剣道日記
    
2004.5月〜7月

 2004.5.15(土)

 長男(7歳)が小学校から「剣道スポーツ少年団・団員募集!」のチラシをもらってきた。
 今は趣味のピアノをポツリポツリと弾いているが、こう見えても小学校から高校までは剣道少年でした。
 「よ〜し!ちょっくら最近の剣道の状況でも見に行ってみるか!」と長男を連れて小学校の体育館へ練習を見に行く。
 長男には「小学校入ったら剣道やるんだよ」と言い聞かせていたので、本人はヤル気満々の様子。

 練習場に行ってみると先生が2人、子供たちが10人くらい。先生のうち1人は私の高校の剣道部の先輩、荒木田道雄さんだ。あとは父兄が5,6人見学してました。
 練習を見ていると、「なんかみんな元気無いな〜」って感じ。最近の子供たちってこんな感じなのかな?
 自分が小学生の時を思い出して「もっとがんばれ〜」って気持ちになる。
 
 練習終了後、先輩の荒木田さん、ご近所の歯科医で子供たちに剣道を教え続けていると伺った平井先生にご挨拶をする。

 肝心の長男は練習を見た後、「剣道やってみる!」と決意する。

(個人的な日記みたいなものですので、あまり気にしないで下さい)



  2004.5.16(日)
  
 仕事が忙しいために日曜出勤。
 仕事の後で、子供の竹刀を買いに、高校時代お世話になった盛岡市みたけの「南部武道具」に行ってみる。
 南部武道具の社長さんに19年ぶりにお会いする。当時の話をしてみたら私を思い出してくれた。
 子供の30(3尺0寸)の竹刀を購入。
 なんとなく大人用の竹刀を手に取ってみた。「自分も教えるなら自分の竹刀もあった方がいいな」と思って自分の物も購入。38の竹刀を買おうとしたら店の社長に「大人は39だよ」と言われた。38は高校生の規格だったので、ちょっと長い39を初めて手にした。
 帰り際に社長に「またやってみたら?」と言われて、自分がまた剣道をしてる姿を想像したら少しドキドキした。


2004.5.29(土)

 花巻の実家に連絡して、高校時代に使っていた剣道の道具を届けてもらう。
 20年近く放っておいたので、乾燥でひび割れていたり、朽ちていたりでひどい状態だ。防具の面はどこかにいってしまってなくなっていた。小手も皮が破れていて使い物になりそうにない。胴だけは当時親にねだって立派なモノを買ってもらっていたのでこれだけはまだ使えそうだ。
 昼頃、子供を連れて再び「南部武道具」へ。剣道着を買ってあげようと思って店に行った。
 子供の剣道着はすぐに見つかった。一番小さなサイズの白い剣道着。
 また社長といろいろ話をする。最近の剣道の防具の進化など。説明でいろいろ引っ張り出して見せてくれる。
 話を聞いているうち「子供に教えるのに必要になるか・・・。」と思い、自分の防具もお願いしてしまった。

 夕方5:30。小学校の剣道スポーツ少年団の練習。
 体に合う防具がちょうどあったので、それを購入して持っていって子供たちと一緒に練習した。
 平井先生、荒木田先輩は「良かった良かった!教える人が増えた」と喜んでくれた。
 防具を身に着けてみる。「こんなに重かったっけ?」って感じ。
 練習が始まって子供たちと一緒に準備運動。普段前々運動しないから、これだけでゼーゼーして汗が出る。
 
 平井先生に言われてこの日は1年生2年生の初心者の子供たちに教えることになった。
 うちの長男も混じっている。
 足捌きと構え方を教えて、面打ちの素振りをする。
 最後に面を被って子供たちに打たせる。面をかぶってみたら「こんなに閉塞感あったっけ?」って感じ。
 まるっきり初心者状態に戻っているのを実感する。
 せっかく防具も買ったのでやるだけやってみないと・・・。

 ちびっこを教えるだけで滝のように汗をかいた。家に帰ってビールを飲む。
 学生で剣道を辞めているので、剣道の後のビールは初めてだ。うまかった。


TOPへ

2004.6.5(土)

 今日も小学校のスポーツ少年団に顔を出した。
 前回は1年生5人、2年生1人を教えたけど、今回は3人だけだった。
 土曜の夕方から夜にかけての練習だから子供も家族もなかなか毎週は時間を取れないのかも。

