楽 書 帳 7武 奈 ヶ 岳 に行く(平成13年7月19日)第1日目(7月17日) 比叡山延暦寺を訪ねる![]() ![]() 道路は広く、周囲は綺麗に掃除が行き届いていて、気持ちが良い。入り口近辺だけかと思ったがそうではなくて、この有料道路全体について云えることであることが、だんだん分かってきた。最初の駐車場が「夢見が丘」で、まずそこで一休みした。 桂子はソフトクリームを舐めながら、眼下に広がる琵琶湖と大津市の街並みを楽しんでいた。そこから数分で山頂駐車場に着く。車を止めて、みると右手に少し高いところが見えていたので、居合せた定期バスの運転手に、三角点は右の小山の中かと桂子が尋ねた。それに対し、自分もはっきり知らないが、車で来ておいて山の本当の頂上は?と問われるのも(どうか、少し考え方がおかしいのでは・・・との返事で、一本取られたと、二人で苦笑した次第。) 念の為、その小山に上ってみたら、テレビ局のアンテナ塔と水道の槽設備などがあり、この辺りでは一番高い場所であると思われた。 更に車を走らせると、いよいよ延暦寺の中心的地域である東塔の駐車場に来た。拝観料を払い、整備された参道を進む。根本中道、大講堂、阿弥陀堂などなど、幾つかの山に跨り境内が広がっている。その壮大な様には本当に驚かされた。日本はやはり仏教の国だと再認識させられる。 鐘突き堂(鐘楼)で金50円を払い、二人で一緒に綱をとり、力一杯突かさせてもらった。当然のことながら、直ぐ耳元でゴーンと凄い音がして、聊か狼狽してしまった。 この後、続く西塔と横川へ周った。夫々のエリアでそれなりの伽藍がいくつもあり、とても全部を見きれない、結局適当に切り上げることとなったのも、致し方ないことであった。 特にこの日は蒸し暑さと、数日前の寝冷えによる軽い風邪のせいか、兎に角しんどかった。正直なところ、ものの100mも歩くと、直ぐに車に戻りたいと思ったくらいだった。でも、その後車の中で食べた遅めのお握りが、とても美味しかったことを考えると、単にお腹が空いていただけかもしれない。 尚、後から知ったのだが、比叡山は古来「三塔十六谷三千坊」と呼ばれて来たとのこと、正にその通りと思った。この表現は実に上手い、所謂ニュアンスをズバリ伝えていると感心した。 横川の中堂を最後に延暦寺の伽藍群に別れを告げて、奥比叡ドライブウエイを下り始めて十数分後、折りから少し空模様が怪しいなと思っていたが、パラパラと来て、殆ど同時くらいに物凄い雨脚となった。平日のせいか走っている車は少ないが、それでもそのまま動かしているのが怖くなり、たまたま出てきた駐車スペースに乗り入れて様子を見ることにした。凄まじい雷鳴と、文字通りバケツをひっくり返したような雨が、突風を交えて十数分続いた。車は雷には大丈夫と聞いてはいるものの、あれほど間断なくピカピカバリバリやられると、間違って一発位落ちてくるのではないかと、聊か不安になった。だが幸いにもというか当たり前というか、落雷にも遭わず、しばらくして風雨は次第に収まってきたので、車を再び走らせ始めた。 これは翌日の新聞で読んだのだが、今回の雨は短時間にしては記録的な雨量だったらしい。今日山へ行かなかったのは、本当に正解だった。若し行っておれば大変な目に遭っていたことだったろう。それから日吉大社に立ちよったが、駐車場がどうしても見つからず、諦めてホテルに向った。そして午後5時過ぎに無事到着、チエックインした(ホテルのことは項を改めて、纏めて最後に書いておいた。). 第2日目(7月18日) 焼き物の里「信楽町」(滋賀県甲賀郡)を訪ねる![]() 地図を見るとホテルから東南の方向約25KM位でで比較的近い。大体のルートを頭に入れた。午前10時過ぎに車に乗り込んだ。エンジンを掛けた所で、やっとカーナビの利用を思いつき(何と言う迂闊さ加減)、目的地に「信楽高原鉄道の信楽駅」と入力して出発した。 