作成日 | 最終更新日 | マビノギのバージョン(作成時) |
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2005年5月29日 | 2005年6月16日 | 35 |
「私」は、オープンβテストの開始日である 2005年3月16日(水曜日)に作成されたプレイヤキャラクタだった。
2005年5月21日の「加齢」で「私」は、20歳となった。
次の週の水曜日である 2005年5月25日になると、 NPC「ナオ」から「特別なプレゼント」を受け取ることができた。
2005年5月27日、私は、「私」を転生させることにした。
現時点において、転生については、すでの多くの情報が出回っていた。
私は、
転生に関する情報のほとんどをナオとの会話によって得ることができることを知った。
前述のナオのセリフにもあるように、「転生」画面において、 「最後にログアウトした場所へ移動」を選択しなかった場合には、 「精霊の森」にもどる結果となることが知られていた。
私は、「精霊の森」にもどってみることにした。
また、転生を行うと、装備が外されてしまうことが知られていた。
私は、予め、ローブと靴以外は、インベントリ内に収め、
さらに、空きブロックも確保しておいた。
今回の転生には、「プレミアムキャラクターカード」を用いたため、 「私」も「プレミアムニュービーウェア」を得る結果となった。
装備といえば、手に装備するものだけは、「ネコ手」にしてみた。
現時点の「私」は、「防御力」や「保護」という観点で、
ネコ手と同一性能の装備しか所持していなかった。
ならば、当面は、ネコ手でもよいという考えだった。
NPC「ティン」と会話を行うと、 興味深いセリフを見ることができた。
「ソウルストリーム」とは、ナオのいる場所のことだった (これについては、ナオとの会話によって知ることできた)。
MMORPG「マビノギ」において、 「トゥアハデダナン」(「トゥアハ・デ・ダナン」と表記されることもある)とは、 かつて「モイトゥラ戦争」を勃発させ、「女神モリアン」の加護の下、 魔族を「エリン」から退けたという人類の一族ということになっていた。
一方、「ソウルストリームから来た人たち」は、 「ミレシアン」と呼ばれることもあるようだった。
(「トゥアハ・デ・ダナン」や「ミレシアン」を神話どおりの意味に解釈すると、 NPC が不老である理由やプレイヤキャラクタが不滅である理由を 一応こじつけることができるようにも思えた。 しかし、私記の主旨を逸脱するので、言及しない方針とした。)
会話を終了させようとすると、次にような展開となった。
私は、外見が白色の「色指定染色アンプル」を選択した。
染色を試みると、本当に白色であることがわかった。
「キャンセル」を選択すれば、何度でも試すことができるようだった。
しかし、現在のところ、「私」には、使用する予定がなかったので、
もし、必要な方がいらっしゃれば、有償提供させていただく方針とした。
なお、通常の「染色アンプル」については、 外見の色彩が効果に関係しないことがわかっていた (参考:「マビノギの私記 33」)。
ティンから離れ、新規作成の時点では、入ることのできなかった領域に踏み込むと、 何やら戦闘中のプレイヤキャラクタが見えた。
相手は、「ライトガーゴイル」だった。
どうやら、この場所には、ライトガーゴイルしか湧かないようだったので、
素直に「ティルコネイル」に進むことにした。
私のような普通の者が 10歳のプレイヤキャラクタで
ライトガーゴイルを相手に経験値を稼ぐのは、困難であると判断したためだった。
いずれにしても、レベルアップや加齢によって得た基本能力を失ったため、
前日までのような調子で戦闘を行うことはできないと予想できた。
基本能力値といえば、転生を行ったため、 「転生した」というタイトルを得ていた。
しかし、すでに獲得している「10歳で熊を倒した」にくらべると、 効果が劣るため、使用しないこととした。
ティルコネイルに進むと、 私は、「墓場」に行き、試しに、「白クモ」を攻撃してみた。
楽に倒すことができた。
次に「赤クモ」を攻撃してみた。 これも楽に倒すことができた。
このまま、勢いで、「アルビダンジョン」を攻略してみた。
意外にも、1 度も「行動不能」にならずに、最深部まで辿り着くことができてしまった。
かくして、「エンチャントスクロール」や「魔法の粉」などを得ることができた。
そこで、ネコ手にエンチャントを行うことにした。
私は、愕然となった。
私は、ネコ手にエンチャントを行うことができないことを知った。
次の画像は、ナオと転生後の「私」との体格の差を比較したものだった。
2005年5月28日の「加齢」で、「私」は、すでに 11歳となっていた。