舞台は『八坂神社』(掲載:2001.08.03) 

小学生は大いに祭りを楽しむ 「少子・高齢化」の波は藤枝地区をも襲っております。 今回のお祭りでも世帯数の少ない地区は、それに比例して子供の数も少なく、昔(我々が現役のころ)と比べると少し寂しい感じが否めません。 子供たちの様子も、最近はかなり変わってきました。 それでも小学生からは、それなりに地区の仲間とお祭りを楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。 中学生はだいぶ昔とは違ってきているようです。。。 先ず「神輿」をあまり担ぎたがらないのです。 体型は昔の日本男児よりも、遥かに身長・体重とも平均を上回っているはずですが、体力が無いのでしょうか??すぐにバテてしまうようです。 昔のように「神輿」を練りまわして威勢良く歩くことはしないで、「掛け声」を出すのが楽しいようです。

ワッショイ!「神輿」を練る 世帯数の少ない「長楽寺」は、本年は中学生の数も少なく、「神輿」を出すことを諦めました。 残念なことですが仕方ありません。(>_<) 「西益津」地区の「長楽寺」を合わせれば、そこそこの人数になるとは思いますが、学区が違うとなかなか"ホイホイ"と「ンじゃ〜、御一緒に・・・」とはいかないようです。 「白子」と「下伝馬」も今回は不参加の危機でしたが、この2地区は商店街が繋がっていることもあり、合同で"一基の神輿"を出すという初めての試みが行われました。 「左車」も中学生が10人程で、男子は4名と「神輿」を担ぐには少々大変な人数でしたが、地元の保護者PTAや青年団が連携して、青年団が「補助」をしての参加となりました。

 ・・・が、これが意外にも「伝統を語り伝える」という観点では、ナカナカ良い効果があったようで、「神輿」の担ぎ方や練り方&本当(?)の祭りの楽しみ方などを、直に現役の中学生と話しながら、我々もまた昔を思い出し懐かしむ〜みたいな空気を醸し出し、お互いに楽しみながら貴重なひとときを過ごすことが出来たのです。 中学生も最期まで、大きな掛け声と「練り歩き」をしながら頑張りました。 時代が変わって、どんどん新しいものが産まれていくことは良いことかも知れません。 しかしこのような「伝統行事」はそれを経験してきた「大人」が、やはり直接子供たちに教える事も大事なのではないでしょうか??? 今回はそんなことを痛感いたしました。。。ページTOP

<回想>久しぶりの夏祭り 

女神輿だ、オラァ〜退けどけ 中学生の頃に、よそ者にも関わらずマンキからお誘いがあり、初めて参加させて貰った"夏祭り"。 本番前の数日間は、まず「神輿の掃除」から始まりました。 学校が終わってから公民館に集まり、御神輿の屋根や神具を「ピカール」で磨きます。 参加する時間が長くなるにつれ、普段は話すことのない他地区の先輩・後輩とも仲良くなり、自分の世界が少し広がったような、何か得したような記憶があります。

 大人との言葉のやり取りも楽しかった〜。 最初は提灯(ちょうちん)の持ち方が違うだけで「バカヤローッ」て怒られて、瞬間(嫌だな。。)とひるんでしまうモノの、後で一生懸命教えてくれるオジサンを見て(なんだ、怖くないジャン)って急に親近感が湧いてきたりして。 掃除に手間取ってトンでもなく夜遅い時間になったりすると、「腹減ったろ」なんてカツ丼をおごって貰ったりもしたな。

 「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」→「清めて賜う(きよめてたもう)」(マンキ〜、漢字間違ってるか?) ・・・この言葉のやり取りをひたすら繰り返し、三日間の祭りが終わる頃には声は「ガァガァ」アヒル声。 でも何処かこのアヒル声が自慢げで、喋らなくても良いのにわざわざ人に話しかけたりして、、、 ウ〜ン、懐かしいですね!

 物凄く久しぶりに帯同してみた今年の御輿行列。 ほんの一日の事でしたが、上述の記憶が一気にフラッシュバックしてきました。

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さぁ、急げ!アイスが待っているゾ 最近の"お天王さん"のお祭りは、昔と比べて本当にサッパリ?した感じがしました。 出店が少なくなったのですね。 相変わらず"葉梨街道"は歩行者天国で開放して貰えますが、あれだけ所狭しと並んでいた当時の出店のイメージはなく、八坂神社に入る枝道に十数件(も有るかな?)が残るだけになってしまったようです。

 神輿も女性陣の活躍の方が目にとまりました(我々が現役の頃は、女人禁制的な雰囲気がまだ残っていたのですヨ・・・相撲界の土俵と似たようなモノかな?)。 担ぎ手の威勢も周りの掛け声も、女の子の方が"祭り"らしいんだモノ。。。 女性を差別化する様な意図など微塵もありません。 ただ、、、ただ昔のように男性陣の"男気"を肌で感じられなかった寂しさが、異様に、強烈に印象に残ってしまったのだなぁ。ページTOP

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