乗車記録 〜100回目のおんもへ〜
          その4:バースデイきっぷで巡る青い古城 2007.9.28−29
1日目は丸亀、高知の二城を訪問。
2日目は宇和島、松山城に登城し、青い国四国の現存四城を制覇へ。


2007年9月29日(土) 天候:曇り時々晴れ

おはようございます。朝6時半に起床、窓を開けると天気予報に反して快晴、
高知城の天守閣に朝日が当たっているのが見えました。
昨夜夕食を食べた1Fのカジュアルレストランで6:45〜より朝食バイキングが食べられます。
7時前に行ってみると、年配の人達で結構賑わっていました。
バイキングのメニューは和食が中心。種類も割とあって、特に不満もなし。
焼き魚の鯖が脂が乗って美味かったです。鯖がおいしくなると秋ですねー。
お腹いっぱいにしてから、部屋に戻って身支度し直して、7時40分チェックアウト。
シンプルなビジネスホテルでしたが、大浴場やレストランもあり、駅からも近く、印象としてはまずまず。
格安なので仕事でもそれ以外でもお勧めできます。

高知駅までは徒歩10分弱の距離です。
駅前で変わりゆく駅舎と土電を少し撮影してから改札に向かいました。

(左)高架工事が進む高知駅。  (右)学生時代に訪れた時の写真。基本的な雰囲気は20年前と変わりません。

高知駅 08:18
 ↓      2001D 「しまんと1号」
窪川駅 09:22


本日1本目の乗車は中村行き「しまんと1号」。2000系の3両で入線してきました。
1号車のグリーン席に座ります。グリーンの乗客は5名程度。
高知以南の車窓は本当にのどかな南国の農村風景が中心です。須崎辺りからは左手に太平洋の
大海原を見る事もできます。坂本龍馬も見たであろう、大志を抱かせる土佐の海です。

(左)須崎駅付近。須崎港が見えます。      (右)土佐新荘−安和。かつて撮影に訪れた海岸のアーチ橋上から太平洋を望む。

パワフルな2000系による約1時間の旅で、窪川に到着。
周辺は静かな雰囲気。南国の小駅ですが、土讃線・土佐くろしお鉄道・予土線のジャンクションである
この駅は鉄道ファン、旅行趣味者であればお馴染み。
殆どの乗客が下車し、一旦改札を出た後、待合室に座って予土線の乗換待ち体制です。
作者と同じルートを辿る旅人は意外に多いようです。

(左)窪川駅舎。左奥が土佐くろしお鉄道の窪川駅。   (右)学生時代、JR発足直後に訪問した時の撮影。あしずりの交換風景。

40分ほど待ち時間がありましたが、駅前をうろうろしている間に4839Dが早めに入線してくれた事もあり、
さほど苦になりませんでした。

(左)土佐くろしお鉄道とJR四国とで2つの窪川駅舎があります。(右)駅前通り。判りにくいですが「天下茶屋食堂」何で???

窪川駅  10:01
 ↓       4839D
宇和島駅 12:06


キハ32の単行による4839Dは、約20人の乗客を乗せて定刻に発車。
重装備の三脚やカメラバッグを持った人達、家族連れ、四万十川川遊びに行くと思われる人…
殆どが旅行客です。

(左)窪川駅にて発車を待つキハ32。    (右)川奥信号所跡で予土線と土佐くろしお鉄道が分岐。

窪川を発車して、次の若井まではJR四国ではなく土佐くろしお鉄道に属しているため、持っているきっぷの
種類によっては¥200−の追加運賃が必要になる場合があります。
若井を出て長いトンネルを抜けると、旧川奥信号所。
右上の写真の通り、北に向かうはずの予土線が左に分岐し、南西の中村、宿毛方面へ向かう
土佐くろしお鉄道が右に分かれます。有名なカラクリなのでここでは書きませんよ!?

