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  シマリス用語の基礎知識

使用上の注意
信じるも信じないも読まれた貴方の責任のもとでお願いします。

index
  


あいす-くりーむ【アイスクリーム】
1.リスにあげちゃいけないもの。なぜなら冷たいし甘いし脂肪分たっぷりだから。動物がほしがるからってあげていいとは限らないというのは基本中の基本である。
2.でもわたしはお薬をあげるときに使ってしまいました。だってペットミルクだと受け付けてくれないんだも。ほんのちょびっと量にお薬混ぜ込んであげていました。でも100円のカップアイスだと無視され、ハーゲンダッツだと食べてくれました。アイスクリームも使いよう、ってことです。

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いちご【苺】
1.リスは「○○ベリー」とつく果物を大好き。やはりこのあたりは野生下でも食べているような系統なのであろう。べつにイチゴは「あげなくてはならない」ものではないのであるが、旬の果物をあげると嬉しそうだし(…いや、そう見えるだけ)(いやいや本当に嬉しいに違いない)、食欲増進には役立つと思われるのである。
2.しかしながら、イチゴはたいていの場合高いのである。ハシリの時期なぞ手がでやしないのである。人間様すら口にするのをはばかられるようなものをリスになんか…あげてしまうのが飼い主なんだなあ。でもうちでは値下げシールが貼られた、ちょっとだいぶ痛んでるのも混ざってるようなやつしかあげられないのである。

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うんどう【うんどう】
1.野生下のリスは広いテリトリーを持っている…からといって飼育下でも広い場所は必要か? というのはシマリス飼いが一度はブチ当たる命題かもしれない。さて答えは、といえば、野生下と同じ環境を用意することなどできないのだから、「ある程度」の広さを用意するしかないのではなかろうか。
2.そしてまた、運動不足を防ぐために回し車が必要かというのも悩むところ。回し車はあってもなくてもどうでもいいのではなかろうか。「運動不足解消」ならケージの中をしゅたっと飛び回ってるだけでも十分なのではないかと。
3.さてでは、ケージ内だけではどうしても狭いので、部屋に放して運動させる、というのはどうか…といえば。リスってば別荘にエサ運んだりとか昼寝したりとかして、ちっとも運動してくれないじゃん! 
4.そもそもリスに「運動」もしくは「散歩」っていうコトバはあるのかどうか。野生のリスが運動するのは、エサをさがす、天敵から逃げる、テリトリーを侵す他のリスを追い払う、メスをオスを求める…つまり「必要に迫られて」であって、エサはある、安心、という環境のもとでわざわざ好きこのんで走り回るとは思えないのである。

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えっち【エッチ】→(ホロピー)
※注:この項18禁
1.シマリスの場合、エッチは春しか行われない。メスは約2週間くらいの間隔でエッチがしたくなるらしい。しかし別にエッチができなかったからといってグレるわけでもないので、子どもたちの面倒を見られないなら、エッチはさせないように。
2.シマリスがエッチしたいときの合図は鳴くこと。ホロホロとホッペを膨らませて鳴いたり、ピーと小鳥のように鳴いたりすることから、これを「ホロピー」と名付けたG氏はお元気だろうか。
3.朝からホロピーと鳴いているわが家の可愛いバージンリスちゃんに向かって「割り箸でもつっこんどけ」と言ったのは私の元夫である。
4.ご主人様のエッチを見ていちいちいろんな感想を持つ、えびちゅみたいなリスがいたらいやだなあ。

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おおみや-あるでぃーじゃ【大宮アルディージャ】
1.(2004年)現在J2に所属するサッカークラブ。エンブレムがシマリス。ホームタウンは大宮市(現・さいたま市)。「りすの家」があるせいかどうか、リスは元・大宮市のマスコット的存在だったらしく、それに由来。詳しくはアルディージャのサイトを見てください。

おにぎり【お握り】
1.やっちゃいけないリスの慣らし方。両手で包んで「おにぎりおにぎり」して早く手に慣らそうというもの。なんか間違ってると思うが、正直いってうちの初代リスりすこが慣れたのはこれのおかげなのか…? いやまさか。

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かみ-りす【噛みリス】
1.秋から春先にかけて、とてもよく馴れていてかわいかったシマリスがある日突然なんの前触れもなく、非常に攻撃的になり、飼い主にはなんの落ち度もないのに、きわめて理不尽に(リス的にはそうでもない)、流血沙汰になるまで噛み付くシマリスを指ていうことば。知らない人が家に来ると性格が豹変し、「借りてきたリス」になるのも特徴のひとつ。 [〜に手を噛まれる・〜こそシマリスの醍醐味] ただし「噛」が常用漢字ではないためか、雑誌等においては「かみリス」と記載される場合もある。
2.春になると元に戻るが、そのままずーっと凶暴な個体もいる。もしそうなったらあきらめよう。ずーっと凶暴だったのが急におとなしくなった場合、実は具合が悪い、ということもあるので、一応は心配してみたほうが安心かもしれない。
3.シマリスに対して飼い主が何らかのアクションを起こしたせいで噛まれるだけでは、噛みリスとはいわない。また、馴れていないリスが、恐怖心やストレスのために噛むのも噛みリスとはいわない。噛みリスはあくまでも「理不尽」であること。
 しかしリスから見ればそんな時期に近寄ってくるニンゲンのほうがよほど理不尽。噛みリスは放っておくに限る。
4.「噛みリス」なる言葉の初出は93年始め頃、ニフティサーブ「ペットフォーラム」にてGCH00474りすこのはは氏が書いたものかと思われるが真偽のほどは不明。本人はそう信じているらしい。
5.(財)神奈川科学技術アカデミーにて行われた『近藤「冬眠制御」プロジェクト』のご研究のなかで、年周リズムをもたないシマリスは寿命が短いということがわかったとか。年周リズムをもつシマリスは、寿命が長いのである。(以下大野私見)さあここで振り返ってみよう。噛みリスにも年周リズムがあるということを! 年周リズムの冬眠モードと噛みリスモードがリンクしているのはすでに周知のことと思われるが(?)、つまり、こういうことである。噛みリスは長生きする なんとすばらしい。噛みリスの飼い主は痛さと引き替えにリスと一緒に暮らせる時間をたくさんもらっているということだ。そういえば噛みリスな子ってみんなけっこう長く(何年からを長生きというのか(^^;)生きてる気がする。ただしこれは、噛みリスじゃないと短命、ということでもなさそうで、馴れてても長生きの子もいるんだけど。
 結論としては、噛みリス万歳、ということか(^^;) 

