フェリーターミナルはさすがにバイクがいっぱい。みんなそれぞれ楽しい思い出を荷物に入りきれないくらいたくさん持って、東京に帰るんだろうな。もちろん私もね。
フェリーに乗り込む。バイクは一番地下。中で2回もUターンしなくちゃいけなくて、へたっぴいの私はトロくて情けない。
出航の時間が近づく。まだ数日北海道にいる彼がお見送り。埠頭の端まで走って来てパッシングとは泣かせてくれる。周りを気にせずブンブン手を振る私。まあたまにはこんなのもいいか。
だがフェリーは出航時間を過ぎても出ない。どうやら乗船予定のチョットコワイ系のオエライさんが遅れていて、子分達が出航を止めているようだ。ひどいなあ。でもこのお陰で間に合った一般の人たちもいたみたい。私たち二人は間が持たない。
2時間以上も遅れてやっと出航。
苫小牧港が小さくなっていく。北海道から離れていく。きっとまた来るから、変わらないでいてね。私も今年と同じ新鮮な気持ちを持って、また絶対来るから。