警告!!!
これは注意ではありません!
警告です!!
今回の話は一部登場キャラをこれでもかと言う位壊しています。
それが嫌いな方は早急に退出し、ここの事は忘れて下さい。
それでも良いと言う方のみ読んで下さい。
また今回はある漫画を少々・・・いやかなり、ぱくっています。
それも嫌と言う方も退出を警告します。
万が一見た場合それによって起きる精神的被害には当方では感知しません。
つーか出来ません。
ここまで読んでまだ尚読みたいという方はどうぞ下にお入り下さい。
その日の目覚めは唐突に起こった。
「ひーーーん!!!助けてくださーーーい!!!」
俺はそれを見て絶句した。
なぜかといえば両手両足に馬の蹄をつけた奇妙な女の子が俺に跨っているのだから・・・
ちなみにその際俺を起こしに来た翡翠が蹄の一撃で屋根を突き破って、お空に昇っていたような気がするが眼の錯覚だろう。
「あの君一体・・・って・・・あれ?君って有彦のところにいた・・・」
「あれ?そう言えば・・・有彦さんのお友達の?」
見覚えのある子に俺はそう声を掛ける。
その後ろでは猫型のレンが俺を睨んで来ているが絶対気にしない。
それとこの光景が他の連中に絶対にばれない事を切に願う。
見付かれば最期、地の果て・・・いや、異次元まで逃げても追い掛け回されるだろう。
現に、俺が余りの監禁ぶりに嫌気がさし屋敷を脱走し自由の国アメリカに渡った途端、何処でばれたのか俺はFBIにCIA、更にはインターポール、挙句の果てには米軍に指名手配を受け、更に民間のバウンティ・ハンターにも高額の懸賞金を賭けられる始末だった。
秋葉・・・お前アメリカ大統領にも話が通せるのか?
その気になれば世界征服本気で可能じゃないのか?遠野家?
しかし、本当の恐怖はその後待っていた。
俺が捕まり(観念して自首した)その後一国の元首並の待遇で遠野家に帰宅した俺に秋葉はにこやかに
「次に兄さんがお逃げになられた時にはそうですね・・・KGB(旧ソ連秘密警察)やスペツナズル(同じく旧ソ連特殊部隊、要人誘拐や暗殺で猛威を振るい冷戦当時最凶と呼ばれた)の残党の方が仕事を探していましたから、兄さん専用の追撃部隊としますから」
秋葉・・・俺は遠野家の暗黒面を覗いた気がしたぞ。
どうやったらそんな物騒な連中雇えるんだ?
更に俺よりも深く遠野家の暗黒面を知る割烹着のお人が
「あらら〜秋葉様それよりも、どこかの国の収容所に送って死ぬまで反省してもらう手もありますよ〜」
と、悪魔が悪魔に知恵を貸していた。
まあその後、どうにか機嫌を直してもらった訳だが・・・
それはさておき、何でこの子がここにいるのか聞かないとな・・・
「で、君有彦の奴の家にいた子だろ?何だってここに?あの馬鹿に追い出されたのか?そもそも君は一体何者なんだ?」
「はいぃ〜実は・・・」
「うそ・・・」
「本当ですよぉ〜」
俺としては信じられない気分だった。
「君が・・・あの・・・超重火器の精霊?」
この子・・・本人からの希望で『ななこ』と呼んで欲しいと言われた・・・ななこちゃんの話が全て真実だとすれば彼女はシエル先輩が所有しているあの『第七聖典』だと言うのだ。
第七聖典・・・相手の輪廻を否定し魂ごと吹っ飛ばす道具版『直死の魔眼』と言える物騒極まりない代物。
あまり思い出したくない事だが、あの事件の際俺はあれを持ったシエル先輩に追いかけられたものだ。
ちなみにそれを一週間連続悪夢で見続けたのはここだけの話だ。
「はいぃ〜ですが私元々は・・・」
そういうとななこちゃんは怒涛の勢いで先輩に対して不平不満を垂らし始めた。
それも怨み節全開で。
「まったくマスターと来たら・・・(くどくどくどくど)」
「はあ・・・」
「そもそも私は・・・(ぐちぐちぐちぐち)」
「うん・・・」
「それにですね・・・(ぶつぶつぶつぶつ)」
「ね、ねえ・・・」
「はい?何ですか?」
このままだと夕方まで架かりそうだと思った俺は話をさえぎった。
「何かあったんじゃあなかったの?」
「あーーーーーーーーーーー!!!!そうでした!!そうでした!!お願いです!!助けてください!!このままだと私もう聖典に戻れません!!!」
そう言うと俺に縋り付く。
「ええっ??それってどう言う・・・」
それを聞こうとした時
「しっきさーーーーんおはようございまーーす!!」
やけにハイテンションな声で琥珀さんが入ってきた。
「ああ、琥珀さんおは・・・」
俺も挨拶を返そうとしたが琥珀さんの手に持たれたそれを見た瞬間絶句してしまった。
琥珀さんの手には俺の背丈と同じ位の馬鹿でかい十字架が握られていたのだ。
しかも・・・琥珀さん・・・あなたなんでそれを片手で持っているんですか?
