2008年 栽培日誌

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2008年1月25日(金)
今年も、間もなく桜草の栽培シーズン到来です!

 皆様こんにちは!年が明け、今年も間もなく桜草の植替えシーズンを迎えます。
 今日から
桜草の栽培日誌を作成・更新して行きますので、お付き合いの程、宜しくお願い致します。
 さて、今年は昨年よりも、かなり寒い日が続いており、桜草を植えつけてあるビニールポットも、完全に凍結し、さらには霜柱が強烈に用土を押し上げています。

 左の写真は、霜柱が立ったポット群です。写真では判りづらいかもしれませんが、1cm以上の霜柱で、用土が盛り上がっています。
 真ん中の写真は、そのアップ写真です。右は、最も盛り上がったポットの状況ですが、2cmは盛り上がっています。
 桜草は、寒さにはかなり強く、凍結しても枯れることは、まず、ありません。
 しかし、霜柱で、桜草の株が盛り上がり、用土の上に露出した場合は、問題です。このような場合は、直ぐに用土を被せ、乾燥させないようにしませんと、枯れる原因になってしまいます。このため、毎日の観察が大切になります。
 また、霜柱が日中の日差しで解けた場合、桜草の株が用土の中で浮き上がっていることがありますので、そのような場合は、手で軽く押し付けて、落ち着かせましょう。
 灌水は、少し渇き気味のほうが管理が楽ですが、天気が良くなると、急激に乾燥することもありますので、注意が必要ですが、1〜2日、用土が乾燥しても、直ぐに枯れることは無いので、それほど心配することはありません。
 品種にも因ると思いますが、以前、ある桜草の株が、完全に用土の上に露出し、根が乾燥していたのですが、植え替えてあげたら、普通の株と同じように開花したことがあります。このように、桜草は至って丈夫なので、あまり神経質にならなくても良いかもしれません。

2008年1月28日(月)
今日も晴れて、霜柱の林立!

 今冬は本格的な冬の寒さですね。今朝も庭に出るとキリリと冷気が肌を刺します。
 相変わらずの霜柱の林立ですが、なすすべもありません。株が浮き上がっていなければ、心配はありませんが…
 左と中は、夏の強光を避けるため、庭木の下に避難させている成株ですが、見事な霜柱です。ポットの表面に見えるのは、雑草や枯れた雑草の残骸です。 雑草は、こまめに取るのがいいのですが、残しておいても、水切れの状態を把握できるため、残してもあります。(取るのが面倒臭くて、残っているのも多々ありますが…)
 また、来月の植替えに備え、昨日(日曜日)、近くのホームセンターで、用土を30袋購入してきました(赤玉土の小粒と芝の目土)。右の写真がそれです。
 用土は、それぞれの地方、あるいは、好みによって使い分けていることと思います。
 私の場合は、赤玉土7に、腐葉土2、牛糞堆肥1くらいの割合で使っていましたが、昨年は、赤玉土の代わりに、芝の目土を主体に使ってみました。
 「芝の目土」は、基本的には赤玉土なのですが、小粒の赤玉土よりさらに細かい粒で、粒の大きさは、1〜3ミリ位でしょうか。用土の渇きが遅く、水持が良いので使ってみましたが、生育がいまひとつ悪いように感じました。水捌けが悪いからなのか、寒冷紗による陽光の減少が影響したのか、あるいは堆肥が少し多かったのか?検証は済んでいませんが、感じとして、水はけが悪いと見て、今年は、基本に戻って、赤玉土主体に、芝の目土は用土の隙間を埋める程度に混入させ使おうかと思っています。
 水捌けが良いと、ポットの用土が乾燥し、朝晩の水やりの回数が増えると思いますが、水はけが良いということは、根の生育が良くなりますので、桜草にとっては良いことです。ただ経済的には上下水道代がかさんでしまうのが、難点です。

2008年1月29日(火)
雪の予報は完全にハズレ!曇りベースで冷え込みはありませんでした

 昨日までの冷え込みも緩み、霜柱の無い朝を迎えました。ところで、冬らしい冬、なんて昨日書き込みしましたが、昨夜、気象庁の気象データを確認しましたところ、そんなに冷えていなかったんですね。昨年に比べれば確かに冷えていますが、例年に比べれば、それほどでもないことが判りました。年をとると、過去の気候など、忘れてしまうもんなんですね。暖冬傾向であることを改めて確認した次第です。
 この気温傾向ですと、2月9日からの3連休から第一回の植替えが出来そうです。
 用土については、腐葉土を3割ほど加えますが、最近、良質の腐葉土が手に入りにくくなってきました。包装に完熟と謳っていても、多くは未熟なものが多く、使用するとかえって害になるような腐葉土も散見されますので、あちこちの販売店を渡り歩かなければ良質の腐葉土は見つけられなくなってきました。
 ところが、昨年暮れ、我が家から少し離れた、あるホームセンターで、良質の腐葉土を見つけました。右の写真がその腐葉土です。発酵した甘酸っぱい香りがするほど完熟しており、手で揉むと、細かくなり、桜草の栽培に最適なものです。大袋に圧縮して詰め込まれているので、量と質を考えると、本当にリーズナブルな腐葉土です。早速2袋購入しましたが、それでも足りなくなるのかな?。
 写真の左は、優良選別花のポット株群です。最も大事な品種なので、絶対に枯らさないように、園芸台の下に、太陽の直射日光が当たらないように、寒冷紗を掛けて保管している状況です。
 また、真ん中の写真は、西洋桜草の株ですが、1月中旬から咲き始め、花盛りとなってきました。これは、数年前購入した株のこぼれ種の実生苗を育てたもので、毎年、どこかに芽を出しますので、それをポットで育てたものです。大変丈夫な桜草で、これから4月一杯まで、豪華に玄関先を飾ってくれるでしょう。

