クロムフェリンの報告
 (H20年の調査)                    H20年制作

1.まえがき

 最近、クロムフェリンについてインタ−ネットで情報を入手しましたのでご報告します。
その前に、此れまで私自身が理解して来た高血糖体質についてまとめますと、高血糖の人は血液中にブドウ糖が多く含まれているために血液がドロドロした状態で体内を循環する結果、特に毛細血管の隅々にまで血液が十分供給されず、その結果として網膜症や腎症そして指先に血液が行き届かなくなり指が壊死する等の弊害が大きな問題であると同時に、本来肺から酸素を受取り細胞に酸素を供給するヘモグロビンと言う酵素が、血液中にブドウ糖が増えると酸素を運ぶ代わりにブドウ糖を運ぶ「糖化ヘモグロビン」となり、体内への酸素の供給量が不足するために体内への新陳代謝が上手く行かなくなる病気で有ると有る時期まで理解していました。

しかし、その後調べると、ヘモグロビン自体は酸素と糖を別々の基で運ぶので、ブドウ糖を運ぶヘモグロビンが増えても、そのために血液中への酸素の供給量が減る訳ではないことが判りました。しかし、そのことは理解出来ましたがそれでは合併症である感染症や神経症の原因の説明が出来ず、主治医に聞いても明快な回答は得られませんでした。

そこで、色々とその後調べて見ると、高血糖体質とは関係なく細胞を元気にするために必要なブドウ糖(エネルギ−源)を細胞に供給する足掛かりとなる物質として、クロム(三価クロム)が大きく関わっていることが判りました。そして、このクロムと言う物質が細胞内にブドウ糖を供給する重要な役目を担っていると言うのです。
しかし、此の事は相当以前から分かっていたようなのです。
それは、自然界に存在するクロム(三価クロム)は体内に残留する時間が極めて短く、糖尿病とクロムの関係が此れまで研究が進まなかったのですが、最近になってクロムを仲立ちとしてブドウ糖を細胞へ供給する効率が高血糖体質の人は良くない事が分かって来たそうです。

そこで、クロムを少しでも長く体内に残留させる研究が進み現在では、ヨ−グルトなどに含まれるラクトフェリン(初乳に含まれる成分)と言う物質にクロムを添加させた「クロムフェリン」の研究が進み、クロムが体内に残る時間を引き延ばす事が出来るようになったそうです。そして、このクロムフェリンの製品化に製薬会社が前向きに取り組んでいるとの報告を読みました。しかし、そうした記事は一般的にはまだ知れ渡っていませんので、その事実(効果)関係についてはもう暫く状況を観て行く必要があるかも知れません。

一方、最近の新聞で知ったのですが、インスリンを人工的に効率よく膵臓で再び作り出す研究が進んでいて、外部からインスリンを供給しなくても自前で作り出せる可能性が出来つつあるとのことでした。しかし、現段階ではラットでの研究で明らかになっては来ましたが、此れからは人への安全性や有効性の検証が今後の課題であるとも書かれていました。
いずれにしても、高血糖体質の人々が合併症から解放されて安心して暮らせる時代が早く来ることが待たれます。

2.GTFクロムフェリンの詳細

最初にGTFについての報告ですが、「グルコース・トレランス・ファクター」という言葉の頭文字をとったものだそうで日本語では、「ブドウ糖耐性因子」と言うそうです。

このGTFは、もともと細胞の中に存在している物質で、インスリンと細胞を結合させる働きをしています。そもそも、糖尿病はインスリンが深く関わっていますが、食事を摂ると膵臓からインスリンが放出されて糖が代謝するのを助けてくれます。そこで、食後すぐは血糖値が一端上がりますが、インスリンが正常に機能すると、血糖値がまた元に戻ります。しかし、インスリンの働きをもう少し詳しく調べて見ると以下のようなことが分かって来た様です。

実はインスリンは細胞と結合して初めて役割を果たすのですが、丁度インスリンが鍵で細胞の表面にあるインスリン受容体(レセプター)と呼ばれる部分が鍵穴になっておりインスリンという鍵が細胞の鍵穴に差し込まれると細胞のドアが開きそのドアからブドウ糖が細胞内に入って行くことが出来るのだそうです。そして、細胞が栄養(ブドウ糖)を貰い我々は元気になれると言うことになるそうです。そして、血糖値も下がります。

このようにして、インスリンと各細胞の表面にあるインスリン受容体が結合して初めて我々の体が正常に機能するのですが、このGTFという物質がそのインスリンとインスリン受容体を結合させ、扉を開くようにさせている成分なのだそうです。

 処で、GTF
インスリンインスリン受容体をお互いに引き合わせ結合力を高めているのですが、しかしこのGTFの存在はすでにかなり以前から知られていたようです。
GTFが初めて発見されたのは、1957年のことで、アメリカの農務省人間学栄養研究所の理事をしていたウォルター・メルツ博士が豚の腎臓からそれを発見したのだそうです。