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きあつ【気圧】
1.人間でも、気圧が低いと調子の悪い人がいると思うが、リスでもそうじゃないかと思う。

きつね【狐】
1.野生下ではシマリスの天敵。でも北海道のキタキツネみたいに観光客にエサをねだる野性味のなさでは、シマリスをゲットすることができるのかどうか謎。しかしシマリスもけっこう観光客にエサをねだっている。

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くつした【靴下】
1.ぼろくなった靴下をシマリスの巣材にするという使い方があるが、爪に引っかかったりするので危なかったりすることもある。
2.靴下ハンモックの媒体への初出は『アニファ』1996年7号で、作成(ってそんなおおげさな)&撮影は著者によるもの。ちなみに写真でシッポだけ見せているのはうちのりすこである。

くるみ【胡桃】
1.シマリスを飼育する人は必ず一度は夢見るのが、リスがクルミを割って食べるシーンであるが、この期待は裏切られるのが常である。シマリス程度の歯ではクルミの殻をぱきっと2つにはできないようである。イメージの中にある、「リスがクルミを割っている図」は、ま、キタリスとかそういうでかいリスのことであろう。
2.クルミにはいろいろと種類があるのだが、ペットショップで売ってたり、お菓子に使ったりするような市販のやつはカシグルミというやつ。自生しているのはオニグルミで、これはシマリスにあげたら割れはしなかったけどカリカリと根気よく殻をかじり取って中身を食べてた。

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けいかい【警戒】
1.そもそも捕食対象になる動物であるから、警戒を怠るようなリスは野生で生き延びていけない。そのため家の中でもけっこう警戒している。たとえばしっぽ振りも警戒。後ろ足をタンタンするのも警戒。だと思います。

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こりす【子リス】
1.春先になるとペットショップに売っている必殺兵器(?)。小さい頃から飼うほうが慣れるとかなんとか言われてその気になって飼うと、すっかり慣れたある秋の朝、噛みリスになったりする。
2.子リスは、日本にやってくる時点でとっても疲れ果てているため、すぐに具合を悪くすることも多い。なにしろ周到な準備をしてから飼ってください。
3.外来種への規制は厳しくなってくるので、そのうち入ってこなくなるかも。そのほうが、生息地で捕獲時に死ぬ子リスと輸送中に死ぬ子リスとショップで死ぬ子リスが減るからいいんじゃないかとは思うけど、現地がシマリスだらけになってそれはそれで問題かもしれない。

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さくら【桜】
1.春のシンボルともいえる花。入学式や当然、お花見にはつきもの。
2.しかしリスにとって桜の花はただただ「うまいもん」らしい。落ちた花など持って帰ってみると、ばくばく喰らいつく。「こいつもしょせんけだものね」と飼い主としてはいやな気分になったりするが、リスに対して「花を愛でろ」というほうが無理である。

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しっぽ【尻尾】
1.「リス」という生き物をあらわす記号のひとつ。そのほかには「でかい前歯」
2.シマリスにとってとても大事なもの。バランスも取れるし、おふとんにもなる、振れば合図だし、敵に襲われたら犠牲にすれば生き延びられる。でも、飼育下のシマリスなら、なきゃないで問題ないような。
3.飼育下のシマリスにとってのシッポは、健康のバロメーターといえよう。栄養バランスもよく、心身ともに健康なリスのシッポはふさふさだと思われる。ハゲてたりするのは異常といえる。肉体的もしくは精神的に何らかの問題があることが多いと思われるのだが、シッポの毛がなかったりしても気にしない飼い主さんが多いのはなぜ?
4.よくシマリス(らしい)のイラストに、シッポにもシマがくっきりあったりするのがあるが、それはニセシマリスである。必要以上にふさふさしてるのも、ニセシマリスである。

しんぶんし【新聞紙】
1.巣材、床材としては、タダだし(新聞とるのにお金かかるけど、巣材にするために新聞とってるひとなんていないでしょ)、インクが有害ってこともないし(巣材、床材として使ってる程度では問題ないはずだ)、使いやすいものだったりする。
2.シマリスが細く切った新聞紙を口にしまうときには、すげえ器用に折り曲げて入れ、あごが外れるんじゃないかと心配になるほどたくさん入れてびっくりする。
3.色のついているページを使っていたりすると(特に赤っぽいとき)、げ、血だ、と驚くこともあるので色のついているページは使わないほうがよいかもしれない。ソーリダイジンの顔なんぞの部分がシッコにまみれたりしてもいっこうにかまわないが、訃報などのお写真がそんな目にあってしまうととても申し訳ない気分になることもある。
4.本や新聞紙などをふんずけてはイケナイという教育を受けてきたものにとって、新聞紙は新聞紙として機能しているうちはふみつけたりしないようにしているが、巣材、床材になった瞬間、うんこまみれでも気にならない。

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すたみのん【スタミノン】
1.犬猫用の栄養補助食品で、チューブに入っていて、なめてみるとほのかに甘味があるもの。どういうわけだかリスに大好評。チューブを見ただけで寄ってくる場合もあり。似たようなものにフェレットバイトというのがあるらしいがこっちはなめたことないので味は知らない。
2.著者が知る限り、「リスにスタミノン」は、92年か93年に、著者の亡き友人が伊勢丹新宿店のペットショップで子リスを購入せし時に、補助的に与えることをすすめられたのが最初か。とすれば偉大なり伊勢丹のペットショップのひと。
3.ただしこれは脂溶性ビタミンを含むので、与えすぎはよくないもの。お薬を飲ませるとき、ケージに呼び戻すとき、攻撃を避けるときなど、効果的な使用をおすすめする。

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せいい【誠意】
1.シマリスには通じないもの。通じていれば噛みリスになったりするもんか。