この後はナビ君の指示のまま、云われる通りに運転していたら、ちゃんと昼前に到着。まず「県立陶芸の森」を訪ねた。小高い丘の上に焼き物の全てが、分かるように種々の建物があり、その一帯は綺麗に手入れされた公園になっている。ただ残念だったのは「信楽産業展示館」が閉館していて、見れなかったことだった。展示品の入れ替え作業中に丁度当たってしまった為である。やむを得ず「陶芸館」に入ったがもう一つだった。 現代国際陶芸展のようなものをやっていたが、所謂象徴芸術で理解に苦しむ作品が、沢山並んでいて、見たいと思っていた信楽焼きは極く僅かだった。ただ、そこは丘の一番上にあるので自然に全体が見渡せたが、実に立派な公園であることが分かった。 そこから信楽駅に行き、馬鹿でかい狸の焼き物をバックに記念写真を撮った。またその近くの「伝統産業工芸館」も覗いてみたが、大したことなし。信楽焼きを見たければ、何の事はない町の中に沢山ある陶器屋を初めから覗けば良かった次第。 丁度昼になったので、来る途中に目をつけておいた、大きな陶器店に併設されているレストラン(というより喫茶店か)に行き、昼食にした。品数はあまりなく、結局二人とも高菜焼き飯にした。出てきたのを見て驚いた。普通の1.5倍はあろうか、まさに大盛りの圧倒的ボリュームである。味はまあまあで、ビールを飲みながら何とか平らげた。しかし、桂子は「多いわね、昔六甲山で入った店では、あまりに少ないのでびっくりした。」と言いつつペロリと平らげた。 食べ物の恨みは怖いというが、このことはいつまでたっても忘れずこんな場面になると、必ず思い出してくることになる。昔の人の言う通りである。時々この話しが我々二人の間で交わされるが、人間の性が出ていて可笑しいやら、哀れやらといつも思う。 食後早速この店の焼き物を見て回った。これまた色々なものが沢山ある。桂子は元々陶器類が好きなので、じっくり見る体勢に入った。自分はビールのせいもあって、いつものように眠くなってきたので、一回りして車に戻ってエンジンを掛け、クーラーを利かせて昼寝した。しかし、外は真夏の灼熱の太陽で、車の中もあまり居心地はよくなく、結局10分くらいしか寝れなかった。仕方なく約束の2時半までその辺を行ったり来たりや、車のフロントガラスに新聞紙の覆いを掛けたりして時間を潰した。桂子は一度戻ってきたが、また行ってしまったので、その間に小さな狸の置物を買ってきた。「願い狸」とよばれているが、他に寝そべったユーモラスなものもあったが、大きすぎる感じだったので止めた。桂子は小生の様子にそっくりと、 気にいってるようだったが。 その後桂子も充分に見たので帰ることにした。カーナビに浜大津駅(琵琶湖ホテルは新しい為、まだデータとして入力されていない)をセットして帰途に就いた。この後は来る時と同様、ナビ君のご指示のまま、右へと言われれば右に、左なら左へと運転していたら、高速にも乗らず、極めてスムースに1時間少々でホテルまで戻って来てしまった。 食事まで時間があるので一休みすることにし、部屋で横になっていて、約束の7時に下りていったら桂子はひどくお冠だった。どうでもいいことに、直ぐ腹を立てる性格には毎度のことながら、閉口させられる。(食事の事などは、ホテルの項で纏めて書いてある。) . 第3日目(7月19日) 「武奈ヶ岳(1214m)」に登るこの山歩きが、今度の休暇のメーンイベントの積もりだったが、初日二日とも生憎空模様がもう一つだったので、結局最後の日になってしまった。![]() 朝起きると幸いまあまあの天気で安心する。7時に朝食を取り、荷物を纏め早めにチェックアウトした。そして昨日に習い、カーナビに目的地を入れようとするも、リフト乗り場がデータの中から出てこない。