そこで、もしGTFが細胞の中に存在しなければどうなるかと言うと、
GTFが無ければインシュリンとインシュリン受容体は結合することが出来ず、結合しないと言うことは、扉が開かない→扉が開かないと言うことは→ブドウ糖が細胞の中に入れない→ブドウ糖が細胞の中に入れないとブドウ糖は血液中に余る。ブドウ糖が血液中に余るということは→高血糖になる。高血糖が続くと糖尿病になる。と言う理屈なのだそうです。
つまり、GTFがないと糖代謝に異常が起きる。そうした新陳代謝を阻害する原因の一つが、GTFの不足なのだそうです。

かつては、糖尿病の人はインスリンの量が足りないと考えられていましたが、最近はどうやらそれだけではないと言うことが少しずつ判って来たそうです。それは、糖尿病の人達の中にはインスリンはしっかり膵臓から分泌されている場合でも血糖値が下がらないと言うケ−スがある事も事実だそうです。

処で、扉を開ける鍵を持っていても鍵穴に差し込まないと扉は開きません。同じ様に、インスリン(鍵)が膵臓から分泌されていても、細胞膜上にあるインスリン受容体(鍵穴)と結合しないと、ブドウ糖が入っていける扉は開かないと言うことになります。つまり、インスリンとインスリン受容体が結合しないことが問題であったのです。

3.糖尿病とクロムとの関係

TFの不足がインスリンとインスリン受容体の元気を奪いそれが糖代謝の異常を起こす原因に付いて、最近GTFの新たな事実が分かって来たそうです。

まず、GTFは@三価クロム Aビタミン Bアミノ酸 が組み合わさって細胞内でGTFを作り出しますが
此の中で三価クロムが重要になるそうです。
価クロムは、私たち人間に必要な微量元素の一つで、クロムがなければ我々は生きていけないそうです。そして、糖の代謝に必要なGTFの主成分であるクロムは、今現代人が最も必要としている成分の一つなのですが現代人は慢性的なクロム不足に陥っているそうですが、問題はどうすればクロムをより多く摂取する事が出来るかということです。

処で、クロム(三価クロム)が含まれている食品には、穀類・豆類・野菜・レバーなどがあり、そう言う食物をバランスよく食べればクロム不足が解消されるかと言うと、残念なことにそれほど簡単なことではない様です。なぜかと言うと、クロムは非常に体内に吸収され難くい物質でそれが一番の問題点で、たとえクロムを多く含む食物を毎日沢山食べたとしても吸収されずに排出されてしまうからで、しかも高血糖体質の人は特にクロムを体内に吸収する効率が良くない様です。
そして、もう一つクロム不足の原因があります。

それは、歳
をとることです。歳と共に体内のクロム量がどんどん減って行くのですが、我々は生まれた時や赤ちゃんの時が一番クロムの量が多い時期だと言えます。それは、お母さんのお乳の中には沢山のクロムが含まれているので、赤ちゃんの時に沢山お乳を飲んでクロムを体内に蓄えていますが、特に腎臓や肝臓に多く蓄えられていて、その後歳と共に段々と蓄えられていたクロムが消費されて行く様です。そうしたことで、高血糖の人に比較的年配者が多いのも一因ですし、今は若い人にも糖尿病が増えているようですから、これも肥満やインスタント食品の取り過ぎで、しかも赤ちゃんの頃に母乳で育てられていないということも大いに関係があるそうです。

さらに、現代に多いストレスや過労、こう言った要素もクロムをどんどん消費させる原因ともなっています。そして、食べたい物を食べ飲みたい物を飲むなどしてカロリーの高い食事を続けると、私たちの体は過剰に摂った糖分を代謝するために蓄えて来たクロムを次々に消費していくのです。
このように、クロムが色々な要因により消費されて行くのに対し逆に食物からは一日に必要な量のクロムを摂取することが出来ないため、
減って行くのに増やせないと言う悪循環に陥り、これでは益々クロム不足が加速します

4.クロムフェリンの登場

ロムが高血糖の改善に効果があることは前々からよく知られていたのですが、このクロムは体内吸収率が大変悪いのでどうすればクロムの吸収率を上げることが出来るか、それが長年の研究者たちの課題(夢)でした。そして、その夢が叶った(?)ようです。それが、クロムをラクトフェリンという別の物質と結合させると言う方法です。

ラクトフェリンは、乳製品でも最近よく耳にするあのラクトフェリンです。クロムとラクトフェリンを結合させることにより、クロムの体内吸収率を格段に向上させることが出来た(?)のだそうです。それでこのことを

             クロム + ラクトフェリン = クロムフェリン と呼ぶそうです。

この全く新しい理論を用いた製品が開発され、多くの方に希望を与えていまと言うのです。では、なぜクロムをラクトフェリンとを結合させクロムフェリンにするとクロムが排出されず体内吸収率が向上するのかというと、ひとつの考えとして以下の理論が有るそうです。

ロムを摂取してそれが体にきちんと吸収されるまでの過程を、100人で走る100Kmのマラソンにたとえると、この場合クロムがマラソン選手で、しかし、普通は100Kmのマラソンを完走出来る選手はまずいません。ほとんどが途中で脱落してしまいます。それは、クロムが体内に吸収されるまでは遠い遠い道のりであると事と似ています。そこで、ほとんどのクロムが体内に吸収されずに排出される。つまり、脱落してしまいます。