この辺りからは四万十川が車窓の友となります。「日本最後の清流」というフレーズもかなり使い古された
印象ですが、あまり手入れされていない自然な河川の姿は車窓からもよく見えます。

(左)窪川から江川崎までは四万十川が車窓の友。 (右)この地方らしい沈下橋。車窓からも幾つか見ることが出来ます。

なお、四万十川は源流から中村(現四万十市)の河口まで、途中の山地を大きく迂回するように流れるので、
窪川から予土線がどんどん山あいに入っていくのに、併走する四万十川は下流に向かって流れています。
気を付けて見ていないと気づきませんが、ちょっと不思議な光景かも知れません。

江川崎駅に到着。四万十川の車窓とはここでお別れ。乗客の半数以上が下車しました。

(左)江川崎でトイレ休憩停車(?)小さな駅舎の前にお迎えのマイクロバスが。 (右)ホームにて。南国ののどかな情景。
学生時代の同駅で撮影したもの。新製直後の伊予カラーキハ54が懐かしい。

江川崎から先も川に沿って線路が続きますが、これは四万十川支流の広見川。
流れが先ほどまでの本流とは逆に流れています。

ここから宇和島までの区間は農村風景が中心。駅ごとにポツポツと学生が乗車してきて、
宇和島到着の頃にはいつの間にか満員になっていました。

(左)江川崎から先は広見川が寄り添う。     (右)吉野生(よしのぶ)駅には変わった形の古い露天跨線橋が。


(左)宇和島駅到着。地元の学生が改札を出ていく。    (右)宇和島駅舎はホテルが隣接する駅ビルとなっていました。

今回の旅では最遠方の地点、宇和島に到着。少し曇ってきました。気温も昨日に比べると
涼しく感じます。でもこのくらいが歩くにはちょうど良い感じです。
駅前には闘牛の銅像と並んで「1号機関車」が。なぜ四国の最果てに1号機関車が?
「汽笛一声新橋を〜♪」の鉄道唱歌を作詞した大和田建樹がこの地の出身だった事に由来して
レプリカが駅前に造られたそうです。作者は知りませんでした…

以前訪れた時には、宇和島駅には「斗牛弁当」という名物駅弁があったのですが、
今は駅弁の販売は行われていない模様です。
お昼時で、何かお城で食べるものを…と探してみると、駅構内の売店で「牛鬼弁当」なるものが売られていました。
駅で売っている事ですし、これを現代の「斗牛弁当」だと勝手に解釈?し、購入。
確か¥500〜600くらいだったと思います。
これを片手に、宇和島城を目指して歩き始めました。

駅前の商店街を抜け、10分ほどでお城の登り口(城山公園)に到着します。
宇和島の街は、終着駅であり港町であり、そして城下町でもある。独特の風情がある町です。
随所に感じる最果てムードもさほど重苦しくないのは気候温暖な「青い国」だからなんでしょうか?
予想していたより遙かに立派だったアーケード商店街


〜青い国現存四城:その3 宇和島城〜

とは言え、現存十二城の中では「最果て」ムードはピカイチ。
交通アクセス面からも、特に東日本の人にとっては弘前城以上に訪問しにくいお城でしょう。
公園の門をくぐり、例に漏れず石垣の階段を一歩一歩、本丸へ登っていきます。

(左)宇和島城の城山公園。古めかしい石段を登っていきます。    (右)天守閣を見ながら食した牛鬼弁当。

5分くらいで、意外にあっさりと天守閣前に到着しました。
日も陰っていて、山の上に吹く風が心地よいです。

本丸内の腰掛けに座り、先ほど買った「牛鬼弁当」の包みを開きます。
おそらく宇和島に古くから伝わる牛鬼祭りの牛鬼に因んでいると思われる、ご飯の上に牛そぼろ、
鯛でんぶ、金糸卵…梅干し2コで目を表現していますが、ユニークなのが歯?を表している
じゃこ天。この地方の名物で、作者もお土産におやつ、おつまみに好んで食する一品です。
全体的に甘辛い味付けで、疲れていても天守閣を見ながら食がどんどん進む。グッドな一品でした。

お弁当を食べた後、天守閣をじっくりと見てみると、他の構造物と何も繋がっていない石垣の上に
三層の天守閣が聳えていて、なかなかに美しい造形をしています。
写真を1枚撮りましたが、本丸はあまり広くなく、いわゆる「引き」がないのでアングルが限られます。
道理で宇和島城天守閣の写真って殆ど↓の構図だった訳ですね(笑)

