2005年1月〜2005年3月いっぱいまでのDIARYです。
年明け早々に行ったEUROPEのライブは
その後の作品製作にかなり影響を及ぼしたようです。
2月におこなったグループ展では彼らの曲に触発された
「ヴォラスの神話」というかなり趣味に走った作品を発表しています。
(のちのちに読むと、多少、照れますねえ。)
★2005年2月26日(土)★
自由が丘でのグループ展が、昨日から始まりました。
前日の搬入時点では、まだ完成していない絵があり、
当日の飾り付けになってしまったり、
またもや遅刻をしてしまい、
当番でもない武政さんの方が
早く来てくださり、ご迷惑をおかけしてしまう・・・など
相変わらずのお恥ずかしいお話ばかりで
身を小さくするばかりですが
(もともと、身長は低いですけど)、
まずは初日を終えて、ほっとしています。
2日目の今日、土曜日も
多くの方にお逢いできるといいなあと
思っています。
さて、沙天の展示は題して「ヴォラスの神話」と言います。
イラストは全部で5作。
かなり冒険でしたが、全て描き下ろしました。
今回のイラストを描いている時に聞いていたBGMは
5枚中、4枚がヨーロッパです。
残りの1枚は、なぜかシューベルトだったりします。
大好きなヨーロッパを聞きながら(聴きながら?)
大好きなイラストを描いている時は、
本当に至福のひとときでした。
ヨーロッパは現在、6枚のアルバムを出しているのですが、
今回、聞いていたのは2枚目の「WINGS OF TOMORROW」。
イラストの、どの辺がヨーロッパしているかと言いますと、
沙天の作品には珍しく、翼があったりします。
恒例の「ちらみせ」。
こんな感じです。翼だけじゃん!?、などと言わないで。
いや、これだけではないのですが
疾走するメロディや孤高のバラードなど
研ぎ澄まされたあの音楽世界を
イラストの中で可能な限り、
再現させたつもりではありますが
果たして、出来ているのでしょうか?
それは展示を見てのお楽しみです。
★2005年2月20日(日)★
寒々しい曇天の一日です。
こんな日は萩尾望都さんの「トーマの心臓」の世界を思い出します。
なんというか、グレイの空が
冬のドイツそのものといった感じで、
多感でナイーブな少年たちの心を表しているようだからです。
さて、 そんな感慨にふけっている暇は本当はなく、
自由が丘でのグループ展まであと5日となりました。
しかし、ついついHPをいじったりして、
現実逃避をしている沙天です。
当日にはオリジナルの神話ストーリーに基づく新作を
発表できるよう、今、しこしこ作成してます。
沙天と一緒に展示をするメンバーのうちの二人に
昨日あったのですが、
二人とも、ちょっとお疲れ気味で、体調が心配です。
あまり無理をしないで、当日は、元気に逢えることを願うばかりです。
皆様も健康管理には余念なきように!
★2005年2月14日(月)★
友人でイラストレーターのうださんのグループ展へ行ってきました。
場所はなんと、銀座の画廊です。
うださんの作品は画廊の奥に飾られてありました。
B2サイズの大きな作品が2点で、古代中国の戦場のもようが
アクリル絵の具でダイナミックかつ緻密に描かれていて
とても迫力がありました。
その技量は画家の領域です。
銀座という街にもまったくひけをとらない大作でした。
ご本人は会話が楽しい、あっけらかーんとした方なのですが。
聖バレンタインデーのこの日、
沙天は後輩から手作りのチョコケーキとクッキーなどの
スイーツをたっぷりといただいてしまいました。
とても美味でした。
沙天も実はホワイトチョコのチョコチップクッキーを作りました。
まあまあのできとだけ、言っておきましょうか。
沙天自身はバレンタインに関して
あまりいい思い出ある方とは言えませんが、
最近では、自分のために高級チョコを買って
楽しむOLさんも多いとのこと、
なんだか良い傾向にあると思いませんか?