せいり【生理】
1.シマリスには生理はないので、生殖器から出血してたら慌てて動物病院に行ったほうがいい。

せっし【切歯】
1.前歯のこと。シマリスには上下2本ずつの切歯があって、一生、伸び続ける。硬いものをかじって歯を削っている、というのはなんとなく正しくない。硬いものをかじること歯が削れる要素のひとつだが、なにも食べてない時でも上下の歯をこすり合わせている。

せっしやくわん【切歯扼腕】
ことわざ。シマリスをかわいがって育ててきたのに急に噛まれるようになってくやしがること。

せっとく【説得】
1.シマリスには通じないもの。通じていれば噛みリスになったりするもんか。

せみ【蝉】
1.シマリスに見せるとすごい勢いで食べるらしい。私はやったことがない。寄生虫が心配だという声も聞くが実際どうなのかはわからない。

ぜんい【善意】
1.シマリスには通じないもの。通じていれば噛みリスになったりするもんか。

せんたく-ねっと【洗濯ネット】
1.リスを飼うときにあると便利なもの。とくに病院で。
2.洗濯ネットにリスを入れて、端からくるくる巻いていってリスを反対の端で固定するわけだが、かわいそうに思ってゆるいと暴れてかえってよくないのではないかと。かといって、死ぬほどぎゅーぎゅーにすることはないが。

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そふぁ【ソファ】
1.シマリスがトンネル作ってヒマワリの種を隠して住み着いちゃったりすることもあるので気をつけたほうがいいもの。布団とかも同様。

そらまめ【空豆】
1.塩を入れないお湯でゆでたのをひとつあげるくらいなら別に問題ないと思う。ビールの肴にしている空豆をかっさらわれないようにしよう。

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たいか【退化】
1.シマリスの前足の親指。

たいがんのかじ【対岸の火事】
1.ことわざ。よその家のシマリスが噛みリスになった話を聞いて自分には関係ないやと思うこと。たいていの場合、そのうち同じ目に遭う。

たいやく【大厄】
1.男の大厄は42歳、女の大厄は33歳。シマリスの大厄は、4〜5歳くらいなのかな。このあたりにひとつ、乗り越えねばならなハードルがあるのかもしれない気がする。

たおる【タオル】
1.巣材にしたくなっちゃう素材。でもループに爪引っかけたりして危ない。かじるので、糸くずを飲み込んだりして危ない。

だきょう【妥協】
1.シマリスを飼っていると身につく。カーテンにオシッコされることにも、壁紙をかじられることにも、噛み付かれることにも妥協するかわり、リスには不自然な飼育下での生活に妥協してもらってるということで妥協しておきましょう。

たくわえ【蓄え】
1.シマリスの巣箱の中やケージの隅、場合によってはバッグの中にまでリスはエサを蓄える。

たち-しょん【立ちション】
1.人間では普通、男の人しかしない(時々、「うちのばーちゃんが立ちションしているのを見た」という話を聞く)。シマリスでは性格に関係なく行われる。ケージ側面の金網に張り付き、外に向かってシャーシャーする。

たっぷ【たっぷ】
1.警戒してシッポを振っているとき(モビング)、なぜか後ろ足でタンタンとタップを踏んでいることがある。スナネズミやウサギにも見られ、スタンピングと呼ばれているのでたぶん動物行動学的にはそう呼ぶのが正式。
2.スナやウサギは仲間への警戒信号だけど、単独性のシマリスが誰に警戒信号を伝えるのか。少しでも被害を少なくするための利他行動なのか?

たで-くう-むし-も-すきずき【蓼食う虫も好きずき】
1.ことわざ。がぶがぶ噛まれてもシマリスを飼うのが好きな人たちのこと。

たね【種】
1.シマリスは種が大好きである。リンゴの種、ミカンの種、バナナの種(おいおい…ここは笑うところです)。しかし、種子には毒性があるものも少なくないのである。リスの大好きなリンゴはバラ科だが、そのバラ科植物の種子にはアミダグリンというのが含まれてて、中毒を起こすんだ、これが。…さあ、あなたはこれを読んで明日からリスにリンゴをあげるのをやめますか?
2.しかし、野生のリスは種子を食べるし、エサの多くは種子だし、わりーけどあたしゃ8年くらいリスに日々リンゴを食わせ続けているが、だれも死んでいない。もっと長くリンゴの種を与えていたとしても、死んでないでしょ? つまりどういうことかというと。
3.(私見なのでよろしく)種子食の動物って、種子に含まれる毒素を分解することができるのかも? とりあえずリンゴあたりはべつに大丈夫なんじゃないのかな、と私は結論づけてみたりするのである。
(この項参考文献『図解猛毒植物マニュアル』和田宏/同文書院)

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【血】
1.血に弱い人はシマリスは飼わないほうがいいかもしれない。

ちーず【チーズ】
1.野生下のリスがチーズを食べることなんか絶対にないと思うけど、リスはチーズがけっこう好きである。動物性タンパク質の供給源である。野生下のリスが食べることがないといえば、煮干しなんか絶対食べることないよなあ。リスがいるの、山だし。
2.とはいえチーズは高脂肪。そこでカッテージチーズがいいんじゃないかと。
3.カッテージチーズは、ひき肉代わりにカレーに入れてもけっこういける。

ちか【地下】
1.シマリスが好きな場所。冬眠は地下でする。普段も地下の巣を使ってることがある。

ちっぷ【チップ】
1.シマリスの名前にけっこう多い。たぶんディズニーの「チップ&デール」から。著作権侵害とか文句言われないといいですね。なにしろ小学校の卒業制作でディズニーキャラの何かを作ったのを、やめさせたという噂。プーさんやアリスの原画をあんだけ冒涜している責任は取らなくていいのかよ。あ、全然関係なかった。
2.シマリスは英語でchipumunk。「チップ」は鳴き声からきているとのこと(→参考

ち-の-あめ【血の雨】
1.噛みリスを飼っている人の家の秋冬の季語。
似た言葉:血の涙=こんなにかわいがってるのに噛まれた、と思って流す涙のこと。血祭り=飼い主に噛み付いて出血させたときのリスの気持ち。

ちゅうこうせい【昼行性】
1.昼間活動する性質のこと。リスもそう。反対語:夜行性。
2.リスは昼行性なので、昼間勤めている人はほとんどリスには会えない。ゆえに、家に帰ってきてから起こしちゃったりする。ほんとはそういうことはしてはいけない。

ちょこれーと【チョコレート】
1.リスの大好物。
2.チョコレートを食べ過ぎて鼻血を出したことはないだろうか。そんなものをリスに食べさせてはまずいのである。チョコに含まれているカフェインもテオブロミンも毒性があるのである。
3.よい子は真似しないでほしいのだけど、なかなか食事がはかどらないリスに、マカデミアナッツチョコのチョコだけ私が食べて、ちょこっとだけチョコが(ダジャレ?)微妙に残ってる状態で与えたことがある。背に腹は代えられなかったのである。

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つみ-と-ばつ【罪と罰】
1.野生動物であるシマリスをペットにしているのが罪。秋冬に噛まれるのが罰。……なのか?