 歩み足で道場の端から端へ2往復、送り足で2往復、後退2往復、2人で向かい合って前進後退をする。
 子供には飽きちゃってツライかも知れないけど、こちらも我慢して教える。

 面の打ち込みをしながら全身後退。みんなやっぱりあまり声を出さないなぁ・・・。
 
 自分だけ防具を着けて、面と小手の打ち込みを受ける。「胴を打ってみたい!」という声があって、即席で教えてみた。
 小手・面・胴の全部を教えたところで、今度は1人づつ掛かり稽古。
 声が出るように励ましながらやっていたら、結局道場で一番声が大きいのが自分になっていた。

 自分は今日もまた大人とは竹刀を合わせず。
 焦る気持ちはあるものの、今は子供たちと足捌きと基本打ちをやり直さないと・・・。

 前回よりは疲れなかった。少しだけ防具が体に馴染んできた。


2004.6.23(水)

  今日は平日だったが、北上市のお客さんを最後に夕方で直帰できた。
  家について18時。スポーツ少年団の練習が始まってまだ30分くらい。
  今から行けば少しできるかな、と思い着替えをする。

  ネットで購入した藍染の剣道着と袴に着替えた。堅くて着心地が悪い。
  そう言えば昔、高校生の時にも学校で揃えた選手用の剣道着は新品の時にこんな感じだったっけ。

  今まで白色の上下しか着てなかったから藍染の新品は奥ゆかしい香りがする。
  剣道やる人くらいしかこの匂いって最近は知らないかもなあなどと思った。

  小学校体育館到着。丁度高学年の子供たちが面付けをしているところだった。
  平井先生にいつものように元立ち(受け手)をするように言われて準備。

  1年生の子たちの面を受けるのかと思っていたら高学年の子達を頼まれる。
  さすがに初心者の1年生と違って4,5,6年生の子供たちは打ち込みも力強い。
  体当たりを受ける。みんな遠慮してる感じ。もっとぶつかって来てもいいのに。
 
  その後は1年生の指導。今日も面打ちから小手、胴。
  今日は5人の子供たち。
  休みがちな子供と、毎回来てる子供の差が出てきたかな・・・。

  休みがちな子はまだまだ落ち着きがなくて、待っている時間もゴロゴロしてたり。
  
  見学に来ている親御さんたちには申し訳なかったけど、大きな声で気合を入れた。
  「ブルブル!」ってほんとに震える子がいたりでかわいいです。

  だんだん、少しずつだけどみんな大きな声になってきたかな・・・。

  いつかみんなを大きな大会の決勝戦に連れて行ってあげたいです。
  もっとがんばろう。
 
  稽古が終わってから、子供たちに声を掛けに行きつつ、親御さんにも挨拶してまわった。
  1人ずつ褒めてあげた。
  練習中はやっぱり先生が怖いから集中してるんでしょうね。
  終わってご両親のそばにいる時はみんなかわいい笑顔です。
  でもみんながんばったからこそ充実感があるんだろうな・・・。

  大人になると仕事で一段落してもこんな笑顔にはなれないな・・・、なんて
  思いながら道場を後にする。
 
  家に着いて剣道着を脱ぐと新品の剣道着の色落ちのせいで体が真っ青だった。
  
 


2004.6.30(水)

 今日は記念すべき日。
 ついに自分自身の剣道の稽古、復活第1日目となりました。

 夕方5時半、仕事を早々に切り上げて、こそこそと逃げるように退社。
 家に急いで帰って18:10分。

 今日は紫波町の一般の大人の稽古があることを荒木田先輩に聞いていたので、今日は絶対行こうと心に決めていました。
 午後からちょっと緊張してきて、仕事中にもアキレス腱のストレッチとか何回もやって、「もしかして今日から入院なんてことにならないよなぁ・・・。」なんてドキドキでした。

 家に帰ってからなぜかシャワーを浴びました。怪我してそのまま入院なんてことがあってもいいように、それと身を清める意味で。なんか決死の覚悟って感じ。
 シャワーを浴びて、新調した剣道着を身に着ける。袴の紐なんかも妙にパリッとしていて気持ちいいような怖いような。
 練習は19:00からと聞いていたので18:50分に家を出て、紫波町総合体育館に向かった。

