「兄弟天気図」の舞台をレポート


「兄弟天気図」の舞台 水天宮


キリリンコロン…キリリンコロン
僕の家は水天宮の
つづれ折の段々坂の途中にある……




××交通案内××

日比谷線 人形町下車(NoA1出口)
都営浅草線 人形町下車(NoA3出口)
半蔵門線 水天宮前下車(No5出口)


かなり目立つので看板やらチェックしていけば迷うこともありません!
実際、私も人形町駅A2出口を出たのですが全っ然迷えませんでした!!



取材当日は6月、小説は初夏頃

クリックすると拡大写真斜めから
クリックすると拡大写真 真正面から。戌の日だけあって安産祈願のお参り、お腹の大きな女性が大勢です
クリックすると拡大写真 龍神様の水場。小説では小さな円い池と描かれていたトコロ。昔は小さな円い池があったそうなんですが…今はお清めになっています
入り口
遠景。中央に見える森?の中に水天宮が。周りは一面ビル街でここだけ非常に浮いてるように感じます


戌の日に一応行ったことは行ったのですが…
キリリンコロンだの、チリンチリンという音は聞こえませんでした。
当然、狗張子の玩具も売ってなくて。
つづらおりの段々坂のモデル?になった坂も今は整備されて無いそうですし…どっちにしろ非常に残念です…

悲しいかな、時は街の情景を変える。
もうあの風景は見ることが出来ないのです…

小説の中にあったような昔懐かしい下町情緒は微塵もなく、
僅かに付近のお煎餅屋さんなどに名残を残すのみ。(でも人形焼は健在!)



情報提供は水天宮真下のお煎餅屋さんのおばちゃんから。どうも有難うございました!


ハードカバーの後書きにあった「情け有馬の水天宮、恐れ入谷の鬼子母神」は江戸時代頃からある 言葉遊びの一種で、「恐れ入谷の鬼子母神」は、女神が「恐れ入った」と頭を下げたことを鬼子母神が祀られている東京の入谷 にかけた江戸っ子のしゃれです。
「情け有馬の水天宮」は「情けあり」の意でご利益あらたかということ。

大抵2つセットで使います。非常に語呂がよく、しゃっべっていて楽しいです。 でも今はあんまり使わない…かな…。

このようなしゃれは、 「その手は桑名(食わな)の焼きはまぐり」 「そうか(草加)越谷、千住の先だよ」(このシャレは「栗樹」でも登場しました) などたくさんあります



水天宮HP



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