今日は黒の教団で新年会。
メンバーは管理人の好みによって選ばれました。
神田にアレン、リナリー、ラビ、コムイさん、そして私の6人です。
ジェリーさんに料理とアルコール類を作って貰いましたv
え?未成年の人もいるって?今日は無礼講です☆
「それじゃ、今年も頑張ろーー!カンパーイ!!」
「「「「「カンパーイ」」」」」
一口お酒を飲み、テーブルの上に置く。
ジェリーさん、沢山料理作ってくれたのね。
何を食べようか迷っちゃうわ。
「神田は何食べる?あ、天ぷらあるよ。取ろうか?」
「あぁ。後たこわさも取ってくれ」
「りょーかい」
神田が言った料理をお皿に取る。
私もポテトサラダとから揚げをお皿に取った。
料理の乗ったお皿を渡すと、神田はカクテルを飲んでいたの。
見た事のないカクテル。神田は何を頼んだのかしら?
「これか?サケティーニだ。日本酒をベースに作られてる」
「日本酒?変わったカクテルね。日本って神田の故郷でしょ?」
「あぁ。飲んでみるか?」
神田からグラスを受け取り、一口飲んで見る。
うわ…私にはちょっと辛いかも。
「ごめん、ちょっと苦手…」
「これは辛口だからな。は何を飲んでんだ?」
「私のはブロンクス。オレンジベースなのよ」
グラスを渡したら、神田はそれを一口飲んだ。
けれど眉を顰めている。
あら?神田には甘かったみたいね。
口直しと言わんばかりに、天ぷらを食べている。
その様子が面白くてくすくす笑っていた時。
「ほらそこ!二人だけの世界を作ってんじゃねーよ」
と、ラビが私の隣にやって来たの。
しっかりとお酒の入ったグラスを持って。
「邪魔するな」
「いーじゃん。オレとユウの仲だろ?」
「そんな仲は知らねぇな」
「んじゃ、オレとの仲っつーことでv 仲良くしようなvv」
「去れ酔っ払い!」
「いっやでーす。神田の怒りんぼー」
酔ってるわね、ラビ…
今までラビの座っていた席を見ると、既にグラス3つが空いていた。
酔っているラビに、神田も一々返事を返している。
神田とラビって仲が良いのね。少し妬けちゃうな。
そんな事を思いながら、私もグラスを傾ける。
あら?もう無くなっちゃった。次は…そうね、ミモザにしよう。
それを飲みながらフライドポテトを食べていると、ラビは私に絡み始めた。
「なあなあ錬金術をやってくれvオレ見た事ないんだよね〜」
「あ!僕も見たいです!!」
「私も見たい!また兄さんの発明品で何か作れない?」
「ヤメテー!お兄ちゃんの発明品!!」
コムイさん以外、みんな出来上がってきてるなぁ(笑)
そう言えば、ラビの前で錬金術をやった事なかったっけ。
隠し芸(?)も兼ねて、何か練成しようかな?
そう言うと、リナリーは黒い靴を発動して材料になる物を取りに行ったの。
リナリー…イノセンスは発動しなくても………(汗)
「ったく。は人が良すぎなんだよ」
「そんな事ないよ。それにラビは見た事ないんだから興味があるのよ」
「それが人が良すぎるってんだよ…」
「ま、新年会だから大目に見て(笑)」
「そうそう。堅い事は抜きってネ。ー錬金術って何か作るんだろ?」
「うん。ある物から別の物へ作り変えるの」
「ふーん…だったらオレの子供作ってよv」
はい?何て仰ったのかしら?ラビは…
こ…子供ぉ!?
「あ!ラビだけずるいですー。、僕も!!」
「じゃあボクもお願いしようかな♪」
はいはい!と手を上げるアレンに便乗するコムイさん。
『僕も』なんて言われても困るのですが(汗)
「無理ですよ。人体練成は禁忌なんです!」
「えー?錬金術じゃ無理なの?なら普通に作ろうぜ!」
ちょ…ちょっと待って!ラビの顔が近付いてるー!
普通ってなんですかーっ!?
ラビの顔があと数センチと言う所で、ドンと大きな音が響いた。
それは神田がグラスをテーブルに叩き付けた音だった。
「………いー度胸だな」
「えー?だってオレが好きだもーん」
笑いながら言うラビに六幻を向ける神田。
え?六幻!?ここでイノセンスを発動させる気なの!?
ラビも大槌小槌(?)を持ってるし。
「僕もが好きだから、発動しまーす」
「んー…じゃあボクもコムリンで」
いや、意味判らないから、アレン。
そしてコムイさん。コムリンはもう良いですから。
神田も酔っ払い相手に本気にならなくても…(汗)
止めるべきか迷っていると、リナリーが戻ってきた。
その手には機械やら布やら、色々持っている。
「お待たせ!これで何か作ってv」
「(助かった!)そうねー、何を作ろうかしら?」
「だーかーら、オレとの子供だって」
「それはもう良いから…よし!」
両手を合わせ、錬金術を発動させる。
練成したのはキーホルダー。
ラビのイノセンスをキーホルダーにしてみました。
「すっげー!錬金術なんて初めて見た!!なあなあ、もう一回頼むよv」
「良いわよ」
再び両手を合わせる。今度はリナリーの黒い靴型のキーホルダーを練成したの。
それをリナリーに渡す。
「ありがとー!。大好きvv」
「、僕にも作って〜」
「ボクも何か欲しいな」
う〜ん…アレンとコムイさんは何を作ろうかなぁ。
アレンは寄生型のイノセンスだし、コムイさんはエクソシストじゃないし…
そうだわ!