(左)小ぶりながら美しい造形の宇和島城天守閣。

いよいよ天守閣へ入ります。¥200−ナリ。

(左)現存天守閣の中。お約束の急階段。  (右)最上階。誰もいませんでした。

高台にあるので、海と山に囲まれた宇和島の町全体が見渡せます。

(左)天守閣からは宇和島湾が見晴らせる素晴らしいロケーション。

一通り見学を終えて、駅に戻る事にしました。

宇和島駅 13:48
 ↓       1064D 「宇和海14号」
松山駅  15:08


宇和島駅を見下ろせる小さな跨線橋の上から少し撮影をしてから、駅に戻りました。
作者はてっきりキハ185系に乗れると思いこんでいましたが、この区間の特急列車も既に
高速化が完了しており、2000系による運用となっていました。
「宇和海14号」は3両編成で入線。松山までは自由席を利用する事にします。宇和島発車時の乗車率は
全体で30%程度でした。

(左)折り返し「宇和海14号」となる2000系が宇和島駅に到着。   (右)ホームにて。

松山までの区間、途中に卯之町、大洲と情緒ある町が続きます。
宇和島を含む西予地区は見所に事欠かないので、次はもう少しゆっくりと訪れてみたいですね。
最近復元された大洲城。立派なお城は車窓からも良く見えます。

定刻に松山駅に到着。ホームからは広い構内と車両基地が見渡せますが、その中に国鉄色キハ58系の姿が
見えました。
松山のキハ58系も松山から高松、引田、阿波池田、多度津、今治、八幡浜…と3日ローテでの過酷な
運用をこなしています。昨日宇多津から阿波池田まで利用し、約24時間前に阿波池田で下車したクルマに
今こうして松山駅で出会う訳です。作者の行程とはほぼ反対廻りのルートを走った事になりますね。

(左)駅に隣接する松山区。昨日乗車した国鉄色キハの姿も。      (右)高知駅同様、国鉄時代の面影を残す松山駅舎。

改札を抜け、駅前の伊予鉄路面電車乗り場へ。

松山駅前駅 15:21
 ↓       伊予鉄道松山駅前線
県庁前駅  15:28


駅の観光案内所で路面電車の一日乗車券(通常¥300−)を求めようとすると、窓口氏より、
「今日は熊本市のご厚意により路面電車は無料でご乗車いただけますので」との事。
よく見ると路面電車には「9/29熊本の日」というヘッドマークが付いています。
松山と熊本って何か提携しているのかな?いずれにしてもこれはちょっとしたサプライズでした。

という訳で松山駅前から道後温泉行きの路面電車に乗り込みました。

(左)松山駅前電停。写真は北行きホーム。   (右)伊予鉄道名物?の平面軌道クロス。

松山城へ行くには大街道駅で下車するのが最寄りですが、作者はまず「撮り鉄」のため、手前の県庁前で下車。
ここは松山城と路面電車が撮影できます。
県庁前にて。松山城と愛媛県庁をバックに充分撮影可能。

もう一つ、伊予鉄道の目玉商品「坊ちゃん列車」の撮影も目的でした。
事前に調べておいたダイヤによると、15時40分頃この付近を道後温泉に向けて通過するはずなので、
お堀端の交差点カーブ付近で待ちかまえました(下の写真左)。ところが…!
推定通過時刻になっても坊ちゃん列車は現れず、次から次へやって来るのはオレンジの一般型電車ばかり。
「もしかしてウヤ…?」が頭をよぎり、ふと目を線路から離した瞬間「
ポー!」という汽笛が。
何と、一般電車2両の間に挟まれて隠れるような形で、坊ちゃん列車が走ってきていたのでした。
線路際(道ばた)でカメラを構えていながらよそ見をしていて気づいていない作者に、ウテシが気を効かして
汽笛を鳴らしてくれたのかも知れません。
しかし気づいた時は既に遅し、前アングルは間に合わず、サイド気味の後追いしか撮影できませんでした(涙)
松山城をバックに撮影できたのは怪我の功名?でしたが。あぁ痛恨。

(左)お堀端の定番撮影地で坊ちゃん列車を待ち構えるも…   (右)痛恨の後追い!でもそのお陰で松山城バックで撮影できた?