つめ【爪】
1.リスの凶器のひとつ。けっこうみみずばれになっちゃったりする。

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てぃっしゅ-ぺーぱー【ティッシュペーパー】
1.リスを遊ばせている部屋にティッシュの箱があると、どんどん引っ張り出して口にくわえて巣に運び込もうとする。
2.時々、ティッシュの端を自分で踏んづけているのに動こうとして困っていることがある。
3.いずれにしても、巣材には向いてないんじゃないかと思うけど。

てきい【敵意】
1.秋冬になると多くのシマリスが剥き出しにするもの。

でりけーと【デリケート】
1.やたらとデリケートなリスがいるかと思うと、ちっともデリケートじゃないリスもいる。飼い主がデリケートすぎるのもよくないような気もする(場合によっては)。

てんじょう-てんが-ゆいが-どくそん【天上天下唯我独尊】
1.この世の中でただひとり、自分が一番えらいと思っているリスの態度のこと。(ほんとの「天上天下唯我独尊」の意味じゃないですから、念のため)

てんがん【点眼】
1.目薬をさすこと。
2.リスに点眼するのはむずかしい、と思う。手で持てればいいけどそうでなければ、やっぱ洗濯ネットかなあ。

てんてき【天敵】
1."自然界で、ある生物を捕食や寄生によって殺す他の生物。天敵は個体数の均衡を保つのに重要な役目を果たすとともに、病害虫防除にも利用される。鳥類は多くの昆虫の天敵である。"(http://dictionary.goo.ne.jp/index.html 三省堂提供「大辞林 第二版」)
2.リスの天敵は、キツネとかヘビとか猛禽類とか。でも広義では飼い主も秋のリスの天敵かも。いや逆か。飼い主の天敵がリスなのか。

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といれ【トイレ】
1.オシッコやウンチをするところ。リスの場合、えてして金網の側面がトイレだったりする。
2.あるいは、人の体がトイレだったりする。リスのオシッコは生あったかい。

とうふ【豆腐】
1.タンパク質豊富。わりとリスも好きだったりする。歯が悪い子にちょっとあげたりするといいかもしれない。高野豆腐は普通のリスもけっこう好きだったりする。

とうみん【冬眠】
1.厳寒の地で暮らすシマリスは冬を乗り切るのに冬眠という手段をとる。深くて長い穴を掘って、その中で過ごすのである。冬眠に入ったらもうずーっと寝ているわけではなくて、時々起きてエサ食べてトイレをするのだとか。くわしくは『日本動物大百科』(平凡社)などを読もう。
2.おうちにいるリスも冬眠しちゃうことがある。そんなに寒くなくても、うっかりスイッチ入ってしまうらしい。冬眠しているときのリスは、呼吸数激減、体温低下し、死んでるようにしか見えなかったりするが、埋めちゃう前によく確認してね。カメぢゃないのだから、土に埋めたら死んじゃうのである。
3.書籍等では、読む人がどんな健康状態、飼育環境でリスを飼っているのかわからないので、最も安全と考えられる「冬眠させない」「冬眠したら暖めて起こす」という方法をおすすめしている。(追記:その後そうでもなくなった)
4.著者は「うちのリスはばりばり健康だもんね」と思っているので、冬眠したらさせておく。むろん息をしているかどうかは確認するけど、ひんやりした身体にほっぺすりすりして「ああひんやり」と楽しんでたりするが、よい子は真似しないでね。

どさんこ【道産子】
1.エゾシマリスとエゾリス。

としより【年寄り】
1.どんなにキュートに見えるリスちゃんだって、人間と同じで年をとる。4才にもなったリスに向かって「○○ちゃんかわいいでちゅねー」と言うのは、定年をむかえたオジサンオバサンに向かってそう言っているようなもんで、本当であればかなり気色悪いことではあるが、そうとわかっていてもなお「ごはんでちゅよー」と言ってしまうのが、動物飼いの性(さが)というやつである。
2.どのくらいから年寄りなのかといえば、野生下では4才くらいで姿を見せなくなる(『森のシマリス』より)ということ、動物病院においても4、5才くらいから老化を感じる(『アニファ』50号より)ということ、うちのりすこちゃんが4才のときに、それまでピョンと飛び乗れたこたつにうまく乗れなくなったということなどから考えて、まー4才というのがひとつの節目かなと思われる。人間でいえばやっぱ定年間近といったところか。女性でいえば体調に変化を見せる更年期の頃、かもしれない。
3.長生きをしたという噂で、15才というのを聞いたことがある。これって人でいえば間違いなく100才以上、120才くらいなんじゃないか? つまりリスは、0才→4才で、人の0才→60才、0才→15才で人の0才→120才を生きてしまうというわけだ。なんて駆け足なんだろう。といっても、4才まではものすごい勢いで駆け足、その後は徐々に、という感じなのであろう。
4.というわけで、4才を過ぎたら「年寄りだ」という意識は持ったほうがいいのだろう。なにも過保護にするこたないが、まあなんとなく様子に注意をしてみたりするといいかもしれない。そして、世の中に年寄りリスが増えてくれればいいのになあ、と思う。10才のリスなんてあたりまえ、になればいいのにね。もちろん、健康で。