 道場には19:00ちょっと前に着いたけど、まだ誰も来ていない様子。
 準備運動をして、壁の鏡に向かって素振り、シャドー打ちをする。
 足裁きがひどい。右足に即座に左足が付いてこない・・・。
 誰も来ないうちにたくさん練習した。2段打ち、3段打ち、4段打ち、引き技の練習。
 随分汗をかいた。

 19:30を過ぎて、荒木田先輩が来てくれた。挨拶をする。
 その後、時間を開けずに何人かの方がいらっしゃった。皆さんにご挨拶をする。
 ジャズの世界だとここでもうみんなフレンドリーに握手したり、抱き合ったりして、すぐ仲良しになるんだけど、皆さん、
 「・・・どうも・・・。」みたいな感じで、「あぁ・・・やっぱりしばらく剣道界にいなかったからよそ者なんだなぁ・・・。」って思ったりする。

 みんな揃って準備運動。それから面を被る。
 高校の頃、ちょっと格好をつけて長い面紐で面の面金の一番上から結び始める着け方をしていましたが、新しい防具でもやっぱりそれにしちゃいました。
 面金の一番上から乳皮が始まって、後ろで交差して、そのまま顎までいってまた交差、そのあともう一回後ろにいって交差して、今度はそのまま前に持って行って面金の一番上に左右の紐を通して(これが手際が難しい)、そのまま後ろに持って行って最後に結ぶ。子供のスポ少でも何度か被ったけど、この時が一番ドギマギして手間取った・・・。

 面を被ったらみんなで向かい合って基本練習。「うわ〜!何もかも忘れちゃったよ〜!」という気持ちもお構い無しに》稽古が始まる。最初は「切り返し」。「前に何回行って後ろに何回行くんだっけ・・・?」と思いましたが、運良く最初は受け手側。受けながら要領を思い出す。次は自分の番。「や〜!」って声を出して思いっきりいった。なんかぎこちないなぁ・・・。
 その後は基本打ち。面打ち、小手→面打ち、小手→胴打ち、鍔ぜりあいから引き技。

 そこからは相手を見つけて「互角稽古」だ(試合形式で打ち合う)。
 ちゃんと皆さんに20年振りに今日始めて稽古することを伝えておけば良かった、と思った。無理に等しい。アキレス腱がすご〜く心配になった。

 でも開き直って、今日の時点でできることをやろう、と思った。
 攻め込んで面打ち、攻め込んで相手が出てくるところで出鼻面。
 互角稽古は今までは2〜3分のイメージだったのだけど、最初にお相手頂いた方とは10分位やっていたような気がする。バテるのが早い・・・。
 正中線をとってまっすぐ真ん中から打つことだけを心がける。相手の面が遠い。
 2、3本小手と胴も打ってみた。すごい違和感。攻めて、引いて、また攻めて面に出てきたところを抜いて胴を合わせる。うまくできた!
 最後にまた出鼻面を狙う。攻めて攻めて出てくる所・・・。と思ってもフェイントをかけられるとついつい下がって間合いを切ってしまう。昔はこんなに下がらなかったはず。次回は出てきたらみんな打ち込んでいくぞ!
 いい稽古をしてもらいました。礼をして、1度面を外して休憩した。胃液が上がってきたので洗面所へ。
 げー!ってやりながらも、すごく幸せな気分を味わっている自分に気が付いた。

 戻ってもう一度面を被って次の相手探し。ちょうど互角稽古を終えた方がいたのでお願いしに行くと、顧問の欠端先生に行くように進めてくれた。
 これも開き直って思い切って稽古をお願いした。
 同じように攻めて面打ち、出てくる所を出鼻面。全然当たらない。ちょっとだけ右に開いて合わせて面を打たれる。
 自分が思い切って飛んで行ったのに空かされるので、こちらはすごく体力を消耗する。
 稽古をお願いしている間、2回もタイムをとった。むせて咳が止まらない。呼吸法も全然駄目だ。
 気合を入れなおして、まっすぐ正中線をとって面打ちに行く。やっぱり右に空かされる。面を打たれる。
 体力の限界、目まいがして来た・・・。情けない・・・。
 そこで気を持ち直して、体をまっすぐにして面打ちを何回も打ち込んだ。もう力が出ない。
 最後に出鼻面を決めさせていただいて終了。
 すごくきつかったけどすごく楽しかった。そのままの気持ちを欠端先生に伝えに行って、だらしなかったことをお詫びする。
 足の膝の裏の筋がキンキンに痛んでいた。今日はもう無理しない方が良さそうだと判断して、面を外す。 

 練習終了。客人待遇で初稽古なので、道場のモップ掛けをした。すごいすごい充実感!