両手を合わせ、アレンとコムイさんのキーホルダーを練成する。
アレンはアレンの人形、コムイさんにはコムリン人形のキーホルダーを練成したの。
二人ともそれを喜んでるみたい。
最後に…両手を合わせ、ある物を練成する。
「はいドウゾ。神田のキーホルダーね。六幻で良かった?」
「あ…あぁ。悪ぃな」
自分用のキーホルダーを作るとは思ってなかったのかな?
神田は驚いた表情をした後、照れながらお礼を言ったの。
か…カメラを練成しておけば良かった!!
だって凄く可愛かったんだもん!!
神田はお酒に強いみたいだけど、それでも何時もよりは表情豊か。
アレンとリナリー、ラビは弱いみたい。
と言うか、ラビは飲み方が悪かったと言うか……
グラスを空けるペースが早かったのよ。
その点コムイさんは大人よね。自分の飲むペースが判ってる。
え?私?私は強くはないけど、それなりにペースを知ってるもの。
それにアルコールの弱いお酒しか飲んでないわ。
さて一通り練成は終わったけど、材料はまだ残ってる。
残りの材料で、何を作ろうかしら。
………そうだわ!アレを作ろう♪
作りたい物をしっかり思い浮かべて………
パン パシィ
蒼紫の光の後、完成した物は………
『盛!』という擬音語が背後に見えるような大きな筋肉!
会う度に何故か上着を脱いで抱きしめようとする涙もろい人物!!
その名も『アレックス・ルイ・アームストロング』少佐!!!
オプションでキラキラをつけてみました☆
「…これは何だ?」
「え?豪腕の錬金術師、アームストロング少佐よv」
あれ?みんな硬直してる。そんなに変な物を作ったかしら?
上半身裸でマッチョポーズを決めている少佐のブロンズ像なのに…
「何でこれを練成したんだい?」
「何でって…魔除け?」
ゴン!ザシュ!バキ!メキョ!
頑張って練成した少佐像は、4人のエクソシストによって無残に破壊されました。
えー?どうしてー?
理由を問いかけても、みんな何事もなかったかのように飲んでいる。
むぅ。酷いよみんなー。
「ほらほら、くんも膨れてないで、こっちにおいでよ」
コムイさんの誘いに乗り、再びテーブルの近くに座る。
少佐像、そんなに不評なのかなぁ?
「むー」と唸っていると、コムイさんがグラスを渡してくれた。
「はいコレ。甘くてマイルドな口当たりのお酒だよ」
「あ、いただきます」
赤く綺麗なカクテル。賢者の石の色に似てるかも。
そう思いながらカクテルを飲んだの。
確かに甘くてマイルドよ。でも、何か変………
何が変なのか知りたくて、それを飲み続ける。
あれ?ふわふわしてきた………
私の様子がおかしかったのか、神田が訝しげに聞いてきた。
「、何を飲んでるんだ?」
「さあ?コムイさんがくれたの〜〜〜」
「一口貰うぞ」
「あ!ユウだけずるいぞ〜。オレもと間接チュ〜v」
「五月蝿い。黙れ」
ラビを睨みながら、神田がグラスを傾ける。
「これ…ルシアンじゃねぇか!」
「るしあん?」
「『レディーキラー』の異名を持つ度数の高いカクテルだ!コムイ!に何飲ませる!!」
「え〜?ルシアンだよ」
「違ぇよ!何で度数の高いカクテルを飲ませたんだ!!」
「だってくんの酔ってるところ見たかったんだもんv」
「語尾にハートマークをつけるな!!気持ち悪ぃ!!」
神田は何を怒ってるんだろ〜〜〜?
まあいいや。るしあん、気に入っちゃったなv
またコレを飲もう♪
後書き
リクエストは「エクソシスト+コムイでお正月パーティ」だったのですが…
お正月パーティー=新年会が私の頭で確定してしまいました!!
と言うか…様、残った材料でアームストロング少佐のブロンズ像を練成する辺り
酔っていると思われます^ ^;
「魔除け」って、さらりと酷いですね…
シオン様、ブックマンを考えてみたのですが…
私には無理でした(土下座)
口調も一人称も性格もまだ掴めてないので(-_-;)
申し訳ありません!!今回は見送りでお願い致します<m(__)m>
とりあえず後編に続きます!!
カクテルの情報は
『自宅で作る初心者のためのカクテルレシピ検索サイト』様で調べさせて貰いました。
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