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はじめ通信・はるめ〜る(7)4・18らぴっど

都道沿線の街路灯46600本のうち半分以上が危ない!
堀船の倒壊事故で、こばし博さんが申し入れ、重大事実明るみに
4月17日に、来年の区議選予定候補のこばし博さん(区議団事務局長)と地元住民とで、4日に起きた堀船交差点付近での街路灯倒壊事故について、早急の対策を申し入れました。このとき対応した東京都建設局の柴田道路保安課長から、堀船と同じように強風などで倒れる可能性のある古い街路灯が、都内幹線道路沿いに、約3万本近くあるという重大な事実が明らかにされました。

●堀船公園の近くで、明治通りに面した東京都管理の街路灯が、4月午後2時過ぎに強風にあおられて突然根元から折れ、車道側に倒れました。しかもちょうど真下を走っていた運送会社のボックスタイプのトラックの屋根に、先端のライトの部分があたり屋根が大きくくぼみましたが、幸い人身事故は免れました。

●目撃者の通報で直ちに駆けつけたのが、こばし博氏。すぐに東京都の管理だとつきとめ、第一通報者として都に連絡、対策を求めました。
 17日には、曽根はじめ都議、住民とともに、都庁を訪ねて、別紙のような要請書を建設局に提出、直ちに現場を復旧する事、原因の解明などを要求しました。

●ところが、対応した都建設局の道路保安担当の柴田課長は、都内の全ての都道(約2000キロメートル)の沿道には4万6千本あまりの街路灯があるが、亜鉛メッキで錆止め舗装しているのが約4700本、根元がコンクリートで固定され、鉄柱がさびないように埋めてあるのが約3割しかないと説明しました。

 一方全体の約6割にあたる3万本近くの街路灯が鉄柱を直接地面に埋め込む古い工法で昭和40年代以前に造られ、30〜40年経たものは、表面のペンキは塗ってあっても地中部分から錆が広がって、強風などで折れてしまう危険があるというのです。今回の堀船の街路灯も、折れ口は完全にさびており、強い力で人が押すだけでも倒れた可能性があるとのこと。今、全都の建設局職員が、緊急に街路灯の総点検で、押したり叩いたりして調べているそうです。
 もし全て補修となれば、一本50〜60万円でも、総額70億円もの費用がかかるとのことでした。

●堀船で倒れた物を含めて、緊急性の高いものから、急いで補修するとのことですが、連休明けになりそうです。
 こばし博さんは、「去年も、すぐ近くの街路樹が、やはり風で幹の途中から折れたことがあり、偶然扱いではなく、きちんと原因を調べるべきだ」と、強く求めました。
 また「東京中の街路灯が危険だとすれば大変な社会問題になる。対策を求めながら、まずは私の活動地域を自主的に総点検してみたい」と語っていました。

●街路灯には、法律でも都の規定でも耐用年数が決まっていないそうです。悲惨な事故がおきてからでは遅すぎます。早急に調査を進め、定期点検も目視だけでなく抜本的に改善するよう、近く具体的提案を行う予定です。

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