能登半島地震現地視察(輪島市門前町)

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5月12日から13日にかけて能登半島地震の被害調査に単身輪島市門前町へ行ってまいりました。
地震から1ヶ月半経っているのですがこの地域では、いまだに地震のつめ跡を残していました。

お寺の門

新聞やテレビでよく映されていた、倒壊したお寺の門です。
屋根はきれいに修復されているのですが、この状態では・・・

  

半壊建物

柱が折れてしまっていて、中ほどの柱は置石から外れてしまっています。

  

  

  

酒屋

一見何の被害も無いように見えますがよく見ると建物が変形しています。

  

  

  

倒壊建物

今もなお、倒壊建物の撤去が全て終わっていない1例です。
建物がひねれて倒れています。

  

  

  

コンクリートブロック壁、石碑

石碑のような構造物は接着剤で取り付けてあるだけのものはほとんど分解されています。

  

  

  

輪島市門前町支庁舎

門前町支庁舎周りは液状化による地盤沈下が発生していて、地下タンク等が浮き上がっていました。
庁舎の横にある倉庫は通し柱が折れてしまって倒壊していました。

  

  

  

  

電気店

筋交いは壁に入っていますが、建物の剛心と重心の位置が大きく異なりバランスが悪く大きく変形しガラス等が損傷
しています。

  

  

半壊建物

この建物は1階部分に筋交いまたは構造用合板が取り付けてなく、今にも倒れそうです。

  

  

  

アンカーボルトの存在しない建物

この建物は土台にアンカーボルトが存在せず、サビたナットと座金が本来アンカーボルトの取り付く位置に
残されていました。建物自体は10cm程度移動しています。