しかし、もし100人をバスに乗せてゴールまで運ぶことが出来たら、脱落者はいなくなります。
同じようにクロムを細胞と言うゴールまで運ぶためにバスが必要ですが、そのバスがラクトフェリンなのだと言うのです。
ラクトフェリンがバスの役目を果たし、しっかりとクロムをゴールである細胞まで運んで行ってくれることで、ゴールについたクロムは細胞の中でGTFを作り出すことが出来、糖代謝の機能を回復させることができるようになるのだと言います。

では、なぜクロムとラクトフェリンを結合させると吸収率が良くなるのかと言うと、ラクトフェリンという物質は要するに蛋白質で、私達の体内で蛋白質は非常に吸収され易いので、吸収され易い蛋白質であるラクトフェリンに吸収され難いクロムを結合させれば、クロムも一緒に吸収してくれると言う理屈です。


しかし、体の中に入ると食べた物はどんどん分解されてより小さな成分へと変化して行きますが、それなのに何故このクロムとラクトフェリンを結合させたクロムフェリンは分解してしまわないのかと言うと(体の中では食べた物がどんどん分解されて行きますが)、ある特許技術(?)によりラクトフェリンとクロムを強力に結合させ体内の分解酵素によってラクトフェリンとクロムがそれぞれ分解しバラバラにならないようにしている様です。以上の様に報告されていますが、その先は確認出来ていないとのことでした。


5.今後の課題

また、此のクロムフェリンが開発されて市場に出回っている様ですが、正しく臨床実験などがされているかどうかは不明で少なくとも大手製薬メ−カ−からの発売は現段階では有りません。そこで、今後注意深くウォッチして行こうと思っています。

少なくとも、クロムが細胞にブドウ糖を供給する仲立ちをしていることは事実として、ラクトフェリンがクロムを体内に吸収するバスの役割として十分機能しているかどうか、その検証が急がれます。

いずれにしても、細胞にブドウ糖を取り込むためにクロムが重要な働きをしていることが判りましたので、感染症や神経症の要因となるエネルギ−代謝の改善の為にも、早くこの分野の研究が進んで欲しいと思っています。            H20年9月

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                  セルフ・メディケ−ション&コンディショニング・メディケ−ション(H19年) 
                                                                               2007年10月まとめ

セルフ・メディケ−ションは聞き慣れた言葉ですが、コンディショニング・メディケ−ションは新しい言葉で恐らく皆さんも聞き慣れてはいないと思います。しかし、後者は、加齢をはじめ、様々な原因で起こる慢性的な不快な症状に対して薬を有効に使って症状を抑え、其れを維持する事が出来る。つまり、薬と上手に付き合いながら自分の体調を良くし、健康な状態を創り維持するということ。この考え方を意味していますが、これからの永い人生を少しでも快適に過ごすその為にも、この二つのメディケ−ションをしっかりとコントロ−ルすることが必要であると考えて今から茲に此の一年で知り得た知識をまとめて行きたいと思います。
1.セルフ・メディケ−ションについて(最近知り得た知識)
1.1 まえがき
8月の近況報告にも書いたことを中心にヘモグロビン(Hb)と糖化ヘモグロビン(HbA1c)について更に掘り下げて見たいと思います

 H19年の春にある方から掲示板に次の様な書き込みが有りました。それは、私のホ−ムペ−ジの中で糖化ヘモグロビンは体内に酸素を届ける酸素の配達人である本来のヘモグロビンの役目を忘れて酸素の代わりに糖を運んでしまう為に、結果として十分な酸素が体内に入らずに体の新陳代謝が悪くなり、抵抗力が低下したり感染症や神経症になり易い体質になると20年前に教わった内容に対し、その方からは糖化ヘモグロビン(HbA1c)が増えるとなぜ酸素不足になるのか(何処からその情報を得ているか)との質問でした。

 私は体験入院の中で酸素を運ぶ代わりに糖(ブドウ糖)を運んでしまう結果、酸素の供給量が不足ししかも一度糖と結合したヘモグロビンは2度と酸素を運ばないと教わりました。

そこで、早速現在の主治医に確認すると正しくは、酸素と糖は別々の基に結合するもので、血液中の糖が増えるとヘモグロビンが糖と結合し易くなり、酸素と糖の両方を運ぶヘモグロビンの割合が増加する。このヘモグロビンをH
bAc(糖化ヘモグロビン)と呼ぶのが正しいことが判りました。

但し、ヘモグロビンの寿命は約3ヶ月〜4ヶ月で一度糖を運ぶヘモクロビンは死ぬまで糖を運び続けるのでそのH
bA1cを計ると血糖値よりも変動の少ない糖の月間平均値が判るとの事でした。

そこで、何故当時の先生は私に酸素を運ばずに糖を運ぶ、だから糖化ヘモグロビン(糖に化けたHb)と呼ぶと教えてくれたのか(?)しかし、その病院長は既に亡くなられていて問い合わせることは出来ません。恐らく、判り易くその様に話されたのだろうと思います。

しかし、血液中に糖が増えると血液がドロドロ状態になり
(砂糖水の様に血液が濃くなる)その分血液の流れ(循環)が悪くなる結果として、新陳代謝が悪くなることは正しいことが分かりました。