どんぐり【団栗】
1.冬眠するシマリスの主食。
2.「どんぐりの木」というのがあるわけではなくて、ナラとかカシワとかクヌギとかの実の総称。

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ないしょく【内職】
1.スナックとして売られているヒマワリの種って、シマリスが内職で殻剥きしてるんだよ。(ウソですから間に受けないように)

なか-よし【仲良し】
1.いろんな動物さんたちがみんな仲良く暮らしていたりするのは絵本だけの世界である。リスはハムスターを攻撃し、猫はリスを攻撃し、リスは人を攻撃するのがこの世の中なのである。

なきっつら-に-はち【泣きっ面に蜂】
1.ことわざ。リスに噛まれて手に傷があるのを忘れてキューリの塩もみとか作っちゃうこと。ちょっと違うか。

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にえゆ-を-のまされる【煮え湯を飲まされる】
1.ことわざ。すっかり手乗りになっていたはずのリスに噛まれた時の裏切られた気持ちのこと。

にせりす【偽リス】
1.いろいろなところでよく見るけれど、実際にはそんなリスいないだろうというリス。シッポがふさふさで、縦方向にシマが数本あり、必ず前歯が出ている。

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ぬけ-げ【抜け毛】
1.夏の前、冬の前になるとケージの隅っこなんかに抜け毛が溜まっていたりする。
2.リスの換毛は徐々に起こるので、いきなりごっそり抜けてハゲることはない。そうなったら病院に行ったほうがいいと思う。

ぬの【布】
1.ケージの中に布っぽいものを入れておくのはあんまりよくないと思う。かじるので、糸くずが詰まったりしたら心配だし、爪を引っかけたりする。

ぬれ-ねずみ【濡れ鼠】
1.リスを洗ったりしてはいけない。リスを洗うと濡れ鼠になってしまう。

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ねがい【願い】
1.シマリスさんが一年中、いい子で、呼べば来てくれて、手乗り肩乗りしてくれて、ケージには自分で戻ってくれて、トイレはこちらが設置したものを使ってくれて、病気にもならず、決して怒らず、いつもにこにこ笑っていること。

ねぎ【葱】
1.リスに食べさせてはいけないもののひとつ。

ねくたい【ネクタイ】
1.リス模様のネクタイというのはけっこうあるみたいです。でも、自分がリス好きだからって、リスが好きでもない彼氏にリスネクタイをプレゼントしたりするのは、いい迷惑かもしれません(べつに実話ではありません)。

ねこ【猫】
1.リスの敵。
2.うちのリスは猫と仲良しなんです、なんてのをよく聞く。リスがかわいそうだしいずれ事故が起こるからすぐやめたほうがいいと思う。

ねごと【寝言】
1.巣箱の中から、リスがなんか言ってるのが聞えてくることがあります。どうやら寝言を言ってるみたいです。

ねこ-を-かぶる【猫を被る】
1.ことわざ。春と夏のシマリスのこと。特に春、ペットショップの店頭には猫を被ったリスが出没する。

ねずみ【鼠】
1.リスも大きくくくればネズミの仲間です。シッポの毛が抜けたりすると、本当にネズミになってしまいます。

ねっしゃびょう【熱射病】≒日射病≒熱中症
1.炎天下ではあっというまです。夏とその前後には日光浴とかさせないでね。

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のうりょく【能力】
1.シマリスにはいろいろな能力がある。長いトンネルを掘る、冬眠をする、固い木の実の殻を剥く、ホッペにたくさん食べ物を隠す、自分よりも何百倍も大きな生き物を攻撃したうえに泣かせたりする。

の-ばなし【野放し】
1.自然から無理に連れてきているのだから束縛するようなことはしたくない、とかいうのはなんかちょっと違ってると思う。連れてきちゃったからには、この場所で安全に、できるかぎり幸せに過ごせるように管理しなくちゃならないと思う。野放しは、よくないと思う。

のーべる-しょう【ノーベル賞】
1.シマリスに無理じいさせることもなく、どんなシマリスも100%噛みリスにならない方法を見つけたら、ノーベル平和賞をもらえると思う。

のべつまくなし【のべつ幕なし】
1.リスになんてまーったく興味のない人が、リスの飼い主の親バカ話を聞くときの心持ち。

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【歯】
1.シマリスの歯は20本。本によっては22本。上下2本の切歯はずっと伸び続ける。臼歯はウサギとかと違って伸び続けない。
2.硬いものをかじることだけで長さを加減しているわけではない。→切歯

はいすい-の-じん【背水の陣】
1.人に飛びかかるときのシマリスは、たぶん「背水の陣」な気持ちなんだと思う。リスが攻撃態勢になったときの飼い主もそうだけど。

はがた【歯形】
1.シマリス飼いのステータス(違うと思う)。

はがゆい【歯痒い】
1.リスがなにを思っているのか、今、幸せなのか、どこが苦痛なのか、どうしてほしいのか、実は私たちはなにもわからない。こんな歯痒いことってない。

はくらい【舶来】
1.リスだって舶来品だ。

はげ【禿げ】
1.リスにハゲができたときは、なにかしら理由があるはずである。ハゲがあるくらいで死んだりはしないけど、リスのSOSではあるわけなので、理由は考えたほうがいいと思う。
2.リスがハゲる理由はたとえば、真菌症とか、ストレスとか、栄養の問題とか。

はずかしい【恥ずかしい】
1.顔をリスに引っかかれた傷があるままで会社に行くこと。
2.バッグからヒマワリの種が出てくること。

はなみず【鼻水】
1.病院に行ってください。

はなし-がい【放し飼い】
1.リスの飼育方法のひとつ。でもいろいろ危ないからあんましおすすめできない。リス的には、いろんなところに別宅を作って楽しそうなんだけど。→野放し

はる【春】
1.シマリスにとっては繁殖シーズン。
2.噛みリスの飼い主にとってはなにより楽しみな季節。でも、なかには春になっても噛みリスが治らないリスもいる。

ばんせい-せい【晩成性】
1.シマリスの子どもは晩成性。生まれたときは赤裸で目も開いていないし、成長するのに時間がかかる。その逆が早成性。チンチラやモルモットなど。生まれてすぐ歩き回るし、目も開いてるし、十分ではないが餌も食べたりする。

