乗車記録 〜100回目のおんもへ〜
          その5:猛暑の南東北に国鉄グルマを訪ね 2008.7.18−20
1〜2日目は「きたぐに」で降り立った新津から若松〜郡山と磐越西線を旅し、米沢へ。
3日目のメインは朝の米坂線撮影。その後新幹線で一気に岡山へ帰ります。


2008年7月20日(日) 天候:曇り

おはようございます。昨日の暑さと疲れで、あやうく二度寝するところでした。
ホテルの部屋でパンと牛乳を食べ、5時40分にチェックアウト。
外はすっかり明るくなっていますが、低い雲がたちこめています。
岡山などに比べれば遙かに涼しい朝です。

(左)米沢駅。                               (右)日曜朝6時の米坂線ホームはご覧の通り鉄だらけ。

観光地とはいえ、朝6時にしては駅に人が多い気がする原因はもちろん米坂線。
鉄分が非常に濃い朝です。
始発の坂町行き1123Dは原色キハ52+新潟色キハ47の2連。
キハ52の方は全ボックス「鉄」で満員。多くは坂町までの「乗り鉄旅行者」のようです。
定刻に米沢を発車しました。

米沢駅 06:03
 ↓      1123D
萩生駅 06:45


エンジンが米カミンズ製(最大330ps)に換装されており、音とパワー感がオリジナルのDMHエンジンとは
全くの別物である事は残念ですが、ぱっと見た目は国鉄ディーゼルカーそのものです。
※米カミンズ…「米」は「米沢」ではありません。あしからず(アホ)

国鉄一般ツートンのキハ52に、首都圏色(タラコ)のキハ47が新潟色に混ざって健在の米坂線ですが、
いよいよ今年秋以降の新型車置き換えが決まりました。
その影響か、3連休の中日にあたるこの日は、沿線の撮影者の姿を多く見かけます。

(左)キハ52の車内は明らかに客層が違います(笑)      (右)米沢盆地は緑のじゅうたん。

成島付近の田んぼが開けた付近では10数名が三脚を並べていましたし、
列車交換で国鉄色とタラコが並ぶ羽前小松ではホームに多くの撮影者がスタンバイしていました。
羽前小松で交換。国鉄色同士が並ぶ。

かくいう作者も、朝のキハ運用を効率よく撮影するために、始発列車の乗客となったのでした。
萩生で下車。いよいよ今日の最初にして最大の目的、米坂線キハ撮影が始まります。
乗車していた1123Dは、次の羽前椿で1122Dと交換しますので、10分後には萩生にやってきます。
その1122Dを撮影するため、駅から東500mほどの所にある県道陸橋へ、作者ともう一人
「撮り鉄くん」が下車し、急げ急げ。
萩生駅でキハ52を降りる。

何とか間に合い、まずは陸橋下の地べたから望遠レンズで撮影。
晴れていれば線路の南側から順光撮影出来ますが、曇っているので北側から。
キハ47+52+47の1122D。

先頭がタラコで後ろ2両が新潟色の3連。
せっかくこの地を訪れたからには、国鉄色に混ざってもちろん新潟色も撮影したかったので、
いきなり希望通りの展開に。

次は陸橋に登り、1125Dを撮影。
陸橋の上はこんな感じ。西側のみ歩道があります。

1125Dも羽前椿で1124Dとして折り返してくるので、約30分の間に2回撮影できます。
この後の1127→1126Dも同じパターンです。
萩生で一緒に下車した東京からの撮り鉄くんと話をしながら、国鉄ツートンのキハ52+タラコのキハ47で
やってくる筈の1125Dを待ちます。
運用を知っている車移動の撮影者が乗り付けてきて、6〜7名での撮影となりました。

陸橋より。1125D。


後追い。晴れていればこのアングルが順光となります。

国鉄色同士のこの運用がやはり一番人気のようです。
折り返しの1124Dは陸橋の北側から撮影しました(下の2枚)。


その後、撮影者は散開。作者は次の移動も兼ねて、線路際の田んぼあぜ道を東に歩きながら、
やってくる列車をポツポツと撮影し続けました。

1127D〜1126Dは田んぼの真ん中で。

新潟色もふだん目にする事が無いので新鮮です。
9時前に通過する坂町からの1128Dを米坂線と山形鉄道の分岐点付近で撮影し、
都合4運用の走行シーンを撮影できました。