                 1.2 ヘモグロビン(Hb)について  

ヘモグロビンは赤血球の中に有る蛋白質で、ヘム(血液)+グロビン(血色素)よりヘモグロビンと呼ばれていますが、肺から酸素を受け取り体中に酸素を配る大切な役目をもっていますが、更に詳しく調べると以下の様になりますす。

@ ヘモグロビンは4つの鉄分子を含み、その鉄分子に酸素が1つずつ結合して体内に酸素を配達してまわりますが、そのヘモグロビンは通常 Hb で表します。

A ヘモグロビンは骨髄で作られますが、一般的に男性で14〜18グラム女性で12〜16グラム(いずれも1dL当たり)あり、それより少ない場合は貧血症状になり、逆に多過ぎると血液の粘性(粘り気)が高くなり血管が詰まり易く血液の循環を阻害する結果となり、多過ぎても少な過ぎてもいけない様です。

B ヘモグロビン(赤血球)の寿命は約120日で、ヘモグロビンが酸素と結合すると鮮やかな赤色(動脈を流れる鮮血色)の血液となり、酸素を配り終えて心臓へ戻るヘモグロビンは静脈を流れる紫血色の血液になり、120日が過ぎて役目を終えたヘモグロビンの色はあの大便の色に変わるのだそうです。

    
C ヘモグロビンには、A1、A2、Fの3種類が有り、Aはアダルト(成人型)のAで、A1はヘモグロビンが大目、A2が少な目で、Fは胎児型で母体から酸素を吸収する為に強力なヘモグロビン(アミノ酸の構造が異なる)で、しかし自分で呼吸する様になると、自然発生的に消滅(ゼロではない)する。そして、成人になるとほとんどがA1型になるそうです。

D HbA1にはa、b、c、dと呼ぶ4つの分画(ペプチドと呼ぶアミノ酸の鎖で、ヘム基を支えている)があり、ヘモグロビン1個に対して4つの鉄分子を含むヘム基とそれぞれのヘム基には4つのペプチド(a、b、c、d)が、アルファ−鎖(2つ)とベ−タ−鎖(2つ)として結合しています

E ペプチドは、本来爆発し易い酸素を安全に運ぶ為のヘム基を助ける腕の様なもので、酸素を柔らかく包む鎖と考えられているのだそうです。


                 1.3 糖化ヘモグロビン(HbA1c)について    

1) HbA1cの用語の意味

此処まで読んで頂くと、HbA1までのことがお解かり頂けると思いますが、その先は以下の通りです。

つまり、ヘモグロビンは通常ペプチドの一つであるアルファ−鎖に肺から酸素を取り込んで何度でも体内に酸素を供給しますが、血液中に糖(ブドウ糖)が多くなるとベ−タ−鎖のcであるペプチドに糖が結合してその血液中に糖が多くなるほどその割合が多くなる様です。

しかも、一度糖と結合したヘモグロビンは寿命(ほぼ120日)が尽きるまで糖を運び続けることが分っているので、、そのブドウ糖と結合したヘモグロビンを測定すると日々の日内変動が大きい血糖値よりも変動が少ない糖と結合したヘモグロビンを知ることが出来ます。その糖と結合したヘモグロビンは正式にはグリコヘモグロビンと呼びますが、同義的な意味で一般的にはHbA1cと呼び、糖化ヘモグロビン(和名)またはヘモグロビンA1c(英語名)と読ぶ様です。

また、HbA1cの値を知ることで、ヘモグロビンの寿命の前半の60日位の変化の少ないHbA1c、つまり1〜2ヶ月の状態を知る事が出来ると言います。一般的には一ヶ月の数値として理解されています。

2) HbA1c研究の歴史
1987〜1993年にアメリカで実施されたDCCT(Diabetes Contorol and Complications Trial)と呼ばれる大規模な実験調査研究で明らかになった様で、今から14〜15年前の研究の成果です。

3) HbA1c値と平均血糖値との関係

そのDCCTの調査では以下の報告が有る様ですが、今までお世話になった私の主治医の中には、この値はあくまで研究報告の中の数値であり、万国共通ではなく、あくまでも参考数値であると話してくれました。

                             
HbA1c (%) 平均血糖値 (mg/dl)
60
90
6 120
150
180
                                      上の表ではHbA1c 1%の違いは、平均血糖値 30mg/dl に相当するとされています
    

4) HbA1c値の目標値(日本糖尿病学会資料より)


血糖コントロ−ル状態の指標と評価
コントロールの評価 不可
空腹時血糖値 (mg/dl)
100未満 100〜119 120〜139 140以上
食後2時間の血糖値 (mg/dl)
120未満 120〜169 170〜199 200以上
HbA1c (%) 5.8未満 5.8〜6.5 6.6〜7.9 8.0以上
                        私は現在 「良」 の前半を目指して頑張っています。



