コンパクトで明るい85mm。1995年ころ中古購入。
4群5枚ゾナータイプと思われるレンズ構成は3代前のスーパータクマー85mm F1.9と同じであることが参考資料(2)等から判る。
F2.8に絞り、カラーフィルムで青く明るい星の集まるプレアデス星団を写すと青にじみが少々目立った。
モノクロフィルムで使うと適度に滲み、美しい星野が写せると思われるが試していない。
A*F1.4の発売で短命に終わったが、同等のコンパクトで明るい軽望遠レンズはFA77mmF1.8、DA70mmF2.4へ引き継がれている。
(レンズ構成は変形ガウスタイプに変わっている)
絞り枚数=6枚、フィルター径49mm
開放では青にじみが目立つ。D-SLRで星野に使うにはF4.0まで絞る必要あり。
(2006年11月 記)
他社同クラスと性能を競ったレンズ。性能は十分良いが、レンズが重いためガイド撮影中に自重でずれて星像が流れないよう、
十分な強度の雲台にバランス良く取り付ける必要あり。
付属のフードは大きく丈夫な製品で大変気に入っている。1992年発売、2005年頃終了。
Aカメラ誌 1997年 診断室記事で、「すごいレンズだな」と、撮影した印画を見た診断室ドクターが賛嘆の声を上げたことが書いてある。
絞り枚数=9枚、フィルター径67mm
開放での像の乱れが少ない。フィルムカメラではF2.8で全面良像といえる。
タムロン製マクロレンズ。低分散ガラス使用で色収差が少ない高性能軽望遠レンズであることを期待して購入。
大きい! かつての200mmレンズ程度の大きさがある。
ピントリングの回転はバーニャダイアルのように減速され距離目盛が動く構造。
丁寧にマニュアルでのピント合わせができるが、マクロレンズのため無限遠での撮影は僅かなピントリングの回転で星像がボケてしまう。
うまくピントが合った時の微光星の写りは(旧設計のレンズと比較するのは不公平ですが、)今まで使ってきた軽望遠レンズの中で最高にシャープな写りです。
開放ではAPS-C画面の周囲でも周辺減光がわかる。
2012年末発売(F004)。2016年手ぶれ補正を向上したマイナーチェンジモデル発売(F017)。
絞り枚数=9枚、フィルター径58mm
コリメータテスト像 / pinhole star images
1986年 A35mmと共に新宿Yカメラで新品購入。
A100mmで思い出のショットは百武彗星です。カメラのファインダーで彗星の尾を見ながら構図を決められたのは彗星撮影で初めての体験だった。
写りも上出来だった。
絞り枚数=6枚、フィルター径49mm
レンズ構成はF2.8クラスの軽望遠に良く使われていたゾナータイプ
フードが内蔵されてコンパクトなレンズは扱いに良いが、コンパクトなフードはお粗末過ぎて役に立たない。
上に向けると勝手にフードが縮む。星野撮影時はメタルの古い標準レンズ用フードを使っている。
(last edit 2007.01)
ニコンのマニュアルフォーカスレンズ。 Canon EOS 60Da での星野撮影用に中古購入。
このレンズは以前からの105mm F2.5の新設計として1971年発売。
以後、鏡筒のマイナーチェンジは数度あったが、レンズ構成は変わらず約30年間販売されていた。
所有する NIKKOR 105mm F2.5 は最後期型と思われる。
PENTAX A100mm F2.8とはレンズ構成が異なるクセノタータイプ。 絞りF4.0で、良好な星像が得られる。
EOS 60Daライブビューで恒星でのピントを観察すると、レンズを上に向けていると自重で僅かにヘリコイドが勝手に回るので、
ヘリコイドリングと鏡筒の隙間にプラ板をブレーキ板として入れて使っている。
絞り枚数=7枚、フィルター径52mm
PENTAX SPに追加した初交換レンズ。望遠を1本購入する際105,135mmと比べ、F2.8の明るさがあり、
49mmフィルターが使える中で最もfが長いということで選んだ。
全金属製の鏡筒とフード、今で言えばリミテッドシリーズ並みの高品位な作りである。
絞り枚数=6枚、フィルター径49mm
開放では色収差、口径食が目立つため1絞り絞る必要あり。
他メーカに無い焦点距離のレンズで、天体写真には星見登山に適していた。
200mmに近い焦点距離、135mm/3.5と変わらないコンパクトさがセールスポイント。
コンパクトでポータブル赤道儀にベストマッチ。カメラとレンズが重たいN社製に比べ軽量な写真赤道儀ができる。
内蔵フードはA100mmより良い。
絞り枚数=6枚、フィルター径49mm