(左)1128Dは新潟色同士の2連。      (右)後追い。バックに見えるのは山形鉄道の合流点付近にある詰所。


天気は良くなかったですが、その分アングルの自由度もありましたし、
日が差さずに気温が上がらなかった事は歩き鉄にとって助かりました(とポジティブな考え)。
撮影終了後、少し北にある山形鉄道の時庭駅へ向かいます。
米坂線を待つと効率が悪くなるので、山形鉄道を乗り鉄してみる事にしました。
かつての国鉄長井線時代には乗り潰しが叶わなかった路線です。
時庭駅。再び訪れる日があるだろうか…

時庭駅 09:26
 ↓      山形鉄道フラワー長井線 205D
荒砥駅 09:52


駅の待合室で、朝露にぬれた靴を拭き、靴下を履き替え、205Dを待ちます。
10分ほど待つと、定刻通り205Dが入線してきました。
時庭駅に入線してくる205D。

YR−880型の単行キハはなぜか?満員。
と思ったら次の長井で殆どが下車し、一気にガラガラに。過疎ローカル3セクらしい佇まいで
終着の荒砥まで、あやめ公園、白兎、鮎貝、四季の郷、といった綺麗な名前の駅に停車しながら、
コトコトと走りました。

(左)ドラマ「鉄道捜査官」のロケで使用された山形鉄道。車内には松平健さん沢口靖子さんのサインが。
(右)ロケシーンの写真が車内に飾られています。作者は学生時代少しファンでした(照)


立派なトラス橋の最上川鉄橋を渡ると、終着の荒砥駅に到着。

(左)五月雨を集めて早し最上川。日本三大急流ですが、この付近ではそんな感じではありません。
(右)荒砥駅の車止め。作者はかつて多くのローカル盲腸線を訪れるたび、車止めを撮影して歩いたもんです。


30分の折り返し時間がありましたが、予想に反して時間を潰せるような場所やお店などが
全く無いのには閉口。

(左)駅舎はきれいで立派なんですが。  (右)駅前風景。終着駅なのにお店も何にもない!

下車した観光客らしき家族連れも、委託の駅員のおじいさんと
「どこか観光できるとこはありませんか」
「うーんこの辺りは田舎なんで何も無いですなぁ」
「紅花が咲いているのを見たいんですけど」
「紅花はもう時期が終わってるんでありませんよ」
「えーっつ!」てな、どっちもどっちなやり取りをしています。
とにかくのんびりしていて、記念の硬券入場券を買うのに3分以上かけられてしまいました(苦笑)
結局何もする事がなく、折り返しの210D車内で待機。
ウテシ氏も暇をもてあまし?ホームの自動販売機でジョージアを買って飲んでいました。

(左)山形鉄道の車窓からは緑のじゅうたんが広がる。  (右)白兎駅。名前の由来は何でしょうか?

荒砥駅 10:21
 ↓      山形鉄道フラワー長井線 210D
今泉駅 10:53


210Dは荒砥を定刻通り発車。各駅で少しづつ乗客を拾いながら、米坂線乗り換えとなる今泉駅へ到着。
作者はここで下車。山形鉄道では今泉−赤湯間が未完乗で残りましたが、またの機会に持ち越しです。

(左)今泉駅舎。   (右)今泉では列車交換がありました。超満員で今泉に進入してくる「快速べにばな」。

今泉駅 11:04
 ↓      3822D 快速べにばな
米沢駅 11:35


新潟から来た快速べにばな、1両目が全ロングシートの赤白新潟色のキハ40で、
2両目が独特の前面補強が特長の原色キハ52−127。
当然というか予想通りというか、キハ52の方は通路まで身動きできないくらい
鉄と一般観光客、旅行者で埋まっています(驚)
皆さん新潟や坂町からこんな状態で米坂の峠越えを旅してきたんかな…ご苦労な事です…
そんな状況ですから、迷わず座れそうなキハ40へ。
こちらも途中駅から立ち客が出る盛況ぶり。米坂線の注目度の高さが伺えました。
約30分後、米沢へ到着。半数以上の乗客は下車後のホームで「撮影会」を行っておりました。

(左)米沢駅。   (右)山形新幹線とキハ52がホームを挟んで並ぶ。この地ならではの光景。

さて、米沢で密かに撮ってみたかった1枚がコレ。
ただのホームですけど…?