「こ、琥珀さん・・・それは・・・」
「ああこれですか?大丈夫ですよ〜これって結構軽いんですよ〜」
いや絶対嘘だと思うが・・・
「そんな事より・・・どうしたんですか?それは・・・」
「あれです」
不意にななこちゃんが呟いた。
「へっ?」
「あれが私ですぅ〜」
「えええええ!!!」
馬鹿な・・・
「どう見ても大きさが合わないじゃないか・・・」
「そんなこと言っている場合じゃあありません!!」
「あはは〜志貴さんナイスボケですよ〜」
「そ、それよりも・・・琥珀さん」
「はいなんですか?」
「どうしたんですか?それは」
「はい実は昨日屋敷の中庭で変な物が置かれていたんですよ〜」
そう言えばその時先輩来ていつもの如くアルクェイドと大喧嘩していったな・・・
「ですけどデザインがいまいちじゃありませんか?ですからこの本を見て改造したんですよ〜」
と言いながら琥珀さんが懐から出したのは・・・○ラ○ガン・マ○○○ム・・・
「ああ確か人は殺さないとか言っておきながら、銃をばかすか乱射する、いかれトンガリ頭のマンガでしたっけ?」
まだ寝ぼけているのか俺は何気にこの漫画のファンに喧嘩売っている。
「あはは〜そうですよ〜それで、中央のここをくるっと回すと・・・」
そういった瞬間鈍い音と共に十字架の一辺が左右に大きく割れそこから鈍く光る銃口が見えた。
「それでここを引くと・・・」
「「うわわわわわわわわわわわわ!!!!」」
次の展開を予測した俺達は素早くベットの下に隠れる。
その次の瞬間、部屋に暴風の如き轟音が響き渡る。
それが終わって恐る恐る顔を上げると、部屋は見るも無残な光景と化していた。
「と言う訳なんですよ〜」
「何が『と言う訳』なんですかーーーー!!!」
「そうですよーーーー!!」
洒落になってない・・・まさにマシンガンの如く速射されたのだ。
とそこに唯一無事であった窓が盛大に破壊され乱入してきたのは例によって先輩だった。
「みつけましたよーーー!!セブン!!」
先輩は早速ななこちゃんを叱り付けようとした様だが、
「マ、マスター・・・ふえええええん!!マスター!!助けてください!!」
そのななこちゃんに縋り付かれて逆に狼狽したようだ。
「えっ??セ、セブン?一体どうしたのですか?」
「このままだともう聖典に戻れませんーーー!」
「そ、それはいったいどう言う事です?それに第七聖典は?遠野君知りませんか?」
「・・・あれです」
先輩の問いに俺は力無く、琥珀さんのそれを指差した。
「へっ?えええええええ!!!セ、セブン??」
「はいぃ〜そうですあれが私ですぅ〜」
先輩は第七聖典の成れの果てを暫し凝視していたがやがて凄い形相で琥珀さんに詰め寄った。
「こ、琥珀さん!!!」
「は、はいぃ!」
余りの迫力にさしもの琥珀さんもたじろく。
「これは・・・これは・・・あなたが?」
「は、はいそうですが・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
重苦しい沈黙が流れた。
あの様子からして先輩相当お冠だな・・・琥珀さんには気の毒だが先輩のお仕置きを受けてもらおう。
良い薬だしな。
そんな事を思っていた矢先、
「す、すすすすすす・・・素晴らしいです!!琥珀さん!!あれをここまでに改造するなんて!!」
俺とななこちゃんは同時にこけた。
「あはは〜シエル様もそう思いますか〜」
「あっ琥珀さんそれはト○イ○○・○キシ○○ですね。やはり琥珀さんもそれを参考に?」
二人ともハイテンションで喋り捲る。
「はいそうなんですよ〜模型が趣味ですから〜」
「でも凄いですね〜細部まで瓜二つじゃないですか」
「ですけど私はまだ不満なんですよ〜本当はこれが左右対称に二つに割れてダブル・マシンガンの形にしようと思ったんですけど・・・」
「私はこれとは別に両手に装着する、前後左右同時に射撃可能なダブルのサブマシンガンも良いかなと思ったんですが・・・」
とそこで二人の会話は途切れた。
「ですけどやはり今はこれですよね〜」
「あっやはり琥珀さんもそれが目標ですか?」
そう言って二人は先程の本を取り出しあるページを見ている。
俺とななこちゃんがそれを見ようとしたが・・・
見た瞬間後悔した。
本当に後悔した。
見なきゃ良かったと本気で思った。
そこには・・・
頭半分モヒカンにした眼がマジでいっちゃっている、ごつい兄ちゃんがあの十字架を三本持っているさまがでかでかと描かれていた!!!