                 1.4 グリセミック指数について

1) グリセミック指数とは

糖質には、血液中で糖に変わる迄の時間が早い(短時間でブドウ糖に変わる)食品とゆっくり変わる食品が有る事を知りました。それは、ご飯、うどん、パン、ジャガイモは短時間で糖に変わるのに対して、ソバ、ラ−メン、パスタなどはゆっくり変わるので、血糖値が高い人はゆっくりと糖に変わる糖質を選んで食べた方が血糖値の急上昇を防ぐ意味で良いと言うのです。その糖質を糖に変える割合(ブドウ糖を100とした時の割合)をグリセミック指数と呼び、なるべく指数50以下(別な言い方をすると血糖のピ−ク値も低い)食品を選ぶのが良い様です。面白いのは、白米(72)と玄米(50)には違いがあるのですが、精米すると指数が上がる様ですし、なぜか野菜の人参は極めて指数か高い(一説では95)のだそうです。しかし、この指数は食べ合わせや調理方法などでかなりのバラ付きが有るとの事でした。


2) グリセミック指数の計算式

    

    引用文献:SOMOS 糖尿病ソリュ−ション (http://www.somos.co.jp).

上のグラフの説明

                           A:ブドウ糖を体内に取り入れ(吸収)後に時間の経過と共に血糖濃度が上昇する時の曲線グラフ

B:調べる糖質試料が同様に上昇する時の曲線グラフ

   グリセミック指数(GI) =〔AとBのグラフが重なる面積/ブドウ糖曲線の面積〕×100
GI = Glycemic Index
  
つまり、GI値が50の場合は、ブドウ糖に比べて2倍のゆっくりとした時間と血糖濃度で糖が吸収される。また、GI値が低い食品の方が、血糖値濃度の最大も低いとのこと
  
3) グリセミック指数の数値

                                           表中のGI値 = グリセミック指数
血糖値のピークが高い悪玉糖質
 GI値
血糖値のピークが低い善玉糖質
 GI値
ブドウ糖(グルコース)
100
玄米ご飯
50
ベークド・ポテト
95
パン・コンプレ(製粉歩留85〜90)
50
最高級パン(製粉歩留65〜75)
95
グリーンピース(生)
50
マッシュ・ポテト
90
朝食用シリアル(コンプレ)
50
蜂蜜
90
ロールド・オート麦(圧麦)
40
にんじん
85
生フルーツジュース
40
ポップコーン
85
ライ麦パン・コンプレ(85〜90)
40
コーンフレーク
85
パスタ・コンプレ(やや玄い)
40
餅(もち)
80
うずら豆
40
砂糖(スクロース)
75
全粒粉パン(製粉歩留90〜98)
35
フランスパン(製粉歩留75〜78)
70
乳製品
35
朝食シリアル
70
いんげん豆(乾)
30
ボイルド・ポテト
70
レンズ豆(乾)
30
ビスケット
70
ガルバンソ(ひよこ豆、乾)
30
トウモロコシ
70
全粒粉パスタ(スパゲッティ等)
30
白米ご飯
70
フルーツ類(生)
30
灰色の田舎パン(製粉歩留78〜85)
65
マーマレード(ペクチン添加)
25
ビート(砂糖大根)
65
果糖(フルクトース)
20
ぶどう
65
大豆(乾)
15
バナナ
60
緑黄色野菜、レモン
<15
ジャム類
55
きのこ、海藻
<15
マカロニ、スパゲッティ類
55
   

★  高血糖の人は出来るだけGI値が50以下の食品を食べるのが良い。但し、測定方法による数値のバラ付が大きく、一方、調理方法や食べ合わせる食品によっても数値が変化すると調査した数件の意見欄に書かれていました。それにしても、なぜか野菜のニンジンのGI値が異常に高く、特にキャロットジュ−スは飲み易くする為に食物繊維を除去しているものがあり、ブドウ糖に匹敵するGI値なのだそうです。



                 1.4 摂取する食物の単位数と毎日の食事および運動量について

1) 食品交換表について
最近色々とヘモグロビンのことを調べて行く中で新たな疑問が生まれました。それは、糖尿病の人は毎日の食物の単位数をキッチリ管理して食べ過ぎないようにすることを指導され、私の場合も体重と日々の運動量から18〜20単位、つまり1440〜1600kcalになるように指導を受けて来ました。それは、朝が4単位で、昼が5単位そして夜は6単位+アルコ−ルで20単位は越えないように努力しましたが、考えて見ると血糖値の管理とは血液中のブドウ糖の管理であって、必ずしもエネルギ−の管理とは全てが整合していないのでは(?)という疑問です。

つまり、いくら単位数の管理をしても糖質を多く摂っていては血糖値は高いままですし、医者はその点をバランスの良い食事に心掛ける様にと言いますが、ネットで調べて行くと、どうも日本の医学会ではエネルギ−の管理を中心とした偏った考え方が昔から続いていると言う意見を見つけました。

確かに、バランスのとれた食事は糖質もそこそこに抑える事が出来て血糖値を高くしない管理方法であることは理解出来ますが、エネルギ−の管理は過食や運動不足による肥満対策(いわゆる今時のメタボ対策)がメインで、エネルギ−を摂り過ぎるとその結果として高血糖にもなることは理解出来ても、必ずしも高血糖管理=単位数管理ではないと思うのです。それよりも、毎日摂る糖質をしっかり管理して血液中のブドウ糖をコントロ−ルする事の方が理に適っていると思うのです。