実は、前回訪れた’84年4月3日、同じくお昼前の米坂線(当時は急行べにばな)で米沢に着き、
板谷峠越えの奥羽本線に乗り換えた時の撮影がこれ(↓)
福島行きEF71+50系 昭和59年4月3日撮影

実に24年ぶりの訪問です。
この時の旅行は、作者と友人計3名で行った、初めての本格乗り鉄旅行で、
青春18きっぷを使い2泊3日で出来るだけ遠くに行こうという趣旨で、岡山からはるばる訪れた時のものでした。
(1泊目:上野→長岡夜行、2泊目:新宿→塩尻夜行(列車自体は長野行)

自分にとって鉄道趣味のルーツがここにあると言っても過言ではありません。
しばし感傷に浸ったあと、山形方面行きの車中の人となりました。

(左)現在の奥羽本線は標準軌化された701系と719系が普通電車として走る。 (右)米沢駅ホームでは名物駅弁が売れています。

米沢駅 11:48
 ↓      437M
高畠駅 11:57


標準軌となった奥羽本線。乗車した437Mは719系の4連。
田んぼが広がる田舎風景の中を凄いスピードで走っていきます。
インフラは一応「新幹線」ですが、やっぱり違和感ありますな…
10分後、今回の最遠目的地の高畠に到着しました。  
※新幹線開業前は「糠ノ目駅」と名乗っていました。
ここは駅舎内に温泉があります。

(左)(右)高畠駅。駅舎という粋を超えた立派な建物です。

ここも駅前には何もありません。新幹線停車駅なのに…
高畠駅前にお店が一軒もなく、風景は道の駅レベル。

という事で、名物の駅内温泉へ入る事にします。料金は300円。
入ってみると、アルカリ単純泉のさっぱりしたお湯です。
ただ、お湯がとにかく熱い!昨日泊まったホテルの大浴場でも思いましたが、
東北の方は熱めのお湯が好きなのか?
(どちらも西日本の温泉ではあり得ないくらいの温度でした)
サーッと汗を流す程度で、さすがに長湯は無理でした。

お風呂から出た後、構内に隣接する食堂へ入りました。
駅前には何もお店がなく、構内の売店もお弁当のようなものは見あたらなかったので、
道の駅風の食券&半セルフ式食堂を利用することに。
とはいえ、めぼしいメニューもなく、ビーフカレー。600円。
食券を渡して注文すると、奥でレンジがブオーンと動き出す音が。
まぁそんなもんでしょう(悲)。
ところが出てきたカレー、レトルトである事は疑いなしにしても、相当な辛口で、
そのうえ入っている肉(シチューカレー用角切り牛肉)の量が半端じゃない!
出来たカレーに後から別途煮込んでおいた肉をごろごろ入れたのか?と思うくらい
さすが畜産の本場、良いお肉が安く手に入るんでしょうか。
この地でビーフカレーを名乗るからには一見の観光客相手が主体の駅カレーとはいえ、
下手なものは出せないのでしょう。これはちょっとしたサプライズでした。
牛肉たっぷりのカレー。600円の元は取れています。

食後、構内売店でお土産を物色。
出発前に希望されていたのは会津若松でのお土産でしたが、昨日は地震をはじめ色々あって
予定通り動けなかった事もあり、駅や町中での時間が取れず何も買えなかったので、全てこちらで購入。
さくらんぼやラフランスのジャムや入浴剤、和牛のジャーキーなど、今回は(今回も?)
小物ばかりです。作者の周辺には小物に弱く、
「安物買いの銭失い」的なキャラクターが多いもんで(←イカンがな)
因みに、今脚光を浴びている来年の大河ドラマ「天地人」の直江兼嗣関連グッズなどは
まだ見あたりませんでした。
(左)帰りの足となる東京行き「つばさ116号」が入線。

高畠駅 13:34
 ↓       つばさ116号
東京駅 15:56


ここからは帰路。約1000キロ以上を大砲2発でドカンドカンと移動する事になります。
ちょうど下りの「つばさ」が先に入線し、「つばさ116号」との交換となりました。
どう見ても在来線の駅風景に新幹線車両が走る。ふだん西日本に居る人間にとっては違和感ありますが、
東北ではこれがもう見慣れた光景になっているんですね。
つばさは定刻通り高畠を出て、長い帰路が始まりました。
さすが新幹線車両、びゅんびゅん飛ばしていきます。
なお、前夜に続き今回も乗車車両は400系でした。

