秋祭りの舞台は『飽波神社』・その1
- 祭りの裏方さん、構成員の話
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もともと旧藤枝地区のお祭りであるため、現在の藤枝市の他地区住民が、直接お祭りに参加することは難しいのは事実。 単に「他地区の住民だから」という理由では決してないと思います。 その気になれば参加は可能ですが、やはり腐っても歴史のあるお祭り!!それなりの"伝統"や"しきたり"があって、当日に衣装をつけて、ホイホイというわけにはいきません。
お祭りのためには色々と準備が必要で、当然参加するには、本番当日のメインである「地踊り」もマスターしなければなりませんし、衣装も既製品の法被を着て参加というわけにはいかないのです。 地区ごとにお揃いの法被や、襦袢、帯飾り物などなどを事前に注文したりと、準備だけでも結構な出費があります。 実際お祭りにはまだ2ヶ月以上ありますが、「山車」所有の旧藤枝の各地区では、既に準備が始まっているのです。。。
お祭りを盛り上げているのは、勿論「山車」を引き回している旧藤枝各地区の参加者ですが、各地区とも参加者を年齢で区切って分けています。 大きく分けて、4つの年齢別グループに分けられています。 「大老」「中老」「青年」「子供連」の4つです。 基本的にお祭りの運営は、「青年」が主になって進めます。 そのお目付け役と裏方的にサポートをしているのが「中老」で、「大老」はいわば相談役的な存在です。 「子供連」は小学生以下の子供達が受け持ちます。 各グループの年齢制限は、地区ごとに若干の違いがありますが、「子供連」はどこも小学生以下です。 「青年」は中学生から40歳くらいまで。 「中老」は40〜60歳、「大老」は60歳以上、とこんな感じです。
「青年団」の構成を紹介しておきますと、リーダーは「青年団長」で各地区1名、その補佐をするのが「副団長」で各地区2〜4名ほど、「会計」担当が各地区2〜3名、「交渉員」が各地区1名、その他、子供の世話をする係りですとか、連絡員、警備係りなど地区によって違いはあれど、青年団は組織化されて、各々の役割を持って、お祭りの準備から当日の運営まで行います。 「中老」の組織も「青年」同様に決められていて、各々の係りが「青年」と連携して仕事をします。