英辞郎II を使う

2005.05 時点の ports の eijiro-fpw は EIJIRO52(赤い本の付録版) 準拠であり、 EIJIRO81 (黒い本の付録版)ではうまく処理できない。これをなんとかする。

重要:2008.01 にマシン入れ換えに伴いリトライしたところ、ports の設定情報だけで うまく処理できた。よって、以下の記載にはあんまり意味はない。

作業前の準備

  1. ディスク空きの確保

    /usr/ports/japanese/eijiro-fpw/work/eijiro-fpw1.0b/work/ 以下は 1.7G ほどになる。 waeijiro はサイズを取り忘れたが、やはり巨大な空間を必要とする。 これとは別に、できる honmon ファイルは 450M 程度になる。 しかも honmon ファイルは make install した直後は work 以下と インストール先と で、2重に存在することになる。 元データ(eijiro81.txt & waeiji81.txt)は約 200M である。 これらを見込んで、十分な作業ディスクを用意しよう。

  2. 元データの配置

    元データは、どこに配置してあっても構わない。 make する時に以下のように DICT_PATH および SRCFILE で指定することができる。

    # make DICT_PATH=/var/tmp/eijiro/eijiro81 SRCFILE=eijiro81.txt patch
    
  3. 前提 port のインストール

    辞書を圧縮するには ja-epwutil が必要になる。

いざビルド

  1. Makefile の変更 もしくは fpwutils.mk の配置

    Makefile 中で指定されている fpwutils.mk の場所が微妙に違うので、Makefile を書き換えるなり fpwutils.mk をコピーするなり シンボリックリンクするなりして、見える ようにする。できあがりの Makefile はこんな感じ

  2. make patch および できた Makefile の修正

    展開とパッチ適用まで終らせてから、できたものをさらに変更する。 修正後の Makefile 、および 修正後の eijiro-fpw.pl をリンクしておく。 ついでに waeijiro 用の waeijiro-fpw.pl も置いておく。

  3. make

    あとは make をかけてひたすら待つ。 PenIII 800 で 3 時間半くらい待つと、honmon ができあがる。

  4. make install

    できた物体を確認の上、make install にてインストールする。 デフォルトでは、ものは /usr/local/share/dict/ 以下に入ろうとする。 ディスクがふんだんにある環境で(PCで)使用するなら、ここまでで作業完でも良い。

  5. squeeze

    あまりにもデカいので、ディスクの余裕のないマシンや PDA 等では重い。 よって、余分なデータのカットを行う。

    # cd /usr/local/share/dict/eijiro-fpw/eijiro/data/
    # squeeze -d03,06,09-8f,93-ef,f9-ff honmon honmon.sq
    # mv honmon.sq honmon
    # cd /usr/local/share/dict/waeijiro-fpw/waeijiro/data/
    # squeeze -d03,06,09-8f,93-ef,f9-ff honmon honmon.sq
    # mv honmon.sq honmon
    
  6. ebzip

    カットされたデータを、さらに圧縮する。

    # cd /usr/local/share/dict/eijiro-fpw/
    # ebzip --level 5
    # cd /usr/local/share/dict/waeijiro-fpw/
    # ebzip --level 5
    

参考にしたサイト

[$Revision: 1.5 $ $Date: 2008.01.12 02:06:09 $]
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