それにしても、坊ちゃん列車は初めて見ましたが、その外観、警笛の音色、そして煙突からは煙がモクモク、
パッと見には本物のSLにしか見えません。良く出来ているもんです。
(坊ちゃん列車の正体はディーゼル機関車。煙はダミーのようです)。

お目当ての獲物が通り過ぎてしまったので、撮影は終了。いよいよお城に登る事とし、再度路面電車で
大街道へ移動。そこから徒歩数分でロープウエイ乗り場へ。

県庁前駅 15:**
 ↓       伊予鉄道松山駅前線
大街道駅 15:**


〜青い国現存四城:その4 伊予松山城〜

伊予松山城はさすがに前の三城とは違う。何が違うって、城郭の規模。
城内の観光客の数も圧倒的に違います。
ロープウエイ乗り場にも列が出来ており、隣接のリフトもたくさんの人が見えました。
行きはロープウエイを利用。僅か数分で一気に標高を稼ぎ、到着します。

(左)十数年ぶりの松山城。ロープウエイは初乗り。   (右)一の門。観光客が途切れる瞬間がシャッターチャンス!

そこから更に歩き、幾つかの門をくぐって天守閣に近づいていきます。
途中休憩処や記念写真を撮る場所もあり、今回の訪問四城の中で一番観光地色を強く感じます。


伊予松山城は、城内に残る門とか櫓とか城壁とか、いわゆる建造物がたくさん残っています。
現存十二城では最も新しい部類に入るそうで、全体的に見てもかなり大きいお城と言えるのでは
ないでしょうか。

天守閣の下で¥600−を支払い、天守の構造物内へ。大天守と小天守が四角形に繋がっているのが
特徴的です。展示品もそれぞれの天守内にありました。
小天守から大天守を見るとこんな感じ。

大天守の最上階には外国人観光客を含め、老若男女さまざまな人達でいっぱい。
写真を撮るにも一苦労です。
松山の町が360度一望できる大天守からの景色が素晴らしい。天気が良ければ最高でしょう。

(左)大天守の最上階。ここは観光客が多かった!    (右)大天守最上階から東方向(道後温泉方面)を展望。

時間が許せばもっと見ていたいと思わせる巨城でした。

16時半をまわり、そろそろお城に上がってくる人も少なくなりかけた頃、リフトで下山しました。
そのまま東へ歩き、警察署前駅から路面電車で道後温泉駅へまたも短時間乗車。フリー乗降のメリットですねー。

警察署前駅 16:48
 ↓       伊予鉄道松山駅前線
道後温泉駅 16:55


全国にその名を知られる名湯、道後温泉。観光地度合いは松山城のそれ以上で、
シックな駅舎と名物のカラクリ時計が向かい合っており、駅前周辺は観光客や今夜温泉郷に宿泊する客と
思わしき人達で埋め尽くされていました。

(左)道後温泉駅ホーム側。     (右)道後温泉駅舎。人力車が通りかかりました。

さっき撮影し損ねた坊ちゃん列車を間近で見たかったのですが、構内には見あたりませんでした。

ここまで来たので、道後温泉に浸かって帰ります。
駅前から続く商店街を抜けたところに有名な佇まいの道後温泉本館があります。徒歩5分程度。

(左)愛媛の旅の超定番、道後温泉本館。土曜夕方とあって人が多い!
(右)道後温泉駅前のからくり時計。ちょうど18時となって凝ったカラクリが動く。動画で見せられないのが残念。


いわば、「巨大な日帰り湯」。入浴も色々とグレード?があるようですが、作者は一番リーズナブルな
¥400−の「神の湯:階下」をチョイス。
中に入ると人だらけでした。脱衣所は広くて余裕ありですが、浴槽と洗い場は順番待ち状態。
お湯自体はアルカリ単純泉ですが、さほどヌルヌル系という訳でもなく、さっぱりと体に染みこむ感じで
いいお湯でした。汗が流れ、疲れがサーと引く感じです。