 まだ残っていた皆さんにこれからもよろしくお願いします!と伝えて道場を後にした。

 次回はもっと動けるようになりたい!基礎的な体力が落ちているので走りこみも必要かな・・・。
 20歳前から吸っていたタバコも止めないと・・・。
 
 エライ苦しかった初日でした。でも来週もがんばるぞ!

 家に帰って剣道着を脱いだら前回以上に体が藍の色で青くなっていた。汗の量もハンパじゃなかったみたいです。
 なんかヘラヘラと笑い出したくなる位、幸せな気持ちになった。


2004.7.3(土)

 今日は子供のスポーツ少年団の練習の日。
 5:30ちょっと遅れて行く。

 準備運動の途中から見た。みんな元気ないなあ・・・。
 防具を着けて準備している間に、剣道着を着た方が現れた。
 紫波1中で教えていらっしゃる後藤さんだ。
 挨拶をして、準備運動の素振りから加わる。

 その後はいつものように1年生の指導。足捌きがみんななっちゃいないので、足捌きの練習から。体育館を横に何度も往復。
 その後は面打ちをしながら往復。

 そろそろ次のを教えようかな、と思い、踏み込み足を教えた。みんなでやってみる。女の子は「足痛〜い!」とかちょっと大変そう。

 練習後半、面を被って元立ちをして面、小手、胴を打たせた。どうしても大きな声が出せない女の子が1人いる。手首のスナップも利いていて良い面を打つのだけれど何せ元気が無い。励ましながら、声を掛けながらやっているけど、どうしても大きな声を出してくれない。
 今度の課題です。

 練習が一通り終わってから、荒木田先輩と今日初対面の後藤さんの互角稽古をした。
 ど〜も昔より近間で勝負していることに気がつく。
 昔は剣先と剣先が触れるか触れないか位から飛び込んで面を打てたのに、やっぱり届かないです。
 
 出鼻を捉えたいのと、誘って返して打ちたかったけど、二人とも中々技の色が見えません。さすがです。

 20分くらいの互角稽古だったけど、だんだん間合いの感覚がよみがえってきたような気がした。
 
 来週水曜も大人だけの練習があるのでがんばらないと。


2004.7.7(水)

 今日は小学校のスポ少と紫波町の大人の練習、2本立てで行った。
 
 小学校の体育館は気温30度、湿度75%の激暑!!!

 2重織りの剣道着を着て、その上に防具を付けただけで滝のように汗が出てくる。

 小学生はまた1年生2年生の稽古。今日は徹底的に基本をやることにする。
 道場の端から端まで送り足。前進して後退で帰ってくる。
 何度か繰り返して超スピードでやってみる。みんな足を痛がってたっけ。
 息も上がっているみたいなのでここで休憩。みんなに水分を取らせる。
 
 あとは竹刀を持って上下素振り、面素振り、そしてお互いに受けたり打ったりしながら面打ちの練習。踏み込み足はまだまだ出来てないなぁ・・・。
 最後に私が面を被って面打ち・小手打ち・胴打ち。
 暑い日だったけど、みんな良くがんばりました。

 さて、小学校の練習の後は気合を入れて一般の稽古のため、場所を紫波町総合体育館に移す。荒木田先輩と一緒に移動した。
 
 道場に着くと既にお二人いらっしゃっていて、準備運動をされていた。
 今日は前回と比べて参加者が少ない。私を入れて4人。すぐに面を付けて稽古をお願いした。
 今日の稽古は生内さんにお願いした。最初に切り返し。次に面打ち。小手面打ち。小手胴打ち。
 「じゃあ次は面すり上げ面、やってみましょう!」と言われてちょっとドキドキした。応用技はまだ練習してないから久し振りです。攻めて、面を打たせて下から払い受け、そのまま相手の面へ。当たった・・・。でも当てられる直前まで見ていられないから、相手が打って来た時に一緒に手元が上がってしまう。実戦で使えるようになるのはまだまだだ。
 次いで面抜き胴。相手が面に来たところを体を裁いて空を打たせてこちらは胴を打つ。胴を打つ高さが掴めない。
生内さんの脇を打ってしまう。もう一度。次は腰を打った。3回目でやっと胴に当たる。
 次に面返し胴。面を打たせて受けたらそのまま胴に行く。ゆっくりやると当たるけど、これもまだまだ。
 応用技の練習の後で、互角稽古。今日も面打ち中心で打ち込んだ。疲れるのが速い。体力付けないと・・・。
 
