E-ディフェンス実大実験見学会
実験前
実験後
兵庫県三木市にある実大三次元震動破壊実験施設のE-ディフェンスでの南海地震(海溝型地震)
が発生した際、神戸市内の東遊園地で想定される地震動が超高層建物に3次元入力した場合に
高層階に生じる床位置の加速度、速度及び建物内の最大変形を再現する実験を見学してきました。
実験装置は2階建てになっていますが、コンクリートスラブとE-ディフェンスのシェイキングテーブルの
間に積層ゴムを挟んでいて、超高層建物の29階と30階を再現しています。
実験では「加震」と実験開始の合図があってからシェイキングテーブルが動き出すまで40秒ほど
かかっていますが、実際震源地からの距離を考慮して計算をして想定地点がどのように揺れるのか
を再現しています。震動の継続時間は150秒です。
実験の時のデーターの発表では横振幅は97cm、最大加速度460gal、層間変形角1/43だったそうです。