いろいろやって見てやっと電話番号で「比良スキー場」と入力出来た。(これでは山の中で、途中でおかしくなるのではないかと心配したが、結果は大正解だった。) 兎もあれ それから琵琶湖の西岸のR161を北に向って走り出した。30分程で有料道路になり、更に30〜40分掛かって、全体で約40kmでほぼそれらしきところに来たが、新しく出来た道路の為か、ナビ君が戸惑ってしまって、はっきりした指示が出てこない。 勘で走らせていたらうまい具合に案内板が出てきて、間もなく目指すリフト乗り場に到着できた。スキー客が多い為か駐車スペースはかなり大きく、その上平日でもあるので余裕があり、取り敢えずその一角に車を止めた。リフトの乗り場から山の上を見上げるとかなりの急角度で上って行っており、先の方は雲の中に入ってしまっていて見えない。ここに来る途中から、前方の山の上にやや気になる黒味がかった雲が、出てきているのが分かっていたが、その雲がリフトのロープのずーと先に完全に懸かっていて、山の天気は見るからに良く無そうだった。駅の係員に聞いてみるもハッキリ分からない。生憎人影が殆ど無い時で、リフトに乗って上がるかどうか、二人で迷っていた。 駅員が次のバスで来る人たちの様子を見て決めたら、と言うのでそうすることにした。 ![]() 上がって分かったのだが、空は思いのほか明るいではないか、ここに上がる途中、雲の中を抜けたような感じがしたが、正にその通りだった。我々の気分も同様に晴れやかになり、表示に従い、勇躍武奈ヶ岳へと歩き出した。ところがどこの山も同じだが、入り口の標識がどうにも分かりにくい。ままよと正面の道を選ぶ。登山道にしては少し広すぎるところを進む。途中多少じめじめする地帯を何ヶ所か通り、しばらくすると「八雲ヶ原」に出た。キャンプ場やヒュッテがある広場である。 ![]() そこを通り抜け表示の通りに進むと、やっと山道らしくなってきた。周りは深い森で、樹木はどれも相当の年代を感じさせ、露出している太い根っこに、つい足を取られそうになる。登りはあまり急ではなく、全体に中山奥の院への縦走路と同じ位の感じだ。ただ湿気が少し多いように思った。 20分程で「イブルキのコバ」(意味不明、単なる地名か)に着いた。写真を撮り、立ったままお茶を一杯飲む。ここまでに出会った人は二人ずれが2組と単独行と思しき数人ぐらいで少ない。しかし 道はしっかり付いているので、人に教えて貰う必要はなく、特に不安にはならなかった。 再び歩き出ししばらくしてから、微かに腹に違和感を覚える。この感じがその後出たり引っ込んだりしながら、僅かずつだが痛みとなって、強くなってきた。朝食とさっき飲んだ冷たいお茶が原因だろう。「しまった」と思ったが後の祭り。山行きの時は特に注意しているつもりだが、こうなったら致しかたなし。なる様になれと腹を括った。しかし幸いなことに頂上近くなるにつれ、次第に痛みは薄れ、どうやら持ち応えられそうになってきたので、内心ホッとした。ただその後も用心して、お茶を始め、物は口に極力入れなかった。 ![]() ここまでやや急な登りを何回か繰り返した。特に沢を伝い登るところがあるが、ここは要注意だった。岩場だし、すぐ横を水が流れていて、滑り易い。そうこうしている内に、道は笹の中になったり、茂みになったりして、また次第に急な登りになってきて、頂上が近いことを示していた。この登りは、丁度山本から登る中山縦走路で、その岩が沢山露出した急な所とよく似ている、と思った。登りは未だいいけど、これを下るのは一寸嫌だな等と言いつつ、喘ぎあえぎゆっくりと注意しながら歩を進めた。 12時過ぎにやっと頂上に出た。(右下の写真。前方中央の標柱が頂上。)時々行く能勢の剣尾山のそれと同じで殆ど草木がなく、馬の背になっている。1214mの標識をバックに桂子と代わりバンコに写真を撮る。