2003年5月25日 対浦和戦   0−1で敗北

レッズ戦。頭が痛いのでどうしようかと思ったが、やはり行くことにする。

鳥山橋辺りから人波が見える。赤い色の観戦者が多い。かなり入るなぁと思っていくと、アウェイの2階席は真っ赤。ホーム側はマリノスサポ&ファンで2階席まで満員。入場者数は3万9千人との発表だった。レッズは相変わらずすごい応援。でも相手を誹謗する応援ではない。急な2階席でずっと立って跳ねているのはかなり大変だろう。偉い。でもマリノスも負けていなかった。最近マリノスの応援は男の声が増えている気がする。俊輔、能活、城たちがいなくなって、久保など男くさい選手が増えたからかな。 

 マリノスはいつものようにスロースターター。レッズはセカンドボールをほとんど取っていた。DFも読みがよくてタックルなどしなくても早め早めにカットする。体を入れ替えてFWの前に出て、ボールを取る。坪井も室井もきれいな守備だ。

マリノスの守備はエメルソンに振り回される。2人3人と囲むからその分、中盤に人がいなくなる。ボールを奪っても中盤でつなげない。左のドゥトラがいないから左の突破がない。清水は足が速くロングボールに追いつくが、その後キープできない。センタリングは久保に合わない。

 エメルソン一人なら怖くないが、山瀬がいいところで出てくる。シュートの意識も高い。中盤をほとんど取られているから、マリノスは効果的な攻めが出来ない。久保は坪井にぴったりマークされている。点が入りそうにない。松田がのんびりボールを持っていたら、鈴木にさっと奪われた。松田は攻めあがった時も簡単にボールを取られてしまい。後ろからファウルで止めた。イエローカード。

 後半も同じような展開。攻めが単調。浦和は強いじゃん、と思った矢先、マリノスのCKからエメルソンへボールが渡る。あっという間にマリノスのペナルティエリア。三上がつぶされる。エメルソンは走り込んだ山瀬にパス。簡単にゴール。松田も中澤も上がっていて間に合わなかった。

 なかなか決められないFWに苛立ったか、松田が攻めあがった。しかしボールを奪われ、後ろから悪質タックル。イエロー2枚目、レッド退場。マリノスは3試合連続退場だ。松田は変。なんだか自分に苛立っているようだ。


 その後、奥、中澤、波戸が頑張った。坂田はダッシュ力を生かしてDFの裏を取る。DFが外へ開くから、中が空く。久保も前より動ける。安永もいい動きを見せた。

私の後ろにはいつの間にか立ち見の人たち。大きな声で声援している。波戸が負傷した時、「波戸!頑張れ!お前が頼りだ!」と太い声がした。波戸はそのまま退き、9人で戦った。もう攻められない。結局0−1で負けた。

今日は松田の退場で終わった。範を示すべきキャプテン、日本代表DFが取る行動ではなかった。多分今年は公式戦最後の出場になるだろうGKの哲也が挨拶のとき泣いていたそうだ。

でも、その中でも冷静だった選手、中澤、奥たちは頼もしかった。あきらめず、最後まで走りぬく彼らの姿に胸打たれた。

これで、マリノスは首位に4点差の5位。1st自力優勝は難しくなった。             
 
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