前夜宿泊した米沢を出ると、いよいよ作者にとって24年ぶりの板谷峠。
関根駅を通過すると、山が壁のように左右から迫ってきて、みるみるうちに新幹線の速度が落ちていき、
モーター音の唸りが上がってきました。
JR最急勾配の峠にいどむ新幹線!って画質悪すぎ。

大沢−峠−板谷−赤岩(米沢側より)4連続スイッチバック駅があったこの板谷峠。
現在は新幹線規格でSBは姿を消し、各駅ホームも若干移転ましたが、スノーシェルターや引き上げ線をはじめ
施設は意外にも原型をよくとどめており、列車(今は電車ですが)のスピードが異様に速い点を除けば、
24年の時が経っているにしてはさほど違和感を感じません。
(訪問前は、殆ど面影が残っていないのかと思っていました)
車窓から見た峠駅付近。ここは思い出の鉄橋なのです。

車窓から見た峠駅付近のカーブ鉄橋。
24年前、ここで485系「つばさ」を撮影していました。昨日の事のように覚えているなぁ…
という事で、ここから3枚は過去の懐かし画像。
新幹線軌道化など想像だにしていなかった国鉄末期。
家にあったフジカの38ミリコンパクトカメラを借り出しての「ガキ鉄」ですが、生意気にも(笑)なかなか良く撮れています。




これは峠駅にて。オハフ61を先頭に後ずさりでスイッチバックのホームに入ってくる普通列車。
当時名物だった「ちからーもち力餅!」の立ち売りオジサンも写っています。


峠〜福島間を乗車したオハフ61の車内。車内に他に誰もいないのをいい事に、鎧戸を全て閉めて撮影しました(笑)。

庭坂の大カーブ。かつては名撮影地でしたが。

板谷を過ぎ、サミットを超えると、力強く峠を駆け下りていき、庭坂の大カーブを過ぎると
かつてEF71やED78といった赤ベコたちがねぐらとしていた福島機関区があったであろう空き地を
眼下に見ながら、東北新幹線の線路が寄ってきて、福島到着。

ここで「つばさ」の前方に仙台からの「Maxやまびこ」を併結。
在来線では当たり前だった優等列車の分割併合は、宇多津駅などで現在も見られますが、
新幹線となるとやっぱり感覚が違います。

福島発車後、車販ワゴンが回ってきたので、ホットコーヒーを購入。
東北新幹線の名物
「上下列車で味が異なるコーヒー」を冷房の効いた車内ですすります。
値段は東海道・山陽で飲むのと同じ300円。
今回は上りでしたが、下りは飲んでいないので味の違いは分かりません(笑)

フル規格の東北新幹線内に入っても、田んぼと山々の緑が車窓の中心。のどかな南東北の風景を見ながら、
列車は東京に向けて高速で南下していきます。
郡山、宇都宮と停車していきますが、これらの駅に停車する際には、は違う東北新幹線のもうひとつの名物、
というか特長である新型ATCシステム
「DS−ATC」の効果を体験できます。
高速走行状態から減速→駅に停車するまでの間が一元的で非常に滑らかです。
いつも乗っている東海道・山陽新幹線だと、駅が近づくと例えば減速170→惰行→減速120→惰行 と階段状に
ぎくしゃくと減速していき、いかにも停車駅に近づいています、という感じがしますが、東北新幹線の場合は
車内放送を聞いていなければ、さっきまで高速で走っていた列車がいつの間にか減速してホームに滑り込んでいた、
という感覚。快適度の違いは大きいです。
山陽でも、老兵0系の引退後にはぜひこのシステムを導入してもらいたいものです!