両手に一本づつというのは判るが、背中から生えているのは何?
腕?義手?なんなの〜
ななこちゃんに至っては、見た瞬間燃え尽きていた。
大変だよな〜実際被害受けるのは彼女だから〜
そんな事を考えて現実逃避して良いると二人の更に危険な会話が聞こえてきた。
「まあ、これを三つに分割するのは割りと簡単なんですが・・・」
簡単なのか?
「問題は三本目のそれをどの様に持たせるかですが・・・」
そういう問題か?
「それのご心配は無用です。セブンの片腕だけを現実化して背中に装着させた上で持たせます」
先輩そんな事本当に可能なんですか?
「ああ〜なるほど〜良いアイデアですね〜」
そうなのか?
「そうなると登場する時も『埋葬機関に属する者、その機能こそ存在の全てと知れ』とか言って登場したらどうですか?」
琥珀さんそれ相当やばいです。
「それも良いですね〜ですけど、今はともかく再改造を始めましょうか?」
「そうですね〜では始めましょう」
そう言うと琥珀さんは十字架を持って上機嫌で、先輩は問答無用にななこちゃんの頭をむんずと捕らえると俺の部屋を後にした。
今まで燃え尽きていたななこちゃんもそれで気が付き、俺に必死に助けを求めた。
「はうぅ〜助けてくださ〜い!!し〜き〜さ〜・・・」
悲痛な叫びは途中で掻き消えた。
ごめん、ななこちゃん・・・俺にはあの二人(危険度通常に比べ千%上昇)を相手には出来ないよ・・・
君はせめて強く生き延びてくれ・・・
俺は無視を決め込み、そのままボロボロのベットに再度潜り込み睡眠を貪るのだった。
その後、遠野家で悦に行った女性の笑い声と悲痛な悲鳴が響き渡ったと言う噂が流れた。
これについて真相は語る必要も無いだろう。
またアルクェイドが『変な格好をした』先輩を見かけ『試し打ちには丁度良いです』とか言って問答無用に襲いかけられたと聞いた。
これについても何があったのか語る必要が有るだろうか・・・
後書き
えーーーーーーーーーーーーー(大汗・極汗)
なんか罵声が聞こえるような気がしますが気のせいでしょう。
まずは謝ります。
えーーとシエル・琥珀ファンの方すいません。
ななこ・翡翠ファンの方申し訳ありません。
ああ・・・まだきこえるよぉ〜・・・・・・・ぷち(切れた)
良いじゃねえか!!!良いじゃねえか!!!
どうしようもなく書きたかったんだよーーーーー!!!
すいません空耳に反論しました。
知っている方は知っているでしょうが、以前投稿で出したそれを大幅に加筆修正したものです。
ぱくった所が凄いのを出しましたので、それに合わせてです
それとこれは七夜の守護者さんの所に投稿として出したのですが、知る人ぞ知る理由で宙に浮いてしまい、ここで改めて出しました。
ちなみに本文中で色々言いましたが私はこの漫画の大ファンです。(説得力皆無)
やはりシリアス書いてると思いっきり反動でギャグや壊れ書きたくなります。
この気持ち判りますよね?
後ちなみにあの十字架の事わかる方一体何人いるのかな?
それも含めて感想お待ちしています。
あと、細かい所については・・・気にするな。(断言)
ギャグに物語の整合性問いかけても無意味ですし。
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