しかも最近妻からの話しでは、私が昼の糖質を減らし蛋白質や脂質の量を少し多目にしたことの結果、頭髪が少し増えて来たと言います。頭の中央の禿げ掛けている部分に髪が増えていると言うのです。自分では気付かずにいましたが、恐らく事実でしょうが、昼食の麺を少な目にして、ス−プはすべて飲んでいる成果なのかも知れません。

私も、勤めていた頃は、体重が68kg以上有りましたが、現在は59kgに下がり皆から随分痩せたと良く言われます。しかし、当時は確かに夕食が遅くなったり食事が不規則だったり、付き合いで過食になったりストレスや不眠に悩まされたりと色々な要因が重なって標準体重を大幅に超える結果を数十年続けて来た訳ですが、退職後は朝は7時半そして夜は5時半〜6時と規則正しい食事とキッチリとした単位数の管理そして適度な運動が功を奏して体重が大幅に下がった訳ですが、しかし、昔より体力がなくなったと感じるのは食生活ばかりではない加齢から来る部分も有るとは思いながら、何か少し淋しい気持ちにもなるこの頃です。

そこで、これからは少なくとも食品交換表だけに頼る単位数管理中心の食事だけではなく糖質を中心に、時には脂質や蛋白質も十分に摂るバランスのとれた食事を心掛けたいと思います。但し、時々は体重をチェックして太らない様にカロリ−にも心掛けることも忘れないようにしたいと思っています。

2) 普段の食事について(ご参考までに)
    その日によって違いますが、凡そこの様な食事を毎日心掛けています
朝 食 ご飯(約50グラム)+味噌汁一杯+玉子(一コを目玉焼きにして黄身は残す)+納豆(30グラム)+大根おろしにシラスをトッピング+トマトなどの野菜
昼 食 インスタントラ−メンの麺を30%程度残し、ス−プは全部飲む・・・・仕事が休みの時
ご飯(50グラム)+シャケ一枚+佃煮や野菜少々の弁当+α・・・出勤日
夕 食 ご飯(血糖値の値で都度調節)+焼き魚などの魚類を多めに+野菜の炊き合わせなど+豆腐半丁+しらすをかけたダイコンおろし+晩酌
                おおよそ3食+晩酌で18〜20単位です。

3) 運動など普段心掛けていること
 
会社が休みの日 ・・・ 約一時間のウォ−キング(7000歩〜8000歩)で、近くの丘陵や街中などを単に歩くだけではなく毎日行き先を決めて歩いています(2年位前は1万歩以上を歩きましたが、現在はさすがに時間を少なくしています)
出  勤 の 日 ・・・ 昼休みに近くのス−パ−の駐車場で昼食(弁当)後、周りの丘陵を歩きます(4000歩)

その時の状況で違いはありますが、日々ウォ−キングを心掛けています。しかし、その日の歩数がいくら多くても、一度に歩く時間が短くそれを数回繰り返しても血糖値は下がりません。やはり、一度に30分以上歩くと、ブドウ糖が消費される様です。また、昔は昼食後は胃を休める為に食休みが大切とされて来ましたが、最近は考え方が変わって来たことと、特に高血糖の人は、食後の血糖値を下げる為に食後に時間を置かず積極的に運動(有酸素運動)を心掛ける様に指導を受けています。

一方、血液を濃くしない為に水分をこまめに取ることも心掛けています。それは、高血糖体質による血液濃度の上昇もさることながら、結局は血液が濃くなることで色々な合併症や血液の循環が悪くなる結果として、感染症や神経症、脳梗塞にもなり易くなるので、常に水分を補給して血液を少しでもサラサラ状態にして置くことを主治医のアドバイスで知りました。

そこで、特に夏場はウエストバッグに水の入ったペットボトルを持ち歩き、ウォ−キングの途中で水分を補給しています。すると、当然汗ビッショリになりますので、帰ってから下着一式を着替えると気分がスッキリとして爽やかになります。

高血糖体質ではない皆さんも一度試して見てはどうでしょうか、あのスッキリ感は一度味を占めると止められなくなります。


                  1.5 最近の血糖値の状況   

1) H19年1月から8月までの血糖値
 
グラフは毎年の健康管理表に新しくH19年分を載せていますが、1月〜8月までの朝と夕方の血糖値と歩数の月間平均値は以下の通りです。
                          
                                            それぞれの月間平均値
平成19年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
  朝の血糖値 155.6 156.6 153.7 145.9 157.3 155.3 156.6 153.6
夕方の血糖値 167.1 167.2 169.6 140.1 151.7 169.2 161.3 170.7
歩  数 4945 5504 5642 6080 5919 6463 6124 6645

考察

1. 月間の平均値は4月が他の月より10ポイントほど低いのは3月後半から4月の出勤日が他の月より3日少なかったことが考えられますが、4月以外の月は150〜170代になっています。しかし、此処には表しませんが、勤務をした日の夕方と翌朝(勤務無し)は200を越える時が有り、勤務が無い夕方と勤務の日の朝は120〜130に下がっている傾向が歴然です。と言う事は、勤務によるストレスと少ない歩数が血糖値を大きく引き上げていると思います。

