「んんっ」
俺と唇が重なると、翠はまるでこの世の幸福全てを独占したかのような夢見心地な声を漏らし、俺とのくちづけを積極的に受け入れていた。
「鳳明さぁん。わたしにはぁ?」
先程まで俺とのくちづけを貪る様に味わっていた珀が甘えきった声でねだりだした。
「・・・ふうっ、もう少し後になったら」
俺はすっと翠から唇を離すと翠は名残惜しそうな視線をこちらに向けていた。
「ああん、ずるぅい。翠ちゃんの方にばっかりー」
「姉さま駄目ェ。今、鳳明ちゃんは翠のものなのぉ」
翠は何時の間にか俺の事を昔通りの『鳳明ちゃん』と呼んで珀以上に俺に甘えている。
「ほら二人とも、喧嘩しないの。大丈夫だから。どっちかを蔑ろにはしないから」
俺がそう言って二人を宥めると二人ともとろんとした眼を俺に向け胸元に頬を擦り付け甘え出した。
俺は今も昔も変わる事無い手触りの髪を交互に手で梳かしてやりながら、もう一方の手で二人の着物を脱がし始めた。
「あっ・・・」
「ひっ・・・」
脱がされる事を悟った為か、二人とも微かに声をあげ少しだけ体を震わせた。
しかし、それ以上は何の反応を示さず俺にされるがままになっていた。
やがて二人は生まれたままの姿となると俺は二人を布団の上に横たわらせた。
「ああ・・・鳳明ちゃん見ないでぇ」
「は、恥ずかしい・・・」
自分達の上になってじっと凝視する俺に二人は顔を赤く染め、懇願しだした。
「・・・」
だが、俺はそれには何も答える事無く、まず二人の顔を手でそっと触れ、顔から胸、腹部、そして陰部、最後には足に触れた。
二人とも声は出さなかったものの、触れられる度にびくりと体を痙攣させ反応を示していた。
「こうやって見ると本当にお前達、顔のみならず身体つきまでそっくりだな。・・・おまけに感度まで」
そこまで言うと俺は軽く二人の乳房を揉みだした。
「「ああっ!だ、だめぇ!」」
二人は合わせ鏡のように同じ声を発し必死に俺の手から逃れようとした。
が俺がその動きに合わせて手を動かした為その快楽から逃れる事は出来なかった。
そうしながら交互に二人の両胸を愛撫すると、やがて二人の乳首がつんと尖がり出した事に気がついた。
「ふふっ。二人ともすっかり感じているみたいだな。ほらここをこんなに」
そう言いながら今度はその経った乳首を重点的に責め出した。
「あっああ、だ、だめぇ!ほっ、鳳明ちゃん!そ、そこだめぇ!」
まだ翠には恥じらいが残っているらしく、新たな愛撫に激しい拒絶反応を示したが、
「ああっ・・・い、いい鳳明さぁん。・・・き、気持ち良いのぉ」
こういった行為には珀の方が柔軟に対応できるようだ。
何時の間にか、甘い嬌声を発しながらもう俺にされるがままになっていた。
そしてそんな姉の姿を見て翠にも恥じらいが消え失せ、
「・・・あ、あああ。鳳明ちゃぁん。・・・もっとぉ、もっとしてぇ」
姉と同じ甘い声で俺におねだりを始めた。
だが俺はここで一旦胸の愛撫を終わらせる事にした。
「はあぁ・・・鳳明さぁん。もっとぉ」
「やだぁ。止めちゃやだよぉ」
途中で止めた事に二人とも不満の声を上げながら俺におねだりを始めた。
「別の所をしてあげるから」俺はそう言うと今度は二人の体の中心にある陰部に手を這わせた。
「「!!」」
俺の次の狙いが何処か判ったのか、先程までのとろんとした表情が一瞬にして青ざめ、
「や、いやぁぁ!」
「だ、駄目ぇ!鳳明ちゃん!そ、そこ駄目ぇ!」