文字通り360度の大パノラマだ。ただ遠くは霞がかかりぼやけて見えた。 周りは山並みが連なっているが、どれもここより低く、見下ろしつつ遠望するのは何とも云えない良い気分。その付近で昼食にしているグループもあったが、我々はお茶を飲み、飴を舐めるだけにしておいた。自分は例の腹痛を未だ警戒していたし、桂子は最後のきつい登りで少しバテたのか、食欲が無いようだった。しばらくはその雄大な眺めを、心からの達成感ー武奈ヶ岳の頂上に立った!と云う心地良さーと共に楽しむ。 ![]() その後、空模様がやや気になるので、早めに下りることにした。来た道を戻るか、時間はかかるがなだらかな方にするか、少し迷ったが、結局後者を選んだ。急斜面の多い登ってきた道を、又下るのは、出来れば避けたかったからだが、これは結果的には必ずしも正解ではなかった。最も、分かれ道の標識近くに居合せた夫婦連れの云うことを鵜呑みにし、又登りの倍の約3時間掛かるのは、当然回り道でアップダウンも少ないものと決め込んだことに原因がある。 下山路は西南稜、ワサビ峠、中峠、金糞峠、シャクナゲ尾根を経て、ロープウエイの山上駅に出てくる。初めのうちこそ見晴らしの利く気持ちの良い尾根路で、ルンルン気分だったが、次第に樹間の道の上がったり下がったりを、何度も何度も繰り返しつつ下りていく。峠と名のつく所が三つもあるのだから、当たり前と言えばその通りだが、最後の頃には二人とも大分バテてしまった。特に山上駅直前のシャクナゲ尾根は全部登りで40分も掛かり、いい加減うんざりした。この頃になって雲も消えて太陽が照り付け、汗びっしょりの状態になっていた。結局途中の数回の小休止も入れ約3時間(午後3時半頃着く)を要し、体力的にも結構ハードだった。 握り飯は二つを小休止毎一つずつ食べたが、山に来てこんなに遅い食事もあまり記憶にない。お腹の調子が完全にもどったせいもあり、美味しかった。山上駅に着いて直ぐに缶ビールを買って飲んだが、良く冷えていて誠に結構であった。そこからは来た時と同じ様に、ロープウエイとリフトを乗り継いで麓に下りついた。 兎に角、一応の目的を果たし何事も無く無事に戻って来れたことを、非常に嬉しく思った。その後汗を流したくて、本で紹介されていた近江舞子ホテルに行って見たが、体よく断られてしまった。残念だったがコーヒーだけ飲んで宝塚への帰路に就いた。 今改めて振りかえって見ると、同じ道の往復ではなく、かなり遠回りだったが、違うルートを下りてきたのは、武奈ヶ岳を中心とする比良のハイキングコースのほぼ全容がわかったので、かえって良かったと思っている。但し桂子に云わせるとこの山は一度だけでいいとか。途中二ヶ所ほど、細い丸太を二本組み合わせただけの3〜4mの渡しがあり、特に少し高い方で危うく転落しそうになったことがあった。こちらも一瞬ドキッとしたが、事無きを得た場面である。多分そんなことが強く印象に残っている為だろうと思う。(完) ![]() 結論から云うと「合格」である。今回は2連泊したので大体のことは分かったように思うが、細かい点はいろいろあるものの、ハードとソフトの両面とも地方のリゾートタイプのホテルとして、一応のレベルにあると思った。もっとも自分が利用した部屋や食事の内容により、印象が変って来るのは当然だが、今回はランクとしてはほぼ中位と見られるツイン二食付き@二万円を選んだ。(ホテル料金では、あまり目にしない二食付きだが、サマーシーズン向けの料金設定で、あとから種々計算して見ると、明らかにお得なことが分かった。) まずハード面について。建物の外観と色彩には驚かされた。R161に面しているが、道から少し下がって建てられている為、直ぐ近くまで行かないと見えてこない。そのせいで目に入った瞬間の印象は、その巨大さと何とも云えない深いブルーを中心にとした同系統の、大袈裟に云うとややグロテスクにさえ感じられる配色に”これは一体何だ!”