いつの間にか、「つばさ」は大宮に到着。大宮から先は埼京線と併走し、大都会の景色の中を走ります。
さいたまスーパーアリーナ、鉄道博物館…この辺りはいわゆるビッグな「箱モノ」が増えた地域でもあります。
荒川を渡る。

東京には定時到着。山形県ののどかな温泉からわずか3時間弱で日本、いや世界的大都会のど真ん中に
移動できてしまうのは凄いもんです。

東京駅は連休中とあって、当然ながら凄い人。
まずは、とりあえず今まで撮影した事が無かった、丸の内口の赤レンガ駅舎を撮影にいきます。
再開発が迫る丸の内。この光景はいつまで続くのか

乗り替えの「のぞみ85号」までは3時間の余裕を持たせています。これは偶然ではなく、意図したもの。
行き先は決まっています。赤レンガ駅舎を撮影後、長距離きっぷをICOCAに持ち替え、
大急ぎで京浜東北線の乗客となります。

東京駅 16:**
 ↓      京浜東北線
田町駅 16:**


南方面に4駅目、田町駅で下車。急いでホーム北端へ。既に先客が4名。三脚も2本。
「鉄」なら既にお分かり、そう、「富士・はやぶさ」の撮影です。

狭いホーム端は同じ電車で来た同士2名を加え、人と三脚で満員となりました。
その後も電車が着くたびに続々とカメラバッグ片手の人が続々と。
品川から東京駅への回送時刻が17時15分頃。本番は18時10分頃ですが、
16時半の時点でもはや身動きが取れぬ状態(一度脱出するとポジションが無くなる!)になり、
ひたすら苦しい体勢で待ち続けました。その結果がこの2枚。

東京への回送後追い。ブルートレインは走り去るこの姿が格好良い!


「本番撮影」九州へ向けて走り始めた1レがやって来ました。実は右から3本目の京浜東北が手前側にフレームアウトした直後で、
かつ撮影直後に反対方向からの東海道線電車(1レのすぐ左)が被ったので、奇跡的なクリアラップだったのかも?

昨年来の報道や噂の通り、東京〜九州の寝台特急の将来は明るくありません。
旅の途中、この機会に満足いく撮影が出来て良かった…

撮影後、田町駅改札を出たところで新幹線を1枚撮影。
その後山手線で東京駅に戻ると、そろそろ薄暗くなってきました。
300系。初代のぞみ型のこの車両ですら、既に廃車が始まっています。

田町駅 18:**
 ↓      山手線
東京駅 18:**


最終ランナーは広島行きのぞみ85号。
いつも乗り慣れたN700系。暑い中色々ありましたが、ここまで来ればもう一安心
(まだ自宅までは700キロ以上あるのに…作者の感覚も異常?)
駅の売店でお弁当を買って乗り込みます。
「深川めし」を久しぶりに食べてみようと思いましたが、最近のTV番組で一位にランクされただけあり?
どこのブースも売り切れておりました。よって「品川名物 貝づくし」を選択します(900円)
アサリ、ハマグリ、シジミ、貝柱、あと○貝(忘れた)の5種類が入った炊き込みご飯です。
これらが全て江戸前の海で採れたものかはなはだ疑問ですが…(笑)まぁ雰囲気ということで。

東京駅  19:10
 ↓       のぞみ85号
岡山駅  22:36

東京発車後、Zの車内で「品川名物貝づくし」の包みを開く。

乗車率もほぼ100%近く、車窓も暗くなってきたので、新横浜発車以降はする事もなく、
少し眠りにつきながら、約3時間半後、岡山へ到着。行程が終了しました。

とにかく、東北地方=少しは涼しいのでは、という予想は全く通用しない猛暑。
日本の夏は年々暑くなってきますねー
そんな中、乗り鉄としては583系(寝る鉄か?)に0系やキハ52、
久しぶりの板谷峠越えに、合計1000キロ以上の新幹線移動。
撮影の面では、キハ52や583系といった原色国鉄車両を堪能できました。
最後には想い出となりそうな東京口でのブルートレイン撮影。
おいしいお肉も食べたし、地震で一部行程が危ぶまれましたが?しんどい中、今回も充実した旅となりました。
東北にはいい場所がたくさんあります。次回は鉄道以外の観光をゆっくりしてみたいですね。

皆さんも暑い時期に旅行される際は、無理のない余裕を持った計画を立てて楽しんでください。

今回も最後までご覧頂きありがとうございました。
次回「100回目のおんも」にもご期待下さい。

今回の旅行中での鉄道撮影地の詳細については、鉄道写真館のその他:南東北 をご覧下さい。

1日目に戻る                   乗車記録に戻る