2. そこで、勤務のない日にどんなに血糖値を下げても勤務と休日の繰り返し(毎週3日で一日置きの勤務)の状態ではこのパタ−ンを変えないと全体の数値を下げる事はこれ以上出来ないと考えています。

2) 低血糖について
 昨年の秋に以下の様なことが有りました

夜中に(寝ていて)どうも低血糖の様な症状に気付きチェックをするとまさしく低血糖であり、急いで糖分を補給したことが有りましたが、もしそのまま気付かなければ大変な事になっていたと思うと、恐ろしく思いました。そこで、主治医に相談すると毎日の投薬のタイプを替えて見ようと言う事になり、12月から即効性のあるタイプに替えました。(その方が早目に薬が効くので夜間に低血糖になり難いとのこと)

 処が、結果は効果が無く逆で高血糖が続く最悪なケ−スとなり、H19年1月からは再び前のタイプに戻しましたが、何と戻してからは以前の血糖値に下がっています。この事を医者に話すと、恐らく今までの薬が体に馴染んでいて、新しい薬に対して体が受け付けないのでは・・・とのことで、その様なケ−スは稀にあるとのことでした。

更に、血糖値の変調に関係してか、H18年の11月から治っていた胃痛に再び悩まされたり、自分の体の事ながら人間の体とは難しいものである事を改めて思い知った次第です。(H18年の近況報告より転記)

3) 低血糖の症状
低血糖の症状は一般的には、冷汗が出て、手足が震えたり立っていられなくなり、最悪は心肺機能に重大なダメ−ジが掛かると言われていますが、私の場合は最悪までの経験は有りません。

私の場合の低血糖の症状

 @ 何となく手足がだるくなり力が抜けると言う感じになる(血糖値が50レベル)
 A 更に進むと、特に手に震えが来て、冷や汗をかく様になりますが、すぐにジュ−ス等をを飲むと治まる(未測定)

大体、此れまでに@の自覚症状が有り、この時に血糖値を計って見ると、ほぼ50に近い状態でした。

Aの状態の時は、今までに2回有りますが、@の状態から手に震えが来るまでに、15分は掛からなかったと記憶しています。但し、その時は出先だったので、血糖値を計ることは出来ませんでした。そこで、その時以来常に砂糖と飴を持ち歩く様にしています。

4) 低血糖の怖さ
糖尿病とは血液中の糖(ブドウ糖)の量が多い病気ですが、単にブドウ糖が多いと言うよりも血糖のコントロ−ルが十分円滑に出来ない病気と理解する方が当たっています。

それは、血液中にブドウ糖が多い場合に正常な人は、膵臓で分泌されるインスリン(ホルモン)によりブドウ糖の量を適正な値に下げる体の仕組みの中で、血糖値が高い人は膵臓で分泌されるインスリンの量が少なかったり、量はそこそこでも効き目が十分でない場合に、薬で膵臓に活力を与えて効き目を改善したり(経口血糖降下薬)、外部からインスリンを補給したりして血糖値を下げることが通常行われます。しかし、先の説明の通りインスリンが不足することが即糖尿病なのではなく、結局血糖を正常な範囲にコントロ−ル出来ない場合にインスリンの助けを借りるもので有って、インスリン自体が血糖をコントル−ルするのではなく血糖の量を適切にコントロ−ルする機能が低下することが「糖尿病」と理解すると、「低血糖」になる理由について、正しい説明が出来ると思います。

但し一方では、ブドウ糖は人間が運動をする時のエネルギ−源であり、特に脳を正常に働かせるためにはブドウ糖は不可欠です。そこで、血液中のブドウ糖が不足し脳にダメ−ジを与えると言う意味で「低血糖」の恐ろしさを改めて正しく知ることが出来ます。

5) ウォ−キングについて
退職してから4年半以上が経つ今も、忘れること無く続けているのがウォ−キングですが、その日の気分と体調により歩く時間と距離はマチマチです。しかし、悪天候の日以外は少々の雨でも傘をさして近くを歩きます。

歩き始めた数年前は、デジカメで景色を撮ったり、今まで気付かなかった街角の石碑や古墳などを撮っては楽しみましたが、最近は足の筋力が弱り長い距離を歩くと足が疲れて来るので、昨年辺りからは無理をせずに途中で休みを入れて歩いています。

そうした日々の中で最近のウォ−キングでのことですが、駅まで歩きそこにコミュニティ−バスが偶然停まっていたので、100円払って自分の家の前を素通りして我が家からは4Kmほど先に有る終点の団地(小高い丘に有ります)までバスに乗り、そこから我家まで下って来ましたが、往復で丁度1万歩を歩きこの日は結構楽しい汗をかきました。

