わたしも街道をゆく/1987年/伊勢へ
わたしも街道をゆく 1987年 伊勢へ

1987年11月23日 伊勢から東京へ 本日の走行距離392Km

 6時頃出発。夫婦岩の日の出が見たくて行ってみたけど、残念ながら曇ってて見えなかった。近くの宿泊客の人たちもたくさん浴衣姿で来てるのに。
 朝ご飯は伊勢うどん。お店の人が、寒いでしょう、といってストーブをこちらに向けてくれる、こういうちょっとした親切って一人でいるときは、特に身に沁みちゃうよね〜。

 鳥羽のフェリー乗り場に行く途中で給油。残りのお金がちょっと心配で、情けないことにカードを使う。フェリーのチケットまでカードで買った。
 乗り場にバイクが2台、セローとXLRの男女2人組、昨日このあたりをノーヘルにタンデムで走り回ってた元気な2人だ。船上でも甲板で近くに座ってはいたものの、何となく近づくのを遠慮してたら(邪魔しちゃ悪いじゃない)、「プリッツ食べませんか」と男の人が言ってくれた。そこから話が弾み、この2人としゃべってるうち、伊良湖崎に着いた。御前崎に一諸に行きましょうか、ということになる。

 渥美半島の、何の変哲もない一般道が、彼のおかげで楽しかったこと。だって、ピースサインをするのにステップに立っちゃうし、すごいの。後ろを走ってて大笑いしたりびっくりしたり。ピースされるほうもあっけにとられてた。
 まるで海の上を走ってるみたいな浜名バイパスでは、走ってるところを撮ってもらう。でもかっこ悪い。月子ちゃんみたいだった。

 「こっちから行けるかなあ」と脇道に入った(いや、入られてしまった)。海岸沿いなのはいいんだけど、ダートだったりして、危なっかしい私。それにひきかえ前の2人はオフロードで羨ましいかぎり。結局行き止まりで、引き返してまともな道に出た。
 朝からはっきりしない天気だったのに、御前崎に着いたら、日差しがぐっと強くなったのがうれしい。パチパチと3人で記念撮影。バイクも多いや。

 ファミリーレストランで昼食の後、しばらく走ってるとコーナーになってしまった。彼女の早いこと早いこと、ピューンとあっというまに見えなくなっちゃった。私は全然ついてけなくていやになっちゃう。でも無理して合わせたってしょうがない、危ないだけだもの。マイペースマイペース。
 コーナーが終わってやっと追いついた。すっごく悔しいし情けなかったけど「ついていけそうもないから、もしついてこないようだったら置いていっていいよ」って言った。でも、気を使ってくれたみたいで、そのあとペースがぐっと落ちた、ごめんね。

 新富士川橋を渡る前に、休憩。お湯をわかして紅茶をご馳走になる。ついでに緩んでガチャガチャとうるさいチェーンを張ってもらった。お世話になってばかりだなあ。
 R1と246の分かれ道、2人は箱根を越えて帰るという。私はR246へ。峠なんて越えたくないっす。

 あーあ、真っ暗になっちゃった。黒い山が迫ってきて、怖い。並行してる東名の、大渋滞のテールランプの列は見えたけど、こんな暗くてすりぬけしにくい狭い道走ってるよりましかなあと、御殿場から東名高速へ乗る。
 入口から渋滞してたけど、途中ももちろんで、ずっとすりぬけて走る。厚木あたりからやっとすいてきた。

 8時、家に到着、あああ疲れたっ!


前の日に戻る

「わたしも街道をゆく」top pageに戻る