開放では色収差が目立つが1クリック絞ると良像になる。
デジタル一眼用標準ズーム。鏡筒に"ASSEMBLED IN VIETNAM"と記されている。フィルム一眼につけると広角域では四隅がけられる。
絞りリング無し。
フィルターサイズが汎用性の高いφ52mmなのはうれしい。
絞り枚数=6枚
開放F値が暗いのとデジタル専用仕様のため開放から使える。
天体に使うとすれば所有の単焦点レンズとダブらない広角側のみだろう。コリメータ像は広角側が良かった。
鏡筒はプラスチックでマウントのみ金属。フィルター取り付けねじは頻繁にフィルターを交換するとネジ山がつぶれる恐れあり。
Canon APS-C 一眼用標準ズーム。 鏡筒はマウント部までプラスチック製。 フィルターサイズ φ58mm
絞り枚数=7枚
2017年4月発売。開放F値を4.0に抑えることで従来モデルより小型化。
f=18mmで鏡筒は最も短い。長焦点側で使用時にレンズ先端を押さえると勝手にズームが短くなりやすい。
ピンホール像は四隅で放射方向に流れる。星野実写で、中央の広い範囲は大変シャープに写るが、
四隅は放射状に流れることが確認できた。周辺減光は少ない。
1990年代にAFフィルム一眼レフbodyとセットで販売されていた量販用標準ズーム。
定価自体が安かったのを中古で数千円で購入。あまりにも手頃な価格で売っているのでびっくりした。
レンズ構成が同じでMF用のA、レンズ名がFAになったAF用、銀色/黒鏡筒と多くのバリエーションが当時のカタログで確認できる。
鏡筒はプラスチックでマウントのみ金属。最終バージョン?のFAはマウントもプラスチックになり、より軽くなっている。
それまで旅行用に使っていたA-zoom 35-70mm F3.5-4.5 はコンパクトだが逆光撮影でフレアが写り込むことがあった。
画角の直ぐ外に太陽があると鏡筒内で反射しているのがレンズ後部から確認できる。
このF-zoomはゴースト、フレアが発生しにくい。本体重量が軽いのもうれしい。A-zoomからの更新で使っているが時代がデジカメに変わり出番が減ってしまった。
全体の長さはf=50mm付近で最短。ズームでピント位置が変わる。
距離目盛はf=80mmの場合のピント位置を表わしており、f=35mmで無限遠のピント位置は距離目盛2m付近になる。
目測で距離目盛を使っての撮影には使えない。コリメータ像はFが暗いため1絞り絞ると良い像になる。
フィルター径49mm、絞り枚数=6 (2007年3月 記)
デジタル一眼用望遠ズーム。鏡筒に"ASSEMBLED IN VIETNAM"と記されている。
鏡筒はプラスチック製でマウント部のみ金属。絞りリング無し。
小型軽量。量販効果で中古品を安く入手できた。
フィルターサイズは汎用性の高いφ52mm。絞り枚数=6枚
開放F値が暗いのとデジタル専用仕様のため開放から使える。
f=50mmで鏡筒最短。ズームで鏡筒がどんどん伸びる。ズームによるピントずれは少ない。
コリメータ像はズーム中間付近が良かった。(2009年5月 記)
6x7版用引き伸ばしレンズ。
デジタル化で引伸ばし機を使わなくなったが過去にペンタックスで販売していた純正アクセサリーを組み合わせることで撮影に使える。
カメラボディ側から、ヘリコイド接写リングK,マウントアダプターK,ライカマウントアダプターA
この組み合わせで無限遠まで合焦できる。
絞り枚数=8枚
テッサータイプのレンズ構成
6x6版用引き伸ばしレンズ。1970年に地元商店街の写真店で購入。
当時は地方の店でも現像液、印画紙など写真用品を販売していた。
安価だったが6x6版の引伸ばしで周辺のピントが悪いのに気付きがっかりした。
しっかりした金属鏡筒、円形に近い絞りは良心的作りです。
コリメータテスト像は中心はシャープですが、APS-Cサイズでも周辺像は放射状になっている。
ボケの写りは美しいので周囲をぼかして写す被写体に使って楽しめます。
絞り枚数=10枚
トリプレットタイプのレンズ構成
ケンコートキナー製ACクローズアップレンズはレンズ構成1群2枚のアクロマートレンズ。
低倍率目視用の望遠鏡対物レンズとして使える。注意点はレンズの向きを間違えないこと。
左の製品写真の下側(オスネジ側)を接眼部の方に向けて鏡筒に取り付けること。
逆向きに付けるとねぼけた像になる。No.3(f=330mm) No.4(f=250mm)どちらも望遠鏡に使って良く見える。
ACクローズアップレンズ直焦点での恒星像をPentax K-5で撮影。テスト星はこと座ベガ
テストしたNo.3レンズは焦点像が偏心して写っている。