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ひがい【被害】
1.鼻を噛まれる、耳を噛まれる、指を噛まれる。
2.本をかじられる、家具をかじられる、カーテンをかじられる。
3.でも本当は、狭いケージの中で一生を過ごすしかないリスが一番の被害者なんだと思う。まあ、そんなこと思ってちゃ動物なんて飼えないけど。

ひからびる【干からびる】
1.むやみやたらにリスを部屋に放していると、タンスの裏から干からびたゴキブリの死体をくわえてきたりするので注意しよう。

ひげ【髭】
1.リスのヒゲは、狭い場所を通るさいにその幅を計ったりするのに便利。一般的なヒゲの他に、ミョーなヒゲがマユゲのあたりとか、腕のあたりに生えてる。
2.年をとってくるとヒゲが貧相になるような気がする。

びけい【美形】
1.うちのリスは美形なのよー、と多くの飼い主さんが言う。

ひとめ-ぼれ【一目惚れ】
1.一般的なリスを飼うきっかけ。

ひまわり-の-たね【ヒマワリの種】
1.ひと昔前までは「げっしーの万能餌」と思われてたフシがあるもの。もしかして今でも思われているかもしれない。フクロモモンガ(げっしーぢゃないか)のエサ入れに、ヒマワリの種がてんこもりになっているのを日曜に入場料払って入るペットショップで見たときには頭くらくら。栄養障害でカンペキ腰くだけになっているフクロモモンガの異常を店員に訴えると「こんなもんですよフクロモモンガって」。仕事で行ってなければぶっとばすところであった。あの女はいまでもそういういーかげんなことをしったかぶって言っているのであろうか。くわばわくわばら。(←かなり前のことです。2004年9月記)
2.でも悪いエサというわけでもないし、シマリスの「いっぱい割ってほっぺにいっぱいしまって隠したいの」という欲求を満たしてくれるし、バランスを崩すほどでなければあげてもよかろう。って偉そうに。
3.ニンゲンもヒマワリの種は好きである。珍味コーナーで売っているのをみるたび、「リスに剥かせているのかもしれない」と思うのだが真相は如何に。ちなみに著者は小学生のとき、校庭にヒマワリがあったので、夏の終わりになると、放課後、種をつまみ取っては食べていた。おいしかった。体育館の裏にはクワだったかグミだったかもあり、これもよく食べたものだ。すごい田舎の学校みたいだが今や都庁を擁する新宿の小学校である。

ひゃくじゅう-の-おう【百獣の王】
1.もしかしたら真の百獣の王は冬のシマリスではないかと思う。

ひらき【開き】
1.暑い時期になるとリスが開きになっている。なるべく体表面をたくさん空気にさらしたほうが体熱が放散するのである。

ひらがな【平仮名】
1.読み方は同じでも、自分が付けたリスの名前をひらがなで表記するかカタカナで表記するかというのは、飼い主にとっては実はとても重要だったりする。たとえば、私が飼っていた「りすこ」は「リスコ」ではないけど、「リス子」と名付けた人にとっては絶対に「りす子」ではないんだろう。

ひるむ【怯む】
1.秋冬にシマリスの世話をするときの心持ち。こんな小さい動物に……と思うとちょっとくやしいけど、やっぱり怖いのである。

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ふかづめ【深爪】
1.リスの爪を切るときは、深爪になって出血しちゃわないよう気をつけましょう。

ふくみみ【福耳】
1.福耳のリスって、いるんだろうか?

ふしゃく-しんみょう【不惜身命】
1.ことわざ。リスのためなら自分の体などどうなってもいいと思うこと。

ふとう-ふくつ【不撓不屈】
1.ことわざ。いくら噛まれてもリスの世話をがんばってすること。=粉骨砕身

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ぺあ【ペア】
1.シマリスは最初からペアで飼わないと繁殖できませんよー。というのはウソである。単独性のシマリスは繁殖シーズン以外は皆、独身である。ペアで飼ってたりすると、ひどいことになる場合も多い。

へこむ【凹む】
1.すごく慣れてたリスが急に攻撃的になり、がっくりくる様子。

べったく【別宅】
1.リスを部屋で放し飼いにしていると、いろんなところに別宅を作ってしまう。安全な場所ならまだしも、冷蔵庫の裏とかステレオの裏とか、けっこうこわいので注意。

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ほうじょう-え【放生会】
1.リスを逃がしても放生したことにはならないので、なんもいいことありません。現代の放生会では、鯉とか金魚を放生するみたいだ。

ほうしん-じょうたい【放心状態】
1.昨日まであんなにかわいかったリスが今朝になったらいきなり目を三角にして飛びかかってくるようになったときの飼い主の心持ち。=茫然自失

ほおぶくろ【頬袋】
1.シマリスにとってとても大切なもののひとつ。シマリスもバカじゃないようで、生っぽいものややたらと柔らかいものは頬袋に隠さない。でも、ペレットはいずれ唾液でふやけそうなので頬袋には入れないでほしい。

ほっかいどう【北海道】
1.日本で唯一、野生のシマリスがいるところ。それ以外の場所にいるのは本当はオカシなことなのである。
2.リス飼いが北海道に遊びに行ったら、たぶん、「熊出没注意」ステッカーなどには目もくれず、リスグッズを買いあさってしまうのだと思う。

ぽぽんえす【ポポンS】
1.シオノギ製薬から出ている総合栄養剤。むろんニンゲン用。錠剤。乳児用に液体もあったが、もうなくなってしまった。
2.動物に与える総合栄養剤としては最もよいものであると思われる。ペットショップにも栄養剤なるものが売られているが、どの成分がどれだけ入っているのかも書かれていないようなものはあまり信じないほうがええんじゃないか、とは著者の見解である。
3.ただし栄養剤は万能薬ではないのである。ふだんいいかげんな環境でいいかげんなエサを与えててきとーに飼っておきながら、具合が悪くなったらあわてて栄養剤をあげるというのはいかがなものか。栄養剤は、動物たちをより健康な状態に保つため、ちゃんとした環境、ちゃんとしたエサに加えて、時々添加するべきだと思うのである。
4.過剰投与することで問題のある成分だってあるのである。心配なら獣医さんと相談したほうがいいと思うぞ。
5.ちなみに2004年現在では、鳥用のネクトンを愛用しているのであった。