★2005年2月8日(火)★
狂言を見てきました。
野村万作、萬斎親子が出演する
ちょっとミーハー(?)な公演です。
演目は「佐渡狐(さどぎつね)」と「釣針(つりばり)」の二本立て。
それぞれ20〜30分と、あまり長くはありませんでした。
どちらも爆笑できるシーンが盛り込まれた
楽しいお話でした。
狂言は、かなり不思議なもので
BGMや効果音もなければ、
舞台の背景画や衣装変えもありません。
少しばかりの小道具は使われるものの、
ほとんどのものは扇で代用してしまいます。
見ている人たちに、かなり想像力が求められます。
そう思って見ると、昔の人たちは、
なんて想像力が豊かだったのかと思いました。
狂言の演目が始まる前に、
野村萬斎さんによる解説があったのですが、
それを聞かないと、
きっと物語が始まっても、何をやっているのか
わからなかったと思います。
話は少々変わりますが、
昔、木原敏江さんという漫画家さんが
室町時代の「能」のお話を、好んで作品に描いていました。
今は、成田美名子さんが「花よりも花の如く」という漫画で
能の世界に生きる現代の若者を描いていますね。
「能」漫画はいくつかあるようですが、
「狂言」漫画って、存在するのでしょうか。
けっこう、“穴場”かと思われますが。
(最近の漫画事情に疎い沙天の発言なので、
あてにはなりませんが。)
★2005年2月5日(土)★
今日は、藤原新也さんの写真展へ行ってまいりました。
沙天は昨年の春にも新也さんの展示を
見に行っているので、
一年弱ぶりの再会(?)となりました。
今回の写真展の舞台はポルトガルです。
新也さんが現地で撮った何気ない街並みや風景に見入ります。
その写真たちは、かの地でのいとなみの一部を切り取って
そのまま日本に持って来たかのように、
かなりなまなましい様子で、壁にかかっていました。
存在感がとてもある写真たちが多く、
たまに、胸苦しささえ、覚えました。
(被写体自体は、干された洗濯物だったり、
食堂のろうそくだったり、マリア様の像だったりと
いたって、普通のものばかりなのですが。)
その胸苦しさは、きっと、感性が共鳴してしまったからなのだと、
勝手に沙天は思っていますが。
会場は写真のテーマごとに、
六つくらいの小部屋に分かれていました。
しかも、その部屋ごとに、壁紙が異なるのです。
春めいた花柄あり、イスラームっぽい青い幾何学模様ありと
なかなか華やかです。
その壁に写真が飾られているさまは、
まさに「はまって」いて
ポルトガルの民家に招かれたようでした。
会場にはご本人とおぼしき方がいらっしゃったのですが
シャイな沙天は、遠巻きに、しかもチラッと
新也さんの方を見るのが、精一杯でした。
いつか、お話できるといいのですがねえ。
★2005年1月25日(火)★
横浜の「Hard Rock Cafe」に行って来ました。
ヨーロッパのライブを見て以来、
すっかりRockづいています。
店内にはあちこちにロック・スターの写真やギターが飾られて
雰囲気は満点です。
欧米人のお客さんも多く、英語の会話が飛び交うし、
メニューのハンバーガーやカクテルはアメリカン・サイズで
かなりボリュームがあるしで、
ちょっとした旅気分が味わえ、お気に入りのお店です。
が、モニターに流れる曲はポップス系の
とてもやさしい曲ばかり。
それはそれで良いのですが、
「Hard Rock」Cafeとは言えない雰囲気でした。
沙天は勝手にヘヴィなRockを毎日せっせと聴いて
盛り上がっているのですが、
世の中の流れは、どうもかなり違うようです。
いつまでたっても、流行に逆行してしまう沙天です。
★2005年1月7日(金)★
「ヨーロッパ」のライブを見てきました。
ヨーロッパは1980年代後半にブレイクした、
