久し振りに帰ってきました教団本部。
 リナリーやアレンはいるかな?
 いたらみんなでお茶会を開こう!












「ただいま戻りました」
「お帰り〜〜くん、神田くん。ラビくんとブックマンも久し振りだね」


 修羅場中の科学班へ行き、コムイさんに任務報告。
 ついでにリナリーとアレンの事を聞いたら、二人も今任務中らしいの。
 でも明日には帰ってくるらしいから、一緒にお茶できるわねv
 アレンは沢山食べるから、今から作り始めようかな。
 よし!だったら下の街へ買い物に行こう。


「ねぇ神田。明日リナリーとアレンが帰ってくるみたいだから、お茶会しよう?」
「あ?何でアイツ等とお茶会なんか…」
「お茶会しよう?」
「いや…だから…」
「お茶会するよね?」


 言外に「神田も参加するよね?」という意味を込めて言う。
 すると神田は渋々頷いてくれた。
 神田はこれで良し!
 次に私はラビとブックマンの方を向いた。


「もし良かったら、ラビとブックマンも参加してください」
「え?オレ達も参加していいんさ?」
「もちろんだよ!みんなでお茶会した方が楽しいでしょ」
「やったーー!もちろん参加するさ〜♪」
「ワシも嬢の言葉に甘えようかの」


 これでラビとブックマンの参加も決定☆
 あとは…


「コムイさんはどうされます?」
「ボクも参加す
「アンタは仕事しろよ」

 いそいそと言うコムイさんの肩をリーバー班長が掴む。
 あらら………コムイさん捕まっちゃいましたね(苦笑)
 確かに科学班は仕事が溜まってるし、忙しいもの。
 教団を統括しているコムイさんは、もっと忙しいわ。
 きっと明日の参加も無理じゃないかな…?
 コムイさんや科学班の皆さんには、後から差し入れを持って行く事で我慢してもらおう。
 とりあえず報告を済ませた私達は、科学班の部屋を後にした。


「神田は何のお菓子が良い?」


 廊下を歩きながら、神田に尋ねてみた。
 すると神田は暫く考えた後「コーヒーゼリー」と言った。
 どうやら以前に作ったコーヒーゼリーがお気に入りみたい(笑)
 じゃあコーヒーとゼラチンを買ってこなくちゃ。


「ラビはお茶請け、何が良い?」
「へ?何って言われても…何があるんさ?」
「今の所考えてるのは、コーヒーゼリーね。
 あとはクッキーとカップケーキを作ろうと思ってるの」
「作る…ってが作るんか!?」
「そうよー。お茶会をするとき、いつも私が作ってるの」
「マジで!?」


 ラビが驚いたあと、神田の肩に腕を回し何かを囁いていた。
 何を話してるんだろう?
 気になるけど声が小さくて聞こえない。
 ん〜…男同士の話ってやつかな?
 って…あれ?神田の機嫌が悪くなっていくような…
 ラビー、何を言ったの〜〜!?


「らっラビ!!ラビは何かリクエストある?」


 これ以上神田の機嫌が悪くならないように、話題を変えてみたんだけど。
 結構これが大当たり。
 ラビは神田から離れ、何をリクエストしようか考え始めたのよ。


「あ!オレはパンケーキが食べたいさ〜。、作れる?」
「えぇ。パンケーキね。大丈夫よ。ブックマンは?」
「ワシは嬢に全て任せるぞ」

 
 あ!そうだ。あとはリーフパイも作ろうかしら。
 うーん…だったら材料は…
 買わなくちゃいけないものをリストアップして、買い物に行ってこなくちゃね。






























† † † † † 


オマケ −教団廊下にて−


「なぁなぁ。ってお菓子作れるんだな。もしかして料理上手なんさ?」
「テメェには関係ねぇだろ」
「ふーん。ユウがそう言うって事は、は料理上手なんだな」
「………だったら何だって言うんだ」
「やっぱマジでを狙ってい?」
「………(怒)」
「だってなー。料理上手で美人で、優しいじゃん?もうオレのストライクゾーンど真ん中なんだよね〜」
は俺のだって言ってんだろっ!」
「今は…だろ?将来はどうなるか判らないさ〜♪」
「………(怒)」




後書き
ラビ参戦!?
相変わらずさんモテモテです。
神田さんの苦労は、まだまだ続きそうです(笑)
頑張れー神田さん(超人事)


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