国鉄時代の機関車を主としたページ DD54 特集
Type DD54, a diesel locomotive of JNR

福知山線 大阪−尼崎を中心に撮影した営業運転末期のDD54

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神崎川を渡る738レ

客車10両をつなぎ走行中の全景を真横から写した貴重な写真だと思う。
編成の長い列車が駅に停車すると後ろの客車がホームからはみ出るため、停車前に車内放送でその旨を案内していた。
乗客は線路の砂利上に降りていたが誰も文句を言っていなかった。
PENTAX SP 55mm Tri-X
1977年7月20日撮影


客車の先頭より

741レは大阪を17:52始発、冬はすっかり暗くなる。
ホームの明かりを頼りに、機関車次位の客車の幌越しにハーフサイズカメラで手持ち撮影。
1977年1月30日 大阪駅2番線 OLYMPUS Pen-FT 38mm

 741レは学校の帰りに時々利用した思い出のある列車。
 1970年代中頃の福知山線では本線の列車牽引にDF50, DD54, DD51の3形式が
 使われていてエンジン音で機関車を見なくても形式がわかった。



大阪駅2番線

角ばった顔立ち、前後非対称な側面
発車前の741レ DD54 32
1977年1月30日撮影



京都駅山陰ホーム

京都駅1番線の大阪側に付け足すようにあった山陰線は頭端ホームのため機関車の開放・連結作業を見ることができた。
1975年11月撮影 Canon Dial 35 Konipan-SS

長辺800pix画像の表示 / Other picture (115kB)

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工場地帯を行く上り列車

尼崎中央卸売市場付近を行く738列車のDD54 33
この区間は東西線との連絡のため尼崎駅配線変更後別ルートに変わった。
1977年5月撮影 PENTAX SP 55mm Tri-X



工場地帯を行くDD54 30

上の撮影場所より少し尼崎駅寄りにある左カーブを踏切より写す。
尼崎駅周辺整備で線路跡は緩いカーブのまま道路に変わっている。
1977年春撮影 OLYMPUS PEN-FT


尼崎駅を発車するDD54 24牽引の上り列車

午前10時過ぎ発の738列車はいつもDD54が牽引していた。
客車10両牽引で大阪駅へ向かう。しかし宝塚と尼崎では降車客の方が多いため車内はがらがらだった。
1977年4月撮影 PENTAX SP 55mm Neopan-F

列車全景の表示 / Other picture (70kB)


 尼崎駅へ進入するDD54 40

塚口駅から福知山線は上下別線に別れ、上りは左に大きくカーブして尼崎港線の跨線橋をくぐり、尼崎駅に進入していた。
尼崎港線の線路、築堤はなくなり、バックのビール工場は移転し、再開発用地になっている。 (2007年12月.記)

1977年4月撮影


 DD54 24 サイドビュー

尼崎駅にて1977年4月撮影

large picture (99kB)


 

DD54 33

738レ 尼崎駅北側にあった小さな改札口付近から写す。
青いナハ10系客車を牽引する姿はとても似合っていた。1977年5月撮影(2009年1月 記)



 DD54 28 を上から

加島陸橋より上り大阪行き 1977年5月撮影
PENTAX SP 55mm Tri-X
当時は容易に訪れられない場所で、週末の晴天なれど撮影者は私一人だった。
30年前と比べると東西線の開業で、近くに駅ができて訪れやすくなたが、 幾つかの電柱が太い電柱に変えられ、架空ケーブルが増えたため下り貨物線が写しにくくなった。 下り列車線横の道路に背の高い電灯線電柱が建てられ下り列車線が写しにくくなった。 下り貨物線の跨線橋バックに梅田の高層ビルが林立してうるさい背景になってしまった。


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 塚本駅を通過する738レ DD54 40 (1)

 1977年5月撮影
PENTAX SP 120mm Tri-X
左端のDD51牽引下り福知山線列車と高速ですれ違う。 



 塚本駅を通過する738レ DD54 40 (2)

 1977年5月撮影
約90km/hの高速で駅を通過する。
今では100km/h走行の電車は珍しくないが、腕木信号が使われていた単線区間を50km/h程度で走る客車の 走行音ばかり耳にしている福知山線利用者にとって尼崎−大阪の複々線区間を走る姿は別人(別DL)のようだった。
2008年12月 記



 ビルの谷間を通る DD54 40

 1977年5月撮影
PENTAX SP 120mm Tri-X
大阪駅より車庫へ回送中のDD54
バックは旧. 阪急ファイブ(現. HEP FIVE) 



 築堤を登るDD54

尼崎駅を発車した下り福知山線は右カーブの築堤で東海道線を跨ぎ北上する。
かつてC54も通ったこの築堤を走行する。
この線路は尼崎駅の配線変更でなくなり、今は集合住宅が建っている。
(2008年12月.記)

1977年4月撮影


 DD54 内部

交通科学博物館にてDD54 33運転室内窓よりSG4 蒸気発生装置と DMP86Z 1820PSエンジンを明り取り窓からの自然光で写す。
2009年6月 撮影 




 

移設作業

閉館した交通科学博物館から京都鉄道博物館へ移設・搬入中のDD54 33
2015年7月 梅小路蒸気機関車館より撮影 



参考資料:
鉄道ファン1977年5月号「特集:国鉄のディーゼル機関車」
JTBキャンブックス「DD51物語」2004年12月

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