ON THE ROAD 2005 初日 2005年9月3日 長野ビッグハット
会場では、BEATLESがかかっている。「SOMEBODY SOON」もかかった。他にも色んなオールディズ曲がかかったが、おそらく省吾が、少年の日、愛してやまなかった、「初恋」の曲達に違いない。
会場が暗くなり、BEATLESの「愛こそがすべて」がかかり、メンバーが終結する。
「最高級のBAND」が。
「愛こそがすべて」・・・何か、省吾のこのライブのテーマにもなりそうな曲。
そして、誰もが予想した1曲目は、意外なこの曲。

1「ある晴れた夏の日の午後」

しっとりと、力強く謳いあげる省吾。後ろには、楕円形のスクリーンに、歌の背景の「青い稲」や、「8月の太陽」が、、この曲のテーマまで、映し出している気がする。
確かに、意外な選曲だが、この曲がしっかりとしたテーマで、語られるのは、ここ、OPしか無かったのかもしれない。

「雨の中、コンサートに来てくれて、どうもありがとう!」


さあ、ロックンロール・パーティの始まりだ!

2「光と影の季節」

先ほどのスクリーンには、省吾の楽しそうに歌う姿が映し出される。
「君に逢いたくて〜」省吾が歌えば、
「WOW WOW〜」と、すべてのオーディエンスが、声を合わせて歌い、手を振り上げて、
「戻ってきた」省吾を歓迎する。

3「この夜に乾杯」
4「旅立ちの朝」と、アルバム順の構成の曲が続く。
5「HELLO ROCK & ROLL CITY」
「HELLO!NAGANO CITY!」もう20年も定番になった、「ご当地SONG」(?)だが、今回はまた趣が違う。
後ろのスクリーンには、今回の会場である、「長野」の風景、名所などが映し出されていた。
ということは、他の会場でも同じという事である。
その土地でライブを観れたファンにとっては、堪らないものがあるだろう。
6「終わりなき疾走」
前回は、センターステージの演奏だったこの曲。今回は、メインステージでの演奏。
それにしても、
何で、こんなに最小限の編成のBANDなのに、こんなに厚みのある、しっかりとした重量感のある音が出せるのだろう?
ギターの長田氏のギターが素晴らしい。彼は、「光と影〜」のプロモでも使ってた、塗装の剥げたストラトキャスターを、ライブでも使っていた。余程、愛着があるのだろう。
そういえば。ドラムの小田原氏のバスドラは、「MY FIRST LOVE」仕様。やるなあ。
ここで、バラードコーナー。「座って」の省吾の声に、みんな着席。

(MC)
前回来たのは、2001ツアーの   で・・凄いだろ?ちゃんと調べてきたんだ。(笑)今回は、長野から始められて良かった。
もう、○○には行ったし、○○のも行く予定だし、長野を堪能する予定だよ。みんなも、長野、楽しんでね。

今回のツアーの選曲は、半年前から準備してたんだけど、かなり迷った。200〜300くらいの曲から選んでいくわけだからね。
でも、結局、自分が演りたい曲を演ればいいんだって気づいた。
だからみんなも、アレをやってくれた、やってくれなかったじゃなくて、浜田はこの曲が歌いたかったんだな・・って思って欲しい。
これから演る曲も、大好きな曲なんで、知ってたら口づさんで欲しい。
歌うんじゃないよ(笑)歌うと口づさむの間には、こ〜んな大きな橋があるんだ。昔、ポールのコンサートで、「YESTERDAY」を歌った時、一緒になって歌ってた、後ろの少年の事が、今でもトラウマになってるんだ。


7「彼女はブルー」

8「君の名を呼ぶ」
(MC)人に言わせれば、僕は成功したんだって。自分では、実感は無いけど、こういった素晴らしいミュージシャンと演れる事、素晴らしいオーディエンスの前で演れるという事が、成功したという事なんだと思う。
次の曲は、96年作の、「青空の扉」というアルバムの曲で、すっごく自分で好きなアルバムでね。43歳の時のアルバムだけど。
それまでは、ずっと落ち込んでいて、立ち直れなかったんだけど、ふっきれて、・・まるで自分の作品でないみたいで・・・
音楽の神様が、自分に創らせてくれたようなアルバムです。

9「青空のゆくえ」
「さよならゲーム」のイントロを演奏しながら、
(MC)人生、色んな楽しみがあるけど、僕は、一番の醍醐味は、人との出逢いだと思う。
最低のやつと出遭ってしまう時もあるけど、もし最高の出逢いだったら、・・人生は素晴らしいよね。

10「さよならゲーム」
11「君がいるところが My sweet home」
ここで、僕自身と君達の為に、15分の休憩を取りたい。
(休憩)