しかし、夕方の血糖値は歩いた割りには下がっていませんでした。恐らく、途中でバスを待つ時間を含めて30分歩く事を中断したことが原因しているのかも知れません。

そう言えば、一日の歩数はマズマズでも、まとめて歩かずに少しずつの繰り返しは血液中のブドウ糖を下げる効率が悪いのでは・・・と思ったことがこれまでにも有りましたが、今回の場合も連続して1万歩を歩いたのではなく、初めに約5000歩近くを歩き途中で休んだ後に後半の5000歩を歩いたのですが、途中で休まずに連続して歩いた場合とでは結果が違っている事に気付きました。1万歩を連続して歩くには一時間半近くは掛かりますが、途中で休み時間を入れると同じ一時間半でもその後の血糖値が異なるという事なのでしょう。何事も継続して続ける事の大切さが判った様に思います。


 
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                  2. コンディショニング・メディケ−ションについて

1. コンディショニング・メディケ−ションとは
QPコーワゴ−ルドやキャベジンでお馴染みの興和(株)から下記の提案を新聞紙上で見掛けました。

それは、加齢をはじめ、様々な原因で起こる慢性的な不快な症状に対して薬を有効に使って症状を抑え、其れを維持する事が出来る。つまり、薬と上手に付き合いながら自分の体調を良くし、健康な状態を創り維持するということ。この考え方を「コンディショニングメディケ−ション」と言うのだそうです。現在、私は胃の状態が悪く色々と薬を換えたりしながら治す努力をしていますが、今年64歳になる自分は人並みにそうした症状になり易いのか・・と思っています。

2. 私のコンディショニング・メディケ−ション
昨年のぶらり旅の後半で、胃痛がひどくなり食事が思うように摂れなくなったので、途中の寄り道を諦めて山梨へ直帰しましたが、その胃痛が結局一年以上経っても治らずに今も薬を飲み続けています。

そうした事も有り、薬の大切さが分かって来ました。現在毎月掛かっている病院で胃薬を出して貰い飲んでいますが、昨年よりは少しは良くなっては来たものの、今も特に朝食後はどうしても30分は横になって休まないと具合が良くなりません。しかし、4月に主治医に言って薬を変えてからは、それまでの暴慢感と言うかムカツキはなくなって来ましたが、やはり朝の食休みは欠かせません。この様になるまではほとんど胃で悩む事はなかったのですが、60歳を越えて体調の変化からくる一種の老化の現われなのかも知れません。それで、余計にこの言葉の大切さが分かる様になりました。折角この秋に計画をした北海道への旅を諦めなければならない胃病が完治しない残念さは何とも無念であり、もしこのまま治らない様な時は胃腸の専門医に看て貰うなどを考えようと思っています。

現在、HbA1cの検査などに毎月通院していますが、中性脂肪と血圧の薬も貰っています。そして、年に一度の成人病の検査ではコレステロ−ルは、私の場合脂質を多く摂らない事もあって正常値なのですが、中性脂肪はどうしても毎日の飲酒の影響からかかなり高い値になっています。しかし、酒だけは精神を安定させるためにも欠かせないと考えており、深酒にならない様に気を付けなければなりませんが、恐らく寿命が尽きるまで止められないでしょう。

一方、血圧の薬は、勤めている頃にトップと常に接触するなどのストレスから血圧が高く薬で抑えていましたが、勤めを辞めてからは130-70と正常になっているので、主治医に血圧の薬は必要ないのでは(?)・・・と話すと、高血糖の人はあまり低血圧になってはいけないけれど、薬を飲み続けて血圧の上昇を抑える方が寿命を延ばす意味からも良いとのことでした。つまり高血糖体質の人は高血圧にならない様にコントロ−ルするのが医学上正しいやり方だそうで、正しくこれがコンディショニング・メディケ−ションそのものである事を知りました。

また、現在私はかなり前からビタミン剤を毎日飲んでいますが、その薬が「医薬部外品」で有ることを最近知りました。それまでは、疲労回復や体に効く色々な成分が入っているものと思っていましたが、ス−パ−などで安売りされているドリンク剤と余り変わらない様なのです。
そこで、最近仕事の影響からか視力が悪くなっているので、眼精疲労にも効く医薬品である栄養剤に切り替えようと思っています。今迄、安売りの時にまとめ買いをして来た現在の栄養剤は、これからはコンディショニング・メディケ−ションを考えて切り替えて行こうと思っています。

3. クイック・メディケ−ション&コンディショニング・メディケ−ション(薬の意味と効能)
その後、興和(株)の第2弾の紙上広告から標記についての記事を読みました。詳細は以下の通りです。

 体の症状には、ちょっとした体の痛みなど とにかく早く治したい症状と、長く続いている不快症状をどのように 何とか低減して行きたいと言う症状がある。


A  ちょっとした体の痛みなど、とにかく早く治したい症状に対応する即効性の有る薬群 クイック・メディケ-ション

長く続いている不快症状などの様に、何とか低減して行きたいと言う症状に対応する薬群 コンディショニング・メディケ−ション

 A:解熱剤、風邪薬、沈痛剤、下痢止め・・・など沢山の市販薬(OTC薬と言う様です)が売られています。
   
 B:此れに対して、B はしっかり薬を良く調べて自分に合う薬をさがす事が大切であると、理解しました。

 OTC薬: Over The Counter (オーバー・ザ・カウンター) すなわち、顧客と薬剤師がカウンターを挟んで相談のうえで販売される医薬品のこと。

         

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