 生内さんの次に、熊谷さんに稽古をお願いする。
 剣先の攻防で竹刀を払ってから手元が上がるところで随分小手を打たれた。
 小手を打ってくるところに、こちらは小手面を合わせる。思い切って行くと届くけど、まだ飛べてない。
 またまた体力の消耗が早くて息も上がってむせ返ってきた・・・。

 左足のくるぶしの外側の筋に痛みを感じてきたので、今日はここまでにした。
 もうすこし体重落としたら楽になるかな?と思う。

 練習後、ジュースをご馳走になって、すこしお話をしてから帰った。
 来週もがんばろう!
 


2004.7.10 (土)

 今日は仕事があって会社に行く。会社ではボランティア活動みたいなものもやっていて、朝から会社のそばの商店街の清掃をした。朝から暑かった。その後は仕事。

 スポ少の練習に向かう途中、道路に付いている温度計は30度だった。今日はきつそうだなぁ・・・。
 
 道場に行くと、今日は1、2年生の参加が少ない。
 ゆうじろう君、なるみちゃんの2人は休み。なるみちゃんは前回の稽古で足の裏の皮がむけたっけ。
 今日は丹内君、2年生のまいちゃん、うちの子の3人だけ。

 技術はまだまだ1年生には難しいけど、礼儀作法とか、竹刀の扱い方とか、お辞儀の仕方とか、元気に声を出すことは小さなうちにやっておかないと高学年になってからは出来なくなるのでビシビシ指導している。
 1年生にはちょっとおっかない先生に見えるだろうなぁ・・・。

 今日も足裁きの練習をみっちり30分間。次に面素振りと、踏み込み足で面打ちを30分間。
 この間も、集中力が落ちてくる子には大分気合を入れた。ちゃんと来週も来て下さいね。

 ラスト30分、こっちも大きな声を出しながら元立ちをして面・小手・胴を打たせる。
 まいちゃん、大分胴打ちが上手になってきた。
 うちの子は毎日練習させているので、他の子よりちょっと進んで「間合い」を意識させて打たせる。
 攻めて、中心を取らせてから遠い間合から。
 最後に3本ずつ、今日の締めくくりで大きな声を出して面を打たせる。
 みんな最後はできるんだから最初から大きな声を出してくれたらなぁ・・・。

  


2004.7.12(月)

 仕事が終わってから家のそばの「紫波第一中学校」の練習に参加させて頂きました。
 以前、稽古でご一緒した後藤先生が指導されている中学校だ。

 時間に少し遅れて体育館へ入るともう練習中だったが、後藤先生が部員全員を集めて集合をかけた。
 わざわざ私のために挨拶。恐縮した。

 紫波一中は先日の郡大会で男女ともに優勝して、県大会直前で練習に熱が入っているところ。
 レギュラーと思われる生徒たちも大分動きがいい。

 しばらく練習を見学させて頂いてから、最後の互角稽古から面を付けた。
 みんな随分上手です。
 ちょっと気合を入れて稽古しても、みんな根性で食いついてきます。

 週末良い成績だといいです。


2004.7.14(水)
 
 今日も小学校のスポ少と、紫波町の大人の稽古のダブルヘッダー。

 小学校の練習では、仕事でお世話になっている歯科医師の松木先生もいらっしゃっていた。
 ご挨拶をして、高学年の子たちの元立ちを一緒にやらせて頂いた。
 
 今日は暑さがひどくなくて良かったけど、それでも立ちっぱなしで稽古すると大汗をかいた。

 稽古が終わって防具をしまい、引き続き大人の稽古のため紫波町総合体育館へ向かう。

 剣道場に着くと、すでに2名の方が準備運動をしていて、中学生も3人来ていた。
 紫波1中の生徒2人と紫波3中の生徒だ。
 もう20時を過ぎて遅い時間なのにもかかわらず、随分熱心だなあ。

