C&Nではツリーハウス建築のアドバイスを今ま
で多くの方にしてきました。

今回HPで紹介するのはツリーハウスを作るだけ
ではなく、その周りの自然を生かす事業を紹介
いたします。 
ツリーハウスは自然の中に同化する喜びはあり
ますが、ハウスを乗せる樹木に対しては優しくは
ありません。樹木が好きな方から見れば自然破
壊かもしれません。 
人類は自然の中で生活して 自然を取り入れて
生活をしてきました。
木の上に家を作る事は大昔は身を守るために作
られていました。 現代は樹木には優しくはない
ですが、人が自然と同化できる場所だと思いま
す。
現場は標高1000mの長年 人の手が入らず放置された。里山です。尾根
筋にはあちこちに倒木があり藪状に小木が広がり、樹木はお互い日を奪い
合い細く伸びています。
右が今回、ツリーハウスを予定している。山の全体図です。山全体が荒れ
ていますが、面積が広いのでまずは、黄色の部分の間伐と、水があふれる
谷のピンクの点が続く部分の治水を手掛けます。

ツリーハウス建築の前に、治水、治山をするわけです。
自然に手を入れるコンセプトとして次の点を考えました。

1、斜面を覆う藪、樹木に巻きつくツル、細長く伸びる樹木を  間伐整理し
  て日が入る森に変え。樹木の育成を進める。

2、生物層が豊かになる為の安全な住みかの提供、食樹の植林 
  トゲある植物のエッジ構造の生け垣で小動物生活ベルトラインの構築

3、生物と自然な遭遇(出会い)をテーマに「エンカンターシステム」地域
  を幾つか構築

4、水生ビオトープ造成、これによって野鳥を含めた生物相の円滑な
  食物連鎖の輪を完成
地図の四角いピンク点の部分が谷です。
雨が降ると冠水して谷全体に水が溢れ。水が引いた
後は、大地は何時までも泥状態が続きます。 

大地の土の結束力が弱いので 細長く伸びた樹木は
強風によって倒木しています。大雨が降っても土砂が
流れないように治水工事を行います。

治水工事の目的

水を含んだ軟弱な地盤改良、土地改良で新たに生物の食樹の
植栽、水路を作り、土砂受け池を「ビオトープ」化、野鳥の水飲
み場、トンボの為に池の中に水コケで出来た島作り

水が流れていた。部分にU字溝を埋設
します。U字溝の構造は地下水がU字
溝のつなぎ目から入りこむように目地
材は使いません。U字溝下部部分の
床材は砕石を転圧して地下水の流れ
を溝下にも確保しました。

池はビオトープ構造で、池自体はコン
クリートは一切使いません。

U字溝取水口、流出口部分は野鳥を呼
ぶために短い水路になるのでこの部分
だけ一部にモルタルを使用する予定で
す。
雨が降ると溢れて流れる谷間の小さな流れ。水が大地の中に溜まり脆弱な地盤
脆弱な台地は台風などで倒木が起きてとても危険
当初の予定では谷間の木を一部残す予定でしたが、余りの
大地が脆弱で倒木の危険が高いのでU字溝ラインとその周り
の樹木は伐採をしました。 
右側の写真は上流部からU字溝ラインの測量点を設置して
いる写真です。この先の緑の葉をつけている所にツリーハ
ウスを建築します。
U字溝の中間地点に、遊水池を兼ねた。ビオトープシステム
池を作ります。 大地を6mX10m、深さ1,4mの穴を掘り
ます。 そこに直径20センチ、長さ3mの太い杭を池側の
丸太止めとして打ち込みます。 大変な作業です。地下水
が湧き出てくるのでポンプを回しながら出来上がったU字溝
に排水しながらの作業です。
池の掘削開始したところです。
杭打ち、12トンのバックホーを使って打ち込んでいます
深さ1,2mの所で湧水が噴き出してきました。外気が
マイナス2度で水温がプラス6,5度あります。
杭が打ち終わったところです。ポンプを止めるとすぐに水
が溜まってきます。
ここで伐採した丸太を横に寝かせてログハウスのように壁
を作りますが、脆弱な大地なので砕石を入れて行きます。
伐採した木の中から選んだ真っすぐで太い丸太を積み上
げて行きます。
これがほぼ出来上がった外枠部分です。立っているのが
私です。下の写真が砕石で突き固めたところです。池の底
にはまだ大きな砕石しか入っていません。これから小さな
砕石を入れて 突き固め、その上にバクテリアを繁殖させ
る岩石を入れます。4本の杭はここにトンボやホタルの産
卵用のマットを入れた島を構築します。
池に使った杭です。太さ20センチ長さ3mの物、一つの池
を作るのに、杭だけでも4トン車が一杯になりました。
工事の続きはこちらをクリック
ツリーハウス続きクリック
ツリーハウス続きクリック
アウトドアスクール&イベント、企画、環境調査

ツリーハウスプロジェクト














































































































































































































































































トップへ
トップへ
戻る
戻る



アウトドアスクール&イベント、企画、環境調査