激しく暴れだしたが、やがて俺によって押さえ込まれ、その部分を俺の前にさらけ出す事になった。
「ああ・・・だ、駄目。見ないでぇ」
「ひっく・・・お願い、鳳明ちゃん、これ以上は堪忍してぇ」
余りの恥ずかしさに翠も珀も顔どころか体全体を紅潮させ翠に至っては涙目で懇願しだした。
だが、そんな声を無視して俺はまず二人の陰部を指で這わせた。
するとそこは既に暖かい粘り気のある液体でしっとり濡れていた。
「へえ、ここもしっかり濡れているな」
「い、いやぁぁぁぁ・・・そ、そんな事言わないでぇ」
「・・・ひっく、ひっく・・・」
俺のそんな無情な言葉に珀は耳を塞いで、翠は言葉も出ない様だった。
ただ、"もう許して"と言う言葉を視線で訴えていた。
「ここをもう少しほぐしておかないと。少しでもお前達の痛みを和らげてやらないと」
と言うと俺は翠の秘部には舌を、珀のそれには指で同時に愛撫を開始した。
「ひっひぃぃぃぃ!鳳明ちゃん!だ、駄目ぇぇ!お、おかしくなっちゃう!」
「や、やあぁぁ!もう許し・・・あっああああ!」
余りにも強すぎる刺激の為だろうか。翠も珀も半狂乱になって悶え出した。
やがて翠の味を堪能した俺は珀の秘部を舌で、翠は指に交換して愛撫を再開した。
「あっあひぃぃぃ!す、すごい・・・」
「あっ、あぁぁぁぁぁ!ほ、鳳明ちゃぁん。せ、切ない・・ああ・・・もっ、もっと・・・お願い・・・」
時間が経つにつれ二人の反応は拒絶から受容に変わったみたいだった。
二人とも胸への愛撫以上に貪欲に快楽を受け入れ始めていた。
そして、
「あああ、鳳明さん・・・わ、私もう駄目ぇ!」
「な、何かきちゃう。あああ!鳳明ちゃん!き、きちゃうよぉぉぉぉ!」
そんな言葉の直後、
「「あああ!いっちゃうぅぅぅ!」」
と同時に絶叫し、俺の両手は二人の陰部から勢いよく噴出した淫水によって濡れていた。
二人の陰部はひくひくと独立した生物の様にまだもの欲しそうに蠢いていた。
俺は二人から手を離すとそれを交互に舐めて味を確認した。
そして布団の上で全身汗まみれにしてさらに肩で息をしている二人に、
「双子だからこれの味も同じかと思ったけど違うんだ」
「も、もう・・・ひっく・・・許して・・・」
「ひっく、ひっく・・・」
「二人とも・・・もう嫌か?それだったら止めるが」
「・・・ひっく、い、いえ、だ、大丈夫です・・・」
「ほ、鳳明ちゃんの意地悪ぅ」
そう言いながら二人は俺に一層甘え出した。
「良いんだな?ここから先は手加減できないぞ」
「「・・・・・・」」
二人はこくんと頷いた
それを確認すると俺はまず珀に覆い被さった。
「・・・いいか珀?・・・いくぞ」
「は、はい・・・鳳明さん・・・」
震えながらしかしそれでもはっきりと頷いた珀に軽く微笑むと先程から限界まで膨れ上がっていた俺の怒張を珀の中に差し入れようとした。
「ぐっ、き、きつい・・・」
「あっあああ、い、痛い・・・鳳明さん・・・痛い」
「珀、力を抜くんだ。・・・そうだ、翠、姉さんの体の力を抜く手伝いをしてくれないか?」
「えっ?で、でも・・・」
「心配要らない。俺がさっきまでしていた事をお前が珀にしてあげれば良い」
「ええっ!」
「珀が痛がるからそれを抑える意味合いもあるんだ」
「だっ、駄目、翠ちゃん、鳳明さん大丈夫ですから・・・あ、あああ!い、痛い!ぬ、抜いてぇ!」
俺のそんな言葉に翠は顔を更に赤く染め珀は無理やり笑顔を作ろうとしたが、じわじわと侵入してくる俺の怒張に悲鳴を上げた。
