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5色の食材と食事バランスガイド
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家庭科の授業で、5色の食材円グラフを勉強したことはありませんか。

私は2005年の春、実家で母の大学時代のノートをみてこの図を思い出しました。そして自分の中での目標 ”夕食=10品目”に、この“5色”の要素も組み込んでいこうと思い始め、母が使っていたノートや母(栄養士)の話などを元に少し調べてみました。*参考資料:食品成分表 (女子栄養大学出版部刊)




食材は色によって5色“赤・白・黄・緑・黒”に分けられます。この5色の食材の存在を心がけることでバランスの良い食事になります。

といっても、全て同じバランスで食べるのが良いという訳ではなく、主に緑・黒を多めにとり、赤は少なめといった具合が今の日本人の食生活には合っているそうです。

この5色は食材がもつ本来の色を指標にし、さらに味噌を除く調味料は色のカウントに加えられません。
私は献立つくりが苦手なのですが、5色の存在を知ってからは、足りない色を副菜で補うように心がけるようになりました。そうすることで、こういったものを作ろう、といった指標ができるようになりました。


またこの色で判断する方法だと、外食の時にも参考になりますし、お惣菜を買うときにも役に立ちます。(時には食べたいものだけを食べるのもいいことですが・・・)ちなみに、この色の判断が難しいのですが大体の目安で良いようです。

2色混在している食べ物では、主に食べる部分の色を優先し、(例:ナス→食べる割合は中身が多いので、白に分類)そして調理する前の食材の色(調味料などで色がつく前)が有効になるという2つの原則でカウントしています。

それでは、各色毎に食材を紹介していきます。

食材 効能
肉類(牛・豚・鶏)、魚類(青魚、マグロなど)、トマト、人参、あずきなど
たんぱく質、脂質が含まれる食品が多いです。また人参にはベータカロチンが豊富に含まれています。
主食となるご飯、めん類、パン、白身魚、はんぺん、豆腐、大根、じゃがいも、玉ねぎ、牛乳など 主食となる分、カロリーが高すぎる弱点ももっています。摂り過ぎには注意。
大豆製品の味噌、がんもどき、納豆、油揚げ、かぼちゃ、レモン、グレープフルーツなど 積極的に摂りたいのは大豆類。果物はビタミンCの補給になりますが、あまり取りすぎるとカロリーオーバーになりがちですので注意です。
ほうれん草、小松菜、ねぎ、ブロッコリー、キウイなど ビタミン、ミネラルが豊富な緑チームです。キウイはビタミンCが豊富です
昆布類(ワカメ、のりなど)、きのこ類、黒ゴマ、こんにゃくなど 繊維質が豊富ですが、最も不足しがちなグループではないでしょうか。お味噌汁にワカメをいれるだけで違います。ひじきなども常備しておくといいと思いました。


カウントできない食材

・調味料(但し、黄色に分類される味噌は除く。味噌は味噌汁として一品になるので黄色になるとの考えです)

・合成着色料(漬物に使われている黄色色素などはカウント外)

・100%以外のジュース類・お菓子

上記の様な食材は数としてカウントできません。


食事バランスガイド

食事バランスガイドとは2005年6月に農林水産省と厚生労働省より示された偏った食生活を改善するために何をどれくらい食べたらいいのかをコマのイラストで示したものです。1日分の食事をコマで表し、、1日分の食材目安量を”1つ(SV)”という単位で表す他、料理例も表示されています。コマは全体で主食・副菜・主菜・牛乳または乳製品・果物 の5つに区分され、水やお茶・運動・菓子嗜好品についてもイラストで表示されています。ただし、このバランスガイドはあくまでも健康な人の健康作り、食の基本を身に付けることを目的としているため何らかの病気で栄養指導を受けている方の参考にはなりません。

スーパーや食材パッケージにもこのコマのイラストが描かれていることがありますから、一度自身の食生活のバランスを見直すためにも参考にしてみてはいかがでしょうか?

全てを完璧にできなくても、意識しているのとしてないのとでは大きな違いがあると思っています。

参考:農林水産省