湯上がりに、先ほど通った商店街の中で、地元特産のみかんを使ったアイスクリームやジュースを
売っているお店を発見。女性客を中心に賑わっていて、お店の前で食べている人もいます。
人気はいよかんソフトクリームのようでしたが、作者は風呂上がりで喉が渇いていたので
ジュースにしてみます。「いよかん」と「サンフルーツ」があり、新甘夏ことサンフルーツを飲んでみました
(¥250−)。
これがまたウマい!単に風呂上がりだったから?イヤイヤ、普通この手の柑橘ジュースは甘酸っぱいもの
ですが、甘みがさっぱりで頭と口の中にスカーッと広がる酸味。それでいて味が濃い!後口が良い!
マジな話、今まで飲んできたジュースの中で一番おいしかったのでは?と思わせるものでした。
その後、ご当地名物の有名な「○○ジュース」も飲み比べましたが、「うわーこりゃ普通のジュースじゃ」と
思ってしまいましたので(失礼)。サンフルーツのジュース、道後温泉に赴いた際はぜひ体験してみてください。

その後お土産を買いに別のお店に。
鯵の干物と入浴剤、お饅頭などを買い込みました。

道後温泉駅 18:12
 ↓       伊予鉄道松山駅前線
松山駅前駅 18:31


帰りの路面電車は「リトルダンサー」と呼ばれる低床の新型車でした。
動力性能と快適さは従来型の2000系や50系とは段違いで、日常で利用するならやっぱりこちらが良さそう。
旧車はかなりの「高床式」で、おじいさんおばあさんは乗降に一苦労していましたし。

松山駅   18:44
 ↓        30M「しおかぜ30号」
児島駅   21:04


当初は松山での滞在時間に余裕を見ていたので、後続の「いしづち32号」の指定を受けていたのですが、
早めの行程消化となったため、岡山に速く帰れる「しおかぜ30号」の指定をみどりの窓口で受け直し、
グリーン車の乗客となります。

既に日も暮れており、辺りは真っ暗。
車内での夕食にと駅弁を購入。松山駅と言えば伝統の「醤油めし」ですよね。

(左)「しおかぜ30号」グリーンの乗客は2名…     (右)醤油めしの包みを開く。以前見た時は掛け紙が白じゃなかったような気が?

発車後にすぐ「醤油めし」にありつきます。名前から受けるしょっぱーいイメージとは裏腹に、
非常にあっさり薄味の上品な炊き込みごはんで、その上におかずが載っています。
見た目よりボリュームがありました。
掛け紙&経木スタイルの古風な駅弁スタイルは今後も残してもらいたいものです。

今治辺りから雨が降り出しかと思うと、あっという間に本降りになってしまいました。
でも後は電車に揺られて帰るのみ。日中外を歩いている間の天気が持ってくれたのは幸運でした。
8000系リニューアル車の走りは高速かつ静か。ディーゼルの2000系の方がエンジン音が大きいせいもあってか
「頑張って速く走っているぞ」感がありますが、実際のパフォーマンスはやっぱり電車の方が遙かに上なんでしょうね
たぶん。
行程中最長乗車時間となる2時間20分、快適な走りを堪能しました。
宇多津で併結の「いしづち30号」を切り離し、瀬戸大橋を渡って児島へ定時到着。
ここで「しおかぜ」を下車。フリー乗降区間が終わりました。

児島駅  21:13
 ↓       3184M マリンライナー64号
岡山駅  21:35


岡山駅までは「マリンライナー」。いつも混んでいる印象があるこの快速列車も、7月から自由席車が
1両増車した事と、さすがにこの時間帯とあってか、車内はガラガラでした。
「しおかぜ30号」に遅れること8分、岡山駅に到着。

(左)岡山駅に着くと、さっきまで乗車していた8000系車両が停まっていました。

岡山駅  21:44
 ↓       968D
法界院駅 21:47


最終ランナーの津山線に接続があり、16番線へ行きます。968Dはキハ48×2連の運用です。
3分間の仮装「急行つやま」乗車ののち、法界院駅に到着。今回の旅も無事終了です。

今回の旅行は企画きっぷを使用したことで、運賃、料金は通常に購入に比べほぼ半額。
鉄道自体ではなく、お城巡りを目的に据えて四国を一周した事で、
改めて青い国四国が良いところだと再認識。
相変わらず急な計画でしたが、秋の気配を感じるいい旅になりました。
しかし、初日は30度近い気温でしたし、今年も秋の訪れが遅くなってきてますねー
地球温暖化の影響を年々感じます。
これからも懐かしい風景を求めて旅を続けたいと思います。
そして現存一二城の完全制覇も目指して。

今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
次回「100回目〜」にもご期待下さい。

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