「ほ、鳳明さん、ゆ、許してぇ・・・こんな大きな物・・・くっ、くああああ。は、入りま・・・・うわああああ!」
珀の悲鳴を敢えて無視して更に侵入しようとした俺の怒張が、今までとは比べ物に成らない強い抵抗を感じた。
「・・・処女膜か・・・珀・・・」
「あっ、ああ・・・はあ、はあ・・・」
もう珀の方は余りの衝撃に言葉にすら、ならないようだ。
長引かせればかえって苦痛を長引かせてしまうかもしれない。
だから俺は最後のここは鬼にして一気に貫いた。
貫いた瞬間、何か強い抵抗が一気にひき剥がれる感触があってその直後、珀の膣内の奥まで到達したようだった。
「あ、ぎゃああああああ!!」
だが正直な所俺は珀の激痛の悲鳴でそんな感慨が余り沸かなかった。
珀は目を大きく見開き、背中に回った手が俺の背中を引き裂かんばかりに爪を立て始めた。
「あ、あああああ」
あまりの痛みに声すら出ない様だった。
珀は口をパクパク動かすだけで後は意味不明な単語だけだった。
「ね、姉さま・・・御免なさい・・・」
そう言うと、何時の間にか珀の傍らに来ていた翠が俺の見よう見まねで胸への愛撫を開始した。
「はっ、ああ・・・す、翠ひゃん・・・ああ、そこだめぇ・・・ああっ!痛い!」
「姉さま・・・今気持ち良くしますから・・・」
そう言いながら翠は的確に姉の弱点と思しき所を責め立てる。
珀も、最初は妹から与えられる快楽と俺から受ける苦痛に挟まれて、苦悶していた様だったが、やがて反応が変わってきた。
「あ、あああ、翠ちゃんお願い。もっとしてぇ。ほ、鳳明さぁん、鳳明さんの大きい・・・も、もっと・・・激しくぅ」
そう言いながら自分から腰を動かし快楽を貪りだした。
痛みもだいぶ和らいだようだ。
それを確認すると、今までゆっくりと珀を気遣って動いていたのを今度は今までとは比較にならないほど大きく激しい動きに変えた。
「あああ!す、すごい・・・ああ、良い!良い!気持ち良いようぉぉぉぉ!!」
珀もその動きに合わせて乱れていた。
やがて、
「ぐっ、は、珀・・・そろそろやばい・・・そ、外で・・・」
"外でいいか?"と聞こうとしたが、
「だ、だめぇ。あああ、なっ・・・中でぇ、中で出して!あっ、あああ!も、もう駄目、また、また来ちゃう。またいっちゃう!」
そういうと珀は両手と両足を使い俺にしがみついてぴったりと密接してしまった。
「あああ!もう、もう駄目!いく、いく、いくぅぅぅぅ!!」
「うぐっ!!」
そして、珀の絶叫と共に俺はなす術なく珀の中に俺の欲望を吐き出していた。
「ああ・・・鳳明さんのが・・・私の中に一杯でてるぅ」
そう言いながら珀は夢見心地で俺に頬を擦り付けた。
やがて、落ち着いたと見ると俺は俺自身を引き抜いた。
その途端、俺が吐き出した白濁液が珀の血と混じったのであろう。薄い桃色の液体となって珀の中からとろりと垂れて来た。
「ほ、鳳明ちゃん、そ、その、私には・・・」
肩で息をしている珀を気遣いつつも翠は俺に不安げな表情を向けていた。
「ああ、判っている。翠おいで」
「はっ、はい!」
俺が翠を手招きすると翠は不安の中にも喜びを持って俺に近付いて来た。
俺は翠の秘部を確認の為にそっと触れてみると、そこはもうぐしょぐしょに濡れておりすごい状況となっていた。
「珀を見て興奮したのか?」
「・・・」
翠は何も言わず俯いてしまった。
「まあいいか、これだったらすぐに出来るな」
