円は高い)いい道じゃないなあ、なんて思っているうち、下界が見えた。少し霞がかった向こうに、鳥羽の海、点々と島、まるで墨絵のように美しい……と思ってたら、あ、雨降ってきた。写真なんて撮っている場合じゃない、雨が本気になる前に伊勢に着かなくっちゃ。
 なんだかすごく降ってきたけど停まってカッパを着られような場所(屋根がある場所ということだ)がない、でも向こうのほうの空は明るいから、とカッパ着ないであわてて走って伊勢の町。よかった、雨は上がってた。

外宮からお参りするのが順番です

外宮の神様  もう6時、人気(にんき、じゃなくて、ひとけ)のない伊勢神宮外宮へ。木立から降ってくる蝉時雨、目をつぶって聞いていると別の世界にいるみたい。風宮、土宮といった別宮にも行ってみる。薄暗くてちょっと怖い。神様がこっちを見ているような気がして、意味もなく「ゴメンナサイ」と謝りたくなってくる。

初日の夜は地味に更けてゆく

激狭ホテル

 2週間にわたるツーリングの初日の宿は宇治山田駅前。地方都市特有の(しつれい〜)なんともいえないちょっとくたびれたような雰囲気の駅前に、いやな予感が的中した。駅前のビジネスホテルはとにかく部屋が狭い。ビジネス、と付くくせに机もない。窓からは、ここよりちょっと値段が高かったホテルが見える。あっちにすればよかった。ちっ。

 夕ご飯の買い出しに、駅前のスーパー「ぎゅうとら」へ。伊勢神宮の門前町だからなのか、榊と樒が売られていた。このあたりの人たちはみんな神道なんだろうか?

晩ご飯  おすしやサラダを買ってホテルに戻る。ビールにほっと一息ついて、食べようとしたら、あれ箸がない。仕方なく手をべとべとにして(わしゃインド人か)食べながら、初日の夜は更けてゆく。