まちにまっていた、ツアーが始まった。
だが、そこに、秋田の文字は見あたらなかった。
そこで、我々夫婦は、青森への参加を決心した。青森２Daysの２日目である。まだ、１歳ちょっとの息子を、現地の託児所に預けるのは、かなり勇気がいることだった。しかし、実行した。青森まで２００キロ、ドライブには丁度いい距離(?).高速を出て青森市内に入ると、なんだか物々しい雰囲気。あとできいたのだが、昭和天皇が来てたらしい。
息子を、後ろ髪を引かれながらも、託児所に預けて、会場の青森文化会館に向かった我々は、何事も無かったかのように、ツアートラックの前で写真を撮ったりして、うかれていた（笑）。
そして、ライブは始まった！１曲目は、「MY OLD 50'S GUITAR」から。一生懸命カウベル（というらしい）を叩く、省吾がそこにいた。
夢の一時だった。「青の時間」などは、賛美歌のように響いた。
「BASEBALL KID'S ROCK」では、おそらくロックコンサートでは、初めてのウェーブも経験した。
「誰が為に鐘は鳴る」というアルバムも、省吾の一つの分岐点だったと思う。このアルバムで、省吾から離れていった人もいるだろう。省吾の本質は、何も変わっていないのに。
「夏の終わり」では、省吾はこう歌った。「静かに、二人暮らそう」
なんとなく、安心したのは、僕だけだろうか。