 こちらは準備運動はもうして来たので、すぐに面を付けて紫波3中の村上君と稽古した。
 随分いい技を持っている。おまけに気合も入っていてとても良い稽古をする。
 
 紫波1中の2人は1年生とのこと。1年生から気合入れて練習していて感心させられた。
 3人の中学生と稽古して(随分息が上がってきたけど)、先週も稽古をお願いした生内さんに稽古に行った。
 今日の自分のテーマは「下がらないこと」。
 前回は焦って打ちに行って、打ってはいなされて、かわされて1人で随分疲れた。
 今日は呼吸を整えるのを意識して、前回より少しはまともな稽古になって来た。
 稽古が終わって生内さんの年が60歳でいらっしゃることを聞いて、元気さに驚いた。
 やっぱり剣道はいいなぁ。

 


2004.7.19(月)

 今日は紫波1中での稽古。残念ながら紫波1中は県大会の予選リーグで負けてしまったとのこと。
 今日は3年生の2人が後輩の指導に来ていた。

 練習に行くと今日はみんな面を付けている。初心者の子たちも面を付けての素振り。
 今日はいつも指導に当たられている後藤先生がいらっしゃらなくて、最初は初心者の指導をした。
 
 「切返し」を見せてもらう。初心者にしてはみんな形が出来ている。
 元立ち側の「受けの体裁き」「間合い」の大事さ、打つ方の呼吸を大事にしてもらうことを指導。
 その後基本打ちを一通り見せてもらう。
 みんな素直に指導したことをやってみようとしてくれる。
 最近の中学生にしてはやっぱり剣道を志す子はみんな素直だ。

 その後、こちらも面を被って上級生と互角稽古。
 前回でちょっと顔を覚えてもらったからみんな積極的に稽古にくる。
 
 ちょっとみんな打ち間で迷いがあるかな・・・?
 今度は思い切って打って来て下さい。
 
 みんな良い稽古をしてます。がんばればもっと上を目指せると思います。

 こちらはこちらで中学生くらいを相手にすると大分打つスピードもあるので、見切りの稽古ができました。
 教わる方も教える方も、課題を持って取り組めばお互いに良い練習です。

 おかげさまでこちらも今日もいい稽古ができました。


2004.7.21(水)

 今日は仕事が遅くなって小学校の練習には顔を出せず。
 直接大人の稽古に行きました。
 20:00頃紫波町総合体育館到着。ちょうど荒木田先輩と同じ到着だったので防具を付けて稽古をお願いする。裏から攻められての小手を度々打たれる。
 前回に引き続き、中学生も3人来ていた。3人とも稽古をする。みんな元気がいいです。
 
 少しずつ体も慣れてきたけど、踏み込みで右足のかかとが痛い。

 「攻め」を意識して稽古しましたが、なかなか難しい。あまり「攻め」を意識しないスピードと体力だけの剣道しかやって来なかった自分には、ずっと剣道を続けて来られた大人の方との稽古では歯が立たない。

 家に帰って佐藤成明氏著「剣道・攻めの定石」をネットで注文した。


2004.7.24(月)

 紫波一中での稽古。
 
 3年生引退後、2年生を中心にした稽古で随分気合が入っている。指導者の鈴木先生も熱の入った指導をされていた。
 
 20:00〜21:00まで中学生と稽古をする。「攻め」を教えながらも自分で再確認。
 最後にもうお1人の指導者、後藤先生と稽古をする。
 攻めて下がったところを打ち込みたいけれど足が付いて行かない。出鼻を打つのは距離が近付くので何とかなるけどこれだけだと勝負にならない。
 最後にうまく誘い込まれて面を胴に返された。

 基本的な飛び込み面の練習が必要そうだ。


2004.7.31(土)

 赤石剣道スポーツ少年団の稽古。今日も黙って座っていても汗が流れるほどの暑さ。体育館に着くと、もわ〜っと熱気がこもっている。

 自分の子供に垂と胴を付けさせて、それから準備運動。これだけで汗だく!
 
 その後は1年生たちの指導。今日は丹内君、麻衣ちゃん、うちの子の3人だ。
 声を出しながら素振りをする。暑いからみんな元気でないなぁ・・・。

 麻衣ちゃんは途中で頭が痛くなってリタイヤ。

 足捌き、竹刀での打ち込みの後、自分が面を付けて打ち込みをさせた。
 この辺からはマン・ツー・マンの指導になるのでみんな大分真剣にやります。

 励まして励まして打たせてあげて、最後にはみんな大きな声になった。
 暑かったけどみんなよくがんばりました!


次へ
次へ
TOPへ