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       礼文島・利尻島の草花                                               平成20年制作

まず、「ミヤマオダマキ」です。6月初旬ごろから咲き始めるそうで、丁度咲き出した時期でした。

今回、礼文島に行って沢山の高山植物を観ましたが、礼文島は標高の高い山ではありませんが、一年を通して強風が吹き
冬場の低温が高山と同じ環境であるため、5月〜8月に一斉に草花が咲き始めるとのことです。(H20年6月6日に礼文島に行きました)

そして、全国から毎月の様に此処を訪れるツア−も多く、私が利用した定期観光バスの数人の女性グル−プはもう4回も来ているそうで、実に花の名前と咲く時期を詳しく知っているのには感心しました。
此の花の名前は恐らく「イチゲフウロ」ではないかと思いますが、2輪の花の色が違うので良く判りません。でも、実に可憐な花だと思いませんか


私が今回の北海道の旅に礼文島を追加したのには、若い頃に此処を訪ねて実に礼文島が好きになった義弟からの勧めが有ったからです。確かに、自然の中でこんなにも高山植物が自生し、しかも人の手が加わること無く自然のままに咲く草花を、ゆっくりと歩きながら観て歩くその時間は、気持ちが落ち着き心が洗われました。
「レブンキンバイソウ」または、「キジムシロ」のどちらかでしょうが、私には見分けが付きません。どうも、葉の形などで決まるようですが、カメラのアングルが悪く葉の形がはっきりしないので判らないのでしょう。
「レブンウスユキソウ」の積りで撮りましたが、図鑑の説明とは違うので良く判りません。


「レブンウスユキソウ」はヨーロッパでは「エ−デルワイス」と呼ばれ、サウンドオブ・ミュ-ジックでも歌われていますが、
この花は日本では「ウスユキソウ」と呼ばれているようです。後日のテレビで、スイスのマッタ−ホルンのアルプに咲く
エ−デルワイスを見ましたが、礼文島で観た花と同じでしたそこで、此処にエ−デルワイスの歌詞を調べて下記に載せました。(H25年11月28日追記))

the Captain
Portia Nelson, Irwin Kostal, Rodgers & Hammerstein, Julie Andrews, Marni Nixon

 Edelweiss, Edelweiss
 Every morning you greet me
 Small and white, clean and bright
 You look happy to meet me

 Blossom of snow may you bloom and grow
 Bloom and grow forever

 Edelweiss, Edelweiss
 Bless my homeland forever
図鑑に寄ると、[チシマフウロ」または「イチゲフウロ」の様ですが、しかし「イチゲフウロ」は7月上旬でないと咲かないと有るので、6月上旬から咲く「チシマフウロ」かも知れません。

しかし、もうこの時期に・・・が咲いていると、毎年数回は来て居ると言う女性グル-プがどこかで話していましたので、念の為に左の画像を拡大して見ると、「イチゲフウロ」である事が判りました。

チシマフウロはイチゲフウロより花の色が濃く葉の大きささが小さいと図鑑に有りますが、確かに拡大して見ると葉が大きい事が判りました。

しかし、いずれにしても可憐で小さな花には気持ちが落ち着きます。
ネムロシオガマ(白色)とレブンキンバイソウ(小さな黄色い花)とチシマフウロ(紫色)が一輪だけ咲いていました。
「ハクサンチドリ」(紫色)とレブンアツモリソウ(白色)が咲いていました。

澄海岬(スカイミサキ)からスコトン岬(礼文島の最北限)へ向かう途中に有るレブンアツモリソウの群生地には、丁度6月上旬からその花が咲き始める季節だそうで、そうした花の季節を知らずに私は出掛けましたが大変ラッキ−でした。
一輪だけ変色せずに咲いていたレブンアツモリソウですが、礼文島にしか咲かないことと、「平敦盛」が戦場で飛び交う矢羽根から身を守るために背中に背負った武具(母衣と書いてポロと読む)に似ている所からアツモリソウの名が付いたそうです。
此の様に群生地には沢山のレブンアツモリソウが咲いていましたが、すぐに茶色に変色してしまうデリケ−トな花なのだそうです。

そして此処では、管理する人達がいて柵で見学者の侵入を防いだり、監視カメラが設備されていて盗掘防止を呼び掛けたり、記念はがきを100円で売って管理費に当てているなど、レブンアツモリソウの保護に懸命でした。
「キジムシロ」と思いますが、北海道全般に咲くそうです。
ネムロシオガマと思いますが、この様に何気なく咲いている草花をあちらこちらに見る事が出来ました。
此処でも「ミヤマオダマキ」がひっそりと咲いていましたが、石ころの斜面にこの様に咲く草花を観に此処を訪れる人々がこれからも増えて行くことを願います。
セリ科の「オオハナウド」の様です。(良く判りません)
「オオカサモチ」の様です。
「ハクサンチドリ」と「レブンキンバイソウ」が仲良く咲いていました。草花の中には本当に小さな花が有り見落としてしまうほどです。
此れは説明が有ったので撮りましたが名前が判りませんが、此れから咲き始める話が有ったのかも知れません。それとも、もしかするとコバイケイソウかも知れません。
しかし、どの様な花がこれから咲くのか知りたくなります。

ガイドさんはドンドン先を歩き、観る人は縦一列になって説明を聞くのですが、写真を撮っているとガイドさんから離れて行くので、追い着くのが大変でした。
「ホソバノアマナ」か「ヒメイチゲ」で、実に小さくてガイドさんが立ち止まって説明してくれないと、素通りしてしまう山の斜面に咲いていました。
「ハクサンチドリ」と「レブンキンバイソウ」で、この組み合わせは色々な斜面に有りました。
「レブンキンバイソウ」でしょう。
「ホソバノアマナ」の様です。
「ホソバノアマナ」か「ヒメイチゲ」でしょう。
「ハクサンチドリ」は方々で咲いていました。
 利尻島で唯一見つけた花で、「ヒトリシズカ」と言います。観光バスで最初に行った姫沼の木道傍にひっそりと咲いていました。

処で、利尻島は礼文島より自然環境が厳しくない精か、高山植物を多く見掛けませんでした。

その利尻島は、火山の噴火で出来た島で、島の中央に聳えるその山を利尻富士(1,721m)と呼んでいますが、温泉も数軒あり、ペンションやホテルや民宿などが整っていました。

一方、礼文島は千島列島や大陸とかつては地続きで、永い間の造山運動で途中が隆起・沈下を繰り返しながら、結局礼文島が大陸から取り残されて島になったのだそうです。

そこで、火山の島ではないことから、礼文島には温泉は出ないと考えられていましたが、昨年(H19年)掘削に成功して温泉を掘り当てたそうです。そして、其の費用は京都に住む礼文島出身の実業家の寄付金が使われたそうですが、現在温泉許可を道へ申請中で、許可が下りれば寄付金が十分余っているので来年から温泉設備の着工に取り掛かるとのことでした。

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