☆祝優勝☆

03年8月2日 対ヴィッセル神戸戦  3−0で勝利
優勝がかかった試合。チケットは完売。朝、従妹からチケットが入手できず残念と電話があった。70周年ということでニッサンがチケットを配布したというし、商店街も小学生を1万人招待した。

新横浜商店会、町内会は数年前から「新横浜パフォーマンス」というイベントを催していた。今回はF・マリノスとも協力して、決勝戦を盛り上げていた。

いつもは早くても1時間前にしか行かない私だが、心配になり、家を4時に出た。東ゲート広場では、ステージや模擬店、子供向けの遊び場などがあり、多くの人が楽しんでいた。この時、北ゲートがどんなことになっているか、全く分からなかった。

北ゲート方向に行くと列が続いていた。10メート位か、と近づくと列は4階からスロープを3階、2階と下り、リング通路を数十メートル行ったところで折り返し、また4階北ゲートへとつながっていた。列は炎天下なかなか進まない。リング道路にはニッサン栃木と書かれたバスが何台も並んでいる。

突然列が動き出した。折り返し点を過ぎ、スロープを登るのかと思いきや、そのままリング通路を行く。東ゲートも過ぎ、皆走り出す。もしや、と思うまもなく、南ゲートへ。南ゲートのスロープを上がり、走る。「こちらはアウェイです。ホーム側は北側です」と誘導の人がメガホンで叫ぶ。思わず、「私はホームに行きたかったのよっ」と抗議。南口から入場して、北口の2階席(7階)までようやく辿りつく。おばさんにはこたえるよ。もうヨレヨレ。誘導の拙さにも怒り<(`^´)>

でも、試合で全部忘れた。

試合前は70周年記念行事の演出が楽しめた。レーザー光線、マリノスの映像、チアガールのダンス。中田市長と、ゴーン社長の挨拶。鈴木慶江さんの「乾杯の歌」。花火。ビッグユニフォームとビッグフラッグ。


ビッグユニ

       →
ビッグフラッグ
       

試合が始まった。緊張はない、と言っていたマリノスの選手たちの動きが重い。遅い、パスミス。ボールが前線に行かない。でも神戸はカズだから安心。0−0で前半終了。

後半、ようやく試合が動く。清水が入ってボールを追い回す。ボールが前線に留まるようになる。そして、得点。こぼれたボールを清水がシュート、松田が落とす、柳が蹴る、中澤が押し込む。ゴール!湧き上がるスタンド。3色のテープ。少しの紙ふぶき。周りの人たちも立ち上がる。旗を振る。

2点目。マルキーニョスが競り合ったボールをまたしても中澤が蹴りこむ。もう大丈夫だ。応援も一段と熱がこもる。手拍子の音がいつもと違って重層的に響く。「すごいね」と娘が感嘆したようにいう。
3点目。奥のFK。きれいにネットに吸い込まれた。

試合終了。笛の音がわからなかった。岡田監督やベンチの人が抱き合っている。「優勝だ!」!紙テープ、紙ふぶきが舞う。

松田のインタビュー、「みんなに迷惑をかけたから・・・」涙声になる。岡ちゃんは「棚からぼた餅がいくつも落ちてきたような」と冷静。奥の「今までで一番嬉しい優勝」という言葉にそうだろうなぁと頷く。

優勝セレモニー、そして場内一周。松田も久保も遠藤も永山も奥も子どもを連れている。みんな可愛いが、可鈴ちゃんが小さくて可愛い。びっくりしているのか、奥のユニフォームをしっかりとつかんでいる。

ゴール裏、全員台の上に乗り、サポーターとともに水掛けをして優勝を喜び合う。2000年の優勝時は新横浜駅前で地味な短い祝勝会だった。

正面に戻ったところで、「キックオフマリノス」の司会者、水沼さんと三崎さんが登場し、祝勝会。監督選手インタビュー。そして、最後は水沼さんの音頭で「ニッサン3本締め」。指1本から2本3本と増やしていき最後に両手で3本締めをした。

磐田、浦和サポの友人達からメールが入る。「おめでとう」。
私たちはスポーツニュースを見るために、そのまま帰る。飲み屋街はきっと大騒ぎだろう。
   
                                        次へ