ほる【掘る】
1.巣を作る、餌を隠す。シマリスにとっては掘るのはとても重要。いくら掘っても掘っても掘れない場所も掘っているのを見ていると(ケージの隅とか、餌入れとか)ちょっとかわいそうな気持ちになってくる。
2.掘って餌を隠したあとは、ちゃんと埋め戻さねばならない。リスは、土がないところでも一生懸命に土を押さえて餌を隠すのである。本能ってすごいと思う。けどやっぱり少し、申し訳ないような気持ちがしないでもない。

ほろぴー【ホロピー】
1.シマリスは春になり繁殖シーズンに入ると鳴くようになる。周期的に、ホッペをふくらませて「ホロホロ」みたいな「コロコロ」みたいな声を出したり、「ピー」と鳥みたいな声を出したりする。とてもよく響く声である。翻訳すると「男が欲しい」ということになるんだ(?)と思うと興ざめであるが。
2.この鳴き声の様子を「ホロピー」と名付けたのは、93年頃(?)ニフティサーブ「ペットフォーラム」にてご活躍されていたG氏である(ハンドル書いていいのかわからないのでイニシャルにしておこう)。すばらしいネーミングといえよう。「発情期特有の鳴き声で云々」などと書かなくてもいいのである。

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まえあし【前足】
1.シマリスの前足に指は4本。親指は痕跡を残すのみ。丸い木の実を持つときなんかには、けっこうストッパーとして役立ってるようだ。

まえむき【前向き】
1.リスはいつだって前向きである。せっかく隠した餌を捨てられても捨てられてもまた隠す。いくら上からとんとん押さえたところで餌は隠れていなくても、一生懸命、とんとん押さえる。

まずる【マズル】
1.鼻面のこと。犬をしつけるときは、飼い主がマズルをつかんで上下関係をはっきりさせたりする。でもリスにはそんなことできない。噛まれるし。

まど【窓】
1.リスを部屋に出すときは、窓が閉まっているかどうかちゃんと確かめよう。そうしないと、旅に出ちゃいますよ。

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みがまえ【身構え】
1.秋や冬、シマリスの世話をするためにケージに近づくときの飼い主の様子。

みず-あび【水浴び】
1.一昔前は、シマリスを飼うときは「夏は水浴びをするので水浴び容器を入れておきましょう」などというのが通例だった気がするが、べつにシマリスに水浴びは必要なわけではないと思う。水を入れた入れ物などケージの中に置いておくと、ふやけたうんちが沈んでいることになったりするだけだ。

みみ【耳】
1.リス同士の戦いではけっこう攻撃対象になる場所。複数飼育をしていたり、ショップで複数のリスたちが一緒にいるような状況では、耳に切れ目が入っていたり、ピアス穴が開いてたりすることもある。
2.リスvs人間の戦いでも、人間の耳は攻撃対象である。

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むぎ【麦】
1.大麦とか小麦とかオーツ麦とかは、リスの餌にもなるもの。単体で売られているのを餌に混ぜてもいいですね。でも好きかどうかはリスによる。

むし【虫】
1.野生のリスはセミだとかを食べたりする。家のリスに与えても食べるらしい。バッタとかトンボとかも好きだと思う。タンパク源の供給は他の食べ物でもできるので、別にわざわざあげることもないけど、「ああ、虫が喰いてえ!」というリスの本能を満たすことはできると思う。
2.ゴキブリを食べたりもするらしいので注意しましょう。

むなしい【空しい】
1.ものすごーくかわいがっているのに、秋になってシマリスに噛まれるようになってしまった飼い主の心持ち。

むれ【群れ】
1.シマリスは群れで暮らす動物ではないので、複数飼育はできない。動物園のようなところで複数飼育できているのは、すごーく広いからです。

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めやに【目脂】
1.目やにが出ているのは、あまり体調がよくないことのしるしだったりする。

めいし【名刺】
1.リス関係のオフに行くと、リスの写真をあしらった名刺を持っている人が必ずいる。

めいしん【迷信】
1.シマリスを日光浴させないとクル病になる、みたいのはもしかしたら迷信レベルの話かもしれない。

めざまし【目覚まし】
1.夏場はとても早起きなシマリス。枕元にケージを置いておくと、目覚まし代わりになります。

めしつかい【召使い】
1.「飼い主」と同じ意味、みたいなもの。

めまぐるしい【目まぐるしい】
1.狭いケージの中のリスが、じっとしてると死んじゃうのかと思うくらいに目まぐるしいことがある。すごいストレス溜まってるんだと思う。

めんえき【免疫】
1.病原菌などを体から排除するしくみのこと。免疫力が高いリスを目指しましょう。

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もうじゅう【猛獣】
1.秋冬のシマリスは猛獣としかいいようがないことがある。体験したことのない人は幸せだと思う。部屋の中で、目を三角にしてこっちを向いて攻撃態勢になっているリスとふたりきりになるのは、もしかしたらライオンのオリにいるのと同じくらいこわいかもしれない(うそです)。

もくぞう【木造】
1.リスの巣箱は木造がけっこうイイんじゃないかと思う。

もよう【模様】
1.シマリスの模様は背中に5本のストライプ。2本のがいたり6本のがいたりしないのが不思議。

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やくどし【厄年】→大厄

やそう【野草】
1.たまにはあげるのもいいかもしれない。でも毒のあるものもあるので気をつけましょう。

やなぎ【柳】
1.柳の葉っぱは、けっこうリスも好き。

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ゆうぐれ【夕暮れ】
1.そろそろリスが眠る頃。リビングとかで飼ってる人は、ケージに布とか掛けて静かにしてあげましょう。

ゆうどう【誘導】
1.部屋に放してたリスをケージに戻すには、好物で誘導するとストレスがなくていいと思う。ケージに戻ったリスは、しばらくの間は好物に夢中になっているが、食べ終わったときに「あれ、なんでケージの中にいるんだ」と気がつき、焦ったりする。

ゆき【雪】
1.なぜ人は雪が積もると、リスに雪を触らせたくなるのだろう? そして、手をぷるぷるするのを見て喜ぶのだろう?

