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そねはじめ代表質問・その4(2000年第2回定例会)
絶滅危惧種「エドハゼ」生息している有明貯木場跡埋め立てやめよ
私は東京都が埋め立てを計画している急有明貯木場(通商16万坪)で、絶滅危惧種のエドハゼが発見された問題を取り上げました。
代表質問で「この海域の自然の貴重さを示す新たな事実が明らかとなった」と指摘し、環境庁と都がレッドデータブック(絶滅のおそれのある野生生物種)で指定されているエドハゼが発見された異常、埋め立ては中止し、エドハゼを含めた魚介類の再調査を求めました。
質問で環境庁「生物多様性の保全見当チーム」の報告書を紹介し、「わが国の野生生物の現状は危機的」「絶滅のおそれのある種の保全」を強調していることを紹介。「マハゼの生息は少ない」とした都の環境アセス調査に対し、「実態と違うと批判が広がり、埋め立て反対の世論は国際的に広がっている。世論に耳を貸さず、埋め立て認可をとることだけに執着する都の姿勢は、不誠実の極みだ」と批判しました。
港湾局長は「エドハゼは東京湾内の干潟部などで例年確認されている」「現時点であらためて調査を行う考えはない」などと、世論を無視する答弁に終始しました。