2008年1月30日(水)
未明の降雨で、しっとりした空気

 今朝も冷え込みは和らぎ、未明に降雨があったらしく、路面が濡れていました。
 庭に出て見ると、植木に掛かかっていた雨水滴が風が吹いて私の頭に降り注ぎ、思わず悲鳴!を上げてしまいました。
 桜草については変化なしです。一昨年試した、冷蔵苗の生育試験ですが、今年はどうしようかと悩んでいます。と言うのも、時期的に今の時期が冷蔵保存するのに適しているからですが、冷蔵庫のチルド室が、食品で満杯で、桜草を保存するスペースが無いのです。何とか家内に申し入れ、スペースを確保しなければ収容できません。専用の冷蔵庫を購入するわけにもいかないし・・・
 この時期に桜草を保存するのは、一般的に多くの植物は休眠しているからで、間もなく節分を迎える頃になると、春を感じて活動を開始するからで、もし、桜草の保存をするのであれば、今が最適なのです。もし、試して見たい方は、この時期保存してみてください。きっと上手く行くと思います。
 さて、写真ですが、左は和室前の狭いスペースに置いた鉢植えの株です。一鉢に10株程度の桜草の株が詰まっています。植え替えると、この倍の鉢が必要になるので、ますます置き場が無くなり、頭が痛いです。
 真ん中は、日本水仙です。植え付けは、昨年10月初旬に木製のプランターに行いました。これからが開花の最盛期になりますが、1ヶ月位咲いており、素朴で良い花です。路地植では間延びして形が整わないですが、鉢植えにすると、あまり伸びず、形良く開花します。
 右は、昨年購入した「セツブンソウ」です。小さな可憐な花が咲くので、大好きな花の一つです。県北の園芸店めぐりをしていて見つけて手に入れたもので、上手く夏越してくれるのか心配だったのですが、10月に植え替えたとき、元気に育っている球根が多数見つかり、期待していました。そして、3日前から花芽を持ち上げてきました。名前どおり、節分の頃に開花するのでしょうか?楽しみです。

2008年1月31日(木)
我が家の狭い栽培場所の紹介

 我が家の桜草栽培場所は、猫のひたい程の庭です。ざっと千数百ポットもある桜草の鉢・ポットを狭い庭に、足の踏み場も無いほど並べています。今の時期は、太陽光が当たらなくても、問題は無いので、日陰にもびっしり置いてありますが、桜草の芽が出てくる3月からは、太陽光の当たる日向に置かなければなりませんので、庭は勿論、通路や物置の屋根まで桜草の生活の場となります。
 真ん中の写真は、庭木の根元の周辺に置いてありますが、庭木の新芽が伸長してくると、しっかりと日陰になってしまいますので、この場所も、4月以降、適所から外れます。
 頭の痛い問題ですが、やり繰りし、この難問を乗り切らねばなりません。

2008年2月1日(金)
今日から2月、気持ちは春モード!現実は真冬の気温

 今日から2月。気持ちはすっかり春モードになりました。しかし、気温は真冬。勿論、統計を紐解くと、この時期、寒気がどん底の時期になります。しかし、この頃を境に、気温は三寒四温となり、徐々に本格的な春となっていくことになりますので、2月の声を聞くことは、本当に嬉しいです。
 今朝、庭に出ると、がっちりと凍結していました。用土が乾燥していたので、灌水しようとしましたが、ホースが凍結し、水が出ません。ぬるま湯を掛けましたが、しばらく水が出ない状況でした。寒い!
 桜草の栽培は、黒ビニールポットがメインですが、気に入った品種は、大きなプラスチックの鉢で育てています。左の写真は、その内の一つです。しかし、大鉢で育てると、あまり増殖しないし、花芽があまり着かないこともあります。原因は、水はけが良くないことと、日照不足が影響しているのではないかと考えています。
 植物好きな私は、アマリリスも大好きで、鉢で育てています。真ん中がそのアマリリスの球根です。アマリリスは、寒さにはそれほど強くないのですが、我が家の球根は、氷点下の屋外で、毎年、越冬しています。これは、前年の11月頃から、一切灌水せず、乾燥させたまま越冬させるのがコツになります。
 また冬の寒い時期にも、寒さに強い植物は育っています。右の写真はこぼれ種から毎年発芽する「ノースボール」です。白いマーガレットに似た花が、2月から5月に掛けて途切れることがなく開花し、強健な植物です。

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