ゆにゅう【輸入】
1.ペットとして飼われているリスはみんな輸入されてきたものなので、そのへんに捨てたりしてはいけないです。

ゆめ【夢】
1.リスも夢を見るのかな。どんな夢を見るのかな。ドングリ食べてる夢かしら。冬眠している夢かしら。……なんか童謡みたいになってしまった。
2.飼っているリスが夢に出てくるのはちょっと嬉しいけど、もう死んでしまったリスが夢に出てくると、嬉しいような悲しいような、でもやっぱり嬉しいような、なんだか泣き笑いな気分になる。

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よいしょ【ヨイショ】
1.リスにヨイショしても全然通用しない。

ようしょ【洋書】
1.舶来ものはなんだかありがたいような気がしてしまう国民性だったりするので、洋書はすべて正しいと思ってしまったりすることがある。でも、ちゃんと読むとそうでもなかったりする。シマリスの飼い方は日本の本が一番だー! と思っておくことにする。

よーぐると【ヨーグルト】
1.ビフィズス菌がちゃんと胃酸を通過してくれるなら、ヨーグルトも悪くないんだろうなあと思う。まあ、そもそも、リスの腸にいる菌と人間の菌がどこまで同じなのかわかりませんが。
2.あまり糖分過多にならないほうがいいので、加糖じゃないほうがいいと思う。
3.でも、お薬飲ませるときとか、食欲ないとか、そういう非常事態なら加糖でもいいと思う。そのへんは臨機応変だと思う。

よふかし【夜更かし】
1.飼い主が夜更かしだと、リスも夜更かしになっちゃったりする。筆者のリスは、夜中に起きてきて行動している。部屋は暗くしてあるし、夕方を過ぎたらケージに布を掛けているのに。「このカボ種を食べたら寝なさいよ」と言うもののちっとも言うことを聞かない。困ったもんだ。

よぼう【予防】
1.病気は予防が大事。ストレスがたまらず、栄養バランスがよく、おだやかに暮らせる環境にすることも予防になる。

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らいばる【ライバル】
1.リスのライバルは何だろう? ハムスターかな。

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りーど【リード】
1.リスには首輪もしちゃダメだけど、リードもしちゃダメです。

りす【リス】
1.シマリスもリス、モモンガもリス、プレーリードッグもリス。季節によって性格変わっちゃうというところでは、シマリスとプレはお友だち。

りびんぐ【リビング】
1.リスの遊び場になることが多い部屋。人が動き回る部屋でもあるので、踏んづけないように気をつけてください。あと、電気コードだの、すき間だの。

りふじん【理不尽】
1.噛みリスは理不尽だ。こんなに一生懸命に世話をしているし、そっちだってまんざらじゃないって感じだったじゃないの。なのにどうして噛むの?
2.でも、シマリスのほうからしてみれば、ひとりでいたいのに近くをうろつくんじゃないよ! こちとら単独性なんだぜ! という気持ちなのだろうか。

りんげつ【臨月】
1.リスの妊娠期間は1ヶ月くらいなので、妊娠したとたんに臨月だ。

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るいせん【涙腺】
1.リスを(だけじゃないけど)亡くす経験をしたりすると、いきなりゆるくなるもの。よその家のリスが亡くなったという話を聞いてるだけでも涙腺ゆるゆるになる。

るす【留守】
1.家を留守にするときに困るのがリスの世話のこと。誰かに預ける、世話しに来てもらうなど、方法はいろいろあるものの、特殊な生き物なのでなかなか簡単にはいかない。そうそう一緒に連れ歩けるってもんでもないし。
2.じゃあ留守にするな、といいたいところだけど、人間いろいろ事情があるのでしょうがない。せめて、直前になってから慌てないように、普段から考えといたほうがいい。

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れいあうと【レイアウト】
1.ケージの中のレイアウトは、リスの快適な暮らしのためにもよく考えてあげたいもの。巣箱の位置は、下でもよし、上でもよし。ケージがでかいなら両方あると、選べていいのかも。木の枝代わりの止まり木は必須。コーナーステージもいいかも。でもあんまりごしゃごしゃしないようにしましょう。

れいだんぼう【冷暖房】
1.リスを飼うなら、まあ、あったほうがいいもの。地域にもよるし、家や部屋の状況などにもよるけど。
2.もともと寒いところの生き物なので、夏は涼しくしてあげましょう。冬は、必殺「冬眠」ができる動物なので(ここで「必殺」って使うと、なんか意味が違うようになるなあ)、強いといえば強いけど、心配なら温度はあげたほうがいい。

れたす【レタス】
1.餌としておすすめできない、というのが定説。でも、大好物なら別にちょっとくらいあげてもいいと思うんだけど。

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ろうか【老化】
1.いつまでもかわいいリスだって、年月とともに老化する。生きてるんだからしょうがない。
2.老化にともなって起こる体のいろんな変化に対応していけば、長生きだってさせられる。若いつもりでいるのは、人間の場合同様、注意したいところ。

ろうさい【労災】
1.リスの飼い方を書いている私は、リスに噛まれたら労災になりますか?

ろぼっと【ロボット】
1.たとえ永遠の命がなくても、ロボットリスより生きてるリスのほうがいい。

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わかれ【別れ】
1.悲しいけどいつか来るもの。
2.リスを飼ったのが遠因で人間同士が別れちゃったりすることもある。

わしづかみ【鷲掴み】
1.リスを鷲掴みにすると、リスの遺伝子に書き込まれた情報である鷲に掴まれたことを思い出してしまいショック死するかもしれないので、やっちゃいけない。

わた【綿】
1.リスの巣材にしちゃいけないもの。「うちはずーっとそれで大丈夫です」な人は勝手にしてください。ただし人にすすめたりしないでください。

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をたく【ヲタク】
1.いつ頃から「オタク」を「ヲタク」と書くようになったんだろう? ますますオタク臭くてなんだかいやだ。たぶん、こんなところ読んでくれてる人は立派なリスヲタクだと思う。「を」の項目がないので無理やり書いてみました。

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んぼ【んぼ】
1.「〜ん坊」の略。「うりんぼ」(「うりぼう」とも)は、シマリスの赤ちゃんのことではなくて、イノシシの子どものこと。

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