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絵物語を求めて アーサー・ラッカム

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「ニーベルンゲンの指輪」の挿し絵。妖精の髪の毛の描写が素晴らしい。

アーサー・ラッカムは妖精の絵が得意な人だそうです。

山川惣治は「月刊カドカワ」の松任谷由美との対談の中で、「あたしゃ、ドイツのラッカムの絵が好きでね。」と 言っています。彼は勘違いしていますが、アーサー・ラッカムはイギリスの挿し絵画家で、児童むきの挿し絵の 第一人者です。

ドイツ人と間違ったのは、「ニーベルンゲンの指輪」を見て、間違ったのでしょう。「不思議の国のアリス」や、 「ガリバー旅行記「や「ピーターパン」の挿し絵だったらドイツ人と間違うはずがありません。

私はアーサー・ラッカムの絵をはじめて見たときには、山川惣治よりはるかにうまいと思いましたが、最近では、 やはり山川惣治の絵のテイストのほうが好きだとおもうようになっています。ラッカムはうまい、しかし模写 するにはうますぎると思います。


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