スウェーデンのバンドです。
ファンファーレ調のオープニングで始まる
「ファイナル・カウントダウン」という曲が有名です。
ついでに付け加えておきますと、
かなりヘヴィなハード・ロックバンドです。
13年ぶりのフル・アルバムをひっさげての来日公演です。
沙天は彼らを、リアルタイムでチョコっとだけ知っていて、
当時は、かなりのファンでした。
しかし、幼かった(?)ため、
ライブなんぞに行くことなど、許されるはずもなく、
よって、今日がはじめての対面となりました。
実は、懐かしさにひたろう、
くらいの軽い気持ちで見に行ったのですが、
彼らの、思い入れの深い演奏とパフォーマンスに
すっかりやられてしまい、
再び、はまってしまいました。
いや〜、やっぱり生演奏っていいものですね。
見終わった後は
今までのルーティンな日々が嘘であったかのように
毎日が楽しくなる予感がして
足取りがとても軽かったです。
すごい効果ですね。
それとも沙天は、やはり単純そのものなのでしょうか。
はみだし : ヨーロッパのライブにご興味のある方はこちらを見て下さいね。
★2005年1月3日(月)★
とてものどかな三が日ですね。
昨日は暖かい日ざしの中、近所を散歩しました。
大きないちょう並木をゆっくりと行きました。
いつのまにか、黄色の葉がほとんど落ちていってたのですね。
その落ちて重なった葉の上を、小さな茶色の犬たちが
歩いていきます。さくさく、さくさく歩いていきます。
ひかりも、さくさく、さくさく空から降りてきます。
お正月は、こうでなくては、と思います。
ところで
年末のトップページで「歴史スペクタクルの初夢を見る!」
と宣言していた沙天ですが、
当然、そんな初夢はみられませんでした(当たり前です)。
けれどその代わりに見た夢はファンタジーアドベンチャーでした。
そう、「ハリー・ポッター」の夢です。
でも肝心のハリーは登場しませんでした。
ロンが池に落ちてしまい、なぜか彼は泳げず、
わあわあ言いながらおぼれています。
それを見た沙天が池に飛び込んで、ロンを助けにいくのです。
水の中でしっかりと彼をつかまえて、ぷは〜と
水上に頭を出すと、そこはなんと大きな湖のただ中でした。
いつの間にか移動していたのです。
そこから、何かの冒険をしたはずだったのですが
残念ながら、何も覚えていません。惜しいです。
しかし、新年早々に水の夢を見るなんて、
フロイト的に言うと何を暗示しているのでしょうか。
(どうせ、何かの欲求不満なのでしょうがね・・・。)
さて皆さまは、心躍るステキな夢を見ましたでしょうか。
★2005年1月1日(土)★
雪積もる中、新しい年を迎えました。
その瞬間、沙天はホームページに
載せる写真を整理していました。
それで、テレビ「ゆく年くる年」の音声で、
2004年が終わったことを知りました。
カウントダウンすることもなく、ちょっぴりあっけなかったです。
それはさておきまして、
2005年も皆さまにとりまして、健康で、楽しい一年になりますよう
お祈りいたします。
沙天も元気にイラストを描いてゆくよう、
こころがけるつもりです。
お互い、良い年にいたしましょうね。
年末は、新年を迎えるために、
大掃除やおせち料理の準備など
けっこうせせこましく動きました。
そのかいあって、お雑煮用に煮た鶏はおいしくできました。
(酉年に、いきなり鶏を食べてもよいのでしょうかね。)
そして、注連(しめ)縄も手作りしてみました。
今まであまり飾ったことはなかったのですが、
注連縄は「年(とし)神様」をお迎えするための
大切なアイテム(?)だと、テレビで放送していたのを
見たものですから、せっかくなら手作りしようと思いました。
これがそのしめなわ。
祖母からもらったちりめん(風)のふろしきで
丸いワイヤーをくるみました。