そう言うと、今度は翠を自分の膝に乗せるとさらに翠と見合った状態からくるりと背中を向けさせるとその態勢から翠を貫こうとしだした。
最初の内は何をされるのか判らなかった翠だったが、ここまで来ると俺の意図を察したようだった。
「ほっ、鳳明ちゃん!!ま、まさか・・・姉さまの眼の前で・・・・い、いやぁぁ!や、やめて、やめて、やめてぇぇぇ!!」
そう、眼の前には事が終わったばかりの珀がきらきらと両目を光らせその様を見ている。
翠は狂ったようにこの戒めを解こうとしたが、俺はびくともされずゆっくりと再び回復した怒張は翠の中に埋め込まれ始めた。
「い、いやぁぁぁぁ・・・姉さま見ないでぇぇ・・・くっ、くああああ、鳳明ちゃん・・・ぐす、痛いよぉぉぉぉ」
「うわーすごいですー。鳳明さんの大きなのが翠ちゃんの中にじわじわと入っていきますー・・・あっまた変な気分に・・・はあぁぁん」
翠は痛みと姉の眼の前で女になる瞬間を見られるという二重の恥じらいで混乱していたようだった。
更に珀はそんな様子を見て瞳を光らせたまま、自分で自分を慰め始めた。
やがて、俺の怒張は珀の時と同じく強い抵抗のある箇所に到着した。
「翠・・・いくよ・・・」
「ああああ、いやぁぁぁぁぁ・・・姉さまぁ、見ないでぇ」
翠には、ほとんどこちらの声が聞こえていない様だった。
やむを得ず、珀の時と同じく一気に翠の処女の証を引き裂いた。
「ひっ、い、いやぁぁぁぁぁ!!い、痛い・・・」
翠の泣き声を耳に受けつつ、俺は翠の負担をなるべく減らす為、俺はゆっくりと動き、さらには空いた手で翠の胸をさする様に愛撫を始めた。
「くっくぁぁぁぁぁぁ・・・ほ、鳳明ちゃん・・・い、痛いよぉぉぉ・・・姉さまぁ、見ないでぇ」
翠は俺から与えられる愛撫でかろうじて快楽を受けているみたいだったが、それでもまだ痛みの方が上回っていたようだ。
さらには眼の前で姉の珀が、
「あっあはぁぁぁぁ、翠ちゃんも鳳明さんもすごい・・・あっあああ・・・気持ち良い・・・」
まるで何かに取り付かれたように自慰に耽っていた。
その恥じらいは先程の珀の比ではないのであろう、翠は時折喘いではいるものの、うわ言の様に「見ないで」を連呼していた。
しかし、ゆっくりとした動きと、絶え間のない愛撫、そして眼の前で姉が行っている痴態が翠の欲望に火を点けた。
遂に翠が、搾り出すように
「あっああああ・・・ほ、鳳明ちゃぁん。気持ち良いよぉぉ。もっと・・・もっとぉ、もっと激しくしてぇ!」
と叫ぶと、この一声がきっかけであったかのように翠は自分で動き必死に快楽を得ようと必死になった。
さらには珀も、
「あっ、ああああああ!いっ良い!!気持ち良いのぉぉぉ!」
と、妹の声に呼応するように激しく自慰を開始した。
そこまで見届けると、俺も珀の時と同じく激しく動き出した。
「「ああっ!良い、良い、駄目ぇ!!」」
(さすがは双子だな息もぴったりだ)
そんな冷めた事を頭の片隅に考えながら俺は翠を絶頂に導く為に、動きを更に激しくし始めた。
更には何時の間にか隣に来たのか、珀の秘部も俺は片手で愛撫していた。
「いいっ!ほっ鳳・・・ああっ!明ちゃ・・・ああぁぁぁぁ!もっ・・・もう、もうだ、だめぇぇぇ!!」
「あああああっ!!鳳明さんの・・・ふぁぁぁぁぁ!指、気持ち良い・・・わ、私・・・私も・・・も、もうだ、だめぇぇぇ・・・」そして遂に
「「あああああ!!いっ、いく!!いっちゃう!!」」
この声と同時に二人は絶頂に達し、俺もまた翠の中に珀の時以上に俺自身の欲望を放っていた。