「おい、今逃げて行こうとしてる奴!テメェに聞きたい事がある」
やっべー…ユウの奴、マジで怒ってんさ〜………
戦え!僕らの味方Dグレンジャー
―喧騒―
ユウがオレを引きとめた後、に何か話しかけていた。
すっげー嫌な予感がするのは気の所為だと思いたい………
「、何で部屋の鍵を開けとくのは嫌なんだ?」
が、ちらちらとオレを見ながら言いよどんでる。
うん、判ってるさ。の言いたい事。
『あの時』の事だろ?
でも、それを言われるとオレも終わりなんだ。
頼むから黙っててくれッ!!
オレの意図を察してくれたのか、はユウに理由を話そうとしない。
流石は!!大好き…いや、愛してるさ!!
「、黙ってたら判んねぇだろ」
「うん…でもねぇ…」
「言わなかったら、ここでお仕置きするぞ…?」
「う…ッ(汗)」
「言っておくが、俺は本気だからな」
「うぅ…(滝汗)」
お仕置きって何さーー!?オレも混ぜてくれ!(マテ)
うぁ…ヤベ…の形勢、不利じゃん?
頑張れ!頑張ってくれ、!!
心の中で応援をするオレをユウは一瞥すると、とどめと言わんばかりにの耳元で何か囁いた。
すると段々との顔が青ざめていく。
ユウ、何言ったんさ…(汗)
流石のもこれ以上は駄目だった。
気の毒そうにオレを見て、一言こう言ったんさ。
「ごめんっラビ!!」
ノオオオォォォォォオオォオ!!
ヤベェ…マジでヤベェさ。オレが!!
がユウに全部話す前に、トンズラを…
「あれ?何処へ行くんですか?ラビ。まだ話は終わってませんよ?」
で…出た…隠れボスパートTのアレン…
アレンは何時も以上に笑みを浮かべてるけど、その笑顔が恐ぇんだよ。
ちょっと、マジで絶体絶命じゃねぇ?オレ…(汗)
アクマを目の前にした時よりピンチさ…
「で、何があったんだ?」
「あのですね…以前に部屋の鍵を開けておいたら…」
「開けておいたら?」
「ラビが入ってきてね…襲われかけたの」
うわぁ…バレちまった…
とオレの、二人だけの秘密がバレちまった。
それもユウとアレンの二人にッ!!
「ほぅ…ラビに…襲われた…ねぇ」
「ふ〜ん…ラビ、僕のに何してるんですか?」
「は俺のだ。覚悟は良いんだろうな?ラビ。シめる!!」
ユウが六幻を構え、アレンがイノセンスを解放させながらオレに近付いてくる。
「ラビもふざけてただけだからね?」というの説得も聞こえてない。
オレの人生終わったな(遠い目)
って…終わってたまるか〜〜〜!!
「まて!アレン、ユウ!!話せば判るさ〜〜」
「「判ってたまるかーーー!!」」
く…っ。
こうなったら逃げるが勝ちさ!
どんな手を使ってでも生き延びてやる。
「!助けてくれっ!!」
オレはの後ろに隠れた。
ふふん。ここなら攻撃できないだろ♪(ヘタレ度アップ)
「、そこを退いてください」
「ラビ出てきやがれ」
「神田…アレンも…」
が何か言いかけたとき、コムイを手伝ってたはずのリナリーがやってきた。
「神田ー…って、みんな何をしてるの?」
「に夜這いをかけようとした愚か者への制裁を…な(黒笑)」
「へぇ。ラビ、私のに何をしているの?(黒笑)」
「テメェもいい加減にしろ。は俺のだって言ってんだろ」
ちょ…オレますますピンチじゃね?
まさかリナリーまで加わるとは思ってなかったさ(汗)
アレンやユウだけで手一杯なのに、リナリーまで加わったら…(怖)
「さぁラビ。いい加減、出てきてください」
「大人しくした方が身の為よ?」
「短い付き合いだったな」
三人ともブラックオーラを醸し出しながら近付いてくる。
オレ、Dグレンジャーとして一度も任務に行く事なく天へと還るんかな?
半ば諦めてたとき、救いの声が聞こえた。
神はオレを見捨てなかったんさ〜〜!!
「はぁ…(溜息)三人とも、もう許してあげたら?あの後ラビも謝ってくれた事だし」
そう!オレの女神!!がオレを庇ってくれたんだ!!
だけがオレの味方さ〜〜(涙)
「お前はラビに甘すぎなんだよ。一度しっかりシめねぇとな」
「そんな事ないわよ。ラビは謝ってくれたわ。
被害者の私が怒ってないのに、これじゃあラビが可哀想なんだもの。
アレンもリナリーも、私の為に怒ってくれるのは嬉しいけど、これ以上はやめようね」
「う〜ん…がそう言うなら…」
「うん。が怒ってないのに、私達が許さないのもねぇ」
の言葉に、アレンとリナリーは怒りを静めてくれた。
残る問題は………ユウだけだ。
ユウは未だに怒っている。
は怒ってないって言ってるのになぁ。
ユウは心が狭いさ〜〜(おまいが言うな)
「神田…いい加減にしなさい。これ以上ラビを責めると…」
こ…これ以上オレを責めると、どうなるんさ?
がキレるとか?
そう言えば…がキレた所って見たねぇな。
普段怒んねぇ奴ほどキレると恐いって言うし。
ままま…まさか大修羅場?
ドキドキしながら、オレはの次の言葉を待った。
「泣くわよ?」
泣くんかい!!
「う…判った。これ以上ラビを責めねぇよ!チッ。命拾いしたな」
えええぇぇぇ!?そんなんで良いんか!?
ま…まぁ確かにユウはの涙に弱いからな。
納得できると言えば納得できるけどよ〜。
つか、ってユウの扱い上手くなったさ。
「ラビ!今回はに免じて許してやる。だが…次は無いと思え」
を抱き締めながらユウはオレを睨んでくるけど………
「ホントはコムイが悪いんだぜ…」
「え?何なに?ボクがどうしたの〜?」
向こうで仕事をしていたはずのコムイも、こっちにやってきた。
「兄さん、どうしたの?」
「だってーいくら待ってもリナリー達が来ないからさ。ボクが来ちゃった☆」
「どうしたんだい?」と尋ねるコムイに、アレンとリナリーは事の顛末を話した。
するとコムイは呆れたように溜息をついたんだ。
「そりゃ〜ラビくんが悪いねぇ」
「コムイがの部屋に行って届けてこいって言ったんだろ!」
「え〜?確かにボクは部屋に行ってきてくれって頼んだけど、襲ってこいとは言ってないよ〜」
く…確かにそうだけどさ。
またもや形勢が不利になりかけたとき。
やっぱりオレを救ってくれたのはだったんだ。
ホント、マジで愛してるさ(涙)
「もう!ラビの件は終わり!これ以上責めたら駄目だからね。
それよりもコムイさん。何か用があるんじゃないですか?」
「そうそう。忘れかけてたよ。早速Dグレンジャーの出動だよ」
コムイのこの一言で、オレ達の最初の任務が始まったんだ。
後書き
と言うわけ(?)で、BBSネタが終了しました。
日和様、如何でしょうか?
ヒロインやキャラの性格上、少し会話を変えてしまった所もありますが、満足していただければ幸いです。
さぁて、次回のDグレンジャーは?(サザエさん風に)
いよいよ出撃です。
やっとDグレンジャーらしい働きをするはずです。
何せ書いてるのが私ですので、予想もつきませんねぇ(マテ)
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