始まる前に、楕円状のスクリーンが、普通のスクリーンに変る。
12「マイホームタウン」
13「Thank you」
多分・・・プロモ映像・・がかかっている。「まあ、嬉しかったけどさ」のセリフ、CDより自然でいいよ!
(MC)ステージの上のMUSICIANも、人の親です。
この曲は、父親の事だけを歌ったうたではなく、家族をテーマに創った曲です。

14「I am a father」
「WOW〜SUPERMANじゃない!」会場全体、物凄い大合唱。定番の「J・BOY」より盛り上がったかもしれない。
15「花火」
(MC)子供達の為に創った曲です。
16「SWEET LITTLE DARLIN'」
17「モノクロームの虹」モノクロームの映像が印象的。
18「J・BOY」
19「家路」この曲はね、大好きな曲だったんだけど、当時はライブでは、ほとんど聴いた事がなかった。
最近は、ステージで聴く機会が増えて、凄く嬉しい曲。ENDINGの、長田氏と町支氏のツインギターには、本当に震える程感動した。
ミスチルの櫻井君と共演した、「ap bank fes 05」でも、この曲が披露されたそうだが、一般の観客は、どう感じたのだろう?
(MC)人生、色んな事がある。僕には、「頑張れよ」とか、「無理しすぎるなよ」とか、月並みな事しか言えないけど。
20「日はまた昇る」


「青空」のインストに送られて、退場。

アンコール(センターステージ)
前ツアーから恒例の、アンコール用ビデオ上映。ただ、前回と違うのは、実際にその土地に行って撮影している事。
これも、ご当地ファンにとっては、堪らない演出である。

(MC)これからは、僕らMUSICIANが、君達のバッキング・バンドです
21「初恋」
(MC)この曲のタイトル知ってる?「DANCE DANCE DANCE WITH YOU」
22「土曜の夜と日曜の朝」
(MC)次の曲は・・・83年・・う〜ん忘れた(笑)。多分みんなが、中学生か高校生だった頃の曲。知ってたら一緒に歌ってくれる?
23「バックシートラブ」

(MC)では、恒例の、あれから4年のコーナー(笑)以前と現在の環境が違った人(例えば、以前は一人できたが、今回は二人できたとか)の質問の後、いよいよ年齢コーナー。
10歳未満・・何人かいる・・・「君たちが20歳になるまで、やっていたいね。」
10代・・・20代・・思ったより多い。30代・・1番多いかも。「以前は、20代だったぇど、4年たったら、30代。成長したねえ。」
40代・・・30代くらい多い。50代も結構いる。「ここからは敬語です。60代の方はいらっしゃいますか?」ちらほらと挙手。
「よくいらっしゃいました。お元気で、浜田もまだがんばりますので、これからもよろしくお願いいたします

24「星の指輪」
25「ラストショー」
(MC)さ〜よなら(手をふりながら歌い)・・・という前に、一つだけ言いたい事があるんだ。
26「さよならの前に」

センターステージでは、演奏が続く。(省吾だけステージに戻る)
省吾、ドラムセットに座っている。ドラム叩きながら、メンバー紹介。
一人ひとり、ステージに戻った後、省吾、町支と掛け合いで、「LOVE HAS NO PRIDE」ラップ部分歌う。
27「愛奴のテーマ」(ボーカルは無し)
(MC)30年前、僕と町支は愛奴というグループでデビューして、僕はこうしてタイコを叩いていた。
あのまま続けてたら、どうなってたんだろう?そういう風に考えることもある。
いくら練習しても、小田原くんみたいに巧くはならなかっただろうな。今の僕はなかったんだろうな

28「君と歩いた道」
プロモらしい映像が流れる。老人の、自分の人生を共に歩いた伴侶との思い出の映像。
しかし、その伴侶は・・・もういない。
こうして観ると、この曲の解釈も全く違ってくる。

(アンコール)

29「MIDNIGHT BLUE TRAIN」
念願のツアー初日、初体験!はるばる長野まで来ました。
全編、ロックンロール・パーティで、大満足の1日でした。
あと思うのは、省吾の声。前に、「神の声」などと評したメディアもあったが、年月を得て、また完成されたな、という感じを受けた。
3時間半の長丁場を、乗り切ってしまう声量と体力も凄いものです。
少し残念だったのは、「初恋」.。あれは、メインステージで聴きたかった。それも、ライブテイクの、ロングヴァージョンで。
色んなオールディズを取り込んで演って欲しかったです。

楽しい時間は、あっという間に終了。しかし今回は、もう来週の横アリで再会。何か信じられないですね。

会場のビッグハット