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ZEISS 4型(Model W) プラネタリウムの投影レンズ

ミュンヘンのドイツ博物館は1925年 世界最初の光学投影式プラネタリウム(ModelT)が設置された博物館です。
2025年の開館100周年のための改修工事中で一部フロアの展示を見ることが出来なかったが プラネタリウム100年企画展は見ることができました。
1923年製造のCarl Zeiss社製プラネタリウム ModelTは全体を透明ケースで囲んで展示してあり見学しにくかった。

ドイツ博物館のプラネタリウムは1960年 ZEISS Model Wに更新された。
Model W は戦後東西ドイツに分かれていた西ドイツZEISSでModel Uを改良したプラネタリウム。
Model Wも引退して展示されていた。
1926年発表のModel U は緯度が固定だったModelTから恒星球を南天と北天2つに分け緯度が変えられるタイプで、このモデルは
世界中の夜空を再現できる。
追加整備なしで世界各地へ納入できる。現在のプラネタリウムの基本形となった。
左写真はドイツ博物館のModel W型 2023年9月撮影


恒星球の表面は恒星シャッター(地平線以下に星を投影しない装置)が外されていてすっきりしている。


恒星球の投影レンズの一つがはっきり見えていてレンズ名とシリアル番号が読めた。
Tessar 1:4.5 f=112mm Carl Zeiss Nr 3968383 と刻印されている。
本家テッサーレンズ、1960年当時の単層コーティング、オールドレンズファンなら納得のレンズでしょう。 全天の投影のため一台のプラネタリウムに合計32本使われている。



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