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はじめ通信・子どもと教育のはた0208
石原の教育破壊を許さない巨大なネットワークができつつある・・その1

●1月末からしばらくこのページをサボっている間に、書いておきたいことがずいぶんたまってしまいました。しかもこの間の出来事には、大きな共通点があります。
 それは文部科学省がこの国の教育を、その基本からねじまげようとしながら、世論の反撃を恐れて逡巡している間に、東京都の石原都政が「どいてろ、おれがやってやる」とばかりにやってきたのが「東京の教育改革」だとするなら、最初はその勢いでやりたい放題のように見えたひとつひとつのやり口に、案の定、都民からぞくぞくと反撃が始まったということです。

入学・卒業式などの日の丸・君が代押し付けをやめて!と保護者が立ち上がった

●その第1が、卒業式や入学式などの「日の丸・君が代」の「指導」の仕方を強制的に定めた都教委の「実施指針」の押しつけにたいする反撃です。
 1月末に、突然電話が入り、それは杉並在住で、都立高校に通う子どもの母親でした。都教委が昨年10月に、学校行事での「国旗・国家」の指導についての指針を出したことを知って、わが子にそんなものを強制されるのがどうにも納得できない、何とか再検討してもらえるよう、都教委に掛け合いたいというのです。

●その方は、ほかの党の議員を通じて教育庁に直接要望しようとしたが、その議員側から「実はほかの団体から同じ要請があり、一度教育庁に紹介して合わせたので、当局は私の紹介ではもうこの問題で直接は会わないそうだ」と言われたといいます。
 それが事実なら、とんでもない姿勢ですが、それにしても要望を出すだけでいいのか、相手はそんなことではてこでも動かないですよといいましたら、都議会に請願か陳情を出したいといいます。
 そのときは、同じ学校で、PTAでは動きがないので、有志の保護者が集まり、その中学の知り合いルートで5校の都立の保護者がいっしょに動いているとのことでした。

●200名ぐらいは賛同署名が集められるというので、署名はできるだけ多いほうが良いこと、たとえ有志でも都立学校で、どこまで広がるかが大事なことなど、私の経験から話しました。
 それからわずかな期間に、陳情や署名用紙ができあがり、それを回し始めたころには、学校は10数校になり、さらに2月はじめには28の都立高校と、1つの養護学校の保護者に広がったそうです。おそらく、さらに学校名と署名者は増えていくでしょう。

●陳情の趣旨は、10月23日の「入学式及び卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の指導について」同じく「実施指針」を再検討するよう、はたらきかけてほしいというものです。
 理由として、(1)多様な考えを認め、共生の立場から、戦争の歴史を背負った日の丸君が代は、生徒、保護者、教職員に押し付けるべきでないこと。(2)卒業式などは、生徒の門出を祝い、各学校独自に設営をする自由を認めるべきであること。(3)「国旗・国歌法」などを根拠に、教職員への処分を行うべきでないこと。
などをあげています。

●陳情を呼びかけている保護者のいる学校はつぎのとおりです。
都立高校・・赤坂、井草、忍岡、大泉、大泉学園、荻窪、片倉、北多摩、小金井北、国際、鷺宮、神代、杉並、立川、つばさ総合、戸山、石神井、豊多摩、西、富士、富士定時制、町田、三田、南多摩、武蔵定時制、武蔵、目黒、山崎。養護学校・・青鳥養護

●この署名運動に参加したいという都民の方は、私のメールか、都議会の控え室まで電話などでご連絡ください。
発起人の方の連絡先をお伝えします。
 おそらく、これが審議される6月ごろまでには、現在の数十倍の範囲で、署名が広がっていると思います。

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