アプリケーションいろいろ

デフォルトアプリ、後載せアプリを問わずにいろいろ書き連ねてみよう。

端末エミュレータ

embeddedconsole
標準ターミナルの置き換えとして、何も悩まずに使える。 複数タブを開けるようだが、タブの部分の表示面積がもったいない。

コンソールツール

awk
2ch で見かけてローカルに捕捉してある aadf スクリプトはちゃんと動作した。

perl
インストール時に「依存しているライブラリがある」と脅されたが、普通に使えている。自作のカレンダースクリプトもちゃんとカラー対応で動いている。問題ない。

zsh
3.x.x における補完関係の書き方を覚えてない。むむ。。。たまたま入ったのが 3.0.8 だったので、設定方法がよくわからない。Document とか Text_Files とか Capital なディレクトリ名が蔓延しているので zsh の強力あいまい補完に期待していただけに、残念である。

また、suspend から resume したときの挙動がおかしい。まともにキー入力を受け付けてくれない。何か変なシグナルでも食らったかのように見える。 後日、これが有名な SIGSTOP 問題であることを知った。

Media Player

512 の SD を入手してみた。この機体は通勤中の音楽プレイヤーとして使えるだろうか、という甘い期待があった。。

…起動遅いよ。何やってんのこいつ。

実際聴いてみたが、ヘッドホン端子がカバンの中でどうなっているかが心配で気になった。今まで使ってきた機器はたいがいここから壊れて行ったのと同様に、接合部の強度が心もとなく感じた。音は、まぁ通勤で聴くぶんにはこんなもんでいいんじゃないの、という感触だった。

デスクで聴くことも試してみた。画面は切ることができるのだが、わざわざ弱い電池をいたぶるのも可哀想だ。

結局、今まで使って居たシリコン系プレーヤがその座を奪われずに続投することになり、音楽プレイヤーとしての道は閉ざされた。Media Player ではない魅力的なプレイヤーが現れたら変わってくるかもしれないが、少なくともそれまでは、ない。

テキストエディタ

標準テキストエディタであるメモ帳は、所詮メモ帳だった。 SJIS のファイルしか扱うことができない。

ZEditor を入れてみた。ふむふむ、これなら標準のメモ帳は要らないと思わせる出来だ。

  • 日本語コードは自動判別
  • 簡易ファイラーつき
  • 動作がきびきびしているように思える

テキストは sjis crlf で保存すればブンコビューワでも読めるようだ。逆に言えば、テキストをその形にしてしまいさえすれば何でもブンコビューワで読むことができるということだ。これは便利かもしれない。が、ブンコビューアは邪魔なので削除。

たくさんのファイルに分けて書いている状態のドキュメント群に立ち向かうためにタブ型のエディタが欲しい。

辞書

ZTen を使ってみた。辞書データがデカいのが不満。カードの容量を「ときどきしか使わないデータ」に占領されるのが不愉快。でもアプリケーションとしては本当に良くできていると思う。というわけでいったん削除したが、英辞郎IIを母艦で FreePWING 化した際に squeeze と ebzip という技を会得したので、復活。 結局英辞郎と和英辞郎の2つだけを入れて、英和/和英辞書として使えるようにセッティングした。

HancomSheet

秋葉原にて半日使って買い物した際に合計計算をしたくなって、 HancomSheet を使ってみた。保存形式は Excel / Excel95 / Hancom が選べるだけで、csv で書き出すことはできないようだ。

どうせあとで母艦で吸い上げるだろうと思って SD に保存を試みた。いかにも成功したみたいな雰囲気で何のエラーも出ない。Terminal を使ってカードの Documents 以下を find してみたが、無い。どういうふうに保存されるのか調べるために本体メモリに保存してみたところ、Documents/application/ 以下に保存形式に応じたサブディレクトリが作成され、その中に保存されることがわかった。

そこで SD を確認してみると、Documents の owner が root で 755 になっていた。要するにディレクトリが permission 的に書き込みできない状態で保存しようとしていた結果書けていなかったということのようだ。早速 owner を zaurus にしてトライしてみると、ちゃんと書き込めた。そういうのはエラーなんだから、ちゃんとエラーを出すべきだろうよ。

入力についても問題があった。まず、any visible key で入力状態というか編集状態になって欲しいのだが、Shift + アルファベットで入力しようとすると最初の打鍵はそのセルが編集状態になるだけで、文字は入ってくれない。漢字と Shift しない英数字についてはちゃんと期待どおりに入るので、これはバグなんじゃねぇの、と思う。仕様だとしたら相当不便な仕様だ。

また、入力完了時に TAB キーでそのセルを確定して右のセルに移動したいのだが、画面右端まですっ飛んでいってしまう。右矢印キーがやりたいことに近い動きをするが、何で tab もそういう挙動にしてくれていないのだろう。困ったことに、数式バーで編集後には右矢印では脱出できないため、Enter で泣く泣く下に逃げるか、TAB ですっ飛んでいくしかない。悲しい操作性だ。

さらに、狭い画面を全部使って編集したいのだが、ツールバーが邪魔だ。そもそもポインティング(スタイラス)なしで、要するにキーボードだけで基本的な編集が行えるようになっていてほしいのだが、キーを使って数式バーに飛ぶ方法がわからない。よって、標準バーは消せるが、数式バーは必須である。標準バーも消せることは消せるのだが、次に起動すると復活してしまうため、やっぱり画面は狭い。

買い物メモなので sum を使ったのだが、合計行のある表で行を追加するときには最終行で行の挿入を行うのではなく、途中の行に挿入するようにしないと sum 関数は追随してくれない。

新規作成されたブックは、シート枚数が多すぎる。一括で消せるならよいのだがそうもいかないので不便だった。

これらの不満を除けば、あとは普通の表計算アプリとしてそこそこ使えるだろう。

HancomSheet で作成した Excel ファイルは母艦 (FreeBSD) の OpenOffice で問題なく開くことができた。作成側にも受信側にもアプリケーションとしての Excel が存在しない状況で Excel ファイルのやりとりが行えるのは不思議な感覚だ。

その他ボツアプリ

IQNotes を2〜3分使ってみた。なんだこれは?使いにくい、というか、使い方がわからない。価値を感じない。

名残り系

アプリケーションを削除した後、~zaurus/Applications にファイルが残存することがあるようだ。手でちまちま消すしかないのかな?面倒だぞ。

[$Revision: 1.3 $ $Date: 2007.12.09 18:42:15 $]
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