03年9月27日(土)  対ガンバ大阪戦  1−0で勝利
 今日は娘の高校体育祭に朝から出かけ、3時頃帰宅。秋晴れでなんとも体育祭日和なのだが、見物には辛い。とても疲れた。でもサッカーには行く。

 6時過ぎ自転車で出かける。自転車は東ゲート橋下の駐輪場に入れる。今日は港北区民招待の日。60代の女性グループや年配のカップル、職場仲間らしい人たちを見かける。もちろん、家族連れも多い。年配のご夫婦が私の前を歩いている。ご主人が奥様にいろいろ説明している。「ガンバってのはさ、宮本がいるチームなんだよ」(今日は出ないよ)「日本代表も結構いるし、昔は全然駄目だったけど、今は優勝を争うようなチームなんだ」(今は不調だよ)カッコ内私の独り言。

着いたとき、スタメン発表は終わっていて、選手の練習も終わりの方だった。今日は写真を1階席で撮影してから2階席に上がった。旗が前より増えているようだ。太鼓も2階席までよく響く。

ガンバのサポーターはあまり多くない。前部席に陣取るグループと屋根下のグループと二つに分かれている。


F・マリノスは久しぶりに松田が復帰する。ベストメンバーだ。ガンバは守備の要、宮本が負傷欠場だ。よもや負けることはないだろう。でもマリノスだから、取りこぼしがあるのだよ。

 キックオフ。マリノスは最初から攻勢。面白いようにパスがつながる。
15分、ドゥトラのクロスに久保が合わせゴール、と喜んだら、オフサイドだった。でも分厚い攻めだ。
 ついで、18分、今度はドゥトラのパスに、タイミングよく久保が抜け出し、シュート。ゴール!先制点。

 今日は久保が切れのある動きを見せる。ドリブルも、ポストプレーも裏に抜ける動きも清水戦よりずっと良い。松田も元気だ。奥は前に後に走り回る。那須と遠藤がちょっと体型が似ているので間違えてしまう。
 遠藤は兄弟対決だ。こんな時はどんな気持ちがするものなのだろう

 ガンバは新井場にボールが集まる。。柳が対応するが、結構苦戦。中澤はマグロンをぴったりマーク。仕事をさせない。

 F・マリノス、佐藤のクロスが途中から不正確になる。佐藤や柳がボールを持つと3人くらいに囲まれて攻撃のリズムが奪われてしまう。奥やマルキのシュートも枠に行かない。なんか追加点が奪えないで、ずるずる同点→引き分けなんて嫌な予感もする。

 前半30分過ぎからかなり攻められたが、どうにか前半0点に押さえて終了。

 今日は鳥は飛んでいない。ハーフタイムはマリノスケがリフティングを披露している。失敗した時のしぐさが可愛らしい。

 後半が始まる。マリノスのFWはキックオフの態勢なのに、ガンバの選手がまだ2〜3人出てこない。
 ようやく選手が揃い、後半始まる。ガンバが攻める。ニ川の鋭いシュートが飛ぶ。「うわっ」と思った途端、達也が足で防ぐ。達也がファインセーブを見せるのは久しぶりの気がする。

 後半に入ってから、マリノスはあまり攻めることができない。CKもあまりない。クロスも不正確、シュートも枠外。鋭いカウンターもあるが、決められない。

 ガンバにちょっと攻められると、「達也が反応できず、或いは中途半端に出てきて、ゴールが揺れるシーン」が何度も頭をよぎる。不安で仕方ない。

 しかし、そのうち、段々安心感が広がっていく。松田、中澤なら大丈夫だ。

 佐藤が清水に交代。彼ならよく走ってガンバのDFにプレッシャーをかけ、また守備に最後尾まで戻ってくれるだろう。やがてマルキーニョスも坂田に交代。坂田も足が速い。ものすごい勢いでガンバDF陣に迫っていく。前線で走り回れば、DFも楽になる。あまり得点の匂いはないが(久保、奥のシュートは外れる)、失点する心配もない。

 終了間際、CKから清水がクロス、中澤のシュートはわずかにそれて入らず。これはちょっと惜しかった。

 試合終了。1−0完封勝ち。DFの勝利だった。河合が成長した、栗原もいい、といってもやっぱり松田は松田。判断は早いし、足も速い、フィジカルも強い、技術もある。今日は全然無理しなかったし、こういう松田はナンバー1のDFだと思う。
 
 今日の観客数は1万9千人。後ろの方で子どもがキンキン声で野次を飛ばしている。「今のPKだろ」「審判やめろ!」またあの子だ。後半になると「おかだぁ、ゆきひこをかえろぉ」。子どもが監督や選手をこのようにいうのはとても聞き苦しい。思わず後ろを振り返ってしまったら目があった。私は厳しい顔をしていたのだろうか。その後はマリノスの応援歌が中心になった。
 私の前にいた若者がフリューゲルスの旗を振っていたがどういう意味があったのだろうか。遠藤弟の応援ならガンバ側に行けばいいはずだし。よくわからない。

 インタビューは中澤、久保と遠藤。2階から下りる途中だったので見られなかった。久保はサポーターへの挨拶もあっさり。遠藤はお立ち台に立って、両手を振ってから引き上げた。

 帰りの道筋、今日もにぎやかだ。後ろで若い女性達が楽しそうに話している。「秋はいいよね、食べ物おいしくて」「そうだよね。果物も美味しいしね」「もうすぐ肉まんも出るし」「そうそう、それが一番」「これで勝ってたら言うことないのになぁ」えっ?「マリノスごときに負けるなんて」。ガンバギャルだった。

 マリノスは暫定首位。次節は市原と戦う。ひょっとしたら首位決戦になるかもしれない。ドキドキして見ていられないかもしれない。

追伸:ヴェルディとグランパスが引き分けたので、マリノスは首位、市原は2位。

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