と思わず口走ってしまいそうだ。 如何にも田舎の色彩感覚だと酷評しておく。その代り一度見たら忘れられない強烈な感じを受ける。建物は付属のアミューズメントハウスが並んであるので、大きさが際立っている。本体は14〜5階建で幅が高さの3倍位あり、それに先の娯楽館がついているので全体の横幅は相当なものだろう。この外観がくすんだ青を主体に、建物の区切り毎に少しづつ色調を変えてある。多分琵琶湖の存在ということから、その水をイメージさせたつもりと思ったが、全体に深くて重い感じの色合いだ。 オープンして数年経った現在どんな評価で定着しているのか、詳しい人に是非一度聞いてみたい。 ホテルの裏側は遊歩道を挟んで直ぐ琵琶湖だが、各室にテラスがついており、眼下に湖、左手には比叡の山並み、遥かな対岸の眺めなどその眺望の良さは申し分なし。設備は最新のものだから、これは云うに及ばず。トイレにはウオシュレットがついており、浴槽と洗面台の区切りは大きな一枚ガラスになっていて、シャワーもバスタブの横に立って、自由に使えるようになっている。一般的なカーテンの仕切方式と比べると、妙なもので何となく丸見えの感じがして気恥ずかしかった。 照明も明るい上にガラスと鏡に囲まれて、晴れがましいことこの上もないが、清潔感が溢れ非常に気持ちが良かった。ベッドは大きく硬めで寝心地は悪くない。夜の室内照明も明るく、気にいった点だ。用意されている洗面具類もなかなかシャレていて、桂子は喜んでいた。 少し不満な点は、ガラスを組み合わせた玄関が、やや安っぽく見えること。ロビーが殺風景なこと。広さは充分あるのに、置いてあるソファーやテーブルがマッチしていない。売店はもう少し楽しさを演出して欲しい。地元の特産品や名物の類があまりなくて、さびしい感じがした。プールもあったが、これは入りそびれ、遠くから眺めただけで、良し悪しは判然とせず。その他講堂、会議室、結婚式場などは立派なものが整っていた。 次にソフト面。まず予約の内容が正確にフロントに流れていなかった。食事が危うく一ランク下のものにされるところだった。チェックインして部屋から早速食事時間の予約をしている内に、そのことが分かった次第。直ぐフロントに掛け合い訂正させた。この時の対応に誠意が感じられ、良かったと思う。 予約は遠く離れたところでしているので、それが一部間違えられて伝わることは間々あることだ。問題はそれが起きた時の対応の仕方にある。得てしてこちらの気分を害することが多いが、それを今回は比較的スムースに、客の気持ちを慮ってやってくれた。更にこちらの希望の時間を何とか、受け入れられないかと、レストラン側とやりあってくれたが、結局うまく行かなかった。しかしこの間のやり取りを目の当たりにして、結果はさておき、フロント担当者の誠意が感じられ良かった。このような場合はやはり予約をした方としては、何はさておきまず最初に、必ずきっちり予約通りになっているかを、確かめないといけないと痛感した。 レストランは琵琶湖が良く見えるところにあり、たまたま噴水が幾つかの照明の中に浮かび上がって綺麗だった。料理は一応コースになっていたが、比較的軽い内容の肉だった。味はまあまあで取りたてていうことはない。二日目の夜は和食にして懐石を選んでおいたが、これはもう一つの感じで、桂子も同意見だった。朝食はバイキングでいろいろ品数あり、味付けも口 にあい、満足できた。何時も同じだと飽きが来るから二日くらいがいいところだろう。その他、コーヒーショップを2〜3度利用したが、これは味はまあまあで桂子には好評のようだった。 以上気が付いたことを羅列したが、全体的には冒頭に記した通り、合格点をだせるものと思った。機会があれば又泊まっても良い。 以 上 ![]() ![]() |